2019年12月7日土曜日

義母Ⅰ

◆◆◆◆◆1話



俺が高校2年の時、父親が交通事故で他界し、残された俺と父親の再婚相手の義母の
二人だけの生活が始まった。

 他界した父親と義母は俺が小学校6年生の頃に結婚し、同時に住み慣れた俺たちの家を引き払い
新しい家へと引越して3人の生活を始めていた。

 再婚に消極的だった父親も、周囲からの強い勧めと俺のことを案じてか、遂に再婚を決断
恋愛結婚ではなかったがそこそこと言う感じだった。

 出張の多かった父親は農業関係の国の役人で年中家におらず義母は年中一人きりで
再婚も実のところ、俺を育てる目的のためのような感じだった。

 義母と言えば、街を歩いていても男なら誰でもが振り返るほどの美人で
身体全体が整っていて、義理の母親ながらしいて言えば大人のいい女と言う表現だろうか。

 身支度もしっかりしていて家に居ても素足を見たことがないほどで
衣服や天候に合わせてストッキングの色も替えるうな人だろうか。

 家にいても俺に対する遠慮からなのか、必要以上なことは口にしない
まあ、何処の家庭でも父親の再婚相手と息子の間柄なんて似たようなものだろうか。

 ただ、俺の場合は義母を母親としではなく、一人の女として最初から見ていた気がする。
まぁ、当時は中学2年生と言うこともあってか義母に馴染めず無視したりもあったが、
父親が出張になる度に義母のことを想像して自分を慰める日もあった。

 俺の前では肌も下着姿も目にすることのなかった義母だが、一度だけ彼女が風呂にはいるため
脱衣場に居ることを知らずに俺が入ったことがあった。

 彼女もまた鍵を掛け忘れていたこともあって、互いに気まずい雰囲気の中
俺の方からゴメンと言う言葉を残してその場を離れたことがあった。

 丁度、服もスカートも脱いで黒いレースのスリップ姿でパンストを脱ぎ始めたと言う感じで
長い髪の毛が前かがみで落ちたような感じだった。

 豊満なバストに括れた腰、スラリと伸びた脚が俺の脳裏に焼きついたのは仕方のないこと
中学2年生には半端じゃないほどのパンチを喰らった気がする。

 義母が出た後で、風呂に入る序に義母の使用済みの下着でと嫌らしい気持ちいっぱいの俺と、
先手必勝かよ! そう思えるほどに元気よく回る洗濯機は俺を絶望へと導いた。

 中学3年生の頃だったぁ、噂ではよく耳していたが、まさか現実に起きるなんて!
ドアに鍵も掛けずに壁を向いて必死に自分を慰めていたベットの上の俺だったが、
後ろに気配を感じて振り向くとドアの入り口に義母がいた。

 今も忘れられないあの仕草…
「うふふ♪」 右手で口元を隠して必死な俺を見て静かに笑った義母。

 あれ以来、しばらくは気まずい雰囲気の中で過ごしていたっけなぁ~
飯の時も食卓では殆ど目を合わせず、話すこともないのは年中だったが一段と俺と義母の溝は
深くて幅が広がったような感覚だったな~。

 そんな時だったなぁ…
「なぁ! アンタ何で親父と結婚なんてしたんだよ… アンタ初婚なんだろ?」
 と、突然台所に立っている義母に後ろから話かけた俺。

 すると…
「……」 無言で手を動かす義母。

 何でそんなことを聞いたのか、未だに解らない俺だが何かを話したかったような
何でもいいから言葉を交わしたかったのだろうか。

 動く度にプルプルと揺れる義母の後姿に否応なく女を感じ、シンクで動く義母の両手に
懐かしい母親を感じてと毎日が複雑怪奇極まりない日々を送っていたのは記憶している。

 高校一年生の時だったろうか、夏の暑い日に白い薄地のヒダスカートの裾が風にヒラヒラ舞う
家の中庭で洗濯物を干している義母の後姿を何気に見ていた俺。

 スカートの中に薄っすら光の加減で見えるスリップ、そして背中に見えるブラジャーの紐は
その日、俺を獣へと導いた。

 深夜の自室ベットの上で息を殺して必死に慰める俺は、目に焼きついた光景だけで
4発も発射したのを記憶している。

 自分を育ててくれている義母をオカズにありとあらゆる想像に徹し一度に4発と言う
自己記録である3発を超えたのであった。

 翌日、ヘトヘトだったのを覚えている……
そんな初心(うぶ)な俺の心にも恐ろしい言葉が根付いていた。

 犯ろうと思えばいつでも犯れる……


◆◆◆◆◆2話


 俺の親父、つまり義母の旦那が死んだのにも関わらず、涙一つ見せなかった気丈な義母、
と言うり普段の生活の中で、親父を愛している匂いを微塵も感じさせなかったのは事実だろうか。

 周囲は義母が余りのショックで実感がわいてないのだろうと無言で淡々と動き回る義母を労わったが
義母は葬式が終わるや否や、親父の遺品をダンボール箱にドンドン詰め込み物置へと入れてしまった。

 親父が死ぬまで、殆ど会話らしい会話をして来なかった俺に義母が…
「ここにあの人の残した物があるわ! 全部アナタ名義になってるから…」
 と、俺の目の前に置かれた生命保険や遺族年金に預貯金のある通帳を積み上げて行く義母。

 どうやら親父は全ての財産を俺の名義にしていたらしかったが、表情一つ変えない義母は
当然のような顔して俺に、これは何でそっちは何でと解り易く教えた。

 そして俺の中に芽生えた疑問…
「なぜ、親父は全て俺の名義にしたのだろう?」 義母を目の前にして咄嗟に浮かんだ疑問。

 すると…
「私には何一つ残してもらえなかったわ… まぁ、いっか~」 と、表情も変えない義母。

 花ひとつ飾っていない位牌の横で伏せられている親父の写真立てのある仏壇は
殺風景で到底数日まえに誰かが死んだなんて、想像出来ないほどだった。

 仏壇の正面のテーブルから退席して台所から飲み物を持ってくる義母…
黒いストッキングを履いた足首がクリーム色のスリッパに浮き上がって見えた。

 下だけ見れば喪にふしている黒いスカートなのに、上を見れば暑さの所為もあるものの
薄い生地で中のスリップが透けて見えていた。

 テーブルに前かがみになって俺の前に飲み物を置いた義母の襟元から見えた豊満な胸が
俺を威圧し、咄嗟にテーブルから後ろに下がった俺。
「ところで私はどうしたらいい? あの人も居ないし…」 と、グラスに口を付けた義母。

 俺は一瞬、耳を疑った…
「何言ってんだよ」 と、そんな顔して見せた俺。

 すると義母は…
「私に出て行って欲しいなら出て行くし、居ろと言うなら居てあげるし…」
 と、両手でグラスを抱くようにテーブルに両肘立てる義母。

 そして義母が…
「私はね、あの人と結婚してから一度も男女の関係になったことがないのよ♪
信じられないかも知れないけど、前の奥さんを愛していたのね… 
だから私は家政婦のようなものだったのかしらねぇ~♪ 
アナタは知らないだろうけど…
ベットとベットの間に間仕切り入れてたし、着替えも寝るのも全部別々だったし
一緒にするのは食事くらいでさぁ~ 結婚してから一度もなーんにもなしだった
挙句に私には一円も残してもらえず… まぁ精々、別に加入してた保険金くらいかな
それだってアナタと分けることになるんでしょうけどね…」
 と、寂しそうな表情を一瞬俺に見せたものの視線を天井に向けた義母。

 俺が…
「ここに居ればいいじゃん! 親子なんだし…」 と、困り果てて咄嗟に出た言葉。

 すると義母が…
「親子か… また家政婦するのかぁ~ そっかー!」 と、首を数回し両腕で背伸びを始めた義母。

 【数日後】

 学校から帰った俺が目にしたもの。
家の居間のソファーにうつ伏せになって両足を交互に動かす義母の姿だった。

 タンクトップと言うのだろうか、男のランニングシャツのような物を着て、陰部が見えそうなほど
短いジーンズを切ったような、ショートパンツを履いた義母の姿だった。

 雑誌を見ている義母が…
「お帰り~♪」 と、足を交互に動かして発した一言。

 俺は義母のあられもない姿に圧倒されたごとく、サッサと自室のある二階へと急いだ。
机の上に投げ捨てるように置いたカバンの音が、俺の耳に刺さった。
「何だ! あの格好は!」 と、余りの衝撃に怒りさえ覚えた俺。

 ムチムチした太ももと、押しつぶされそうな義母の胸が目に焼きついて離れない
思春期の俺は、知らずのうちに椅子に座ると股間をズボンの上からマッサージしていた。

 その日から家の中や義母は変化しはじめた。
風呂場へ通じる、へ込んだ場所にある洗濯場の天井に堂々と干してある義母の下着やストッキング、
以前は有り得ない光景だったし、脱いだら直ぐに回していた洗濯機だったのに、今や洗濯籠の中には
義母の使用済みの下着が蓋からはみ出るほどに溢れていた。

 義母の服装はまるで思春期の俺を面白がるように、ミニスカートやショートパンツに変わり
スカートの中を見ろと言わんばかりに、ソファーに腰掛けて足組をする義母だった。

 そして…
「いい加減にしろーー!」 と、薄着でテレビを見ては笑い転げる義母を怒鳴った俺。

 ソファーの上で笑い転げる義母のスカートの中は丸見えで、下着の色までハッキリとわかるほど、
どうやら着ている服の下はノーブラ、乳首がポツンと解るほどだった。

 すると…
「どーうしたのぉ? そんな大声だして~?」 と、一瞬だけ俺を見て直ぐにテレビを見始めた義母。

 テレビの前に憤慨した俺が床に胡坐をかいて座った…
「頼むよぉ、前のアンタに戻ってくれよぉ… スカートの中、丸見えにして下品に笑うの止めてくれよ!」
 と、こっちを見ている義母に少し大きな声で語りかけた俺。

 すると…
「教育上、よろしからずってかぁ~ キャッハハハ♪」 と、足をバタつかせて大笑いする義母。

 彼女は変わってしまった…
仏壇に手を合わせるために親戚が尋ねてきたときだけは、以前と同様に身支度整えて清潔感もある義母なのに
俺と二人きりの時は、まるで別人のごとく着替えなんて絶対に俺の前ではしなかった義母は
今や平気な顔して、下着姿のまま寝室から起きて来てソファに座るなりストッキングを履き服を着るまでに、
なぜ、こんな風に変わってしまったのか、義母に翻弄される俺は疲れきっていた。

 【ある日のこと】

 女なんて、所詮こんなものなのよ! アナタは女に対して夢を見ているのよ♪
男も女も大して変わらない生き物なのよ♪ まぁ、高校生だし夢をみるのは大切だけどねぇ~♪
「スリップから透けて見えるブラジャーとパンティー姿でソファに座り缶ビールを飲む義母」

 私に居て欲しくないなら! 出て行けって言えばいいのよ! アナタが言えば私は出ていくわ!
私も、もう家政婦なんてうんざりなの! このまま黙って年とっていくなんて真っ平なのよ!
「スリップ姿でソファに片足を立てて俺を睨んだ義母」

 俺を見た義母の目は鋭く俺の心に突き刺さった…
親父とは夫婦関係に無かった義母の切ない気持ちややり切れない心が俺の胸を抉った。

 俺は親父のことを恨んでいた……




◆◆◆◆◆3話



「あぁーん! 疲れたわ、こんな暑い日に何も死ななくてもいいのに!」
 と、帰るなりスーツスカート喪服姿の義母がソファにドンッと腰を下ろした。

 丁度、学校から帰った俺と数分違いで帰宅した義母は近所の葬式に出かけ戻った所だった。
上着を脱いでソファの背もたれにバサッと掛けると、黒いストッキングを履いた両足伸ばした。

 義母のすることが何でもだらしなく思えていた俺だったが、スラリと伸びた義母の脚を
何度かチラチラ見ながらエアコンのリモコン操作をしていた。

 
 すると…
「何、見てんの! 嫌らしい子ねえ!」 
 そう言うと上着を手に持って突然立ち上がり俺をジロッと睨んで寝室へ行ってしまった。

 義母の足を見たこを逆に義母にみつかり、惨めな気分で胸がいっぱいになってしまった俺は
洗面所へ急ぎ足で移動すると蛇口から水を出してジャブジャブと顔を冷やした。
『嫌らしい子ね!』 義母が俺に放った叱責の言葉が何度も脳裏に蘇った。

 嫌らしい子ね! 嫌らしい子ね! 嫌らしい子ね! 冷水で顔を洗う度に水の音に混ざって
耳からも顔からも頭の中でも洗面所を駆け巡る義母の声。

「キヤアァー! 何! 出て行って! 出て行きなさい!」 誰かが叫ぶ声が聞こえた。

「キヤァー! ドスンっ! 止めなさい! 止めなさい!」 誰かの声が微かに耳に届く。

「イヤー! 止めて! 止めてぇー! イヤァー!」 誰かが激しく叫ぶ声が聞こえる。

 俺は今何処にいるんだ? 頭の中が真っ白な靄(モヤ)で埋め尽くされていた。

 ドスンッ! 俺の腹に強い衝撃が…
バンッ! ドタドタ! ドスーンッ! 頭の中の真っ白い靄が少しずつ晴れて来る気がして
静かにマブタを明けると、俺は義母と親父の寝室だった部屋の中の壁に持たれかかり
床に尻を着いて直座りしていた。

 クラクラする頭を必死に立て直して辺りを見ると、俺の視線上に飛び込んだものは、
ベットに仰向けに寝ている義母の黒いストッキングを履いた両足のつま先だった。

 「何でこんなところに居るんだ?」 と、辺りを見回している俺。

 ヴゥゥゥゥゥ… ヴゥゥゥゥゥ… ベットの上から聞こえる義母の唸り声に気づいて
咄嗟に立ち上がると、スーツ姿のまま後ろ手に縛られ口にはガムテープが貼られていた。

 立ち上がった俺を見るなり、仰向けのままで両足をバタバタさせて激しく身体を揺らす義母。
「どうして! 何でこんなことに! 何で俺がここに居るんだ!」 と、義母を見て叫んだ俺。

「ウウゥゥゥゥ! ヴゥゥゥゥゥゥゥ!」
 顔を俺の方に向けてガムテープで塞がれた口元から激しく聞こえる義母の唸り声。

 義母の口を塞いたガムテープは親父が死んだ時に、義母が容赦なく親父の遺品を
ダンボールに詰め込むのに使ったガムテープだった。

 激しい唸り声を上げる義母の顔を見た俺だったが、何故かガムテープを外す気にはなれず、
しばらく顔を左右に振って唸る義母を冷ややかな目で見ていた。

 こんな状況なのに何故だろうと不思議な気分になっていた俺は、フッと義母の下半身へ
目をやると、義母が足をバタつかせた所為でスカートが肌蹴(はだけ)ていた。

 黒いストッキングの脚はスラリと伸びていて俺の脳裏に一言の言葉が浮かんだ…
「綺麗だ…」 義母の両脚に釘付けになった俺。

 肌蹴られたスカートから僅かに見える黒いスリップのレースの裾がストッキングと
スカートの間にフワリと舞い降りたように覆いかぶさっていた。

 そんな俺を知ってか知らずか義母は突然両脚をバタつかせた…
バタつかせる度に捲れあがるスカートにフワリフワリと中に舞う黒いスリップ。

 俺の中には微塵も嫌らしい気持ちはなく、ただただ綺麗だなぁ~ なんて綺麗なんだと
バタつかせる度に飛び込む義母の下半身に見入っていた。

 綺麗だ…
俺は吸い込まれるように仰向けに寝ている義母の真横へと身を沈めた。

 義母が突然俺のほうを見て凄まじい目で俺を睨んだ…
「何で睨んでいるのだろう…」 俺は、素直に思えた。

 俺を睨みつける義母の目を見ながら、そっと義母の額に多い被さる黒い髪の毛を
右手で静かに上へと戻しした俺は無言で義母の額に唇を寄せた。

「ヴゥゥゥゥゥゥ! ウーウーヴゥゥゥゥ!」 激しく唸り声を上げた義母。

 激しく唸り声を上げて全身で身悶えする義母の両頬にそっと両手を添えると
義母は両脚をバタつかせた。

「どうしたの?」 と、義母に問いかけた俺。

 暑いんだね? そか… 暑いんだね! そう唸り声を上げる義母に語りかけるた俺は、
義母の首の後ろに両手を回すと真珠のネックレスをそっと外した。

 真珠のネックレスを外して近くの化粧台の上にそっと腕を伸ばして置くと
黒い丸首の薄い生地の着衣、名前はなんと言うのだろうと少し考えながらも、豊満な胸を
覆い尽くす着衣の裾を目で追う。

 どうやら裾はスカートの中に入っているようだ……
黒く薄い生地の中に見えるレースの黒いスリップと、義母の豊かな胸を支えるブラジャーが
薄っすらと俺の視界に入ってきた。
「よく解らないんだよ… これ、どうやって脱がすの?」 無言の義母に小声で語る俺。

「スカートのホックを外せばこれも脱げるんだね♪ なーんだそんなことかぁー♪」
 と、義母に話しかけた俺。

 俺は義母の身体を真横にすると、後ろのスカートのホックを外してファスナーを途中まで
無言のまま降ろすと義母を元の仰向けに戻した。

 義母は何故か俺の方を見ずに真横を向いてしまった。
「どうしたの? もう直ぐ涼しくなるから…」 と、横向く義母の耳元に語りかけた俺。

 スカートのふちに両手を掛けて黒い丸首の着衣の生地を指で摘みながら上の方へと
ゆっくり、静かに引き上げると次第に義母のスリップがその表面を露にした。

 ゆっくり静かに上の方へと義母の身体を横にしたり戻したりして引き上げると
やがて、着衣は義母の豊満な胸に差し掛かった。
「ごめんよ! 悪気は無いんだ! ごめんよ!」 と、義母の胸を手の平で軽く押し付けてた。

 義母を包み込んでいた薄生地の着衣が首の辺りまで差し掛かった時だった…
「どうしたらいいんだろ… これじゃ脱げないね…」 と、横を向いて動かない義母に語った俺。

 まぁ、いっかー♪ そう横を向いてジットしている義母に話しかけた俺の目に入ったのは、
義母の白い肌にフィットするスリップとブラジャーの肩紐だった。

 俺は義母の肩紐の上に唇を静かに這わせるように数センチ行き来を繰り返した…
「ウゥ… ウゥッン… ウゥゥン…」 さっきとは違う義母の唸り声に驚いた俺。

 さっきとは確実に違う義母の唸り声を気にしながら肩紐の両側から肌の上に
何度も唇を這わせ行き来を繰り返すと義母は、俺に女の優しい唸り声を聞かせた。
「気持ちいいんだね♪ そかー♪ 気持ちいいのかー♪ よーし頑張るからね♪ それー♪」
 と、優しい唸り声を出す義母に語りかけた俺。

 肩紐の側から首筋へ、首筋から耳元へと唇を這わせると、ほのかに甘い女の匂いが
俺の鼻から脳裏へと運ばれて行った。

 突き刺さるような唸り声から、優しい唸り声に変わったことで俺は義母を喜ばせようと
必死に義母の白い肌に唇を寄せたいた。

 その瞬間だった! 義母の全身が突然ビクンッと痙攣したようになって、
驚いた俺は一瞬義母の肌から唇を離すと、自分が寄せていた唇の箇所を凝視した。
 
 義母の肌に薄っすらと残った俺の唾液を見つけた…
どうやら俺は知らずのうちに義母の肌に舌を滑らせてしまったことに気がついた。

 ジッとして動かない義母に小声で俺が語りかけた…
「そか♪ 舌を滑らせたら気持ちいいんだね♪ そかそかー♪ 解ったよ♪」

 俺は夢中で義母の肌に唇と一緒に舌を滑らせた…
肩から首、首から襟元、襟元からと順序良く嘗め回していることに気がついた。
「さて… 次はと…」 仰向けになったジッとしている義母を真上から見た俺だった。

 真上から見た俺の目に飛び込んできたのは夢にまで見た義母の豊満な胸だった。
俺は震える手で義母のスリップの肩紐を下へ降ろすとあわてることなく、
ゆっくりとブラジャーの肩紐に手を掛けた。

 突然だった…
「ヴゥゥゥゥゥゥーーー!! ア゛ァァァァー!!」 と、義母が全身を揺すった。

 義母が全身を揺すった瞬間だった! 降ろされたスリップとブラジャーがブルブルと揺れた
両胸から外れ義母の両胸は俺の目の前で露になってしまった。

 俺の目の前でプルンブルンと無造作に揺れる義母の胸は俺の脳裏に再び靄を充満させた!
気がつけば俺は無我夢中で義母の乳首に貪りついてた。

 俺に貪りつかれて、全身を大きく身悶えさせて左右に身体を揺らした義母の口から、
ガムテープが取れた瞬間、義母の口から激しく大きな女のヨガリ声が部屋を駆け巡った。

 義母の胸に無我夢中でムシャぶりつく俺は、ヨガリ声を部屋の隅々に響かせる義母の
スカートに手を掛けスルスルッと脱がしたスカートをベットの下へと放り投げた。

 片手で義母の左胸を揉み回して、右胸に唇でムシャぶり着きながら右手を義母の下半身に
忙しく滑らせていた。

 義母の右足を膝たてさせて、右手は個別の命を持ったように忙しく太ももを外から
下から内側からと滑りながら義母の肉質を確認するように、這いずり回っていた。

 全身を仰け反らせてヨガリ声を上げ続ける義母に追い詰められるよう錯覚に陥りながら
俺の手は義母からストッキングを脱がせ、そしてパンティーをも奪い取っていた。

 無我夢中だった…
俺は義母の両脚を大きく開かせると、夢中で激しく顔を埋めた。

 ガクンッ! ガクンッと腰を激しく上下させた義母の、えも言われぬほどの甘く切ない声が
俺の全身に激しく絡み付くように伝って脳裏に届いた瞬間だった。

 どれほどのじかんが経ったのだろう…
気がつくと俺は、義母の寝室のもう片方のベットに眠っていて、額には濡れタオルが掛けられ
全身から蒸し風呂にいるのかと思えるほどに汗をかいていた。

 すると…
「気がついたのね♪ 全くこの子は…」 と、隣のベットに腰を降ろして俺を覗き込む義母。

 そして…
「ホラ♪ こっちのベット見てごらんなさい♪ 全く自分が射精してることにも気づかないなんて
 いったい何回くらい射精したか覚えてないんでしょ~ まぁ、私の感だと10回ってとこかな♪
 まあ、10回も射精したら誰でも倒れるだろうけどね~♪ 若いって素晴らしいことね♪」 
 
 と、俺のタオルを引っくり返しながら笑みを浮かべた義母。

 ところが…
「何いってんだろこの人… 10回射精って… 何で俺が射精すんだい!」 と、俺の心。

 すると…
「いいよ♪ 今夜からここで一緒に寝ても♪ 」 と、ミニスカートにキャミ姿の義母。

 
 この日を境に義母と俺の溝は確実に埋まったことを実感した……
 




◆◆◆◆◆4話




『いいよ♪ 今夜からここで一緒に寝ても♪』 俺は、義母の意味不明な言葉だけが脳裏に焼きついた。

 義母はあの一件、と言っても殆ど何も覚えていない俺だったが、取り敢えずあの一件以来
俺に対する態度と言うか、振る舞いと言うかが変わってしまった気がする。

 俺に対して素直になったと言うか、従順になったと言うか俺には理解し難いことだったが
取り敢えずは一緒に居るのが苦痛ではなくなったのは事実だった。

 義母と言えば俺が学校から戻っても、以前は肌の見える衣服を着てソファーでゴロゴロだったが
今では、俺が嫌がるからと親父が生きていた頃へ元通りと言うか、スカートも膝上になったし、
肌の露出の少ない衣服になった。

 俺が義母をオカズに、隠れて自分を慰めていた頃の清潔感溢れる大人の女へとその全てを変えたが
俺に対する態度は、あの一件以来ガラリと雰囲気を変えた。

 明るく「うふふ♪」と笑う義母の笑顔が永遠に消えないで欲しいと素直に思えるほどに
その笑顔は素敵で華麗なものだった。

 4人用のダイニングテーブルを縦に端と端でしていた食事は、横へ移動しての差し向かえになり
洗濯籠からは無造作に投げ入れた義母の下着や衣類も消えた。

 そればかりか、晩飯の最中に俺の口元に着いたカレーのルーなんかすかさず真横に来ては
テッシュで食べていにも関わらずサッと拭き取る。 まるで子供の扱いだ。

 自室で宿題に追われていても、飲み物を持っては俺の部屋に入ってきて、俺の後ろから抱き着いて
俺の肩に顔を乗せては教本を除きこむ始末だ。

 もう、ここまでされると親子なんだか姉弟なんだかさっぱりと言う感じだ。
「一体何があったんだ? あの時…」 と、考え込んでしまうこともしばしばな俺だった。


 【そして数日後】


「あれ? 何でこんなとこに居るんだ?」 と、俺が起き上がって見ればそこは義母の寝室だった。

 辺りを見回して見れば二つあるベットはピッタリとくっ付けられていて、隣のベットには
毛布に抱き付くような姿勢で寝入る義母がいた。

 義母の白い太ももが黒いスリップから食み出していて両脚で毛布を挟み込んで吐息をたてていた。
「何でこんなところに居るんだろう…」 何度も俺の頭に浮かぶ言葉。

 確か昨日は10時頃に自室で眠ったはずだしトイレに起きた記憶も無いしと、記憶を辿るものの
一向に、何故ここにに対しての答えは出てこなかった。

 ただ、全身が酷い筋肉痛でベットに起き上がっているのも苦痛なほどに疲れきっていたし、
辺りを見回す頭から一向に取れない眠気が気になった。

 ボーっとする頭を気力で直立させると自分の部屋へ戻ろうと、自分の毛布を肌蹴けた瞬間だった!
「えっ? 何でだ! そんな馬鹿な!」 と、何も履いてない自分の下半身に驚いた俺。

 義母を起こさないように、そっと静かに下半身に毛布を巻き付けてベットから降りた俺は、
ドアのある義母の眠る左側の床を忍び足で移動した。

 義母のベットを通過すると化粧台があって、何気なく台の手前の木で出来た椅子を見た瞬間だった!
俺の心臓は口から飛び出るほど高鳴った。
「何で俺のパンツがここにあるんだ?!」 化粧台の椅子に置かれた俺のパンツに驚く俺。

 しかも、俺のパンツの横には義母が昨日の夜まで身に着けていた黒いパンストと白いパンティーが
無造作に置かれていた。
「てことは今は義母はノーパン?!」 俺の頭によぎった卑猥な発想。

 俺の心臓は途端にドキドキドキと再び高鳴りを見せ、俺に早くここから出るようにと即していた。
俺は俺の心臓からの命令を速やかに実行して寝室から無事に自室へと脱出した。

 主の不在だった俺のベットはヒンヤリと冷たく、布団の沈み具合から見て間違いなく俺はここで
就寝したことを物語っていた。

 じゃぁ、何で俺は下の、しかも義母の寝室に居たんだ? 素直な俺の疑問だったが、
俺は眠たい目を擦りながら学習机の横のパソコンデスクに向かうとPCを立ち上げた。

 PCに向かって1時間を過ぎた午前7時ごろだったろか、検索を繰り返した俺が目にした項目は
【夢遊病】 本人が知らない内に眠った状態で部屋を移動したり、場合に依って家を出ていたり、
場合によっては自宅から数百キロ離れた場所に居たと言う例も外国では発生している不治の病。
「何てこった! 俺の行動にピッタリじゃないか!!」 放心状態になった俺。

 じゃあ! 義母は俺の病気を知っていて、それで… 急に親切になったと言うのか!?
確か彼女は昔は看護婦してたとか聞いたことがあったが、それでかー!?
いや、待てよ! じゃー、今まで俺の病気を死んだ親父も知ってたと言うことか?!
そんなはずないだろう… いや! 何かあるはずだ… 俺は必死に検索を繰り返した。


【夢遊病にかかっているかは本人は認識していないことが殆どである】 と、検索結果を見た俺。
「ガアーーーーーーーン!!」 激しい衝撃が俺を襲った。

 どうやら、俺は夢遊病患者だったらしい…
激しい脱力感の中で、俺は探していた、他に… 他には… 俺は自分に有利な展開を求め
慌しくマウスをフル回転させていた。

 【ねぼけ】
 誰にでも起きる一種の疲れから発症し、大人から子供にまでその発症は幅広く、
放置していても害は無く、次第に完治してしまうことが報告されている。

 これだ! これに違いない! いや! 絶対に間違いない! ふふっ! 心配して損しちまった。
俺は落ち着いた気分で、最初の検索項目をモニターに被り付きで見た。

 すると、夢遊病患者は数十万人に一人いるかどうかと言う病気であり滅多に発症するものでない。
「ヤッター!」 思わず無言でガッツポーズを決めた俺。

 この街は98000人しかいない街だ! てことは俺には夢遊病は当てはまらない…
むふっふふふ♪ 俺の頭は混乱していたのだろうか、意味不明な安堵に包まれながら俺は机の横の
自分のベットにうつ伏せのまま眠ってしまった。

 そして目覚めると時計は午前10時を少し過ぎていた…
強い日差しが窓から差し込め、俺のマブタに起きろ! そう言わんばかりに攻撃を繰り返した。

 太陽に急かされるように重たいマブタを開いた瞬間、俺の脳裏を掠めた言葉…
テスト… そうだ! テストして見りゃいいんだ! そうすりゃ俺が夢遊病か解るってもんだ!

 俺は自分のグットアイデアに身を震わせた…
俺が夢遊病じゃなかったら、間違いなく俺はぶっ飛ばされるに違いない… 逆に俺が夢遊病なら。

 俺は下の階で掃除機の音を立てている義母の側へと後ろから迫った…
身体のラインの出やすい伸びる素材で出来たハウスドレスに身を包み、スラリと伸びた脚には
ショコラブラウンのストッキング、そして両脚にスリッパを履いている義母。

 俺は静かに迫って、突然後ろから義母の腰に両手を回して抱きついた…
来るぞ! むふふふふ♪ もう直ぐガツーンと一発が来る! 俺はそう思いながら義母のパンチを
動き回る義母に抱きついたままで待っていた。

 すると…
「もおぅ♪ 邪魔しないでー♪ あれだけして… ブオォォーーーン」 と、突然俺に話した義母。

 最後の方が聞こえなかったが、義母は俺をぶっ飛ばすどころか優しい声を出していた…
まるで、子供をあやす母親のように。
「どういうことなんだ! 何で飛んでこねえんだよパンチがー!」 俺に激しい不安が脳裏を過ぎる。
 
 いや! 最近は仲良しだからな! こんな程度じゃ怒らんのかも知れないと俺は…
「これでとうだー!」 と、腰に回した両手を外して義母のスカートの中に両手を入れた。

 すると…
「いい加減にしてよぉー♪ 仕事になんないでしょうー♪」
 と、俺にお構いなしでスタスタ移動し始める義母。

 なにぃー! これでも笑ってるなんて?! 不安が増大し焦る俺は遂に…
「これならどうだー!」 と、義母のスカートの中に後ろから上半身を入れた!

 薄暗いスカートの中、真正面に見える義母の白いパンティーと、それを覆うショコラブラウンの
パンストに振動するようにプルプルと揺れる義母の尻。
「いい加減にしなさ~い♪ 全くもおぅ~♪ 」
 と、言った瞬間、ボンッ! と、俺の顔を義母の豊かな尻が突然の攻撃。

 俺は義母の尻の攻撃でスカートの中から追い出されてしまった。

 床に尻餅ついて座った俺は、ガックリと肩を落とした…
それは間違いなく俺が夢遊病患者だと義母から宣告されたのと同じだったからだ。
「いくら仲良しだからってスカートに顔を入れられたら激怒するはずなのに…」 と、放心する俺。

「ホラホラ、そこに居たら邪魔よ♪ ソファーに移ってよ♪」 と、俺の両肩に手を置く義母。

 おれはフラフラしながら立ち上がると、ユラユラと自室の階段を目指して移動し、
2段目に腰を降ろすと、両手で頬杖ついて豊満な身体を震わせて掃除する義母を只管眺めていた。

 
 俺、病気なんだ……

 



◆◆◆◆◆5話
 





「おかしい…」

 明日から夏休みに入ろうかと言う時、フッと俺の頭に浮かんだのは身体のこと、
もう2週間近くだが、溜まった感が全くしていないこと。

 2週間前に義母のことを想像してオナニーしたのは記憶しているが、その後は全くと言うほど
自分を慰める行為をしていなかった。

 義母と一緒に暮らしていて、いつものなら自然に溜まったなぁと言う感覚に襲われるのにも関わらず
何故か、下半身は下着に擦れても鈍感で、まるで何発も纏めて連射したかのように鈍い。

 これも夢遊病が故の作用の一つなのか… 
だが、義母の俺に対するあの態度は完全に俺が夢遊病でしかも、重たい症状だと言ってた気がする。


【その夜】

「だめ… だめだったらぁ~ 汚れてるからぁ~ ねっ! お願いよ~ お風呂入らせて~!」
 と、風呂に行こうとした義母に寝室で抱きついてベットに押し倒そうとした俺に必死で、抵抗する義母。

 義母に本当のことを聞こう! そう思った俺は夜の10時に思い切って尋ねた義母の寝室に、
ノックもせずに入った。

「どうしたの?」 
 微笑みながら、そんな顔した義母は身体のラインの浮き出るハウスドレスと言うらしいワンピースの、
 裾を巻くり上げ、パンティーストッキングを脱ごうとしていた。

「なあ! 教えてくれ! 俺の病気! なあ! 頼むよ!」
 義母にそう言いながら近寄ったはずの俺は、義母の仕草を見るなり頭の中がパンッ! と、弾けた。

 気づけば俺は義母をベットに押し倒すべく力任せになっていた。
「キャッ! どすーん!」 義母は俺に押し倒された。

「ねぇ! お願いよぉ! お風呂に入らせて! ねっ! それからにしよ♪ ねっ!」
 と、ベットの中、俺の下で必死に抵抗して見せた義母。

 俺は義母の抵抗する仕草と、「汚れているから」と言う言葉に獣の血が煮え滾った!
頭の中が真っ白になり、自分が何をしているのかさえ解らないほどに俺は興奮していた。

「だめぇー! ねっ! お願い! 許してぇー! お願いよぉ! 許してぇー!」
 と、俺の下で必死に顔を歪め、首を左右に振る義母。

 俺は義母のドレスの裾を力任せに捲くり上げ、脱がせるべく上へ上へと押し上げて行った。
暖かい義母のパンストを履いた両脚が、俺の下半身に左右交互に絡みつき、その柔らかさを伝えた。

 ドレスは一旦、義母の豊満な胸の辺りで止まったが、俺の手は義母の下半身をストッキング越しに
撫で回し、もはや俺の手は俺の脳支配から離脱していたかののように激しく撫で回した。

 義母の豊満な胸を通り超えて義母の頭をも超え、義母の着衣は丁度背中の辺りで義母を
後ろ手に縛ったのと同じように身体の動きを封じた。

 観念したのか目を閉じて動かなくなった義母に構わす、俺は義母の身体を下着の上から
ストッキングの上からと唇を寄せて這いずりまわった。

 甘い大人の香りが俺の鼻から脳へとその魅惑(におい)を伝え同時に自分が義母の支配者のような錯覚に陥り
そして、スリップとブラジャーの肩紐を降ろした瞬間、豊満な義母の胸が露になった。

 その豊満な胸を見た瞬間だった…
「うっ! うっぅぅぅぅ!」 俺はスボンを履いたまま射精してしまった。

 獣… 俺は獣になっていた…
ズボンの中で射精したにも関わらず義母を侵略すべく両手をフル稼働させ唇を義母の乳房に、チュゥチュゥと
乳首に吸い付き舌で乳首を転がした。

 揉まれて、上下左右に複雑に弾ける義母の胸に俺は釘付けになっていた。
口に入りきるだけ乳房を頬張って口全体でムシャぶり付くと次第にジッとしていた義母は女の声を徐々に奏で
同時に全身を小刻みに揺らし始めた。

 義母の甘く切ないほどの女の声は、俺の脳裏に、俺の全身にその心地よいサウンドを伝えていた。
片手で義母のパンティーストッキングを降ろそうとすると、義母は軽く腰を上げた。

 スルスルッと気持ちいいほどに義母から離れるストッキングは、俺の指先に女性の着衣の柔らかさを伝え
そして、指先から俺の全身に女の柔らかさを伝達した。

 頬を、耳を、紅く染める義母は俺の唇にそして舌先に全身身悶えを繰り返し、柔らかな振動は俺の中に
まるでチョコレートとミルクのように溶け込んだ。

 義母の太ももは何処までも柔らかくそして、仄かに女の匂いを漂わせプルプルと揺れる尻は、俺の舌に
ピタリと吸い付いて離れることを知らないようだった。

 義母のパンティーに手を掛けた瞬間だった!
突然義母が、目を見開き震える小声で囁いた。
「お… おね… お願い… やめて… 汚れてるの… お… お願い…」
 目を潤ませ哀願する義母。

 俺は目を潤ませて哀願する義母の女の秘密を我が物にすべく、獣のように恥辱に満ちた義母のパンティーを
容赦なく剥ぎ取った。
「アァァー! イヤァァァーーー!」 激しくそして可愛らしく恥辱に満ちた義母の声が俺の獣の心を刺激した。

 初めて見る女の部分に一瞬躊躇(ちゅうちょ)したものの、獣は一途、義母の秘密へと突進した!
ツンッとする刺激臭の中に微かに広がる甘酸っぱい匂いは俺を凄まじい野獣に仕立てた。

 野獣は無我夢中で舌を義母の秘密の部分に滑らせた…
ヌルヌルした液体が俺の舌に絡みつき、鼻先を咲き乱れる密林がくすぐる。

 両手の親指を秘密の部分の横に、残り4本の指と手の平を太ももにピタリと押し当て、
義母の中から溢れでるヌルヌルした液体と中に付いている白いクリームを舌先で絡めながら舐め取る。

 塩分を含むクリームは甘酸っぱい秘密の部分の香りを一層引き立て口の中に濃厚な女の味を広げた。
ビクッン! ビクッン! と、秘密の部分に舌先が当たる都度、身体を反応させる義母。
「もう… やめて… 恥ずかしい…」 と、ベットに両脚を立てて大きく開かせられた義母。

 俺はこの時、既にズボンの中で数回を発射していた…
俺のパンツはベタベタでパンツの中では義母以上にヌルヌルし生暖かさを俺に伝えていた。

 そして、獣はベットの上で恥辱の声を上げる女を味見しながらカチャカチャとスボンのベルトを外し
何度発射したか覚えていない、ベトベトでズッシリと重たいパンツを脱いだ。

 俺はエレクトしていた…
エレクトしながらも、ドクドクと先っぽから勝手に滴り落ちる男の愛液は止まることを忘れたように
滴っては粘着しながら俺自身の根元へと静かに流れていた。

 俺は遂に、義母の両脚をクイッと両手で持ち上げ我が身を開かれた義母の両脚の中へと静かに沈めた。

 その時だった…
「ウゥゥゥゥ… ウゥゥゥゥ…」 
 顔を横にして目を閉じていた義母が啜り泣きし閉じられたマブタからキラキラ光る涙が零れ落ちた。

 
 どうしたんだ?! 思わず発せられた俺の一言だった……
 






◆◆◆◆◆6話






【記憶】

 まただ! 目覚めれば既に太陽が空に昇り、俺は義母の隣のベットで眠ってた…
眠る前の記憶を必死で辿るものの、義母の中へ身体を沈めた辺りで記憶は消えていた。

『義母の涙、そして啜り泣き』

 記憶に蘇るその部分だけが鮮明に脳裏に焼きついていた。

 
【そして】

「俺はなんてことしちまったんだ! 仮にも義理の母親だぞ! 何年も俺を育ててくれた母親に
 あんなことをするなんて馬鹿げてる! だいいち俺は病気のことを聞きにいったはずだ!
 それが何であんなことにに…」

 ゴワゴワする自分の陰毛と、衣類や下着の散乱する義母のベットを見て、自己嫌悪に陥るものの
手に残る義母の柔肌と、豊満な肉体の感触を感情交差しながら思い出す馬鹿な俺。

 恥ずかしそうに放たれた義母の『許して!』と言う一言が頭から離れない…
『汚れているの! お願いよぉー!』と言う言葉が耳から離れない…
気づけば股間の俺自身は硬く大きくなりドクドクと脈打っていた。

 義理とは言えレイプしている自分の姿を想像すると、俺自身は直ぐにその硬さを衰えさせ脈打ちは
心臓のドキドキに変わり果てていた。

 俺は自分の罪の大きさと深さに恐れおののいていた…
「どんな顔で義母に会えばいいんだ? 俺は記憶すら無いものの確実に義母を自分のものにしたはずだ」
 ベットの上、頭を両手で覆い前かがみで崩れた俺だった。

 夢遊病でならいくらか救われる… だが! 今度ののは違う!
病気で言い逃れ出来るもんじゃない… 俺は何てことしちまったんだよぉーーーー!!
「心の中で大きく叫んでいた」 何度も何度も叫んでいた俺だった。

 カタッとドアが音を立てた瞬間に俺は咄嗟にベットへと自分を沈め頭から毛布を被ってしまった。
開いたドアの向こうから大きなバスタオルで身体を覆った義母が、俺を起こすまいと静かに入って来て
チラッと俺のほうを見て、ベットに散乱している自分の服や下着を集め始めた。

 そして、集めた自分の服や下着を左手に掛けると俺の方を向いた…
「ねぇ… 起きてるんでしょう? 私ねっ、もうアナタの母親は今日で止めにするから……」
 そう言うと義母は部屋を静かに出て行ってしまった。

 
 俺は後悔していた… 被った毛布の下で何度も自らが犯した罪の重さと深さに打ちひしがれていた。

 数分経ったあたりだろうか、再びドアが開かれた…
そっと毛布の影から義母を目で追うと、義母は箪笥の中から下着を出してベットに腰掛けた。

 俺に背を向けて静かに下着を身に着けた義母の後姿が、居た堪れずに毛布の中で目を閉じた俺に
気づく様子もなく、スルスルとストッキングを身に着ける音が俺の耳に伝わった。

 目を開けると義母は黒いタイトスカートに白のブラウス、そして黒のストッキングと普段の服装で
俺をホッとさせた。

 俺の目の前から姿を消してしまう、そんな嫌な予感も義母の服装を見た瞬間、俺の中から消滅したが
どうやって、これから義母と接していいのか、どんな顔して義母の前に立てばいいのか、俺の脳裏を
グルグルと過ぎる不安の数々は、俺を追い詰めていった。

 すると…
「いつまでそんなとこに居るの? 朝食の仕度出来てるから早く起きなさい…」
 俺の方へ歩いて来て普段通りの声で俺に毛布の上から揺する義母だった。

 意外なほどに普段通りの義母の話し方に掬われた俺は、胸を撫で下ろす思いで毛布から顔を出した。
「おはよ…」 小声で義母を見ると義母はサッと視線を外し部屋を出て行った。

 毛布を避けて起き上がると、俺の部屋にあった普段着のTシャツとジーンズに白い靴下が綺麗に
折りたたまれてベットの足元に置いてあった。

 俺はいつも通りにコーヒーにトーストと卵焼き、義母もいつも通りにミルクティーだけの朝食で
なにもかもが、いつも通りに進行していっていた。

 そんな時俺が…
「さっきのことなんだけど…」 と、切り出した。

 その瞬間だった…
義母はスッと立ち上がるとティーカップを持ったまま、ダイニングテーブルの俺の前から、
居間のソファーへと移動した。

 丁度、俺の真後ろになる場所へ移動した義母だった。

 すると…
「いいでしょう、親子じゃなくても普通のルームメイトでも♪ うっふふふ♪」 突然微笑んだ義母。

 俺が後ろの義母を振り向くと、ソファーに座りティーカップを持って足組し始めていた義母の怪しい口元
真っ赤な口紅が俺の目に飛び込んできた。

 すると…
「うっふふふふ♪ 冗談よ♪ 冗談~♪ でも不思議な関係ね、私たちって♪ うっふふふふ~♪」
 俺にそう言うと義母はカップをテーブルに置くと、窓際へ移動し鉢植えのグラジオラスに見入ってしまった。

 食事を済ませた俺が席を離れ、義母の隣へと移動して突然…
「結婚しよう!」 何故か解らないが咄嗟に切り出した一言に俺自身が驚きを隠せなかった。

 義母は俺の言葉に動じることなく、聞こえなかったと言わんばかりに台所へ…
「後片付けするから…」 そういい残して移動した。

 俺なりの良心の呵責に苛まれた結果の言葉だったのだろうか…
自分で吐き出した言葉を恥じて逃げるように自分の部屋へと駆け出した俺だった。

 高校2年生のガキの放つ言葉ではなかったと、吐き出した自身の言葉が恥ずかしく思えて
ベットに蹲ってしまった俺だった。

 目を閉じれば再び現れる義母の白い柔肌と豊満な身体(にくたい)と同時に蘇るあの言葉。
『汚れているの! 許して! お願いよぉ!』 鮮明に蘇る記憶。

 そして同時に蘇る義母の一言…
『もうアナタの母親は今日で止めるから…』

 性に対する執着と同時に脳裏に現れる罪と言う一文字は、余りにも俺には大きくそして
のしかかる重圧、さらに馬鹿な俺の一言。
『結婚しよう』 恥ずかしい。

 
 学習机に向かって椅子に腰掛け横にあるPCに目をやる…
いつのまにか、PCの前にいる俺が開いて見ているものはいつものオカズ用のエロサイト。

 なのに、何故か見る気も出ずにさっさと閉じてしまう…
目を閉じればタイトスカートにブラウス姿の義母の歩く後姿が脳裏に蘇り、知らぬ間に
開いてしまうエロサイト。

 違う! 違う違う違う! 義母はこんなものに出る女達とは違う!
何を考えているんだよ! 俺はーーーー!
「知らず知らずに開いたエロサイトの女達に心で叫びながら落としたPCの電源」

 苦しい… 辛い… どうにかなっちまいそうだーーーーー!!
PCデスク、キーボードの上に両肘立てて頭を覆い髪の毛を掻き毟る俺。

 目を閉じても、開いていても壁に、天井に、窓に映る義母の姿……
胸に感じる重圧と息苦しい時間の流れ、目を閉じても開いても何処を見ても映りこむ義母の笑顔。

 笑顔から怪しい大人の女へと勝手に切り替わる映像は、俺の周りでグルグルと円を描き
そして、嫌らしく椅子に座り徐々に開かれる義母のスカートの中の暗闇が俺に獣の血を沸き立たせる。

 触れたい… 抱きしめたい… 欲しい… 欲しいーーーーー!!
気づけば居間のソファの上で、嫌がって抵抗する義母のスカートに手をいれていた!
ビリビリと音を立てて引きちぎられる黒いストッキング、弾けて飛び散るブラウスのボタン、
そして激しく振り乱れる義母の髪の毛。
「イヤッ! ヤメテッ! ヤッ! ヤッダァァー! ヤメテェ! ヤメテェェェー!!」
 
 必死に抵抗する義母と、抵抗されればされるほどに湧き上がる獣の血の滾り(たぎり)
引きちぎらんばかりに力任せに外される下着の肩紐と、必死に降ろされまいと力を込める義母の手が
握り締められる白いパンティーも、時間と共に片足だけに止まり剥ぎ取られた白いパンティー。

 激しく複雑に大きく揺れる義母の胸、そして全身の振動にも関わらず獣の舌にピタリと張り付いては
離れることの無い、イヤらしく音を立てて貪り付かれる義母の柔肌。

 泣き叫び抵抗する義母の声に歓喜して笑みを浮かべる獣は、次第に義母の中へとその身を沈めた。
「イヤアァァァァァァァーーーーーーーー!!」


 俺が気づいた時、義母は髪を振り乱しグツタリとスリップだけを残しソファに…
ブラウスはボロボロに破けスカートは床に無造作に置かれ、あちこちに飛んだブラウスのボタンと、
引き千切られたストッキングの破片、片足に残った白いパンティーと義母の両手を後ろ手に縛る、
ブラジャーの肩紐。

 
 どうしちまったんだ! 何で俺がここにいるんだ!!

 俺は一体、どうしちまったんだーーーーーーーーーーーーーーーー!!
 





◆◆◆◆◆7話






 義母に女を感じるとき抑えきれない欲望に駆られ、そして義母を辱めることで欲望を満たそうとする俺。
そして、何度も俺に無理やり犯されながらも、ここに居て俺の面倒を見てくれる義母。

 なのに、一番最後の部分だけはいつも記憶がなく目覚めれば大汗かいて熟睡している俺と、
真横で何も無かったかのように寝入る義母。

 昨日も何故、あんな酷いことを義母にしたのかどうしても解らないものの、あんなことした俺に
普通に接してくれる義母のことも次第に理解し難くなっている。

 俺は辱めを受けて涙を流して恥辱されている義母よりツンッとしていて時折、笑みを見せる義母が好きだ。
なのに、俺ときたら義母に女を感じるや否や、まるで本物の獣(けだもの)のように義母に襲い掛かる。

 思えば、俺は何度も義母と男女の行為をしているはずなのに、男女の行為をしたと言う感覚が薄く、
さらに想いを遂げたと言う男の理不尽(みがって)な達成感もない。

 一体、義母(かのじょ)はどう言う人なんだろう… 俺も確かにおかしいが、義母(かのじょ)も絶対変だと、
どうしても思えてしまう俺だった。

 昨日もそうだった、あれほど酷いことをした俺なのに昼過ぎには何事も無かったように
普通に戻っていて、買い物に出かけ戻ってきても、特別なシコリがある様子もなかった。

 夕飯の時だって…
「あの… 今日の朝のこと… ゴメン… 」 と、ダイニングテーブルの真向かいの義母に話しかけた俺。

 すると…
「あっ、うん! 気にしてないから♪」 と、軽く笑みを浮かべて返事を返した義母。

 自分が犯されたと言うのに俺のことを恨みにも思っていない様子に内心俺は何か恐怖のような物を感じた。

 そして…
「俺さぁ、アンタのこと好きなんだ… だからずっと一緒に居たい…」 俺の素直な気持ちだった。

 すると…
「ありがとう♪ 私もアナタが好きよ~♪ でなきゃ何年も一緒に居られないでしょ♪ うふふふふ♪」
 義母(かのじょ)は優しい面持ちで嬉しそうに俺に話した。

 それなのに、昨日の夜もそうだった…
深夜2時ごろだったろうか、フッと目が覚めると俺は規模のベットに寝ていて、義母は両手を後ろ手に縛られ、
俺の左側に真横になって眠っていた。

 義母の着けていたであろうパンティーは枕元に無造作に置かれ、ブラのしていない白のスリップからは、
豊満な胸が溢れていて肩紐は両方とも降ろされていた。

 俺は咄嗟に、自分の下半身を見ると、パンツを履いておらず俺自身の陰毛はカサカサになっていた。
おそらく義母と交わった時に付いた義母の愛液だと思った。

 だが、俺はここに来た覚えもなけりゃも義母と交わった記憶さえもなく、月明かりに照らされる義母の
ムッチリとした太ももだけが怪しく俺の目に伝わっていた。

 俺はまた、自分が知らない内にここに来て、義母を犯したのだと悟った。
義母の寝入る辺りを見れば一目瞭然で、無理やり犯した形跡に溢れていたし、
義母の自由を奪ったガムテープも床に転がり落ちていた。

 覚えの無い義母とのセックスの形跡は、義母に対して申し訳ないと言う気持ちで溢れていたものの
俺は、規模の履いていたであろう、パンティーを持ったままトイレに移動した。

 二階の自室に戻ろうかどうか迷ったものの、義母が心配になってそのまま静かに義母の部屋へと、
入っていった時、義母が後ろ手に縛られたままで寝返りを打った。

 義母の陰部が月明かりに照らされて見えた一瞬の出来事だった…
俺の心に悪魔が宿った…
「さっきもしたんならもう一度、しても…」

 そう思った瞬間、俺は縛られている義母の真上に覆い被さると、寝入っている義母の胸にムシャブリ付いた!
その時だった、それに気が付いた義母が突然大声で叫んだ!
「ヤメテー! よしなさい!」 と、叫んで抵抗した義母。

 そして俺は義母に言った!
「俺! 何も覚えてないけど、アンタとセックスしたんだろう! だったらもう一度してもいいんだろう!」
 そう義母に言い放つと再び義母の胸に掴みかかり隣の乳首に貪り付いた!

 義母の乳房は女の甘い香りと味を漂わせていた…
「ヤメテー! ヤメなさい! 嫌いになっちゃう! アナタとアイツは違うのよ! 離れなさい!」
 と、意味不明なことを叫ぶ義母。

 必死に身悶えして抵抗する義母は突然泣きだしてしまった…
「うっ、うぅぅぅぅぅぅ」 声を出して泣いている義母。

 驚いた俺は義母から離れてベットの上に立ち膝したまま「何でだよー! 何で今はだめなんだよ!」
両手を縛られて真横になった義母は大声を出して泣き続けた。

 
 俺は訳も解らずに泣き続ける義母からテープを取って、義母を自由にした。
「アイツ! アイツなのよ! アイツが私を無理やり犯すのよ!」 義母は両手でベットを叩いた。

 泣きながらベットを激しく叩いた義母は…
「私を犯しているのは、アナタに乗り移ったアナタのお父さんよ! アイツは自分の欲求を満たすために
 何も知らないアナタに憑依して、嫌がる私を無理やりに… アナタにには何も罪は無いわ!
 だから、アナタには普通に接していたのよー!! でも、でも、アナタまでが私を無理やりなんて!」
 
 俺は義母から信じられないような話を朝まで聞かされた…
義母の話しを自分の体験した不思議な出来事に重ね合わせることで、全ての謎が解けた気がした。

 そして今、俺と義母は近くの寺へと足を運び事情を話そうと住職の目を見た瞬間だった。
「あいや、言葉にせんでも話の趣旨は解りました、ホラそこにアンタの御父さんが来ておられる…」
 と、並んで座る俺と義母を交互に見ながら俺の真横を指さした住職。

 住職が俺の真横に、笑みを浮かべて何かを口の中をモゴモゴさせて話していたようだった。
すると、突然立ち上がった住職が、そかそかと相槌を何度かしたと思うと、突然片手を振り上げた。
「南無妙法蓮華経… ゴニョゴニョゴニョ… エエーイィッ!!」 大きく経を唱えて叫んだ住職。

 すると、一瞬の出来事だった…
俺の横に人の気配を感じて、チラッと左を見ると、そこには透けている父親が正座して座っていた。

 父親は俺の顔を見ると、満面の笑みを浮かべ、うんうんと軽く頷いて見せた。
立ち上がった父親はも並んで座る俺と義母の前に来ると、俺たちの目の前にいる住職ょ背中にした、
俺と義母を交互に見回して語り掛けた。


【俺の死んだ親父は…】

 ワシはお前たちが惚れ合っていることは気付いていたんだが、ワシを忘れているような気がして
お前の身体を拝借して、思い出してもらおうと彼女に近づいたんだ。

 ところが、彼女の心には既にワシではなく、お前が深く刻まれていることに気が付いて、
ワシは年甲斐もなく焼餅を焼いてしまったようだ。

 ワシは生前、彼女に男として何もしてやれんかった… 仕事に追われ家で寛ぐことも出来ずに、
そしてワシより先に死んだ、お前を生んだ母さんに対しても申し訳ない気持ちもあって、
再婚はしたものの、彼女には本当に申し訳ないことをしたと思っている。

 息子がおまえをに惚れていることは、お前(義母)自身も気付いていたはずだし、
さぞ、お前(義母)も辛かったろうとも思っておった。

 そうは言うものの、一度もお前に手を付けずに死んだこともワシの心残りになってな、 
息子に憑依してお前を抱いたものの、何度抱いても自分の身体ではないから、満足出来なかった。

 そうしている間に、ドンドン息子の心が病んでいくことを知って、昨日で最後とばかりに
お前(義母)を抱いたんだが、この息子が急に昨日、色気づきおって、まぁ~そういうことだ。

 ○○よ! 勝手にお前の身体を使ったりしてすまんかったな!
○○よ! もう息子に憑依したりせんから安心して暮らせ!

 それと、お前が欲しいと言うなら、彼女さえよければワシはお前たち二人を認めるから。
遠慮するな! 先に行ってる母さんとも話したが、本人さえ良ければ認めるというてたしな。

 まぁ! 迷惑かけた罪滅ぼしだな♪ あっはははははは♪
あぁ、そうそう、ワシの荷物に赤い箱があるから開けてみるといい♪

 親父はそう言うと俺たち二人に頭を下げると、スゥーッと後ろの住職に吸い込まれるように消えた。

 すると何処からか…
「お前たちの結婚は認めるから幸せに暮らせ♪ 達者でなぁー♪ あーっはははは♪ あーっはははは♪」

 俺たちは不思議な体験をして寺を後にした…

 寺の境内をから外に出ようとした時、心が晴れやかになった俺が…
「これからも宜しくお願いします♪ お義母さん♪」と、生まれて初めて呼んだ俺。 

 すると…
「ちょっとぉ~♪ 勘弁してよぉ~♪ 名前でいいよ! 名前で! うっふふふふ~♪」 と、彼女。

 そして…
「だめだめ♪ 結婚するまでは、お義母さんって呼び続けるからな! お義母さん♪」と、俺。


「全くもおぅ! この子ったらぁ~♪ じゃあ結婚するまではキスも無しだからね♪」
 と、俺の肩に寄りかかりながら微笑む彼女。


 えぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!


 俺たちは2年後、結婚した。


 完了

義母【Ⅱ】

 義母【Ⅱ】



 ◆◆◆◆◆1話





「アンタ、運がねえよな~ 親父と再婚してたった3年で未亡人だもんな~」

 俺は3年前に親父と再婚した30代の義母と家の仏壇の前で、そう切り出した…

 中学3年の終わりごろに、再婚したいと切り出した親父の目は真剣そのもので、
卒業し高校へ進学する俺を案じて、親戚たちが親父に縁談を持って来たのが始まりだった。

 俺の実母が亡くなって5年以上が経過し、俺の身の回りの世話をしてくれていた
親父の妹である、叔母さんも身体の不調を訴えるようになり、毎日来てくれていたものの
週数回から、週一回に変わった頃に飛び込んできた親父への縁談だった。

 子供のいない叔母さんは、俺を実の子以上に面倒を見てくれていたが、毎日通うことで
叔母さんと旦那さんの仲は冷めていったらしかった。

 加えて俺の中学の卒業と、高校進学のこともあって親戚達が動き回っての親父の再婚に発展した。
親父自身は再婚したいとの考えはなかったようだったが、一人息子の俺のためにと言う具合だった。

 親父の仕事は貿易関係の仕事で、会社を経営していて一ヶ月に会えても精々、2回程度で
年中外国を飛び回っていた。

 だから、実母が亡くなってからは俺は叔母さんに育てられたと言っても過言ではないし
実際に俺は叔母さんのことを、お母さんと呼んでいた。

 叔母さんが親父の兄妹じゃなかったら… なんて馬鹿なことを俺は何度も考えていたし、
叔母さんがずっと、一緒にいてくれたらなぁ~ なんて常々思ってもいた。

 その叔母さんも体調不良でこれなくなって、親戚達が大慌てして親父の再婚相手を探した結果
子供の産めない身体だと言うことで結婚を諦めている女性が居たらしく、子供を産めなくても良いと言う
親父の条件に一致した格好での結婚だった。

 その親父も、俺が高校二年のつい此間、外国の飛行機事故で他界してしまった。
葬式も終わり父親が残してくれた家には母親なんて呼べる年齢ではない義母と俺の二人だけが残った。

 とは言うものの、月に一度か二度程度しか帰ってこない親父だったから、特別今までとは何も変わらず
親父が死んだと言う実感は正直なところ、俺には無かった。

 喪服スカートで、仏壇の前のテーブルに凭れ掛かり脚を崩して女座りする義母の、
黒いストッキングを履いた脚が、義母の横側に座る俺から見えている。

 母親とは呼べないが、彼女と言う表現も少し無理があると言うかなのだが、義母は誰もが羨むほどの
美人で身体も整っていて、親父には勿体無いほどの女性だった。

 不謹慎だと非難されるかも知れないが、正直言って全身黒尽くめの義母は妙に色っぽく、
葬式中に義母のアラレモナイ姿を想像して、一発抜いてしまった俺だった。

 だが、正直言って親父には申し訳ないが、俺は親父の亡き後は義母と暮らす意思は全くなく、
この際ここを出て行って欲しいとさえ思っていた。

 親父の会社は順調で、副社長が代行しているし行く行くは親父から受け継いだ株を持っている
俺が大株主として社長に納まることが約束されているし、この大きな屋敷にも家政婦が二人いて
十分に生きていける環境は整っている。

 だから、義母には出ていってもらいたいと言うのが俺の意思なのだが、流石に親父が死んで
一週間もしないうちに、出ていけとはいえないから、それとなく遠まわしに義母を即す俺だった。

 義母はと言うと、塞ぎこんでしまい俺の声など耳に入っていない様子で、心ここに在らずと言うか
ほとんど俺とは親父の死後は話していない。

 今も偶然、仏間にきたらここに義母が居たと言う具合で、着替えもしていない義母を少しだけ
案じてもいた俺だった。

 話しかけても応答の無いほどに義母にとってはショックな出来事だったのだろうか、
結婚して3年とは言え、月に2回しか帰ってこない義母と親父の間に愛情が芽生えたとは到底思えない。

 では何で結婚したのかと言えば、ソコソコある親父の財産と言う見方も親戚たちにはあるようで、
俺としては金銭云々と言う見方は一切していないと言うところだ。


 【そして数週間が経過した…】


 相変わらず話かけても窓の外をジーッと遠くを見るように動かない義母は、俺の存在にも気付いておらず
花柄のワンピースの裾から白いスリップが見えているのに、それすらも解らずに動かない義母。

 家政婦さんたちにきいても、殆ど食事には手を付けずにお茶だけを飲んでいると言うし、
そろそろ心配にもなってきたのは事実だ。

 亭主が死んで弱り果てた女房が跡を追うように病死なんてのはよく聞く話しだし、
ここで死なれてもなぁ~ と言うほどに俺は冷たいのだろうか。

 弁護士も介入しての遺産分与の話にも応じようとしない義母は一体全体何を考えているのか、
まさか、月2回しか帰って来なかった親父を愛していたなんてことも考えられない訳でもないし、
普段から余り口を聞くことの無かった俺が急に、アレヤコレヤ話しかけるのも妙だし。

 まぁ、正直なところ最近では義母がここに居ても別にいっかぁ~♪
なんて思うようにもなっている自分にも驚いている。

 それにしても、義母の黒スーツスカート姿はなんとも魅力的だったなぁ~♪
 

 


◆◆◆◆◆2話





「話があるんだ!」 ある日の夕方過ぎに義母の部屋を訪ねた俺だった。

 義母は親父と月2回だけ過ごした部屋で寝泊りをしている。
月2回、3年間だけとは言え、親父の妻であることには間違いも無いが、帰ってくる事も無い
親父と過ごした寝室だけは家政婦達にも掃除はさせていない。

 ワイン色の大き目の扉が内側に開くと、15畳ほどの部屋の中が見えた…
絞られた薄暗い部屋の明かりは、俺に全てを見られまいとする義母の意思表示だろうか。

 壁一面が親父の好きなワインレット色に染まり、所々に黒系も混じりタダでさえ薄暗い照明を
吸い取って暗さを増していた。

 入り口の前に無言で立ち尽くす義母は俺と目を合わせようとせず…
「何の用?」 と、小声で一言呟いた。

 俺より15センチほど低い義母の背丈は160センチ弱くらいだろうか…
「中に入らせてくれないかな…」 義母の声に合わせる様に呟く俺。

 タイトスカートにクリーム色のブラウス姿の義母は俺を入れたくないとばかりに…
「ごめんなさい…」 と、静かにドアを閉めようとした。

 俺は咄嗟にドアを押さえて、義母に言った…
「ちゃんと話し合おうよ…」

 無言でドアノブから手を離した義母はクルッと室内のほうを向くと、入り口横のソファーに腰掛け、
俺の来るのを待つようにジッと俺を見つめていた。

 初めて入る親父と義母の寝室だった…
親父が何処からか手にいれたであろう、厚物のワインレットに唐草模様を施したカーテンが、
部屋の中央の天井から真ん中分けするように飾られていて、絨毯はアラビアンナイトの
空飛ぶ魔法の絨毯みたいなのが床一面に敷かれていた。

 壁に一定間隔で掛けられた外国の悪魔避けのような無数の面が薄気味悪さを漂わせ、
棚には何処かの部族と呼ばれる人たちの木彫りの人形が並べられていた。

 奥の方には白い薄手のカーテンが二重か三重に天井から降ろされ義母と親父のベットだろうか、
セミダブルが二つ並んでいるのが見えた。

 木で出来たワインレット色の洋風の洋服ダンスが暗さを増していた。
俺をジーッと見つめる義母の前にある、厚木で出来た一枚物のワインレット色のテーブルの、
手前の椅子に義母と差し向かうように腰を掛けた。
「話しってのは他でもないんだけどさ、これからどうするの?」 と、両手を膝に乗せた俺。

 タイトスカートから伸びるブラウン系のストッキングを履いた下方の脚がスッと組まれて、
立てた脚の膝に両手を絡めて置いた義母。

「ここはアンタの家でもあるし別に居てもいいけど、財産分与の話しにも応じてさぁ~」
 と、重たい空気の中で義母から目を反らしながら話した俺。

 少し前のめりで膝に膝に置いた両手を離すと、背凭れにスッと凭れ掛った義母が…
「アナタはどうして欲しいの? 私に出て行って欲しいの?」 と、ため息交じりで話した義母。

「嫌な言い方するけどさぁ~ 俺はアンタを母親なんて思っていないし、3年前に親父が連れてきたから
 親父の気持ちを壊してもって思って親父とアンタの結婚を認めただけだから…」
 と、俺の両膝から両手を下ろして背凭れに軽くよりかかった。

「そうね、家事も何もかも家政婦さんがやってくれていて、私は何もすることもなく月に二回戻る
 お父さんをアナタと一緒に出迎えていただけたものね…」
 と、俺を見つめる義母。

「て言うかさぁ、親父とアンタは夫婦だったんだろうど、俺とは何の関係も無いわけだし
 親父が死んだ以上は一緒に居ても仕方ないと思うんだよ。 生意気な言い方だけどさぁ~ アンタなんか
 まだまだイケてるって言うか美人だし再婚とかも出来るだろ? ここに居て親父の魂を慰めるなんて
 そんな時代遅れしてても仕方ないと思うんだよ…」 と、チラチラ義母と目を合わせながら話す俺。

「へぇー うふふふふ♪ そっかぁー♪ 私って美人だったのかぁ~♪ うっふふふふ~♪」
 と、俺の話しに突然、笑みを浮かべて重い空気を和らげた義母。

 義母がこの家に来て初めて見た笑顔だった…
「だから死んだ親父なんか放っといて別の生き方探したらどうかって思ってるんだよ」
 と、義母の突然の笑みに流れを失ったように話しを続けた俺。

「そっかぁ~♪ アナタから見たら~♪ うふっ♪ そうだよねぇ~♪ 私は普通の女なんだぁ~♪
 そうだよねぇ~ お父さんが生きてて初めて義理の母親だったけど今は、ただの女だよねぇ…」
 と、笑みながら話していて最後の方でガクッとテンションの落ちた義母。

「私も40歳までは相当年数もあるし、そうだよなー♪ 再婚かぁ~♪」
 と、微笑みながらも寂しそうな目をしていた義母。

 そんな義母を見ていて俺は何だか自分がとても嫌な奴のように思え始めていた。
「いや… そんな… 女としてアンタを見てたわけじゃないけど… でも…」
 と、突然うろたえてしまった俺。

「でも、何?」 と、真剣な視線を俺に向けて脚を組み替えた義母。
 
 義母が脚を組み替えた瞬間、一瞬チラッと義母の脚を見てしまった俺に…
「ちょっと、何処見てるのぉ~♪ 気になるの? 私の脚が♪」
 と、顔は笑っていながら目は真剣な義母。

 その時だった…
「仕方ないだろう! アンタ見たいな美人を目の前にしたら誰だって! 誰だって!」
 と、俺は追い詰められたように咄嗟に思ったことを口に出してしまった。

「そっかぁ~ 私はアナタにとってはタダの女なんだ…」 と、下を向いてしまった義母。

「そうじゃないって! 違うって! アンタは義理の母親だけど母親とは違ってて、女だけど
 女じゃなくて! だけど女であって!」 と、シドロモドロになってしまった俺。

「出て行って!! 話はこれでお仕舞い!! 出て行って!!」
 突然、声を荒げて立ち上がった義母。

 義母の出て行けコールに渋々と立ち上がると、方肘を掴まれてドアのほうへと俺は引き摺られた…
「ちょっと待って! 何でそんなに怒るんだよ! 話にならないだろ!」
 と、強い力で引き摺られながら義母に話しかけた俺。

「義理とは言え母親に女を見るような人と話す時間は必要ないわ!」
 と、立ち止まってドアの前で俺に強い口調で怒鳴った義母。

 俺は必死で自分の発言を誤魔化そうとしていたが、激怒する義母は止められず…
「アンタが好きなんだー!!」 と、俺は咄嗟に義母を抱きしめてしまった。

「何っ! 俺は何を言ってんだ!」 と、義母を抱きしめながら発言に驚いた俺。

 義母は俺に抱きしめられたまま衝撃の余りか固まってしまった。
抱きしめた義母の豊満な胸から俺に伝わる義母の心音と、俺の高鳴る心音が重なった瞬間だった。

 どれほどのだろうか、時間が止まっていたような気がし固まったまま動かない義母と、
同じく身体が硬直したように動けずにいる俺。
「どうしよう! 何てことをしちまったんだ! 俺はバカ野郎だー!」 激しい後悔の念の俺。

 俺は考えていた、途切れ途切れの脳波を結びつけるように…
「普通はこの後は彼女を押し倒して… いかん! 親父の女房だぞ! 何を考えてるんだ!
 だけど、どうすんだよ! この後! どうしよう……」 切ない俺だった。

 すると…
「バシッ!」 突然、俺から離れた義母が冷たい目で俺を見上げると俺の頬を平手打ちした!

 俺は動けないまま、身体を押されるようにドアから廊下へ押し出されてしまったが、
義母の目は涙が滲んでいたように思えた。

 自分の部屋へ辿りつくものの俺に残る義母の胸の感触が忘れられずに、その夜はモンモンとして
眠れぬ一夜を過ごしてしまった。

 あれ以来、俺はおかしくなったらしい。
家に居ても自室の窓から庭にいる義母を目で追うようになり、居ないと不安な気持ちにさえなった。

 まるで、初恋をしてしまった中学生のような気分だった。
義母とは言うと、何事もなかったかのよに至って普通で、義母をドキドキしながら探し回る俺とは大違いだ。

 そして、俺はとんでも無い行動していた自分に、恐怖を覚えた。
家政婦さんたちが、洗濯する前に洗濯室に忍び込んで、こともあろうに義母の使用済みパンティーを鷲掴みし、
逃げるように自室に立ち戻ると、使用済みパンティーを鼻に当てて、自分を慰めてしまった。

 終わった後に大津波のように襲って来た、自己嫌悪と罪悪感が俺の心臓を爆発寸前へと追い詰めた。
こっそりと、洗濯室に忍び込んでそっと戻した義母の使用済みパンティーは何か悲しげだった。

 甘酸っぱい切ないの大人の女の匂いは、義母の胸の感触とともに何度も俺を悪の道へと、
引きずり込んでは、男の本能に火を点けた。

 義母の下着やストッキングで顔を覆いながらベットの中で只管、自分を慰める哀れな男に
成り下がった自分が惨めだとは気付いていながらも延々と悪行を繰返していた。

 そんなある日のこと、日曜の朝だと言うのに自室のドアの向うの廊下でバタバタと走り回る音が聞こえ
その足音はドアの前でピタリと止まった。
「コンコン、コンコン…」 誰かが俺の部屋のドアをノックした。

「ふあぁ~い…」
 家政婦さんが洗濯物でも取りに来たのか、にしては随分早いな、なんて思いながらドアを開ける俺。

「ドオォン!」 突然無言で入って来た義母は真っ直ぐに俺のベットへ突き進んだ!

「ヤバい!」 寝起きでボーッとしている俺は心の中で叫んだ!!!

 義母は俺のベットに近づくと勢いよく、布団を大きくはぐった!
「やっぱり!!」 低い声を出して両手に拳を握り全身を震わせて仁王立ちしている義母。

 ベットから出て来た、義母の使用済み下着ワンセットとパンストが白いシーツに佇んでいた。
義母は震える手の指で下着やパンストの端っこを摘むと、無言で俺を睨みつけ目を吊り上げた。

 そしてドアから出て行く瞬間だった…
「変態!」 と、ポツリと一言、義母の声は低くそして震えていた。


 俺はこの日から義母から逃げるように屋敷の中で身を潜めていた……






◆◆◆◆◆3話






 あれ以来、俺は食事のときでさえ義母と時間をずらし義母のいるところへは近づかないように、
階段の上り下りでさえ確認に確認を重ね、まるで泥棒のように忍び足して暮らしている。

 元はと言えば、俺が悪いのだが義母にしたら…
「あの子、私の使用済みパンティーの匂い嗅いだり舐めたりしてオナニーしてるんだわ…」
 なんて~ 絶対に思ってるだろうし。

 実際にその通りだ出し、俺としては申し開きの出来ない状況なのは間違いない。
とは言え、自分の家でコソコソするのも限界を感じているし、開き直っちまおう!
なんて思うものの、家政婦さんたちにパラされたらと思うと気が気ではない。

 そして今も、こうして辺りを見回しながら階段を降りているところだった…
「ねえっ! いつまでそうやってコソコソしてるつもりなのっ!!」 突然後ろからの声。
 ギクッ! とはこのことだ… 後ろに義母を感じた俺。

「い… いや、別にコソコソなんて…」 と、一気に後ろを振り返らずに階段を降りた俺。

「どすんっ!! 痛てっ!」 足が縺れて床に転んでしまった俺。

 すると…
「いつまでもコソコソされると気分悪いんだけど!」 顔を上げると義母は真ん前にいた。

 身体のラインが完全クッキリと解る伸び縮みする素材で出来た、黒いミニのワンピースに身を包み
黒いストッキングがその脚を覆い階段を降りた衝撃で太ももがプルプルと揺れていた義母。

 俺の前に仁王立ちした義母は俺を見下し強い口調で言い放った…
「好きなんでしょ! 黒いストッキング!」 両手を腰に当てて俺を見る義母。

 そう言われた俺が…
「い… いや… そんなことは!」 と、床に尻餅ついた状態で義母の視線をかわし床ほ見る俺。

 すると…
「お父さんの通夜の時も葬式の時も、チラチラ私の脚を見てたわよねぇ~! 知ってるわ!」
 と、俺を咎めるような口調の義母。

「まぁ、健康な高校二年生の男子だから~ 女に興味があって当たり前だけどね、下着とか
 匂い嗅いだりベチョベチョになるまで舐められたりする女の側の気持ちにもなって欲しいわ!」
 と、腕組みして俺を咎める義母。

「アナタのしたことは間接的なレイプと同じなのよ! 犯罪なのよ! 下着泥棒はねっ!」
 と、今度は両膝に両手を乗せて床に座る俺を屈んで覗き込む義母。

 そんな義母の態度に俺が反論した…
「何を偉そうに言ってんだよ! 母親らしいことなんか何もして来なかったくせに!
 親父の財産だけ、まんまとせしめといてよぉ! パンツの一枚がどうしたってんだよ!
 グダグタ煩せえ女だなぁ~ まったく!」 と、心にも無いことを言って開き直った俺だった。

 すると…
「そう! 解ったわ! じゃぁ、このこと家政婦さんたちにも言うわね!」
 と、再び腰に両手を当てて仁王立ちした義母。

 俺は立ち上がって義母の顔を見た瞬間、とんでもないことをしでかしてしまった。
「きゃぁー! なにするの!」 と、言ってスカートを抑えた義母。

 俺は立ち上がりざまに義母のスカートの裾を思い切り捲り上げて義母の前をすり抜けた…
「待ちなさい! アンタって子は!」 屈んでスカートの裾をを直しながら俺を見上げた義母。

 更に俺は心にも無いことを義母に浴びせた…
「何を今更隠してんだよ! アンタはアソコの匂いも味も俺に知られたくせに! うっほほーい♪」
 と、裾を直して立ち上がろうとした義母を小ばかにするように大笑いして見せた。

 義母は俺の一言で頬を紅く染め恥じらいを見せた瞬間だった…
「バシンッ!」 おもいっきり義母は俺の頬を平手打ちして走って俺の前から姿を消した。

 俺はまたまた、義母を怒らせてしまったことを後悔していた。
「素直に謝ればいいのに、俺って奴は…」 打たれた頬を手で押さえて再び二階の自室へ戻った俺。

 だが、これでもうコソコソしなくても済むなー そう思った時にもしかしたら義母は態と俺に
近づいてきたのかもと、思えてしかたなかった。

 義母の言うとおり女がパンツを自由にされると言うことは、女の立場になって考えると、
自由にされた側からは絶対に、来辛いはずなのに義母は自分から声をかけてきた。

 俺がコソコソするのを止めさせるために…
自分が恐ろしく子供だと言うことに今更、気付いて意気消沈してしまった俺だった。

 そしてその夜、俺は再び義母の部屋を訪ねた…
「ごめん… 俺が悪かったよ… もう下着泥棒はしないから… 本当にごめん…」
 部屋に入れてもらえなかった俺はドアの向うにいる義母にドア越しに謝った。

 すると…
「もうすぐ夏休みでしょぉ♪ 海にでも遊びにいっちゃおうか~♪」
 と、ドアの向うから明るい声で俺に語りかけてきた義母。

 そして俺が…
「うん♪ イクイク♪」 と、義母に返事してドアの前から静かに自室へと戻った。

【その夜からだった… 俺と義母の溝が埋まって行ったと感じるようになったのは】


 そして夏休みに入って数日後…
運転手付きのマイクロバスをチャーターして家政婦さんたちを連れて、高速道路を走ること数時間、
生まれて初めて義母と行動を共にした俺だった。

 ギンギンに俺たちを攻撃する夏の太陽の所為で、すっかり俺たちは夏気分に浸り、
水着に着替えた家政婦さんたちも、大はしゃぎで波打ち際で海と戯れ歓声を上げていた。

 焼けるような砂は時折吹き付ける浜風に、更に潮(しお)の香りを重ねて砂に腰を降ろす
俺と義母にその濃厚な海を感じさせていた。

 素足にサンダル、ショートパンツ姿の義母を見るたびに何故か俺の心はときめいていた。
海辺ではしゃぐ家政婦さんたちを見ながら、砂の上の義母の左手にそっと俺の右手を重ねた。

 気付かないフリして浜辺に見入る義母が立ち上がった!
「さぁ~てぇ~ 私たちも行こうか♪」 微笑んで立ち上がる義母は俺の手をしっかりと握り締めていた。

 海辺を目指した俺と義母に焼餅を焼いたのか、太陽は更に熱く燃えていた……

 太陽の陽射し以上に義母と繋いだ俺の手は熱かった……






◆◆◆◆◆4話






「最近さあ、奥様と○○君、とっても仲良しって感じになってきたわね~♪」 と、家政婦A
「そうそう♪ 旦那様が生きてた頃はあり得ないことよねぇ~♪」 と、家政婦B
「なんか親子って言うより仲良しの姉弟って感じでさぁ~♪」 と、家政婦A
「前は空気が重々しかったけど♪ 今は私たちまで二人の影響で明るくなったよね♪」 と、家政婦B
「たださぁ~ なんかねぇ…」 と、家政婦A

 台所の手前にある冷蔵庫へ冷たい物を取りに行くと、台所の方から楽しげな会話が聞こえてきて、
ついつい聞き入ってしまった俺は、嬉しくなって足取り軽く自室へと戻った。

 あの、海の一件で確かに俺と義母は見違えるほど、仲良しになったし、義母も暗闇から飛び出した、
そんな風に確かに見えていた。

 最近じゃ、買い物の御供としても声をかけてくれる義母は明るく、俺に対しては
以前と比べ物にならないほど、親切と言うか優しいというか。

 車からおりても、どちらかと言うと義母の方から俺と手を繋ぐことが多く、
義母の行きつけのブティックの店員たちも最初の頃は、義母の弟と間違えたほどだった。

 買い物の帰りは決まって立ち寄る少し大きめの池を中心にした公園があって、
駐車場に車を止めると、決まって義母は俺と手を繋いで、池の畔へと足を伸ばした。

 なんでも、この街に来て一番最初に気に入った場所だと言う義母の目は、
池を見ていると言うりも何処か遠くを見ていると言う気がしてならなかった。

 サラサラと迎え風が義母の髪を靡かせ、横に居る俺に大人の女を漂わせていた…
「ねぇ、何て呼べばいい?」 義母の横にシャガんで義母を見上げる俺。

 えっ? と言う顔した義母に俺が再び…
「だからー 何て呼べばいいんだよー 今更、御義母(おかあさん)もないだろ…」

 すると…
「名前は… マズイわね家政婦さんたちの手前もあるし… 苗字だって同じだし~♪ どうしよう…」
 と、俯く義母。

「ねぇ、叔母さんのことは何て呼んでたの?」 俺と並ぶようにシャガみこんだ義母。

「最初の頃は、叔母さんで~ 次がお母さんで~ 最後はママだったかな~ お母さんは死んだ俺の実母だから、
 お母さんと言う呼び方は止めましょうって叔母さんが言ってきたから…」 と、記憶を辿る俺。

「よし! じゃぁ決定~! ママにしよう!」 と、妙に嬉しそうに微笑む義母。

「ママかよぉ~ それじゃまるで継母(ままはは)みてえじゃん! やだよそんなの!」
 と、地面を見ながら、ちょい拗ねて見せた俺。

「だってぇ~ 仕方ないでしょぅ~ 私は名前がいいんだけどさっ! ホントはね! でも周りがね…」
 と、同じく地面を見る義母。

「だよなー 俺もホントは呼び捨てはないけど、○○さんくらいが丁度いいなぁって思ってんだけど…」
 と、地面に石ころで円を描く俺。

 結局もこの議案は回答の出ないまま終了し、今までどおり、あのとか、ねぇーと言う言い方が良しとされた。
本当は○○と呼び捨てにしたいと思っていた俺だったし、海へいった時から既に義母は、母ではなく俺にとっては
恋人にしたい存在だったことは間違いない。
 
 だからと言って高校二年生のガキが恋人に出来るはずなど無いとわかっていたが、俺は自分の感情を
抑えてるのが精一杯で平静を装うことに全力だった。

【そして…】

 義母はと言えば、親父が死ぬ前から自分の部屋か寝室に篭ることが多く、天気の良い日に
中庭のベンチでボンヤリ過ごす程度だったが、今は俺の部屋に来て俺から教わったテレビゲームに夢中で、
下手すれば俺が居ない時にまで入り浸ってゲームをしていることも。

 此間なんて俺の部屋に家政婦さんたちまで勝手に入れた挙句にみんなでゲーム三昧…
まあ、以前から見れば半端じゃないほどの変わり様で、これはこれで良しなんだが、俺としては本心は
義母と二人きりが理想なんだ。

 それに普段はタイトスカートにブラウス姿の義母なのに、ゲーム時だけはゲーム用なのか、
揺ったり目のホームドレスとか言う服に着替えてくる始末で、なんとも嬉しいやら嬉しくないやらだ。

 正直言って、俺は義母のタイトスカート姿が一番好きで、何と言うかキリッとしている感じが
なんとも俺の男心をくすぐると言うかなのだ。

 それにしても義母の変わり様は尋常ではない、そんな気がした出来事があった…
「ねぇ、ちょっと集まって貰えるかなぁ~」 
 と、台所に居る3人の家政婦さんにダイニングから声掛けた義母。

 何だろう? そんな顔してダイニングテーブルの横に集まった家政婦さんたちに…
「今度から私のことは奥様じゃなくて、○○さんと呼んで欲しいのよ♪ あとねっ、夕飯一緒に食べれる人は
 毎日じゃなくても、一緒に食べて欲しいの♪ 勿論無理強いはしないから、だから食べる人は自分の分も
 考えて作って欲しいのよぉ~♪」 と、テーブルの椅子に座って満面の笑みの義母。

 そして…
「○○さんも、私のことは名前で呼んでもいいし、今まで通りでもいいし好きに呼んで頂戴♪」
 と、差し向かいの俺に微笑んだ義母。 絶句した俺。

 これには家政婦達も唖然とし驚いて固まってしまった…
「何かねぇ~ この家も広すぎるし、ここのダイニングだってこんなに広いのに、私と○○さんだけでしょ」
 と、俺や家政婦さんたちを見回すように微笑んで話す義母だった。

 とは言うものの、誰一人として義母を名前で呼ぶ家政婦はおらず、まして一緒に食事をする者もおらず、
寂しい二人だけの食事は続いていた。

 そんな時、義母の寂しげな表情に見かねたのか…
「奥様! 名前では呼べません! でも今夜は私はお屋敷に泊まりの日なので、夕食一緒にさせて下さい!」
 と、一番若い家政婦さんが俺と義母の側に来た。

 突然だった! 余りの嬉しさからか義母が立ち上がって…
「やったー♪ イエーイ♪」 と、万歳をしてみせた。

 よほど嬉しかったのだろうか、義母の目は少し潤んでいたように俺には見えた…
「よし!じゃあ一緒に食べよう! 良かったなあ~♪ ○○!」 と、乗りで義母を呼び捨てにした俺。

 一瞬にして家政婦から笑みは消え、その場に緊張感が走った。
台所の二人の家政婦たちからも笑い声が消え、完全に俺がシラケさせてしまったことに気付いた。

 すると…
「どうしたの? さあー一緒に食べましょう♪」 と、陽気に振舞った義母だった。

 そこへ…
「お坊ちゃま! いくら何でも義理とは言え母親ですからせめて、さん付けをお願いします!」
 青ざめた顔して台所から出て来て強い口調で一言! 一番古い家政婦さんが俺に一礼した。

 そして、家政婦が台所へ戻ると、一瞬だったが義母は俺にウインクした。
全て計算ずくの義母の作戦だったと気付いた俺だった。

 義母の作戦のおかげで、俺はこの夜から義母を○○さんと、名前で呼べるようになった。
そして、翌日から一人交代のような感じて夕食を共にしてくれる仲間が現れた。

 そして、俺もまた義母を○○さんと名前で呼べるようになり、家政婦達全員と義母を自室に
招いてのゲーム日が週2回、催されるようにもなった。

 嘘のように楽しい日々が過ぎていったある日のこと、俺が中庭で日向ボッコをしていると
屋敷の駐車場に入って来た黒塗りのスモークの入ったベンツが一台。

 本家の親父の爺ちゃんと婆ちゃんが降りて来たのが見えた。
何だろう? そう思いながら中庭から屋敷に戻った俺は、挨拶をしに玄関へと移動した。

 亡き親父の会社の筆頭株主にもなっている本家の爺ちゃんと婆ちゃんは、俺の顔をみるにり
涙を零して親父の葬式以来の再会を喜んだ。
「○○やぁ、不便はないか… 大丈夫か…」 と、俺に抱きついて離れない和服の爺ちゃんと婆ちゃん。

 【屋敷の応接間にて…】

「ああ、お前もここに居なさい~ お前にも関係のあることじゃからな…」
 と、応接間から出ようとした俺に微笑む爺ちゃんと婆ちゃん。

 12畳の真ん中にある黒いテーブルを前にして上座に並んで座る爺ちゃんと婆ちゃんが、
真向かいに座る義母に突然言った。
「○○さんや、アンタには申し訳ないと心底思っとる… 何とも詫びのしようもない、この通りじゃ…」
 上座に座る爺ちゃんと婆ちゃんが並んで、畳に手を付いて頭を下げた。

 突然の二人の土下座に目を丸くする義母…
「どうしたんですか、お手を上げて下さい!」 と、自らも畳に手を付いて頭を下げたギボ。

 すると…
「アンタに息子の死で申し訳ないことになったと心底思っておる… 息子と結婚してたった3年で未亡人では
 余りにもアンタが気の毒でのぉぅ… 財産も相応分をアンタにと弁護士にも話してのおぅ~
 決して! 決して! アンタが邪魔とかそう言うことではないのは理解して欲しい!
 それでじゃが、せめてものこの年寄りの罪滅ぼしとして、アンタに再婚の話しを持って来たのじゃ~」
 
 と、畳に両手を付いたままでギボに話し始めた爺ちゃんと婆ちゃんだった。

 予期せぬ事態に俺の脳波は停止状態に陥ってしまった…
「そんな! 馬鹿な! 何言ってんだよ爺ちゃん!」 と、脳裏に繰返される声にならない言葉。

 延々と爺ちゃんと婆ちゃんの義母への説得のような話しは続けられた…
「まぁ、返事は早急にと言う訳ではないから、よーく考えて欲しい…」 爺ちゃんと婆ちゃんは帰って行った。

 爺ちゃんの持って来た再婚相手と言うのは、大きな都市銀行の副社長とか言う人で、奥さんに先立たれ
以来、子供達も大きくなって独立して、今は独り身らしく近々仕事も引退するという人だった。

 俺はパニックになっていた…
「俺は反対だから! 絶対に反対だから! 何処にも行くな! 俺を置いていくな!」
 義母の手を引いて義母の寝室へ入ると突然、俺は叫んでいた。

 無言で俯いてるだけの義母…
「俺は! 俺は… 好きなんだよアンタが… 頼むよ! 俺を一人に! 俺を一人にしないで!!」
 無意識に義母の前に土下座して頭を床につける俺。

 義母は悩んでいるようだった… 爺ちゃんが来て以来、外にも出ずに考え込んでばかり居る義母に
以前のような明るさはなく、それ以前のように暗くなってしまっていた。

「私が居ると彼がダメになってしまう… 彼の自分に対する気持ちは知っている…
 でも私は、彼の義理の母親であり亡くなったお父さんの妻でもある… でも血は繋がっていない…
 私が彼の側に居たとして、彼が幸せになれるはずは無い…」

 と、義母から相談されたと家政婦に俺が打ち明けられたのはずっと後のことだった……





◆◆◆◆◆5話




【それから月日も流れ寂しい秋…】
 
「今夜は、二人だけで御過ごし下さい…」 最後の夕食ですから私たちはこれでと寂しげな家政婦達。
 そう言うと、家政婦たちは一例して屋敷を出て行った。

「俺は許さないからあんたのこと… 俺の気持ち知ってて俺のこと置いて行くアンタを許さないから…」
 と、ダイニングテーブルに義母と差し向かいで座る俺。

 テーブルの上の豪華な食事とは間逆の暗い気持ちで義母と過ごす最後の晩餐だった。
「ねぇ、覚えてる? 私が始めてここに来た時も二人っきりだったのよぉ~ お父さん帰れなくてさぁ♪
 あの時もこんな感じだったね…」 俺を見る義母、怪訝な表情で視線を外す俺。

 ワイングラスに注いだ白ワインを少しだけ口に含むと義母は…
「うっ! うぅぅぅぅぅぅ…」 必死に涙を堪えようとする義母だった。

「泣くくらいなら何で出て行くんだよ! 全く女って奴はわかんねーよ! うっ! うぅぅぅぅ…」
 怒りながら必死に涙を堪える俺。

 すると…
「アナタも飲まない? 飲めるんでしょ? ホントは… うふふふふ~♪」
 と、涙をポタポタと零しながら俺に微笑み掛ける義母。

 そして…
「悪いけど、俺はワインなんて飲まないから! そんな酸っぱいものの何処が美味いんだかわかんねーよ!」 
 と、俺は立ち上がって冷蔵庫の奥に隠してあるコニャックを手に持って来た。

 すると…
「うふふふ♪ おマセさんだこと… クラブドレミーなんて♪ しかもギンギンに冷やしてるなんて♪」
 と、テーブルに置いたレミーマルタンを見て微笑んだ義母。

 そして…
「俺が酒飲むのなんで知ってるだよ」 と、グラスに注ぎながら聞く俺。

 すると…
「知ってるわよ~ 初めてここに来た時からねっ♪ でもまさか中学生が飲酒してるなんて驚いたけど…」
 と、テーブルに両肘立てて両手を絡める義母。

 俺と義母の語らいは延々と続けられたものの結局、涙を堪えきれずに泣き出してしまった。
先に泣いたのは俺の方だった。

 そして数時間後だった。
「あっはははは♪ もうこんなに酔っちゃったぁー♪ うっふふふふ♪ 初めてよぉ♪ ここに来てこんなに
 酔ったなんてさぁ♪ あっははははー♪」 と、立ち上がってフラフラの義母は蝶が舞うようだった。

 俺は悲しさと寂しさで酒も遠慮したのか俺を酔わせてはくれず、俺は義母に肩を貸して寝室へと向かった。
寝室までの距離がもっと伸びればいいのに… もっと長ければいいのに… 俺の心は土砂降りだった。

 フワフワと舞う義母を連れて義母の寝室に入った時だった…
義母は俺に構わずにスカートと服を脱ぎ捨てたと思うと、無造作に脱いだ衣類を椅子の上に放った。

 そして…
「おい! 小僧! 何してんだ! 食べたいんだろう! 私のことが! 好きにしていいぞ!」
 と、フラフラして俺の前に立っていた。

 黒いレースのスリップとブラジャーと白いパンティーが映える黒いパンティーストッキング姿の
義母はフラフラし立っているのはやっとの状態だった。

 その義母が俺に…
「アンタの好きな黒で統一してやったんだよ感謝しな! ホレホレ私を食べな~♪ 食べたいんだろう♪」
 と、ベットに勢いよく腰を降ろした義母だった。

「離れたら二度と会うことないから~♪ アンタの自由にしろ!」 と、ベットに崩れた義母。

 咄嗟に義母を抱き起こして布団の中に入れ立ち去ろうとした時だった…
「私も… アンタが好きだった… でもどうしようもないこともあるわよ~ 出会わなければ良かったのに…」
 と、布団をかぶって中で泣いていた義母。

 その瞬間だった! 突然フワァ~ と、目がグルグル回ってしまった…
効いてないと思っていたストレートで飲んだコニャックの三杯が突然俺を酔いへと襲った。

 気付けば俺は義母と同じベットで眠っていた…
暑苦しくて自分で脱いだのかパンツ一枚の俺はボーッとする頭で時計を見ると深夜の1時を回っていた。

 横を見れば黒いストッキングを履いたままの義母の綺麗な脚が見えていて、
義母が寝返りを打ち動くたびにプルプルと太ももは揺れ豊満な胸が下着から零れそうになっていた。

 俺は義母の太ももにそっとキスすると、そのまま義母を抱き寄せた…
途中で目を覚ました義母は俺に気付いたものの、そのまま無言で俺にその身を任せた。

 スリップの肩紐を降ろし、ブラジャーの後ろへ手を回してホックを外す…
そして、義母の胸に顔を埋め震える両手で豊満な胸を… 乳首に口付けして軽く吸うと身体をビクッンさせ、
全身がプルルルンと揺れた… 俺は義母の身体を貪っていた… 身悶えして反応する義母が愛らしいと思った。

 ストッキング越に滑らせた指には心地よい義母の肌の刺激が付き纏っていた…
徐々に肌を露出させるように、義母からストッキングを剥ぎ取って行くと、俺の顔も徐々に義母の下半身へと
ゆっくりとしたスピードで唇を滑らせた。

 ストッキングを脱がせ義母の両脚を立てると、パンティーの上から濃厚な大人の女の匂いを感じた…
パンティーラインに沿って舌を滑らせると甘酸っぱい匂いが俺を酔わせた。

 そして、パンティーに手を掛けると静かに降ろし両脚を少し大きめに広げさせ、俺は義母の中に舌を滑らせた。
濃厚すぎる大人の甘い香りが俺の顔を覆い尽し、夢中で義母を味わうように嫌らしい音を立てていた。

 身悶えを繰り返し、仰け反り女の鳴き声を寝室に響かせ、俺の後頭部を両手で押さえる義母の両手。
義母の全てを堪能した俺は、義母の中へと自身を入れようとした。

 その瞬間だった!
「怖い! 怖いの! 優しく… 優しくして…」 と、目を閉じている義母が俺に哀願した。

 何をいってるのかと思いながら俺は義母の言う通り静かに、そっと義母の中へと入って行った…
ニュルニュルと暖かく柔らかな感触が俺自身に伝わった。
 
 そして奥の方へとクイッと俺自身が入った瞬間!!
「痛い! 痛い! 痛い!」 義母は俺が中に入ったままの状態で逃げるようにベットの上へ上へと逃げた。

 痛い痛いと繰返す義母を見て一緒に上に上って行くと、ベットのヘッド部分にゴツンと頭をぶつけた義母は、
何度も痛いと繰り返し大粒の涙を流していた。

 咄嗟に、やめようか! 驚いた俺が聞くと…
「続けて! お願い続けて!」 と、俺の越に両脚を絡めて来た義母。

 そして何度か義母の中に入って前後する度に義母は苦痛に顔を歪めながら俺がイクまで耐えていた…
俺は義母の中に体液を放ってしまった。

 義母との交わりは一度では済まず、俺自身は体液を放出したにも関わらず、義母の中でグングンと大きくなり
痛みに必死に耐える義母を上から見ながら、俺は義母の中で数回体液を放った。

 終わって義母の中で小さくなっても俺は義母の中に居たし、義母もまた俺の越に回した両脚を
解こうとはせず、セックスが終わって安堵したような顔を俺に見せていた。

 そしてそのまま朝を向かえ、目を覚ますと既に義母は寝室から姿を消していた。
布団を捲り上げると、シーツがなくなっていて、布団には僅かながら血が滲んでいた。
「生理だったのか?」 と、ボーッとする頭で思った俺だった。

 ベットの上で義母を待っているとスーツ姿の義母が入って来た…
「私の処女を貰ってくれてありがとう~♪」 と、はにかんで恥ずかしそうに俺に笑みを伝える義母。

 
 後に義母から話しを聞けば、病気で子供の生めない身体になったらしいが、異性との交渉は一度もなく
そのままで親父と結婚したという。 親父は生きていた間、義母には指一本触れることも無かったと言う。

 親父は最後まで亡くなった俺の母さんを愛していると、義母に話していたと言い、
本来なら親父が貰うはずの義母の処女は、引き継ぐように俺が貰っってしまった。

 そしてその日、義母はこの屋敷を出て行った…

 義母の消えたこの屋敷は、柱だけ残された廃墟のように寒々しい家へと変わり果ててしまった。
家政婦達も元気なく、無言でもくもくと仕事をしていて、誰一人として義母のことを口にせず、
俺もまた自室に閉じこもって涙が枯れることは無かった。

 義母が去って一時間、三時間と時間が経過する度に義母への想いが幾重にも折り重なり、
一日、二日、三日と学校も休んで、カレンダーと時計だけを昼夜問わずに見続ける日々が続いた。

 俺の心は荒んでいた… 日に日に増す義母への想いを掻き消すことが出来ずに…

 一人義母が使っていた寝室に入り、何するわけでもなくウロウロしては義母の使っていた椅子や
ドレッサーに箪笥とそっと触れては目を閉じて明るく笑う義母の面影を思い出していた。

 空っぽの洋服ダンスが義母はもう居ないと俺に悲しく訴えかけていた。
何か、何か残っていないのか! 義母の、彼女の匂いのする何か無いのか! 慌しく室内を歩き回ると
ドレッサーの大鏡に映った自分の姿に呆然としてしまった。

 食事も喉を通らず、人目を避けるように自室に閉じこもる日々が過ぎていったある日のこと、
家政婦たちから知らせを聞いた、爺ちゃんと婆ちゃんが尋ねてきた。

 俺は、誰とも会いたくないと自室に閉じこもったまま二人を二階の窓から見送った。
そして爺ちゃんからだと言う手紙を家政婦から受け取った。
「すまない… 彼女の幸せを祈れ」 と、ひとことだけの爺ちゃんからの手紙。

 そして…
「ここに! 義母は居る! ここに彼女は居る!」 都会の高級マンションが立ち並ぶ公園の隅に立つ俺。

 連れて… 連れて帰らなきゃ! 彼女は誰にも渡さない… 連れて帰らなきゃ…
俺は屋敷の窓から屋根伝いに外に降りると、義母の居る街へと向かい、そして今、義母のいるマンションの前。

 ここだ! 地図と住所を頼りに俺は確実に義母のマンションへと近づいていた。
チョコレート色した高層建築を見上げた瞬間、俺の義母への想いが一気に急上昇した。
「どうする! オートロックだ!」 入り口に入った小さな男の子の後ろを着いて行こうとした俺。

 マズイ! 誰か来た! 俺は、咄嗟に進入を断念して横の植え込みのブロックに身を伏せた…
フラフラしヨレヨレのコートを着てボサボサ頭の青白い顔の老婆が向こうから歩いて来た。

 俺は顔を俯かせてやり過ごそうと思い、俯いたまま上目遣いに横を通った老婆の顔を見た瞬間だった!
心臓が破裂するほどに全身に衝撃が走った。

 老婆だと思っていた人は覇気が全く感じられず、目に隈を作って青白いした顔した義母だった!
咄嗟に、身体を捩って顔を隠した俺の存在にすら気が付かずに、マンションの敷地を出て行った義母だった。

 衰弱した老婆のようになった義母の後を付けて行くと、義母はコートのポケットから小銭を取り出すと、
コンビにに入り、小さな買い物袋を手にフラフラと自販機のところへ隠れるように立つと、
袋から出した菓子パンを一つ、後ろ向きになり夢中になって食べてしまった。

 俺はその光景を目前にして、声をかけることも出来ずにひたすら、義母の後を着いて行くと
義母は小さな公園の隅にある水のみ場で、むせながら水をカブ飲みした。

 まるで水で腹を満たすように…
俺は、余りにも衝撃的で信じられない光景に木陰で義母を見ることさえ出来ずに立ち尽くしてしまった。

 ベンチに座った義母はコートの下に、黒いヨレヨレのスカートを履き踝(くるぶし)が隠れる程度の靴下を履き
寒さで悴んだ両手を息で暖めていた。

 するとそこへ…
「こらー! 何をくずくずしているんだ!」 と、高級そうなコートに身を包んだ初老の男性が近づいた。

 ベンチで顔を伏せて嫌がる義母の手を力ずくで引き寄せて、連れ戻そうと怒鳴り声を上げる初老の男性は
杖を振りかざし何度も義母の背中を叩きのめした。

 俺はその光景を見た瞬間…
「この野郎ーーーーー!!!」 気付けば初老の男性を突き飛ばしていた。

 ベンチの横に転んだ初老の男性は自分に何が起きたのかと言う顔して、辺りを見回していた。
「なんだ貴様は!!」 と、俺を見るや否や怒声を上げた初老の男。

 びっくりした顔してベンチから俺を眺める老婆のような顔した義母に俺が言った。
「迎えに来たよ…」 義母は両手で顔を覆うと号泣してしまった。

 立ち上がりながら俺を杖で叩く初老の男性に俺が…
「こんなことしてー!! アンタの息子達が知ったらどうなるんだー!!」 俺は杖で叩く男に怒鳴った。

 すると…
「お前… お前は何者だ! 何者だ!」 と、及び腰になった初老の男性。

 俺は彼女の元も息子で○○と言います! 彼女を連れて帰ります! いいですね!!
こんな仕打ちを受けていると知ってたら、もっと早くに来ていたーー!! 畜生ーーーーーーー!!

 俺は全身から声を振り絞るように初老の男性に向かって激しく叫んでいた。
文句があるならここへ電話して下さい。 但しアナタのしたことの全てが露見しますからね。

 爺ちゃんの名刺を見て小刻みに手を震わせた初老の男性は顔を引き攣らせた。

 俺は彼女の手を引いて、タクシーを止めるとそのまま乗り込んで屋敷へと向かった。
義母から涙が絶えることはなく、心配そうにルームミラーで後ろの俺たちを見るドライバー。

 屋敷まであと少しと言うところで、料金が気になったのかドライバーが…
「お客さん… 大丈夫ですか? もう10万円超えてますけど…」 ルームミラーのドライバー。
 俺は、黙ってドライバーに財布の中を見せると軽く頷いたドライバーは口元を緩めた。

 携帯電話で屋敷に連絡して大至急内科と外科の医師を手配するように家政婦に伝え
電話を切ること、30分後に車は屋敷の前に到着した。

 タクシーを出迎に出た家政婦たちが、門の前に横に並んで出迎えてくれた…
「お帰りなさいませ♪ 奥様♪」 一斉に一礼した家政婦たちに驚くタクシードライバー。

 タクシーが俺たちを降ろして門を出たところで、街の大きな病院から内科と外科の医師が
タクシーと入れ替わるように門の中へと入ってきた。

 義母の診察を終えて寝室から出て来た医師たちの話しでは、
身体中が擦り傷と切り傷でアチコチに火傷もあって、衰弱も激しいことから入院が必要とのこと、
さっそく、準備に取り掛かっ古株のた家政婦が俺に…
「○○様は心配でしょうが、私たちが付いておりますので!」 と、一礼して姿を消した。


 【そして二週間後…】

 元気になってから俺に会いたいと言う義母の意思を汲んだ俺は、二週間耐えに耐え
今日の退院を心底待ち侘びていた。

 気持ちが落ち着かすにウロウロする土曜日の朝9時、屋敷の一階の俺の携帯に着信…
「迎えに来てー♪」 元気いっぱいの明るい声の義母だった。

 すると…
「○○様♪ タクシー呼んでおきましたよ♪」 と、古株の家政婦。

 屋敷の玄関を出ると見覚えのある一台の黒塗りの個人タクシーが止まっていた。
開いたドアから乗り込むとドライバーが一言。
「御久しゅうございます♪」 親父が頼んで使ってたタクシーだった。

 どうやら目出度いということで、家政婦が呼んでくれたらしかった…
「十日前からの予約を頂きまして♪」 と、嬉しそうな笑顔をみせるドライバー。

 病院へ着くと玄関先に、黒スーツに黒いストッキング姿の義母が立ち義母の髪が
サラサラと風に靡き、清清しさを辺りに漂わせていた。

 荷物をトランクに入れるドライバーをよそに、世話になった医師や看護婦たちに
何度も礼を繰り返した俺は、義母と車に乗り込んだ。

 すっかり元通りになった義母の顔を見て一安心と言うところの俺は話したいことが
山ほどあったにも関わらず、ただ黙って義母と視線を合わせた。

 義母もまた、俺と合わせた視線を反らすことなく、無言で俺を見つめていた。
ドライバーも気遣うように、ルームミラーから目をそらしてくれた。

「あれ? 道が違うけど…」 俺がそうドライバーに言うと。

「今日は天気いいから♪ 少し遠回りしちゃいましょう♪」 と、ルーミラーの口元は微笑んでいた。

 真っ直ぐ行けば20分でつく道を40分かけて走ってくれた気遣いに感謝する俺だった。
そして、屋敷の門へ到着すると、ドライバーがクラクションを鳴らした。

 一斉に出て来て横一列に並んだ家政婦達が、車から降りた義母と俺に対して一言いった…
「お帰りなさいませ♪ 旦那様、そして奥様ーー♪」 満面の笑みを浮かべる家政婦達。
 そして驚く俺と義母の横で白い手袋のままで拍手するドライバー。

 俺は高校を卒業と同時に18歳で義母(かのじょ)と結婚し、大学へ進学しそして
株式会社○○貿易に入社後26歳で社長に就任した。

 義母(かのじょ)を傷つけた初老の男性とは婚姻届は提出されていなかったことが
当時はせめてもの救いだったが、男性としての機能を失っていた初老の男性は義母(かのじょ)を
自らの変質行為の道具として受け入れただけだったこともあの後に露見した。

 処女のまま、俺の義母として親父のもとに嫁ぎ、そして親父亡き後に息子である俺に処女を捧げ、
最後は俺の義母から妻へと転身した彼女を生涯、愛しみたいと思っている。


 そして…
「おぎゃぁー! おぎゃー! おぎゃー!」 とある産婦人科。
 おめでとうございます♪ 元気な男の子ですよ♪ と、満面の笑みを浮かべる看護婦たち。


 結婚後の奇跡だった…
子供は生めない身体だったはずの彼女に神様からのプレゼントを授かった。


 俺は27歳で親父になった……


 設定に無理があるんじゃないの?? いえいえ、いいんじゃないですかねぇ~

 小説なんですから……

 完了
 

義母Ⅲ

◆◆◆◆◆1話





 「お… お願いだから… お願いだからこんなとこでヤメテェー!!」と、強気の声。

 階段を一階から二階へ上ったところで、捲くり上げた淡いバラ模様のクリーム色のワンピース。
「俺に逆らうのか? 逆らえないだろう? お義母さん!」と、恥らうようにワンピースの裾を、
両手で覆い、中に顔を入れようとする俺を拒む義母。

 俺は知っていた… この女が養父を毒殺した事実を。
貿易関係の仕事をしていた養父は高校2年の俺と義母を残して度々、家を空けていた。

 もっとも俺はこの屋敷に出入りしていたメイドをレイプして孕ませられた親父の子で、
俺の母親は俺を生むと自殺して果てた。

 哀れに思った養父が俺を引き取り、メイドたちの手で俺は育てられた。
俺を育てたメイドたちも元々は生娘だったらしいが、それを外道の養父が次々に手をつけた。

 そのことはメイドたちの陰口を聞いてりゃ、誰でも解るってもんだが、俺が高校へ進学すると
同時にこの家に養父の女房として入って来たのが、この女こと義母だった。

 義母はここに来てからは何一つ自分ではせずに全てをメイドたちにやらせ、優雅な暮らしに
ドップリと浸かっていたが、親父にレイプされたメイドたちの身の上を聞きだし、更には
俺の生い立ちをも知って何やら企てを実行したらしい。

 俺はと言えば、義母の存在は特に気にせずと言うか、養父と義母の心室にカメラを忍ばせ
二人の行為を盗撮しては自分を慰めていたことくらい記憶にはない。

 何度か盗撮していて、ある事に気がついた俺は、養父が帰って来ては義母抱くのを目を凝らし、
ジッと見ては、それまでのビデオと比較していた。

 養父が風呂から出て寝室に来る前に必ず義母がやっていたことは、水入れの器に何やら
薬のような物を入れると言う行動だった。

 年も年だったが養父は義母がこの家に来てから顔色も冴えず少しずつ弱って行った。
月に四回しか家に戻ることのない養父は平日の殆どを外国で過し戻るのは土曜だけと言う暮らしを続けていた。

 その養父も俺が高校2年の秋ごろに病死して、今はこの家には義母と俺と数人のメイドたち数人で暮らしている。

 「静かにしろ!」と、踊り場に口元を押さえて立ち尽くす義母に俺は怒鳴った。

 義母の前にシャガんで裾を持ち上げると中からホンノリと熟した女の匂いがして、
俺の悩殺するかのように紫色したレースのパンティーが目に焼き付いた。

 履き口が白いレースのガーターストッキングとそれを止めるガーターベルトの紐が、
いやらしく恐々として身体を揺らす義母に合わせて張ったり緩んだりを繰返していた。

 義母のスカート部分を被って、義母の股間の匂いをパンティーの上から嗅ぐと、
激しい熟した女の匂いが俺の鼻先を突き上げた!「クククククッ! 溜まんねぇなぁー♪」

 義母の脚を両手で広げさせると、強張ってプルプルと揺らす義母の太ももへ口を一杯に
広げた俺がムシャブリ付く。

 声にならない声を出し全身を震わせる義母は、人殺しの割りに俺を恐れていた。
両方の太ももをムシャブリそしてガーターの紐をパチンッと外し、一気に下へと降ろした義母のパンティーの内側を凝視した俺。

 「クククククッ! 凄い汚れだな! 流石は熟女だけのことはある♪」と、スカートの中で歓喜しした俺。

 怒りからか、はたまた恥ずかしさからか義母の前進は小刻みに揺れ始めた。
義母の女の匂いに釣られるように、俺の唇は義母自身へと近づき、ヒョイと義母の片脚を持ち上げると、バランスを崩した義母が俺の頭にスカート越しに両手を置いた。

 黒い陰毛が放つ熟した女の匂いと、パンティーの内側を激しく汚す女の秘部は、
義母の分泌物と尿と汗を幾重にも重ねた独特のカクテル臭を放っていた。

 年の割りにピンク色したヒダは俺の舌先に張り付くようにピタリとフィットし、
俺に味見されることを喜んでいるように思える。

 俺に秘部を舐められて時折ビクッンと反応するものの、必死に声を出すまいと
全身に力を入れて我慢する義母だったが、身体は素直に義母の奥からヌルヌルした体液を俺の舌先に伝えていた。

 俺がするのはここまでだった。
養父を殺した女とは言え、養父の妻である彼女にこれ以上のことはすまいと考えていたからだった。

 と言うよりは、途中で止めた後の義母の反応を見ることが俺の楽しみでもあった。
散々秘部に刺激を与えたあとで寝室に戻るであろう義母を想定して仕込んだ盗撮ビデオで、義母の恥ずかしいプレイを密かに見る俺だった。

 義母には養父を殺された恨みは微塵も感じてはいないが、男なら誰もが振り返る美貌を持つ義母を辱めて楽しんでいたのは間違いない。

 幸いにして義母は俺が、養父を殺された恨みを義母に持っていると思い込んでいる。
まぁ、養父殺しを突きつけた時は流石に血相変えていた義母も、後に俺に口止めを嘆願して来たことで認めたのと同じようなもんだった。

 あれ以来、俺は学校で今日はどうやって辱めてやろうか… そんなことばかり考えて過していた。

 勿論、俺自身も義母とメイドたちに毒殺されないとも限らんから、口にするものには細心の注意を払ってはいる。


 さてさて、今度はどうやって辱めてやろうか……

 

 
 

◆◆◆◆◆2話






 「ねぇ、ちょっとこれ食べて見てくんないかなぁ~」と、俺は10人掛けダイニングテーブルの奥に座る義母に声を掛けた。

 俺の言葉を無視するかのごとく黙々と食事する義母は、奥の台所で仕事するメイドを呼びつけると「ねぇー 取り替えてあげてくれなーい!」と、俺を見た。

 そう話した義母とメイドさんを見て俺が「違うよ、お義母さんにさあー これ食べて見て欲しいんだよ♪」と、声をかけると慌てたようにメイドさんが俺の皿ごと野菜サラダを片付けようとした。

 そして俺が義母に「お義母さん♪ このサラダ何だか薬臭いんだけどさぁ♪ 何か入っているの?」と、義母の目を見詰めた瞬間、義母とメイドの顔色が変わった。

 こう言うことには慣れている俺とは言え、毎日の食事や飲み物でさえも細心の注意を払わないとこの屋敷では生き残れないことを熟知している俺だった。

 食事の後で自室に引き上げようとする義母を追いかけ「あとで俺の部屋に来て!」と、義母の耳元で囁くと後ろに感じるメイドの視線。

 俺が自室に戻り宿題を終えた午後の7時ごろ静かに部屋に入って来た義母は「何の用!」と、ツンとした態度でドアの前に立った。

 そんな義母に俺が「毎回さぁー 勘弁してくんないかなー」と、義母の愛用の劇薬の入った小瓶を見せると義母は突然顔色変えて「何それ! 何処からそれを!」と、声を上ずらせた。

 俺の前に慌てて近寄ると、俺から小瓶を奪い取ろうとする義母に俺が「まだ風呂前だろ… ジッとして動くなよ!」と、命令口調で声を強める。

 すると義母は後ずさりして見せると俺に口元を強張らせ「アナタこそ何よ! もうヤメテー!」と、俺を睨んで来た。

 後ずさりした義母に俺が「いいからこっち来てぉ♪ お義母さーん♪」と、ニヤついて見せると義母は深呼吸してから俺に「何処まで私を辱めれば気が済むの!」と、更に後ずさりした。

 ベットに腰掛けた俺から2メートルほど離れている義母に俺が「お喋りはそのくらいにしてこっちに来て♪ お義母さーん♪」と、微笑んで見せる。

 ジーッと義母の目を見入ると、次第に両手を握り締めながら義母は俺に近づいて「あの人は死んで当然の人だったのよ! それはアナタだって十分知ってるでしょ!」と、俺の真ん前で俯いた義母。

 そんな義母に俺が小声で「そうだね… 確かにアンタの言う通りあいつは死んで当然のヤツだったよ… でも俺にとっては養父とは言え良くしてくれたんだよ…」と、義母に首を傾げた俺。

 俯く義母を見詰めて俺が義母に「貧乏なメイドの息子がこんな豪華な生活遅れるのも全てあいつのお陰だけどさっ、一応は養父と言えど父親だしな」と、義母に語り掛けた。

 すると義母は両手に握った握り拳をプルプルと震わせて俺に「アナタには解らないわ! むりやり犯された女の気持ちなんて!」と、涙目になりながら俺を睨んだ義母。

 俺を涙目で睨む義母に俺が「聞いたよアンタがメイドと話しているのを! そして犯されてむりやり結婚させられたんだろ~」と、俺は口元を緩ませながら義母を見詰めた。

 全身を小刻みに震わせ俺を見据える義母に俺が「こっちに気なよ♪ あんまり怒るとアソコ… 汗ばむんじゃないの?」と、義母を辱める言葉を投げつけた。

 ベットから立ち上がった俺は、義母の腕を握り締めるとベットに義母を引き倒すと、ベットでバウンドする義母が俺に「似た者親子ってことだわね!」と、唇を震わせた。

 俺に言い放った義母をそのままにして俺はドアに鍵を掛けると、ベットに腰掛て「似た者かぁ… そうかも知れないな、認知されてないって思ってたらアイツ、ちゃんと俺を認知してたし、結構悪かと思ってたら財産も俺に残してくれてたし…」と、ベットに居る義母に話した俺。

 更に俺を睨みつける義母に「まあ、アイツの血を引いてる俺なんだからアイツの好みと俺の好みはピッタリ一致する訳で~」と、義母の白いヒダビタスカートをバサッと捲り上げた。

 ベットの上で半身起き上がっている義母はスカートを元に戻し俺を睨みつけ「だからぁー! もうヤメテよぉー! こんなことするのー!」と、ベットを両手で叩いた。

 そんな義母に俺が口調を強めて「いい加減にしろや! アンタは俺がアイツから開け継いだんだぜ! アンタは俺の物なんだよ!」と、スカートをバサッと捲り上げた。

 すると義母はスカートを元に戻して俺に「私はアンタの物じゃないわ!」と悔しそうに俺に叫びベットを何度も叩いた。

 俺はガックリと肩の力を抜いて義母に「いいよ、じゃぁー 俺さ、明日警察に行くから刑務所で自由になりなよ」と、義母から目を反らして呟いた。

 俺はそう言うとドアへ向かって鍵を外して見せると、義母が突然俺に「待って! 待ってよ! 言うこと聞くから…」と、ベットに仰向けになった。

 しおらしくなってベットで仰向けになった義母に俺が「そうだね♪ 刑務所よりはここに居た方が絶対にいいよねぇ♪」と、笑顔で語った。

 ベットで仰向けになった義母の足元に膝立ちしてスカートを捲り上げた俺は、義母の両足を折り曲げながら大きく開くと、その中へと顔を埋め大人の熟した女の匂いに酔い痴れていた。

 義母は俺に秘密の匂いをパンスト越しに嗅がれながら、啜り泣きして全身を震わせ時折、息を詰まらせていた。

 白いパンストを俺の両手が伝い腰へと伸びると義母は時折小さな声で「ィャ… ィャァ」と、広げられた両足に力を入れて俺を拒んだ。

 スルスルッとパンストを脱がすと義母の白い肌が俺の目に飛び込み、同時にパンストの中に篭っていた女の匂いが俺の顔に漂った。

 手で持ち上げた義母の太ももと尻肉はプルプルと揺れ、まるで水の入った風船のように柔らかさを伝え同時に、俺の心をも震わせた。

 俺は野獣のように柔らかく震える羊の肉にムシャブリつくと義母は、小さな声で「ィッ… 痛い…!」と、可愛いく悲痛な声を奏でた。

 義母をタップリと味わい堪能した俺は、最後の仕上げととばかりに義母の体温の感じるレースのパンティーを剥ぎ取ると、パンティーの内側に顔をピタリと貼り付けた。

 白いクロッチに染み込んだ女の汚れの色を目で楽しみそして、鼻先にピタリと当てれば頭の中が真っ白になろうかと思えるほどの強い刺激臭が脳裏に突き刺さった。

 義母のパンティーが俺の口の中で転がり、味もにおいもなくなったころ広げられた義母の秘密の部分を両手親指で優しく開いた。

 ニチャッと言う独特の音を俺の耳に伝えると、開かれた義母の部分に薄白く摩り下ろした山芋のようなクリームが見え、ゆっくりと舐め取るように舌を這わせる。

 俺の舌先がクリームを舐め取ると、義母は太ももの付け根に知らずのうちに力を入れ「ァ…」と、限りなく小さな鳴き声を奏で全身を揺らした。

 義母から湧き出た汗と分泌物だろうか、俺の舌先舐め取られた極上のクリームは俺の口の中でサッと溶け濃厚な女を口全体に広げた。

 広げられた大陰唇と小陰唇の間を下から上へ、そして上から下へと何度も丹念に舐めるとその度ごとに、義母の声は徐々に大きくなっていった。

 陰毛が俺の鼻を擽るようにユラユラと揺れては内部とは違う女の匂いを俺の脳裏に伝え、時折り俺の鼻の頭がピンク色した土筆に触れると、義母は激しく全身で身悶えをした。

 義母の中にパンティーのだろうか、糸くずを見つけると俺は早速それを舐め取っては染み込んだ女の味に舌鼓を打った。

 義母を味わうこと数分もしないうちに、あれほど嫌がっていた義母の中から湧き出た泉は俺の乾いた喉を癒してくれた。

 義母の湧き水で喉を癒された俺は、両手で更に義母の下半身を持ち上げると、陰部の真下にある二つ目の秘密の場所に鼻を近づけ甘い匂いに酔い痴れた。

 舌を這わせるとキュッと締まりを見せたそれは、時折り疲れたかのように一瞬だけ隙間を造り、空かさず俺は舌先を真ん中の隙間にそして口全体でムシャブリついた。

 義母の鳴き声は静まり返った森の中に何度もコダマし、身悶えする義母の揺れは大地をも引き裂く勢いを見せ付けていた。

 そして、義母は遂にあろうことか俺に「来てぇ… お願いよぉー! 入って来てぇー!」と、俺の頭を両手で撫で回し始めた。

 その言葉を聴いた瞬間、俺のディナーは終焉を迎えた。

 






◆◆◆◆◆3話







 「ガシャァーッン!」

 まただ… 学校から帰宅した俺が玄関に入ろうとした時、二階のベランダの鉢植えが落とされ右肩を掠めて地面で割れた。

 俺が何度も危ないからと、二階の養父の部屋のベランダから鉢植えを室内の棚に移し変えるものの、知らない内に元通りになっている。

 何度かそう言う目に遭っていた俺は、建築用のヘルメットを持ち歩き家に入る直前に装着すると言う、世間ではあり得ない生活を送っている。

 どうせ義母がメイドたちにやらせているんだろう程度に思っているが、もしもあれが頭に当たってたら間違いなく俺は養父の元へ行くだろう。

 出された食い物には薬を入れられ、上から鉢植えを落とされいい加減うんざりの俺だったが、今日は違っている。

 学校の帰り道に死んだ養父の会社の顧問弁護士に会い、屋敷のメイドを替えてくれと頼んで来たからだった。

 この弁護士は養父とは言え、正式に養父から息子として認知された俺を次期社長と呼び、何かと相談に乗ってくれていたし、大抵は弁護士に話せば善処はしてくれていた。

 今日でメイドたちとはオサラバと思えば肩の痛みも吹っ飛ぶと言うもんだし、新しいメイドが来れば全てが解決するってもんだ。

 あとは義母との楽しい生活が待っているが、しっかしぃ~ こないだの義母と来たら~♪ 『来てぇ… お願いよぉー! 入って来てぇー!』まるでメスブタだったなぁ~♪

 俺はあの時の義母の悲痛な女の叫び声を何度も思い出しては、心の中で憂いを感じていた… 『来てぇ… お願いよぉー! 入って来てぇー!』

 辱めを受ける度に涙を零して俺を拒絶する義母だったが、徐々に辱め自体が義母にとっての憂いになっていることを彼女は気付いていないようだった。

 冷蔵庫の中から入念にチェックした飲み物だけを手に持って二階の自室に入ると、椅子を窓辺に置いて腰を降ろして飲み物を開けた。

 すると、バタバタとドアの向こうの廊下から足音が響き、ドアの前でピタリと止まると大きめのノックがされて勝手にドアが開かれた。

 ドアを開けて入って来たのは血相を変えた義母だった。 「どう言うことなの! 説明して頂戴!」と、入るなり俺を睨みつけた義母は仁王立ちしていた。

 俺には直ぐにピンと来て義母に手招きして「お義母さん、そんな遠くじゃ話せないよぉ~♪」と、甘えるような口調で微笑んだ。

 義母は俺の声に躊躇しながらも「えぇ、そうね!」と、怪訝な表情で椅子に座る俺の右横に来て俺の手の届かないところで止まった。

 そんな義母に俺が首を回して「座ればぁー」と、言い放つと義母は「ここでいいわ! さあ! 話して!」と、両手を腰に当てた。

 飾りの腰紐の付いた黒いチュニックのワンピースに黒いストッキングが俺の心を刺激していた。
「そんな遠くじゃ声も聞こえないよ♪」と、右側に立つ義母を下から見上げると義母が俺に「騙されないわ! 変なことする気でしょ!」と、義母は、一歩後ろに下がった。

 顔を強張らせ俺を睨みつける義母に俺が「散々俺に味見されといて今更、変なこともないだろう~♪」と、義母を辱めると義母は唇を噛締めた。

 「それより清潔にしてんのかい?」と、義母を足元から上へと見上げて話すと、義母は俺に「ご心配なく! ちゃんと清潔にしてるわ! それより早く答えて!」と、俺の方へと近づいた。

 「駄目だな! そんなとこに居たんじゃ話も出来ないだろ!」と、俺は少し声を強めて窓の外を眺めながら、立ち上がって義母の側の椅子を俺の右隣に並べて見せた。

 義母の顔を見てから椅子を見ると、義母は椅子を少し離してから腰を降ろして「さぁ! これでいいでしょ! 話して!」と口調を強めた。

 俺の横に座った義母の右肩にスーッと腕を伸ばした瞬間、義母は「ヤメテよ! バシッ!」と、俺の手を叩き落とした。

 俺を睨みつける義母に俺が「話は簡単だよ、薬臭い食物と飲み物に頭の上に鉢植えを落とされないためだよ…」と、窓の外を眺めた。

 すると義母は俺の方に上半身を捻り「そんなことはないわ! 全部アナタの思い過ごしだわ! 第一、アナタが死んで何の得があるのよ!」と、両手に拳を握って俺に怒鳴った義母。

 そんな義母に俺が「女はさぁ~ 損得で動く生き物じゃないだろう? それはお義母さんが一番知ってるだろう~♪」と、窓の外を眺めて微笑した。

 俺の言葉に黙り込んだ義母に俺が「新しいメイドたちは何も知らない人達だから安心して身の回りを任せられるし…」と、話を連ならせた。

 すると突然、義母が椅子を俺の右側から真正面に動かして足を組んで座ると「そう! 怖いのね! 殺されるかも知れないものね! そうやって誰彼疑って怯えているんだ! あっはははは♪ いい気味だわ♪」と、俺の前で手を叩いて大笑いした。

 義母の言う通り俺は確かに怯えている同時に義母は俺の魂胆を見透かしてもいた。
「住み込みのメイドさんたちを追い出して全員、通いにして私を自由にしたいんでしょ! 誰にも気兼ねなしで私を辱められるものね!」と、唇を噛んだ義母。

 俺は義母の言葉に返す言葉も見つからず一言呟いた… 「明日から一緒に寝起きするからな!」と、窓の外を見ながら心にも無いことを言って見せた。

 すると義母は椅子から立ち上がって俺に「いい加減にして頂戴! 仮にも私たちは義理とは言え母子(おやこ)なのよ! そんなこと出来る訳ないじゃない!」と、俺の学習机を叩いた。

 そんな義母に俺の記憶をぶつけた! 『来てぇ… お願いよぉー! 入って来てぇー!』と、記憶を義母に伝えると義母は顔を真っ赤にして立ち上がると全身を震わせ怒りを露にして見せた。

 俺の真ん前で握り拳を振るわせる義母に俺が「母子(おやこ)じゃねえだろう! アンタはただの女だってことだろう!」と、声を荒げて見せた。

 俺の言葉を聴いた義母は突然意気消沈して肩の力を抜くと、椅子の上に崩れるように座り、椅子から立ち上がった俺が義母の後ろに回って義母に抱きついた。

 抱きつかれても何も言わない義母は遠くを見詰め、噛んでいた唇を静かに開放した。

 俺は義母の襟元から右手を入れるとブラの中に滑り込ませて、義母の左胸を揉も回した。

 柔らかく年の割りにしっかりとした義母の胸は揉んで離すと直ぐに元通りになるほど張りがあって、俺を夢中にさせていた。

 乳首は揉む程に硬くなりコリコリと感触を俺に伝え、親指と中指で抓んで刺激すると義母の閉じていた口から「アァァ…」と、女の声が漏れ出した。

 義母の襟元から女の甘い香りが漂い俺を興奮へと導き、気付けは俺は義母のチュニックを胸まで降ろし両手で義母の両乳首を弄っていた。

 俺の中には義母を辱める気持ちではなく別の何かが沸き上がって来ていたが、それが何なのかはこの時は知るよしも無かった。

 義母のふっくらした胸の柔らかさは俺の心をも震わせていたような気がする。

 夕方の食事時、テーブルの前に集まったメイド達は、義母に深々と頭を下げ、義母もまた一人一人に握手して涙ながらに分厚いチップを渡していた。

 誰一人として俺に頭を下げる者もなかったが、帰り際にメイド達が俺の側に来て口々に「鉢植えのことも食べ物に薬品を入れたことも一度もなかったから! アナタのことは我が子のようにみんなで育てて来たけど育て方を間違えたと思ってるわ!」と、俺を罵って出で行った。

 俺は俺を罵って出て行ったメイド達と過した幼少期時代を思い出していた…
物心付いた頃から彼女達は入れ替わり立ち代りで俺の側に居ては、昔話を聞かせてくれたり絵本を見せてくれたりと、この屋敷の中で一番信じられた人達だった。

 あのメイド達が俺にとっては母親だったのだろうが、この女(ぎぼ)が来てからと言うもの、それまでの暮らしが一変したのは事実だった。

 笑みの絶えない明るい屋敷だったのが、朝から晩まで養父に対する恨み辛みを何処となく話し始める義母に、まるで誘導されるようにメイド達も、忘れていた自らの恨みを思い起こしたように顔付きが変貌して行った。

 この女(ぎぼ)さえ来なければ、この女さえここに来なければ、養父(アイツ)に対しても俺でさえ恨みに思わなかったのにと、涙に浸る義母を俺は見ていた。

 俺から母親(メイトたち)と父親を奪ったこの女だけは許せない俺だった…・・・

 

 

 

◆◆◆◆◆4話






「さぁ! しっかりと立てよ! 立ってないと食い込んで痛いだろ~う♪」 

 ワンピース姿のまま両手を頭上で縛り、天井の梁の滑車に回して立たせてストッパーを掛けた俺は、義母の真ん前に立って怒鳴るように義母を威嚇した。

 睡眠薬をもられ寝入った義母を抱き抱えて、入って来た二階の納戸の中で意識もうろうとした義母を床に寝かせ準備を急いだ。

 義母が意識を取り戻す瞬間、義母を12畳の納戸の床板に立たせ、義母を支えながら滑車の縄を引くと、義母の両手は頭上へと持ち上げられた。

 両手の痛みで目を覚ました義母が我が身に起きたことに気付かずにあたりをフラフラと様子伺いし首を何度も回していた。

 フラフラしながら両手を吊るされた義母は、脚を縺れさせながら俺に「ここは何処…?」と、辺りを見回しながら囁き聞いた。

 そんな義母を他所に、義母の正面に屈んでワンピースの裾を捲くり上げた俺は、ガーターで吊るされた黒い紐をよけるように、義母の部分を包み込んでいる黒いレースのパンティーを鋏で切り取った。

 義母から切り取ったパンティーを義母の見ている前で、匂いを嗅ぎそして舌をクロッチに滑らせると意識を取り戻したのか義母が叫んだ! 「何? 何、何、何なのこれは?!」と、全身を揺らせて騒ぎ始めた。

 鋏で切り取ったパンティーを味見している俺を見た瞬間、義母は「酷ーい! 何てことするの! 解いて! この縄を解きなさい!!」と、俺を怒鳴りつけた。

「クックククク、いい匂いだよ♪ でも今夜は随分塩分がキツイかも♪ クククククッ♪」と、吊るされた義母の前で俺がパンティーに貪り付いた。

「何て子なの! こんなことするなんて! 酷い子…」と、目に涙を浮かべて俯きながら俺をなじる義母。

 辱めを受け涙を零す義母をそのままにして、義母の後ろに天井からぶら下がった直径1.5センチほどの荒縄を手に持って、義母の股下を通して前の方の天井にある滑車に端っこを回した。

「何? 何するのよぉー? ちょっとぉ何するのよぉぅー!」と、恐怖に駆られた義母は顔を上げて滑車の縄を引く俺を見てパニックになっていた。

「ククククククッ♪」と、笑みを浮かべた俺は滑車の縄を一気に引くと、義母の股下の荒縄は一瞬にして義母の股間へと張り付いた!「痛い! 痛い! 痛い痛ーい!」と、全身を震わせ叫んだ義母。

 俺は痛いと叫ぶ義母へ近づくと、スカートを捲くり上げ頭からスッポリと被ると、張り付いた荒縄を義母の陰部を広げるようにしてフィットさせた。

 口を窄め全身を震わせながら髪を振り乱した義母は、スカートから出て来て前に立った俺に「何てことするのお! こんなこと… こんなこと許されることじゃないわ! 解いて! 直ぐに解きなさい!」と、俺に命令口調で騒ぐ義母。

 そして騒いでは縄が食い込んだのか「痛い… 痛いのよぉ… 痛い… うぅぅぅぅぅ…」と、ピタリと止まって俯いて泣き始めた。

 泣き叫んで俺を威嚇する義母に「ここっちに滑車を緩めるレバーがある! ここまで来てレバーを引けば楽になれるよ!」と、痛がる義母に淡々と説明した俺。

 すると叫ぶ声を押し殺すように、義母が俺に「こんな痛みでどうやってそこまで行けと言うのよ… うぅぅぅぅ…」と、口元を閉ざした。

 俺は義母に言った「クリトリスを刺激して自分の中からヌルヌルしたものを出しながらここまでくりゃいいだろう!」と、突き放すように義母に低い声で伝えた。

「何てことを女の私にさせるのよ! くぅぅぅぅ… ううぅぅぅぅ…」と、話した後で咽び泣きして悔しさを滲ませた義母だった。

 義母の悔しさが俺に伝わる中で俺が義母に「女だから出来るんだろう! さぁ早くしないと立っていられなくなるよ…」と、義母を急かした。

 そう言って俺が部屋から出ようとすると義母が俺に「何でも、何でも言うことを聞くから許して! お願い!」と、慈悲を求めて泣いた。

 俺が義母の話しに無視して、その場を立ち去ろうとすると義母は「まってぇ! まってよおぅ! 痛い! 痛い!」と、悲痛な叫びを上げた。

 義母を残して部屋を出た俺が息を殺して納戸のドアの前で中の様子をうかがうと、中は静まり返り物音一つしなくなった。

「さっそく始めやがったか…」 そう思った俺は一旦、養父の部屋に行くとカセットテープとレコーダーを持ち、自室に戻って時間を5分程度潰した。

 時計の針に見入った俺が「そろそろいいか…」と、心で呟くと義母の居る納戸へと静かに移動しドアの前で立ち止まると中から「アァーン! ウゥゥーン!」と、女の鳴き声が聞こえて来た。

「どうやら滑りを出しているようだ…」と、思いながらドアを静かに開けると、縄に腰を前後して股間を擦る哀れな義母の姿が見えてきた。

 俺が部屋に入ったことにも気付かずに必死に髪を振り乱し全身を前後させる、妄想する義母は女の声を出し荒い吐息を立てていた。

 レバーまであと50センチくらいだろうか、このまま行けば10分後だなと思った俺は、生前、録音された下手糞で周囲にも迷惑を掛けていた幻のテープを突然、部屋の中で掛けた。

 そしてテープを掛けた瞬間、女の声を奏でていた義母が「プッ! ププププッ! プッハッハハハハ♪」と、鳴き声を笑い声に変えた。

 そして俺に気付いた義母は涙目で「ヤメテ! もう少しなのに! ヤメテ! プッ! プッハハハハハ♪」と、腰を振るのを止めた。

 俺が義母に聞かせたのは今は亡き養父が、会社の宴の場でカラオケで自慢げに歌って聞かせたと言う幻の音痴シリーズのテープだった。

 残り50センチと言うところで動きを止めた義母が、横に居る俺に今まで見せたことのないほどの形相で睨みつけて来た。

 義母の俺を睨みつけた目は鋭く、俺の背筋をも凍らせるほどの威力だった。

「何であの人の歌なんか聞かせるの… よおぅ… 人で無し… アンタなんか… 許さないから… 絶対に…」と、養父の歌声も聞こえないとばかりに前後して腰を降り始めた義母だった。

 義母の凄まじい気迫に圧倒された俺は義母の真横に近づいて「もう… もういいよ 許してやるよ…」と、息を飲んで義母に声掛けて、義母の後ろの縄を見ると愛液で濡れた縄が裸電球にキラキラと光輝いていた。

 俺は義母の股間に食い込んだ荒縄を緩めると、吊るし上げられた義母の両手をも解放し、義母にそっと肩を貸すと、突然義母は最後の力を振り絞るように俺の首を両手で締め上げた。


 俺の首を絞める義母の力は差ほどでもなかったが、俺に対する義母の憎しみが強く感じられた。

 汗びっしょりの義母の身体から女の甘く切ない匂いが漂っていた……

 

 



◆◆◆◆◆5話







「ガシャーンっ!!」 「なにぃ!」

 突然だった、降りの頭を掠めて玄関の二階ベランダから20センチの鉢植えが俺の頭を目掛け落ちてきた!「嘘だろ! 新しいメイド達がこんなことする訳ないし!」と、俺の頭の中には義母の顔が真っ先に浮かんだ。

「ちきしょう! まだやってやがる!」と、頭にきた俺は血相を変えて、屋敷に飛び込むと丁度そこへ「今の音は何?!」と、二階から義母が降りて来た。

「残念だったなぁ! 俺はピンピンしてるぜ!」と、向かって来た義母を睨み付けると「私じゃないわよ!」と、一瞬後ずさりした。

 そんな義母の片手首を掴むと無理矢理二階の養父の部屋へと引き連れて行き、ベランダのドアをあけようとすると、何故か施錠されていてベランダの鉢植えも全て部屋の棚に置いてあった。

「随分と手の込んだことするじゃねえか!」と、グイッと義母を自分の方へと引き寄せ、窓の外からベランダを覗かせた。

 すると怯えたように義母が「私じゃない! 信じて! 私じゃないのよ!」と、突然顔色を変えて身体を小刻みに震わせた。

 俺は義母から手を離すと、義母は何かに怯えるように養父の部屋を走って出て行き、そんな義母を見て俺にも何か得たいの知れない怖さを感じていた。

 義母の命令で動いていたメイド達は新しいメイドに入れ替えられ、俺を殺そうとするメイドはこの屋敷には一人もいない、ならばと思った義母もやっていない様子だった。

 この屋敷に居るのは新しいメイドの3人と俺と義母の二人だけ、養父のことなんか話してもいないし、まして義母の命令で動くには時間が少なすぎるしと俺は頭を抱えた。

「だとしたら一体誰が?」と、ベランダを見詰めながら椅子に腰掛けようとした瞬間「ガタッ!」と、天井の上で物音がした「屋根だ!」と、咄嗟に思った俺は屋根裏へ通じる階段へと足を急いだ。

 普段使われていない屋根裏部屋へ通じる階段に来た時、俺が見たものはホコリだらけで誰一人として使った形跡の無い階段だった。

「そんなバカな! 確かに屋根裏で誰かの走る足音が聞こえたはずなのに!」と、階段の上のドア見据えた。

 夜の9時になると3人のメイド達は帰路に付いて、屋敷にいるのは二階にいる俺と一階にいる義母の二人だけになって屋敷は静まり返っていた。

 そんな日々が数日を経過していたある日の夜、俺が二階の自室のベットの上で本を読んでいたのは既に11時を回っていただろうか。

 下から階段を使う足音にドアの方に目をやると… 「入ってもいいかな…」と物静かな口調で中の俺に語り掛けた義母。

 ベットに仰向けで本を持ったまま俺が「あぁ、いいよ何か用かい?」と、ドアの外の義母に返事をしてみせた。

 ドアが静かに開けられ入って来た義母はドアを閉めるや否や突然、小走りで俺の側に来ると「今夜、ここに泊めて頂戴… お願いだから! ねっ! いいでしょ!」と、義母はベットの上に両手を付いて俺の顔に見入った。

 義母の様子は普段とは打って変わり、何か怯えているようにも思えた俺が「そっちのベット使いなよ」と、予備のベットを指差した。

 すると義母は俺に声を震わせ「ここにっ! ここで一緒に寝て頂戴! ねっ! お願いよ! 一緒に寝て!」と、俺の顔を覗きこむように迫って来た。

 迫る義母の顔を見た俺は本を書棚に放り投げると、静かに義母の頬に軽くキスしてみせた。

 すると義母は「何してもいいから… 私を自由にしていいからここにいさせて!」と、俺の顔に15センチまで迫って来た。

 俺が冗談混じりに義母に「なんだよー 気持ち悪いなー まるで幽霊でも見たような顔してよー♪」と、額にかかった義母の髪の毛を軽く手でよけてみせた。

 その瞬間、義母は顔を小刻みさせて俺に「誰かに見られているのよ! 彼女達が辞めて出て行った夜から…」と、俺が首にしたメイド達が居なくなった夜からおかしな事が起きると俺に話し聞かせた義母だった。

 誰かに見られている… 誰もいない客室から物音がする… 天井に人の歩く音がする… 誰かに呼ばれた気がして行くと誰も居ないと俺に恐怖映画のように語る義母は真剣そのものだった。

 今までに見たことも無いほどに怯える義母を見た俺は、一緒のベットで寝ることにしたが、怯えて身体を震わせる義母が可愛いく思え、そっと布団の中で俺の胸に義母を引き寄せた。

 翌日から義母は毎晩、メイド達が帰ると俺の部屋へと足を運ぶようになり、俺はと言えば義母とベットを共にすることで性欲が満たされたのか、義母を辱めることはなかった。

 俺の入っているベットの中に、服を脱ぎ下着姿で入る義母はまるで俺の恋人か妻のような雰囲気で、ブラを外しスリツプとパンティーだけの義母の身体は動く度に、その揺れを俺に見せ付けていた。

 俺の腕の中で子供のように安堵の表情を浮かべ眠る義母を抱く気にも辱める気にもなれなかったのは事実だった。

 一緒に寝起きを共にするようになって数日が過ぎ去った日だった。
俺がいつものように学校から帰ると、義母とメイドの一人が居間で深刻な顔して何やら話しこんでいた。

 聞くつもりは無く二人の横を通り過ぎようとした時だった、義母が俺に「辞めたいってこの子が…」と、25歳くらいのメイドをチラッと見た。

 すると、メイドが口元をガチガチ震わせて俺に「この屋敷… お化けが出るんです! もう我慢出来ません!」と、顔を青ざめさせた。

 そして俺が義母を見ると義母もおれを見て顔色を変え軽く頷いて無言になってしまった。

「プッ! あっはははは♪ ちょっと待てよぉ♪ ここは俺が生まれて育った家なんだぜ! 何でオバケが出るんだよ~ あっははははは♪」と、二人の顔を見て大笑いしてしまった。

 すると奥の方から二人のメイドが来て俺と義母を見て「私達もここ辞めていいですか…」と、真っ青な顔を見せた。

 そして俺は三人のメイドから何処でどんな変なことが起きるのか尋ねると、前に義母が俺に言っていたことと同じ内容だったことを思い出した。

「取りあえずもう暫く居てくれや」と、メイド達に言った俺は、古くから屋敷に出入りしている工務店を呼ぶと打ち合わせをし、翌日から早速工事に取り掛かることにんった。

 俺の部屋のベットの上で、俺の腕枕に寄り添う義母が「どうするの?」と、俺の顔に見入ると、屋根裏で人の歩く音がした。

 顔を顰めて怖がる義母を、しっかりと抱き寄せた俺は、天井を睨みつけて義母に「終わったら解るよ…」と微笑んだ。

 大勢の工務店の社員達が屋敷に来ると、俺に工務店の社長が図面を見せたが俺にはチンプンカンプンで「任せますから」と、頭をペコッと下げた。

 日曜だと言うのに工務店の社員達が出入りした屋敷は「ドンッ! ガランッ! ガンガンガン! ガラガラガンッ!」と、凄まじい音で一日がスタートした。

 工事が終わるまでと義母と俺は、滅多に使わない客用の離れに身を置いて、屋敷の様子をうかがっていた。

 昼食では工務店に寿司を振舞い、もう一頑張りと大勢の社員たちの熱気が屋敷中を駆け巡った夕方の4時、半分だけ終わりましたと離れに来た工務店の社長が、屋根裏部屋の荷物は全て庭先の隅に立てたテントの中にありますからと、今日は引き上げて行った。

 俺と義母が工務店の人たちを見送り屋敷の中に戻ると、メイド達が両手を広げて笑みを浮かべてクルクルと踊るように回っていた。

 それを見た義母も「何てことぉ~♪」と、満面の笑みを浮かべメイド達のように天井を見上げ両手を大きく広げた。

 俺はこの大きな屋敷から天井や不必要な壁も全て取り払わせたのだった。

 一階部分は全てを吹き抜けにし、二階部分も全ての部屋から天井を全て取り去り、直に屋根の内側が見えるようにしたことで足音がするだの、誰かが見ているだのと言う怯えをさせない作戦に出た。

 ドアと壁だけが残された二階の12ある部屋も、一階にある義母の寝室でさえも天井は取り外され吹き抜けにさせた。

 そして、翌日学校から帰った俺の目に入ったのは、屋敷の中の天井は全て強化ガラス張りで、屋根の内側が見えるようになっていた物だった。

 俺の予定にないことだったが、どうやら義母とメイド達が知恵を出し合って工務店に急遽頼んだとのことだった。

 更に、俺は屋敷の外に警備員を二人置くことで女達の不安を取り除いた。

 工事が終わって数日が経過した夜のことだった「キャァァァーーー!」と、夜の11時を過ぎた頃、突然義母の悲鳴が一階から聞こえ俺は慌てて駆けつけた。

 部屋に入るなり義母がガラス張りの天井を指差して「誰かが! 誰かがそこに居たのよおぅーー!!」と、俺にしがみ付いて来た。

 泣き叫んで全身を震わせる義母の肩を抱くと、俺は一度ガラス張りの天井を見上げ、二階の自室へと義母を連れて移動した。

「一体何がどうなってんだ!」と、心の中で屋敷に対して憤慨していた俺は、外にいる警備員に声をかけ、中で見張りをと一階のの居間へ招きいれた。

 自室ベットの中で俺にしがみ付く義母は以前とは違っていて、毅然とした態度の女ではなく、弱弱しい女になってしまったと、しみじみ俺を残念がらせた。

「まさか本当に…」と、俺でさえも考えてしまう事態が数日後に起きるとは、この時は考えもしなかった。

 





◆◆◆◆◆6話







「うっっっっっっっ! があぁぁぁーー! ペッペッペッ! ガラガラガラガラァー ペッペッペッ!」

 突然俺を襲った激しい嘔吐感は俺をトイレへと走らせ、喉を通した物を全て吐き出させた!
ダイニングテーブルで慌てる俺を見て後ろから追いかけて来た義母は、トイレから荒い吐息で出て来た俺に「大丈夫!」と、顔を青ざめさせた。

 一瞬、義母を睨み付けた俺が「お前! まだ俺を…」と、ドアに掴みかかっると義母は「私じゃない! 信じて! アナタに何かあったら私… 私…」と、顔を青ざめさせた。

 俺に寄り添うように片腕にしがみ付いた義母に、嘘はないと思いながら「一体誰が?」と、義母に疑問を投げつけた俺は、義母に支えられながら自室へと二人で入りその日を終えた。

 翌日から夏休みに入った俺は、盗撮用目的で台所に数台のカメラを設置し、メイドたちの仕事を隠し撮りしては解析に時間を費やしたものの何ら妙なところもなかった。

 そして、数回目の盗撮を終え諦めかけていた時だった! メイド達が料理を終え、台所から全員が離れて数分後に妙な人影が見え、俺はビデオのモニターに見入るとそこには義母が何かをしている様子が映っていた。

 何をしているのかはハッキリとは解らないものの、確かに何かをしている様子が映し出されていた。 

「義母は何をしているんだ?」と、俺をモニターに釘付けにしたが、どうしても固定されたビデオには限界があって細部を見ることが出来ない。

「あのビデオじゃ駄目だ!」と、義母の行動を怪しげに思いながらも、その日の夕食には何も混入された形跡もなく、釈然としないまま食事を終えた。

 夜の9時、メイト達が屋敷から引き上げると、自室にいた俺に義母が「一緒に… 一緒に御風呂に入って欲しい…」と、持ちかけた来た。

「えっ?」と、一瞬呆気に取られる俺に義母は「お願い… 怖くては入れないから一緒に… お願い…」と、哀願の視線を俺に放った。

 脱衣場の中、隣で服を脱ぐ義母はすっかり気落ちし弱弱しくなってしまったと感じながら、義母の脱いだ服やスカートに視線を向けた俺。

 義母がブラを取ると「プルン」と豊満な胸が揺れ、黒いパンストを脱ぐ仕草に「ドキッ」とし、洗濯籠に入れられた黒いレースのパンティーは密かに俺を誘惑していた。

 とは言え、気落ちして俺を頼る義母を辱める気にもなれず、裸の俺たちは無言のまま風呂場へと移動した。

 歩く度に「プルプル」と、揺れる義母の後姿は俺を何度も誘惑し、誘惑される度に俺の中の義母に対する仏心が復活を繰返した。

「コイツかも知れない!」と、言う疑念と信じてやりたいと思う僅かな想いが義母に触れたいと言う俺の性(さが)にストッパーを掛けていた。

 初めて見た義母の裸体は艶かしく、透き通るような肌が椅子に腰かけて頭を洗う黒い髪を浮き立たせていた。

 二人は無言のまま湯船に浸かり、同じ時を過し無言のままガウンに身を包むと、風呂場を後にし俺の自室へと移動した。

 備え付けの冷蔵庫から、俺が自分で買って来た冷えたミネラルウォーターを椅子に腰掛けて飲んでいると義母が俺に「何故、何もしなかったの…」と、小声で俺から視線を反らした。

 そんな義母に俺が「して欲しかったのか?」と、突き放すように答えると、義母は俺に「されてもいいと思ってた…」と、ウォーターを飲みながら囁いた。

 椅子から立ち上がって窓辺に立って外を眺めている俺に義母が小声で「抱いて…」と、後ろから抱き着いて来た。

 義母の豊満な胸を俺はガウンの上から背中に感じ、後ろから脇腹にまかれた柔らかい腕は俺に一体感を味合わせていた。

 窓の外に見える制服姿の警備員たちは懐中電灯を頼りに庭を巡回し、一定の安心感を俺に与え俺は『抱いて…』と、言う義母(おんな)の言葉に酔うように眠りについた。

 朝、目覚めるとベットに義母の姿はなく「何処へ?」と、辺りを見回すと窓の外から何やら物音がして「なんだろう?」と、ベットから出て窓から外を見ると、庭の隅にある大きなテントの中からだった。

 誰かが屋根裏部屋にあったと言う荷物の整理でもしているんだろうか… そう思って見入っていると中からメイド達と義母が出て来たのが見えた。

 服を着た俺は慌てて外に出ると義母が「私の知らない物ばかり! ねぇ、○○さんなら知ってるでしょぅ?」と、俺に視線を送った。

「知ってるも何も、俺が生まれる前のもんだろ、これ?」と、昭和初期のカレンダーを指指すとメイド達から一斉に爆笑の声があがった。

 すると義母が俺に「これどうしようかしら~」と、困惑した顔を見せると、メイドの一人が「古物屋さんに引き取って貰ったらどうですか?」と、口を開いた。

「古物商かぁ~ いいかもしんないな!」と、俺がメイドの意見に賛同して見せると、義母が「でも大切な物とかだったら…」と、腕組し首を傾げて見せた。

 そして、テントの中から運び出された荷物にハタキを掛け、丁寧に掃除機をかけながら全員で中身のチェックをし始めた。

 どれもこれも古い物ばかりで、価値があるのか無いのかも解らないが「キャッキャッ♪」と、歓声を上げるメイド達と何やら古い日記のような物に見入る義母がいた。

 その時だった! メイドの一人が縦70センチ、横50センチ程の古い木で出来た箱を開けた瞬間!「キャァー!」と、箱の前の芝生の上に尻餅を付いて驚いた。

 慌ててメイドに駆け寄るメイド達は次々に箱の中に見入ると口元を手で押さえ顔色を変えた! メイド達の側に駆け寄った義母からも血の気が奪われた。

 恐る恐る箱に近づいて中を見ると、中には紫色した座布団の上に人間の頭部と思える顔がこっちを見ていた「うわあぁぁー!!」と、叫び声を上げた俺。

 メイドの一人がガチガチと口元を震わせ中の顔へと手を伸ばすと「きゃっははははは♪ 作り物だよぉー♪」と、両手を叩いて大笑いした。

 中から取り出した作り物の頭部は、ズッシリと重く身に覚えの無い顔をみんなの前に晒し、紫色の座布団の下から黄ばんだ古い書付のような物が置かれていた。

「これ… 何て読むんだろ?」と、メイドの両手に広げられた書付は筆書きの達筆文で、何が記されているのか皆目解らなかった。

 この日、古物商を呼び人形の頭部の入った箱以外は全て引き取ってもらったが、一見ガラクタに見えていた昭和初期の家具たちは75万円と言う値が付いて、メイドたちにも小遣いが振舞われた。

 古物商に聞いた話では、デスマスクのように亡くなった人の顔を真似て作り、保存する家々が昔あったと聞かされた。

 ところが、家にある先祖代々の写真を見ても、同じ顔は何処にも見当たらず、結局この頭は元々入っていた木箱に戻され屋敷から離れた30坪ほどの二階建ての物置に入れようと言うことになった。

 ただ、この大きな物置も義母も、俺でさえも入ったことはなく義母が電話で、元居たメイドに確認したところ、誰一人として近づくことを禁じられていたと言う。

 とは言え、工務店に依って改築されたにも関わらず、相変わらず屋敷ではアチコチでメイド達や義母も奇怪な現象を耳にし、目撃しメイド達は一人、また一人と出勤して来なくなり、遂には全員が消息を絶ってしまった。

 そんな折、俺の自室で義母が俺に「ねぇ、元居た彼女達… 呼んで上げられないかなぁ…」と、俺に持ちかけてきた。

 メイドを変えても俺に対する何者かの攻撃も止まる気配の無かった俺は、義母に「いいよ」と、相槌を打って返事をした。

 翌日から屋敷に復帰したメイド達は次々に、義母に感謝の言葉を掛けると「今は彼がこの家の主だから」と、俺をメイド達に改めて紹介した。

 突然の義母の言葉に驚いたのはメイド達ならず俺も「えぇー!」と、声を出して驚くと、義母は俺に「アナタはこの家の正式な継承者なのよ、アナタが主なのは当たり前でしょ」と、俺とメイド達を見回した。

 そして、メイド達に例の人形の頭部を見せると「あれっ! この顔何処かで見たような…」と、最古参のメイドが首を捻って見せた。

 50歳を過ぎている最古参のメイドが首を捻っては必死に思い出そうとしていたものの、結局この日は何も思い出せなかったが彼女が言うには、以前からこの屋敷では奇怪なことがあったと証言した。

 誰も居ないはずの部屋からの誰かの声が聞こえたり、歩く足音に黒い影らしき者を見たと言う過去に辞めていったメイドの話しを話してくれた。

 すると別の二人のメイドが口々に「私はオバケは平気よ! 確かにこの家は何かあるけど、実際に見たこともあるけどさ! 直ぐに消えちゃうんだもん! 平気よ!」と、微笑んだ二人。

「貴方達、知ってたのー?」と、驚く最古参のメイドが「私はさぁー 必死に隠して来たんだよぉぅー 何てことだろうねぇー 全く!」と、二人のメイドに呆れ顔した。

 そしてメイド達は口々に俺に「○○さんが主なのは解りましたけど、○○さんの食べ物に毒を入れたり、鉢植えを落としたりは奥様は勿論、私達も本当に知らないことなんです! 信じて頂きたいんです…」と、3人のメイド達は俺の目を見た。

 そんなメイド達に俺は「お義母さんも、アンタ達も無実だと言うことはよく解ったよ、これからみんなで協力して犯人探ししよう!」と、3人のメイドと義母達を見回した。

 俺と義母そして3人のメイド達は協力することを固く誓い、俺が義母を警護すると言う目的で寝起きを共にすると言うこともメイド達に認証された。

 そして数日後、若いメイドの一人が台所でドアを開けたまま、食料庫の中で「変だわぁ~」と首を傾げていたのを見て、俺が「どうしたの?」と聞くと、メイドが俺に「以前は気がつかなかったんですが」と、首を捻って見せた。

 メイドの話しでは、一旦屋敷を引き払って解ったことがあると言う… それは、買い置きしている食料品が無くなっていると言うのだ。

 以前は、俺がメイド達の料理に疑念を抱く度に「ははぁーん、○○ちゃんが持ち出したのねぇ!」と、思ってたらしいが、ここに来て数日、ちゃんと料理を食べる俺を見ていてそれは無いだろうと思うようになったと言う。

 そして、彼女が「何故か解らないんですけど煮炊きしなくても食べられる物だけが無くなるんですよぉ…」と、俺の顔を見るから俺がメイドに「俺はここから物を持って行ったことなんか一度も無いよ」と、言い聞かせた。

 すると後ろから突然声を掛けられ振り返ると、最古参のメイドが俺に「○○ちゃんが生まれてここに引き取られる前からなんですよぉ…」と、首を捻って見せた。

 俺が生まれる前と言うことは、当然ながら義母でさえもまだ居なかった頃だと、俺自身も首を捻っていた。

 一体、この屋敷に何があるって言うんだ? 俺は真剣に最古参のメイドに聞いた「○○さんが、この屋敷で入ったことの無い部屋とかドアってありますか?」と、尋ねると最古参のメイドは俺に「入ってはいけないとされているドアが6つあります」と、真剣な眼差しで俺に答えた。

 俺は心の中で何かを感じていた……

 

 

 

 
◆◆◆◆◆7話







「どうですかぁ? 何か解りましたかぁ?」

 俺は数日後、工務店を屋敷に呼び屋敷内を調べて貰うこと… すると工務店の社長さんが「確かにこの屋敷は私共で建てさせて頂きましたが、何分にも先代の時代ですからねぇ~」と、煤けた図面を片手に俺に話しかけた。

 社長さんの左右で、円盤に取っ手が付いた特殊な機械を床に当てては針が触れるのを確認する社員達。

「取り敢えず床下や壁の中を調べますから」と、俺に説明すると社長さんたちは床を見ながら足早に移動して行った。

 屋敷の周りの木々に止まったセミたちが時折り「ミィーン」と、鳴き出しては止まる朝の8時30分、離れた蔵(ものおき)に出向いている別の工務店の社員たちを尋ねた。

 丁度、鍵の無い鉄で出来たドアを万能鍵を使って開けようとしていたところだった。 すると社員の一人が「おかしいなぁー 大抵は万能鍵で開くはずなんだが…」と、困惑した顔を見せた。

 すると別の社員が俺に「この鍵、後で修理しますから壊していいですか?」と、俺に聞いて来て俺が「はい、お願いします」と、目を合わせると別の社員がドアの蝶番(ちょうつがい)を機械を使って切断し始めた。

 キィーン、ギガガガガッと耳に刺さる大きな音を立てて、鉄で出来たドアの蝶番から、噴煙が立ち上がると「ガタッン!」と、大きな音を立てて鉄のドアは逆側に開いた。

 暗く古い家具の匂いが立ち込める室内に、大きな照明をもった社員達が5人入ると最後の一人が俺に「○○さんも入るならこれを!」と、ヘルメットを渡れた。

 木目の分厚い大きなテーブルや机に書庫が、キレイに整頓され積み上げられ傷が尽かないうにとの配慮か、昭和の文字の入った週刊誌が机の足の部分に挟まれている。

 両側に分別された家具の真ん中を奥へと突き進むと、目の前に二つのドアがあって右側を万能鍵で開けようと試みた社員が「ここもだ…」と、諦め顔で言い放った。

 右側のドアを開けると二階に通じる階段、そして左側には地下室へ通じる階段があって俺が「下へ降りてみましょう!」と、喋ると社員の一人が「そうですね!」と、俺に視線を合わせた。

 コツコツコツと地下室に奥行きがあることを知らせるように響く靴音、息を飲んで6人がゆっくりと階段を降りること壁にスイッチがあってそれを押してみると「ブゥーンカチカチカチ」と、電気音がなって階段に灯りが灯った。

 階段を降り切ると6畳ほどの何もない広間に降り立ち、辺りを見回せば、鉄で出来た頑丈そうなドアが一つ。

「まさかここもかぁー?」と、社員が漏らすと「やって見ましょう!」と、別の社員が万能鍵をガチャガチャと音を出し「カチャーンッ!」と、音を響かせた。

 すると社員の一人が「この鍵と蝶番から行くと、さっきのよりは随分と新しいなぁ、少なくとも万能鍵で開くんだから」と、腕組して首を傾げた。

 俺達は中に入ってみることにした。 中はヒンヤリしていて全体をレンガが組み上げられ水滴が滴り落ちていて、吐く息は白さを俺達に伝えた。

 入ること数十メートル来ただろうか、レンガの壁に鉄格子の付いた鉄のドアを見つけ、鉄格子の中に照明を当ててみた社員が「何だありゃ?」と、部屋の中に見入った。

 すると鍵を持った社員が俺に「開けてもいいですか?」と、言葉に出さず視線を送り、俺が頷くと「ガチャーンッ!」と、鉄の音を鳴り響かせた。

 中に入り照明を入れ見たものは、映画のワンシーンで見たことのあるような拷問部屋だった。 それも女専用の部屋だと直ぐに俺達は解った。

 光沢のある栗か樫の木だろうか、女性を跨がせては陰部に鋭利な天辺が当たる仕組みの三角木馬や、壁に張り付いた十字架に、天井からは無数の縄に括られた滑車が夥しい数を見せ付けていた。

 レンガで積み上げられた壁には数え切れない数の皮で出来た鞭や、鉄で出来た大きなブランデーグラスのような器には、燃え尽くした何かの灰があってその中には刃の無い短刀のような物が無数に突き刺さっていた。

「ここで… ここで一体何が!」 と、青ざめた表情を見せる万能鍵をもった社員が呟くと「出よう! 早く出よう!」と、社員達は口々に慌ててレンガで出来た通路へと走り出た。

 とんでもない物を見たとばかりに誰もが無口になり、靴音だけが通路に響き渡っていた。
更に数十メートル突き進んだだだろうか、別の鉄のドアが見え中に照明を当てた社員が「何だここは!」と、中に食い入るように覗き込んだ。

 鍵を開け中に入ると、中はレンガではなく白い壁で覆われていて、靴を脱いで入ると床は大畳が敷き詰められ風情のある挿絵の入った襖に、台所だろうか横に井戸があって押入れには布団が入っていた。

「さっきは拷問部屋でぇ! 今度は和式の家かい! 一体なんなんだよここは!」と、吐き捨てるように大声を放った社員の一人。

 興奮冷めぬ内にそこを出て、通路を突き進むこと数分で通路を塞ぐように鉄の扉があって、そこも鍵を開けて進むと12畳間ほどのレンガで出来た広間に出て来た。

 そこで俺達はまたしてもとんでもない物を見てしまった。 12畳間の左右は栗か樫の木で出来た昔の牢獄で中には古くなってボロボロになった女物の着物の破片や引き千切れた帯に腰巻までが散乱していた。

 最早、誰一人として衝撃を口にする者なく、真ん前のドアの鍵を開けて中に入るとレンガで覆われた通路だったが社員がポツリと「まるで防空壕だな…」と、話した。

 すると何処からか「ヒソヒソヒソ… ヒソヒソヒソ…」と、言う誰かの話す声が聞こえ耳を澄まして聞き入ると何やら女性の声に聞こえた。

 ヒソヒソ声を聞きながら突き進むと、3畳間ほどのレンガで出来た小部屋に到着し、耳を済ませると「ヤァーネェー全くぅ~♪ もおぅ~♪ あっははははは♪」と、俺は聞き覚えのある声にホッと胸を撫で下ろした。

 声の強くなるのは奥の方とばかりに、みんなで奥の壁に照明を当てて手探りで探すと、右端の上下に何やら手回し出来るネジを見つけ、慌てて回して緩めるた。

 すると「ギィィィィー」と、手前の方に壁は開き、その中を見るとそこは屋敷の食料庫だった。

 そして俺が食料庫に入りドアの前で「○○さーん! 開けてくれー! ドンドンドン!」と、外のメイドさんの名を呼びながらドアを叩いた。

 するとドアの向こうで「キャァー! またオバケー! 出たー!」と、大慌てするメイドたちに俺が「俺だよ! ここ開けてくれー!」と叫ぶと「うっそおぅー! 何で○○さんが中に!?」と、ようやくドアは開かれた。

 翌日、工務店の人数を増やして貰い地下道を隈なく調査して貰うと、地下道にはレンガを装った用途不明の無数の小部屋が存在すること、そして入り口である蔵の中に別の通路を見つけ、辿って見れば屋敷から離れた、今は使われていない廃屋へと通じていた。

 そして屋敷の床下には誰かが何かの目的で簡易的に暮らしたように形跡や、湯式の中のただの壁だと思っていた場所が実はドアだと言うことも判明した。

 誰かがこの屋敷に何かの目的で無断で出入りしていると言う結論に至ったが、全ては人的なこととベットの中で義母に言い聞かせる日々を過し出入りしている者の正体を掴むべく、俺は秘密に警備会社に依頼した。

 義母の顔からは目に見えない物に対する恐怖は消え、日に日に回復を見せたものの一行に侵入者が現れないことへの別の不安が付き纏っていた。

 屋敷への入り口は、工務店によってドアの修復と最新の鍵を使って簡単には開けられない仕組みにし、安堵の表情も若干ながら義母から窺えるほどに。

 そんなある日の朝、義母より先に目を覚ました俺がベットから出て開けた窓の下、椅子に腰掛けて外を眺めていると後ろの方に義母の視線を感じ振り向いた。

 義母はネグリジェを脱ぐと、ベットに腰掛け幅広ホックの黒いブラを着けた… 俺の視線を気にしない様子で立ち上がると、腰に黒いガーターベルトを丁寧に、そしてレースの着いた黒いストッキングを片脚ずつ「スルスルッ」と、付け終わるとそのままの格好で見ている俺の方に静かに歩いてきた。

 椅子に座る俺の横に立った義母に俺が「何もこんな暑い日にそんなの着けなくても…」と、小声で話しそっと義母プリプリしたヒップに右手を這わせた。

 俺にとっては普段の挨拶だったのに義母は突然「バシッ!」と、俺の右手を強く払いのけ、俺に「抱く気もないんだったらそんなことしないで!!」と、怒り口調で洋服ダンスの方へ移動した。

 そんな義母を追うように近づいた俺は、スカートに脚を通す義母をベットに押し倒し義母の両手首をベットに押し付け「俺にそんな口を聞くな!」と、思ってもいないことを口走った俺だった。

 咄嗟に義母は俺から視線を反らし顔を横にして「抱くんなら早く抱けばいいでしょ! いつまで待たせる気よ!」と、苛立ちを俺にブツケた。

 更に「私の気持ち知ってるはずなのに!!」と悔しさ滲ませる義母に俺は、咄嗟に押さえつけた義母の手を離すと、ベットから降りて「そうだな! お前の言う通りだ…」と、背中を向けた。

 義母を辱めていた頃とは、俺と義母の関係は一変してることに気付いてはいたものの、早く義母を安心させてやりたい一心で、犯人捜しに追われ義母に触れることさえなかったことを俺は悔いていた。

 俺の後ろで服を着終わった義母は、無言のまま部屋を出て行った。
『私の気持ち知ってるはずなのに!!』と、記憶に焼きついてしまった義母の言葉だったが、俺は地下通路の三角木馬に跨がせた悲痛な顔する義母を想像して自分を慰めていた。

 あそこなら義母を可愛がってやれる……

 

 

 
◆◆◆◆◆8話






 屋敷の食料庫と繋がっていた秘密の通路は、新しく取り付けたドアと最新の鍵で開けることしは不可能と豪語した工務店。

 そして、そのドアの向こう側に常駐する警備会社の警備員は24時間体制で侵入者を捕まえることになっている。

 何も知らない犯人がノコノコ現れたら、事件は解決するはずだ! そう思っていた時のこと「キャァー!」突然、隣で眠っていた義母が叫んだ深夜の2時過ぎ、驚いて飛び起きた俺にしがみ付くように身体を震わせ抱き付いた義母。

 怯えガタガタと口元を震わす義母の指差したガラス張りの天井を見たものの、そこには誰も居ず俺達二人の姿だけが映っていた。

 俺に寄り添い涙する義母はもう以前の強気の女(ひと)ではなく、辱めることさえも出来ないほどに弱弱しく女(おんな)らしい女だった。

 義母の気を沈めようと義母の背中を軽くポンポンと手の平で打ちながら、何とか眠らせるも目の冴えてしまった俺は眠ることが出来ずにそのまま朝を迎えた。

 翌朝、義母を起こさぬように俺は一人で、懐中電灯を持ち食料庫からレンガの通路へとはいるために事前に工務店から渡されていた鍵でドアを開けた。

 ドアは確かに施錠されていて、誰も入った形跡は何処にも見当たらず「昨日の件は義母の身間違えだろう…」と、内心思いながら通路へ出ようとした時だった!「タッタッタッタッタッ!」と、通路の中に誰かの走る足音が響いた。

 咄嗟に俺が「警備員さん! いるんですか!」と、音のする方に声を発したものの何の応答もなく、もう一度「警備員さーーん!! いるのかぁーー!!」と声を大きくすると「タッタッタッタッタッ!」と、走る音が響いた。

 俺は足音の方向へ慌てて走り出した! 徐々に足音に近づいたと思った瞬間!「シィーーーン」と、音は静まり返ってしまった。

「確かこの辺りだったような…」そんな思いで辺りを見回したがレンガの天井と壁が続いているだけだったが奥の方から突然声が聞こえた!「○○さーん、いらっしゃいますかー!」と、奥の方から歩いて来た二人組の警備員だった。

 俺の顔を見るとホッとした顔を見せて「今、こっちの方から誰かの走る音が聞こえましてねぇ!」と、天井に仕込んだ隠しマイクを俺に見せてニッコリと無言で微笑んだ。

 二人組の警備員に、足音のことを話すと突然、目付きを鋭くした警備員たちがレンガで出来た壁を両手で手探りし始めた。

 すると一人の警備員が「んん?」と、首を傾げながら押したり左右に振って見せると突然「スゥーッ」と、レンガの壁が移動し警備員が人差し指を顔の前に立てると別の警備員に目で合図した。

 レンガに仕込まれた隠し扉を開けて中に照明を向けると、そこには大人が腰を屈めて何とか上れるくらいの石を積み上げた抜け穴があった。

 警備員たちが顔を見合わせると、片手に警棒と照明を持ちゆっくりと上に向かって上がって行くと、先頭を行く警備員が「広くなってる!」と後ろを行く俺達に言い放った。

 言われる通り腰を屈めながら進むと、出た場所は3畳間ほどの広さで、更に階段は上へと続き少し行くと今度は木で出来た梯子(はしご)が真っ直ぐに上へと伸びていた。

 よし! と、顔を見合わせた警備員が梯子に足を掛けようとした瞬間だった「おい!これ見てみろ!」と、手袋した手で階段の足掛け部分から何かの糸のような物を見つけた。

 警備員が照明で照らすと「おい! こりゃぁ、ストッキングじゃないか?」と、黒いストッキングの糸を俺達に見せると別の警備員が「何でこんなところに?」と、首を捻った。

 僅か数センチの黒い糸が俺にも犯人は女であることを教えてくれた。
所々が朽ち果てている木枠が四角く俺達3人を取り囲み、軋む木梯子を気にしながらゆっくりと昇って行くと、何かフタのような物に先頭の警備員が頭をブツけた。

 ここだな! 二番目の警備員が先頭に声を発すると「ガタンッ!」と、先頭の警備員がフタを両手で持ち上げてどけた。

 薄暗かった秘密の抜け穴に一斉に光が差し込んで俺達を照らすと、俺達はフタから外へと出て辺りを見渡した。

「ここは?」と、二人の警備員が俺に目を向けた。 見覚えの無い誰かの部屋で窓から差し込む陽の光は壁に見覚えのある服を俺達に見せくれた。

 壁にハンガーでかけられたメイド服の側に近づいた警備員が、ベットの横にあった屑篭の中に捨てられている黒いパンティーストッキングを見つけ「これは!」と、ストッキングを両手で伸ばして見ると「あった! 伝線しているぞ!」と、パンストを手に満面の笑みを見せてくれた。

 どう見てもパンストフェチの変態にしか見えなかった警備員は、無言で見詰める俺と別の警備員に頬を紅くそめ照れていた。

「こんなところにまで繋がってなんてなぁー」と、変態警備員が辺りを見回すと、部屋のドアノブが「カチャカチャッ」と、音を立てて回り開いたドアの向こう側で、目を大きく見開いて呆然とする最古参のメイドが立っていた。

 ベットに3人並んで腰掛ける俺達にメイドが大きな深呼吸をして「見つかっちゃったね…」と、ガックリと肩を落として近づいた。

 俺に視線を送ったメイドに答えるように、俺は警備員たちをドアの外に立たせメイドの部屋で二人っきりになった。

 すると突然、目からポロポロと大粒の涙を出してベットに腰掛ける俺の前で泣き崩れてしまった。

 両足を開き女座りしたメイドは両手を床に着け「旦那様を殺したのは奥様ではありません! アタシなんです!」と、俺を下から見上げて小声で語った。

「アタシ、知ってたんです坊ちゃんが、寝室を隠し撮りしてることを! 奥様に催眠術を掛け旦那様の飲み水に薬を入れる真似をさせていたんです! そして奥様に入れたと言う記憶を植え付けたんです…」と、俺を慌てさせたメイドの一言。

 泣きじゃくるメイドに俺が「でっ、なんで俺まで殺そうとしたんだよ!」と、冷静な口調でメイドに聞いた俺にメイドが「アナタが旦那様… いえ、人でなしの子だからです! でも… でも殺せなかった! 乳飲み子からアタシが育ててきたアナタは殺すことが出来なかったぁ!」と、額を床に擦り付けて泣くメイド。

 すると、泣きじゃくるメイドが上半身を起こして俺に「アイツは旦那様なんかじゃないんです! 本当の旦那様はアイツに殺されて… そしてアイツは摩り替わって旦那様のフリしてここに住み着いたんです!」と、突然大泣きして床に額を擦るメイド。



 『メイドの記憶』



 俺がメイドから数時間に及ぶ話しで知り得たのは、常識ではとても考えられないものだった。
元々、この家は旧家で軍事協力と言う形で地下に敵国の女スパイたちを集めては拷問し、敵の情報を集めているうちに終戦を迎えたらしかった。

 その旧家であるこの屋敷を継承したのが、メイドの言う本物の旦那様で、メイドがここへ来た時はまだ16歳ごろだったと言う。

 そのメイドが18歳になった時、偶々泊り込みの日だったある日のこと突然、本物の旦那が一人の男を連れて来たと言う。

 その男の顔を見て旦那の両親はビックリ仰天、子供の居ない親戚へ養子に出された旦那とは実の双子の弟だったと言う。

 旦那の実の弟だと言うのに何故か本人の希望と言うこともあって、食事も風呂も全てが別々の暮らしを広い屋敷の中で数年間続け、他のメイドでさえ弟の存在に気付くものもなく、偶然メイドたちに見られても旦那を装っていたと言う。

 そして、その日から屋敷では旦那の母親が病死し、旦那が大学を出るころには継承者である父親もが突然の病死と立て続けに不幸に見舞われたと言う。

 本当の旦那が大学を出る直前のこと「イヤァァァァー! ヤメテ下さい! ヤメテェェー!痛ーい! 痛ーーい!」住み着いた弟にメイドは犯され処女を失った。

 毎晩のようにメイドの部屋に忍んではメイドを犯し続け口では言えないほどの、辱めを受け身も心もボロボロになった頃、旦那は旅行に行くと屋敷を出たまま消息不明に。

 そして数日後に突然メイドに「今日からここの主は俺だからな! 他のメイドたちは俺の存在は御前いがいに誰も知らん!」と、メイドを脅迫しまんまんと主に成り代わったのだと言う。

 男は主として大学を卒業しメイド達に自分が本物だと何ヶ月もかけて信じ込ませた挙句に、メイドとして働く女たちに手当たりしだいに男の業をブツケていたと言う。

 殆どのメイド達は偽者の主に犯され自分の物にした挙句、本物の旦那から聞いて知った地下の拷問部屋に女達を監禁しては楽しみのためだけに、泣き叫ぶ女を鞭打って時には赤く焼けたコテで、女達の肌を焼いたと言う。

 そしてメイドが消えたと言っては別のメイドを屋敷へと業者に入れさせ散々、女に辱めを与え楽しんでは犯した挙句に、地下に閉じ込め拷問を楽しんでいたと言う。

 偽旦那は、俺の目の前で泣いて語るメイドに「御前にいいものを見せてやろう!」と、若かった彼女を連れて地下へつれて行くと、三角木馬に乗せられ陰部から血が滴り落ちている仲間のメイド達を見せられ「お前もこんな目に遭いたくなかったら黙って俺の言う通りにしろ!」と、彼女の見ている前で、両足を開かせられ天井から吊るされている仲間のメイドの太ももに笑いながら、焼きコテを押し付けたと言う。

 その日から、彼女は偽旦那に言われるがまま、地下へと僅かな食料と水を運び、拷問されて息耐えた女達を裏の雑木林に埋めていたと言う。

 地獄のような日々が繰返され、言われた時間に地下へと食料を運んでいると「ギヤアァァー! ギヤァァァー!」と、けたたましい女達の叫び声に恐ろしくなって、腰が抜けてレンガの壁に背を齎せた時、彼女は突然隠し扉が開いた中に吸い込まれた。

 そこで目にしたのは、学生服を着た白骨死体だったと言う。
「もしやこれは!」と、彼女は床に転がった頭蓋骨を持っていた風呂敷に包むと抱きかかえて屋敷の屋根裏部屋に、そして偽旦那の目を盗んでは頭蓋骨を石膏で固め、木箱に保存していたと言う。

 そして数年後に偽旦那も女を拷問する遊びを飽きたようにパッタリとしなくなると同時に、アナタの御母さんに恋したのそして、偽旦那は無理矢理彼女を犯したのよ… そして私を実の姉のように慕ってくれた彼女の両手をベットに押し付けて、アイツが犯すのを手伝ったのは私。

 でも、アナタの御母さんは、自殺して乳飲み子のアナタが残ったものの、流石に我が身を悔いたのかアイツは、アナタを引き取って私に育てさせた。

 そしてアイツは今の奥様をここに連れて来た。 アナタの御母さんにそっくりな奥様を… アナタも知っての通りアイツはああ言う男だから奥様をも何処かで犯して自分の物にした挙句に結婚の名目でここへつれて来た。

 アイツは元々、病気を患っていて死期も迫っていたのは知っていたけど、私がアイツをこの手で殺してやりたかったのよ!

 涙も枯れて声を低くしながら、一点を見詰めて話すメイドに、俺が「大まかなとこは解ったけどさぁ、アンタこれからどうすんの?」と、メイドに聞いた俺に彼女は「警察に自主します…」と、ポツリと呟いた。

 そんなメイドに俺が「何で警察いくんだよ!」と聞き返すと、メイドは俺の顔を見て「お世話になりました…」と、フラフラと立ち上がると頭を軽く下げた。

 俺に背を向けて部屋を出ていこうとしたメイドに、慌てて近づいた俺が「俺を育ててくれたんなら俺の母親だろ?」と、メイドの肩を抱いて軽く引き寄せた。

 するとメイドが「こんな私を母親って呼んでくれるんですか… こんな酷い女を…」と、メイドは涙を床に零した。

 俺は肩を抱き寄せながらメイドをベットに一緒に座ると「ところでさあ、お義母の催眠術って未だ解かないの? 相変わらずオバケ見てるようだしさっ♪」と、少し微笑んで見せた俺。

 するとメイドが俺に「今、解けば奥様の記憶が消えてしまうかも知れません…」と、ガックリと肩を落としたメイドに俺が「仕方ない… なぁ… あの人は元々関係ない人なんだし…」と、少しだけいい子ぶった俺。

「さてさて、中々面白い小説だったけど、そろそろ昼じゃないかな♪ 昼飯頼むよ♪ 母さん♪」と、横のメイドの肩をポンと軽く叩くと「うわあぁぁぁぁぁぁーん」と、ベットに泣き崩れたメイドだった。

 思いついたら速攻の俺は工務店を呼びつけると屋敷と地下の解体をそして新たに使い勝手のいい白い5建のビルを注文した。

 夏休みが終わる頃には解体も終わって基礎工事に入れると言う。 かく言う俺は屋敷の離れで義母と二人楽しく暮らしているし勿論、メイド達も一緒に暮らしている。

「お願い… ヤメテ… ヤメテェ… こんなとこ誰かに見られたら…」と、キョロキョロ辺りを窺うように全身を揺らす義母と、スカートの中に顔を入れて匂いを嗅ぐ俺の頭を、スカートの生地の上から押し付ける記憶のある義母。

 そして夏休みも終わって秋に入った頃、念願の新しい家(ビル)が完成して、関係者を招いての宴の数日後、俺と義母にメイドたちだけの本当の祝いをした。

 5階は義母と俺の住む住居、4階はメイドたちの住居として「3階と2階と1階はなんにしよっか♪」と、丸いテーブルに頬寄せて御馳走に舌堤うちながらみんなでワイワイ話す。

「窓から見える景色最高~♪」と、義母が満面の笑顔でこっちを見て笑うと「さあぁー♪ 乾杯しよおぅ♪」と、メイドたちが手に手にグラスを持った。

 とつぜんメイドの一人が「よおーし! 今夜は飲むぞぉー♪」と、威勢良く片手を振って「かんぱーーーーい♪」と全員が一気に飲み物を飲み干した。


「あれれ… どうしたんだろ… 変だな… 何だろ… この込み上げてくる血の味は… ゲフッ! グエェェェ! ゲフッ! グエェェッ!」

 「バカな子ねっ!」と、メイドA 「父親とそっくりだわ!」と、メイドB 「利口ぶってて単純なだけだわ」と、メイトC 「今夜は乾杯ね♪ こんなガキ騙すのチョロイもんだわ♪」と、義母。

 「何言ってんだ… みんな… どうしたんだ…」と、薄れ行く記憶の中で彼女達の誰かをバカにする声が聞こえた。

 「アタシはねぇ~ アンタを殺すために育てたんだよ!」と、誰かかテーブルに顔を付けて崩れた俺の頭を何かで叩いて言い放った。

 「アタシはねぇ! アンタを殺すために子育てを手伝ったんだよ!」と、誰かが俺の頭を何かで叩いた。

 「アタシもだよ! アンタが死ぬのを心待ちにしてたのよ♪」と、俺の頭の上に冷たい物をかけた。

 「楽しかったわぁ~♪ アナタから受けた辱めは本気で濡れちゃっもん♪ うふふふふ♪」と、俺の右手を叩いた。

 俺の蹲る白いテーブルクロスが、俺が腹の物を込み上げる度に、赤く染まり息も苦しくなって来た…

 「私達はねぇ~♪ 4人姉妹なのよ~♪ うふふふふ~♪」と、微かに義母の声が聞こえた。

 「アナタから頂いた財産は大切に使わせて貰うぁ~♪ キャハハハ♪ アッハハハ♪ うふふふふ♪」


 「……………」

 
 「なぁー 親父ぃー! 女ってすげー 怖いなぁー! 見てみろよ、俺の死体を目の前にして宴会してんじゃん!」

 「すっかり騙されおってぇー♪ あっはははははは♪ ワシが女を拷問して楽しむ鬼畜に見えるか? あっははははは♪」

 「そう言うなってぇ! 親父だってあの女(ぎぼ)にコロッと騙されて家にいれたんだろ♪」

 「何を言うか~ ワシはいつも見てたぞぉ~ お前の変態ぶりを~♪ あっははははは♪」

 「そう言えば、あの女(ぎぼ)が見たのってのは?」

 「ワシじゃよ ワシ! しかし、ワシが仕事で留守してる間、長年に渡ってよくも、あの女共は作り話を、お前に立ち聞きさせたのは驚いたな!」

 「ああー すっかり騙されちまったよ! よりによって俺は親父に手篭めにされて生まれた子だなんてよぉ!」

 「あらあら~♪ 誰が手篭めにされたんでっすてぇ~♪ 親子そろって楽しそうだなって降りて来て見れば~♪」

 「お、母さんも降りて来たとはのおぅ~ こりゃ! 面目ない!」

 「母さんのか? 俺の? 母さんなのか?」

 「そうよ~ アナタを生んで直ぐに自殺したって言われてた、ハイ♪ 私がアナタの母親です♪」

 「ワシには、身重の母さんがワシを見捨てて家出して消息不明とか言っておったのに…」

 「いえいえ、ちゃぁーんと毒殺されるまでは、あの地下の座敷牢の中で、この子を生むまでは居ましたのに…」

 「えぇぇー! じゃーあの畳の和室は、母さんが居た部屋なのかあー!」

 「えぇ、そうよぉ~ 御父さんが鼻の下デレーッと伸ばして連れてきた女が最後の仕掛け人だったなんてねえ♪ 笑っちゃうわぁ♪」

 「まずはともあれ、こうして親子3人が揃ったんだからワシラも祝杯を上げに天に昇るとするかのぉぅ~ あっはははは♪」

 「ところで、あの箱に入ってた顔は一体誰だったなんだ? 親父!」

 「あぁー あれか? あれはワシが外国で買って来た土産なんじゃが、どうも気味悪くてなぁ、あっははははは♪」

 「でも、腹立つなぁ!! あいつ等!! 父さんや母さんに俺までも毒殺するなんて!」

 「大丈夫よ! ちゃーんと、私があの女(ぎぼ)に憑依して♪ うふふふふ♪」

 「ひえぇー! やっぱり女は怖いのぉぅ♪ 息子よ!」

 「グエェェェェー!! 誰? 飲み物に毒なんか…」と、俺の死体の周りで首を掻き毟って苦しむ女達。

 「ザマア見ろ! 外道女たちめ! 流石はお母さん!」と、ガッツポーズを決める俺。

 「あれはねぇ… 直ぐには死なないのよ! 存分に苦しむがいいわ! うふふふふふ♪」と、微笑む母さん。

 「さてさて母さんや時間だぞ、行こう行こう♪」と、天を見上げて両手を広げる父さん。

 
 身も心も離れ離れだった家族は初めての幸福に空を舞いながらも話は弾んだ……


 完了

義母【Ⅳ】

義母【Ⅳ】


 俺は高校二年になったばかりの普通の男、小学生の時に母親を亡くし小学六年生まで父親に育てられた。
と、言っても、父親は外務省の役人で普段は家にいることが少なく、どちらかと言えば俺を育てのは執事の爺やと家政婦さんたちだろうか。

 まぁ、ソコソコ裕福な環境にあったものの、家には爺やと家政婦さんたちしか居らず、もっぱら俺の話し相手は俺が生まれる前から屋敷にいると言う爺やだった。

 そして俺が小学校から中学へ入る頃、突然、家にやってきたのが葬式でもないのに頭から足先まで黒尽くめの女だった。

 ツバの大きい帽子に、黒レースの手袋をして黒のドレスに黒のストッキングを履いて黒のヒールと、黒いサングラスをかけ、まるでカラスのような女に、俺は固まってしまったのを今でも鮮明に記憶している。

 父さんは突然つれて来た女を俺に「母さんと呼べないなら無理して呼ばなくてもいいからね」と、俺に気遣いを見せたものの様子からして、どちらかと言えば父さんが女に対して御機嫌でも伺うかのような感じに俺には見えていた。

 それから、この女は屋敷で俺と暮らすことになったが、毎度のことながら父さんは仕事に出かけ帰らぬ日々が続き、俺が高校へ進学する時も外国の紛争処理のために日本には居なかった。

 食事の時も俺とは話すことのない日々、胸の谷間の見えるドレスを着て、リビングで足を組み細長い外国製のタバコを吸う。

 部屋に篭れば出てこない日が続き、来れば来たで照明も点けずに薄暗いリビングの影の部分に身を置いて、暗さに我が身を重ねタバコを吸う。

 父親が久々に帰宅しても、出迎えようともせずリビングで顔合わせても、御帰りの一言も口にはしない。
そして、こんな女を残したまま、俺が高校二年になったばかりの頃、出向先の外国で自爆テロの巻き添えを食って他界した。

 そしてこの義母【Ⅳ】は幕を開いた……






2話





 俺の親父が生きていても死んだ後も自分のスタイルを買えることなく、相変わらず家中では上半身の肌が透ける黒系の服を身につけ黒い下着が見え隠れしている。

 俺がリビングに居ると言うのに隠れることも無く、立ち上がってはドレスの裾を巻くり上げ、ガーター紐で吊られたストッキングを治す義母。

 執事の爺やが「ウオッホン!」と、咳払いしても平気な顔している辺りが、汚らわしく義理とは言え到底、母親が子供の前でする光景とは思えない。

 爺やは俺の気持ちを知っている… 俺がこの女を大嫌いだということを… 正直、俺はこの女と同じ空気を吸っていることさえもが苦痛だ。

 家政婦たちも、爺やにこの女を追い出して欲しいと言っているのが聞こえてくるし、俺は未だ爺やには言ってないが何れ言うことになると思う。

 自分の部屋には誰も居れず、家政婦さえも入れたがらず掃除するままならないと憤慨するし、この義母が唯一、家政婦に頼むのはブランデーやウイスキーなんかの酒類と、外国製の細長いタバコだけで、他は何でも屋敷とは無縁の業者に入れさせている。

 父親の仏壇に手を合わせに来てくれた親戚たちにでさえ、挨拶することもなく部屋に篭って出てこようともしないから、親戚達からも「何とかならんのか!」と、爺やが叱責を受けているし、俺も爺やが気の毒で目を伏せてしまう。

 そして親戚から本家へ次々に義母が相応しくない女として、連絡が入り本家も対応を迫られ、遂には一通の手紙が爺やに届けられた…「弁護士を通じて然るべき手続きに入る用意をしている」と、爺やが俺に話してくれたものの、爺やは「旦那様(ちちおや)が愛した方ですから粗末な対応は致しかねます…」と、乗り気しない様子を俺に露にした。

 そんな時、義母は誰にも何も言わず黙って家を空け数日間帰って来なかったが、果たして今回の件が耳に入ってのことなのか、或いはいつもの勝手気ままなのかは誰にも解からない。

 帰ってきても、ただいまも無ければ「お帰りなさいませ… どちらへお出掛けでございましたか?」と、爺やの呼びかけにも「……」と、無言で軽く俯くと目を合わせることもなく、自室へ消えてしまおうとした義母に、我慢出来なかった俺が「アンタ! いい加減にしろよ! みんなアンタを心配して!!」と、言い掛けた時、義母は「フッ…」と、口元を一瞬緩めそのまま俺の前から立ち去った。

 そして、それから義母の様子は一変した… 屋敷に見たことも内な男達を出入させては自室へ招き「キャッハハハハ♪ ウワッハハハハハ♪」と、連日のように音楽を大音量でかけ、中からは義母や男達の酒に酔う笑い声がドアから漏れ出し、朝まで続けられることも…

 時には特定の男を部屋に招きいれ、そのまま数日、泊まらせることも… 中で何をしているのかなんて考えたくも無いし「何でこんな女をー!!」と、俺は死んだ親父に心の中で叫ぶことも。

 義母の部屋の前で中の様子を窺っている俺に「ポンポン」と、肩を叩いた爺やが「奥様はお寂しいのでございます…」と、呟くと俺を義母の部屋の前から連れ立った。

 その後も義母は取り替えるように見知らぬ男達を部屋に呼んでは、毎夜のようにハシャギ騒ぐのを続け遂に、俺は義母に「いい加減にしろおぉぉー!」と、男をドアの内側で見送る義母に掴みかかろうとした! 俺の手には父親の部屋にあった日本刀が握られ、出てきた男はそれをみるなり「あわわわ! あわわわ! ああぁぁぁー!」と、叫びながら逃げて行ってしまった。

 日本刀を持ったままの俺を冷たい目で見る、白いドレス姿の義母はそのままドアを閉めようとし、俺の大声に驚いて駆けつけた爺やは、日本刀を持ったまま義母の部屋に入ろうとした俺の肩を強い力で止めた。

 義母の部屋のドアは少しずつ閉じられ、ドアの隙間に見えた義母は薄ら笑みを浮かべ俺を嘲笑った瞬間、俺は「うおおおぉぉぉー! この淫売女(あそびおんな)!」と、閉められようとしたドアを力任せに開き、部屋の中へと入ると「坊ちゃまぁー!」と、俺を引きとめようとした爺やまでが義母の部屋へと入ってしまった。

 すると爺やは、俺に「出ましょう! 出るのです! 坊ちゃまあぁー!」と、必死に叫ぶように俺の両肩に後ろから手をかけた。

 右手に日本刀を持ち、左手で後ろの爺やを振り解こうとする俺を見て、義母は「フッ…」と、薄ら笑みを浮かべると、白いドレスの長いスリットからガーター紐に吊るさた白いストッキングを履いた脚を見せ「アッハハハハハー♪」と、突然両手を広げ「クルクル」と、回りながら踊って見せた。

 部屋の中は黒と白の薄地レースのカーテンが、天井から幾重にも吊るされ、視界を遮るようにクルクルと回る義母の風圧でユラリ揺らめいていた。

 止まる事なくクルクルと両手を広げ、まわる義母に正気は感じられず「もういいや…」と、正気ではない義母から目を背け義母の部屋を出ようと、ノブに手をかけようとした瞬間「お待ちなさい!」と、俺に声かけた義母が近づき、俺の横に来ると「話したいことがあるなら、そんな物騒な物を持ち出さなくても尋ねて頂ければ結構よ~ うふふ~♪」と、それだけ言うと義母はカーテンを中へと姿を消した。

 俺は自分の部屋で考えていた…「何故、爺やは義母を庇うんだろう… 爺やは何かを知っているのか… 俺や家政婦さんたちの知らない何かを…」と、学習机に頬杖ついて窓の外を眺める俺だったが結局何も答えは見出せず、大きなダイニングテーブルで一人ぼっちで食事をし、風呂に入って自室に戻ったのが夜の9時過ぎ、屋敷を訪ねる者は誰もなく、今夜は義母を訪ねる男達も居ないと久々の安堵を実感していた。

 窓の外には誰も訪れる気配は感じられなず、今夜はグッスリと眠れると目の前のカーテンを閉めようとした時『話したいことがあるなら、そんな物騒な物を持ち出さなくても尋ねて頂ければ結構よ~』義母の言い放った声が脳裏を掠めた。

 義母を訪れる者のない今夜なら話し合えるかも知れない… 時計の針はまだ10時、俺は規模の部屋へと足を運んだ。

 部屋の前に来ると何故か足が竦んだ…「コンコンッ… コンコンッ…」と、二度のノックで「カチャッ」と、中から応答することなくドアは開かれ、戸口とドアの隙間から顔を覗かせた義母が「来ると思ってたわ…」と、ポツリと語ると俺を中に入れてくれた。

 中に入ると奥深い40畳間の洋間は昼間と違い、クリーム色の壁をシャンデリアの灯りがホンノリと照らしていて、天井から吊るされたレースのカーテンに照明の色が染まっていた。

 ドアの前に立っている俺に「どうぞ…」と、一枚目のカーテンの方へと招く義母に誘われ入ると、竹で作った椅子が二脚と真ん中に漆塗りのテーブル、そしてそれを囲むように天井から吊るされた白いレースのカーテンが個室のよに辺りを覆う。

 義母に言われるがまま椅子に座ると、目の前の椅子に座った黒いドレスの義母は珍しくストッキングを脱いでいた… ストッキングを履いていない義母を見るのは初めてのこと、目のやり場に困り辺りを見回すと右壁側の小引き出しの上に、義母が脱いだであろう黒いストッキングとガーターベルトが無造作に置かれていた。

 知らず知らずに見入っていた俺の目の先を追った義母が、俺に「そう言うの興味がある年頃なのね…」と、義母は口元を少し緩めて笑みを一瞬だけ浮かべた。

 義母に指摘され「ハッ!」と、してストッキングから視線を反らした俺は「アンタに話しがあるんだよ!」と、俺はストッキングを見ていたことを指摘され、またそれを隠すように乱暴な口を聞いて目をキョロキョロさせた。

 目の前で脚を組み、膝に両手を添える義母は「ジィー」と、俺の様子を窺うよな視線で俺を見て「私に屋敷を出て行って欲しいんでしょう?」と、俺の目を見据えると「フッ」と、笑みを履き捨てた。

 突然、心の中で思っていることを言われた俺は、上半身を一瞬「ビクッ!」と、後ろに少し引いて義母の視線から目を反らし「俺は! 俺は! ただ、アンタに…」と、口を濁すと「アナタにとって私は母親じゃない、アナタの目は男が女を見る目… そう汚らしい女を見る男の目だわ」と、義母は俺の心を鋭く見抜いていた。

 義母は組み上げた脚を下ろすと「スッ」と、立ち上がって後ろのカーテンの中に入ると、ブランデーを注いだグラスを手に持って戻り、椅子の上に脚を乗せてドレスのスリットから太ももを晒し、俺に「私は誰の指図も受けないわ… それに私の招待客はただの友達だし、アナタの考えているような関係じゃないわ!」と、ブランデーを口の中で転がした。

 揺れるドレスのスリットから見える透き通るような白い脚は、俺に義母は女であると言う印象を濃厚に与えた。

 
 

 
3話






 俺は結局、義母とはそれ以上の話をすることなく、義母の部屋を後にしてそれから数日が経過した頃、高校は夏休みに入り何処へ行く当てもない俺はジッと屋敷の中で時間を過ごしていたが、義母に少し異変が起きた。

 まぁ、夏も真っ盛りだからかも知れないが、中庭で日向ボッコして過ごしている俺の横を、ロングのドレスしか身に着けなかった義母が突然、半袖の白系のスーツスカート姿で車の方へと歩いていくのが見えた。

 スカートの丈は膝上で、白いストッキングを履きツバの大きな帽子とサングラスは、義母を太陽の光から十分遮っていた。

 義母の姿に驚いたのは俺だけではなく、傍で車のドアを開ける爺やと家政婦さんでさえも突然の義母の服装に只ならぬ何かを感じているようだった。

 そんな義母が屋敷に帰宅したのは、家政婦さんたちも仕事を終えた夜の11時過ぎだった… 義母は大勢の見知らぬ男達にタクシーで送られて来たらしく、男達はそのまま帰り義母はケラケラと大笑いをして玄関に声を響かせた。

 誰か行くだろうから放っとけばいいと思ったが、義母は相変わらず玄関で大声で独り言を言い放ち、家政婦さんも爺やも迎えに出ようとせず、仕方なく俺が一階の玄関へと足を急がせた。

 義母が心配だったからではなく、夜中に大声を出されるのが我慢ならなかったのと、疲れて眠っている家政婦さんや爺やに迷惑が掛かることを恐れたたからだった。

 玄関へ行くと、上がり元に直座りして仰向けの状態で、俺が傍に居ることさえ気付く気配もない義母は何かを思い出したように、一人「きゃっははははー♪」と、手をパチパチ叩いては大笑いを繰り返し「全く! 何て様なんだ! こんな女が何でここに居るんだ!」と、心の中で義母を下げ荒む目で俺は見ていた。

 そんな義母でも放置すれば、眠っているみんなに迷惑がかかるだろうと「ほら! 起きろ! 部屋まで連れて行ってやるから!」と、義母に手をかけた瞬間!「バシッ!」と、突然俺の頬を平手打ちした義母は「触るなぁ! 私に触るな! 一人で起きれるわよ!」と、俺を突き放しフラフラと立ち上がると足が縺れ「ガタガタガタァーン!」と、壁際に凭れるよに崩れた。

 俺は崩れた義母を後ろから抱きかかえようと、義母の腕の下から両手を入れ「せえぇのおぉ!」と、掛け声かけて抱き起こした瞬間「ムニュゥゥー」と、俺の両手は義母の胸を押し付けてしまった!「打(ぶ)たれる!」と、思ったものの義母は首と両腕をダラーンとさせ、口をモゴモゴさせ眠ってしまいそうだった。

 後ろから義母を抱きかかえ、まるで大きなロボットでも操るように「右足、左足、右足、左足」と、心の中で「イチ、二、イチ、二」てな具合でハンドバックを持ちながら義母を部屋まで連れて来ると「あっちぃー」と、部屋の奥の方を指差さして教えた義母に言われるがままに、俺は義母の部屋を天井から吊るされたカーテンを避けながら義母を連れて入った。

 初めて見た義母の寝室だったが、とても周囲を見回す余裕もなく何とかベッドの枕まで義母を辿りつかせた俺は「ふうぅぅー! これで終わりだ!」と、義母に毛布をかけて立ち去ろうとした瞬間だった…「ううぅぅぅぅ… ううぅぅぅぅ… 何でぇ、何で私を残して… 何で私を… ううぅぅぅぅぅ…」と、唇を振るわせた義母の声が聞こえ振り返ると、俺は義母の閉じた瞼から涙が溢れているを見てしまった。

 俺は部屋へ戻ったものの、義母の流した涙が忘れられず、一人切ない気持ちに襲われると同時に「あの人も可愛そうな人(おんな)だっさたんだな…」と、初めて義母を思いやる気持ちになった夜の出来事だった。

 そして翌朝のこと、7時に起きた俺が日課である屋敷の周りの散策に出かけると「おはよう♪」と、突然後ろから声をかけられ「ドキッ!」と、して振り向くとそこには、普段と違い薄化粧をした義母の顔が俺を見て笑みを浮かべていた。

 膝丈の淡い水色のワンピースの裾が微風に僅かに靡き、両手を後ろに組んで俯き加減で「昨日はありがとう♪」と、ハニカミながら笑みを見せると「この色、好きでしょ♪ だから、出して着て見たの…」と、全身で照れる素振りを見せた義母に、俺が「何で知ってるの?」と、素直に聞くと義母は「亡くなったお父さんから聞いたから…」と、一瞬だけ顔を上げると再び俯いた義母だった。

 義母に声かけられた屋敷の角は、大きな松の木が植えられそれに肩寄せるように中小の木々が寄り添う、俺の一番のお気に入りでもあった。

 俺は有得ない行動として、義母と一緒に肩を並べて屋敷の周りを歩いていた… 最初は俺の後ろから黙って付いて来ていた義母も、次第に俺と並んで歩くようになり、遂には有得ない第二の行動に俺は出てしまった… 俺は義母の手を自ら握り締め、そしてまた義母も嫌がる素振りを見せず、俺と義母は無言のまま照れながら手を繋いで歩き、屋敷の中から見えるところに来ると「サッ」と、繋いだ手を解き、そして見えない場所にくるとどちらからともなく手を繋いでいた。

 有得ないことは、その日を境にまだまだ続いた… 一緒に摂ることのない食事も一緒になり、一人で出かけることの多かった義母は俺を誘いデパートへ… 行き付けのブティックで下着やストッキングを買い求め、恥ずかしい俺は終始、顔を上げることが出来ずなんて、笑い話しにもなりそうなことや… 俺の部屋を尋ねた義母と二人、時には爺やまで入ってのテレビゲームに熱中したりと、今まででは有得ないほどことが続き、家政婦さん達とも次第に打ち解け、自室に家政婦さんたちを招きいれカラオケ大会までやる始末。

 あの一件いらい、義母は俺にも爺やにも家政婦さんたちにも心を開き、夕飯だって家政婦さんや爺やも招いての賑やかな食事へと変化をし、度々、屋敷に来ていた男達も来なくなり、屋敷にも平和が戻ってきたと実感する日々が続いた。

 そんなある日のことだった… 屋敷が平和になったことを知らない本家の爺ちゃんと婆ちゃんの代理で来た、向こうの執事が「奥様! いや! ○○さんでしたね! 今すぐにここを出て行って頂けませんか! 調べたところアナタは亡くなったこの家の主とは入籍されていないことが解かりました… これは本家からの気持ちです、受け取って出て行って頂きたい!」と、客間で鼻息を荒くする本家の執事が、ブ厚い封筒をテーブルの投げ付け、その前に並んで座る義母を挟む俺と爺やの三人は顔を引き攣らせた。

 確かに義母と親父は披露宴も結婚式もしていないのは知っていたが、まさか入籍していないとは俺には寝耳に水だった… すると爺やが「えぇ、そのことは私めも存じております… とは申されても何年も間、ここに居られるのは列記とした当家の主が御選びになられた奥様でございます! なれば本家の指図は無用かと存じますが…」と、眼鏡のフレームに指を当て目を光らせ毅然とした態度をした爺や。

 爺やが眼鏡のフレームに手を当てる時は、心底から怒りを覚えている時だと言うことを俺は知っていた… そんな爺やに顔を顰める本家の執事が「それはそうですが、当主亡き後は後見として本家が口を挟むこであると考えますが…」と、額の汗を拭く本家の執事に、爺やがチラッと俺を見て「当家の主は、ここに居られる坊ちゃま! いや、○○様でございます!」と、相手の執事に口調を強めると、相手は「フッ♪ 確かにそうですが、現在は学業に専念される身でございますから、ここは本家の意向を通すベキかと存じますが…」と、爺やを鋭く睨みつけた本家の執事。

 すると俯いていた義母が、突然顔を上げ「出て参ります… 私がここを出て行けば丸く収まるのですね…」と、口元を引き締めて振るわせた義母。

 本家の執事は、そんな義母に「私とて、こんな役回りは御免なのです… 申し訳ありません!」と、立ち上がると深々と義母に頭を下げると全身を震わせその場を後にした。

 義母の心は泣いていたように思えた… ようやく周囲に打ち解け明るい兆しも見えてきた矢先の出来事に俺は愕然とした。

 ○月○日までにここを出て行くと言う覚書に署名した義母からは、覇気は感じられず再び自室に篭ることの多くなった義母に、かける言葉を俺は思いつかないまま数日が経過した。

 義母に残された時間は、俺の夏休みが終わるまで… 俺は考えに考えた末、残された時間だけでも義母と笑って過ごしたい… そんな想いから義母の部屋を訪ねたものの、義母は昼間だと言うのに酒を飲んでいた。

 すっかり荒んでしまった義母からは明るさは消え、以前にも増してドンヨリとした暗さが漂い部屋に入った俺に「出ていってぇ! 出て行ってよお!」と、酒の匂いをさせて俺に掴みかかった義母は「結局、こう言うことになるんだわ! 良かったねぇ! アンタ達の思いどうりになって!!」と、心にもないことを俺にブチまける義母が痛々しかった。

 最近まで明るい色だった服装は以前同様に全身を黒が包み、化粧も濃くなり誰に会うわけでもないのに香水の匂いを漂わせる義母は、俺を「ドンッ!」と、突き放すと俺に背中を向け「何れこうなることは知っていたわ… だから… だから私はアナタたちとは他人で居たかったのよ! 初めてここに来た時から何れ私は追い出されるって… 他人のまま居れば他人のまま気兼ねせずに出て行けるから……」と、義母はベットに腰を下ろすと足組をし右手を頭に頬杖を着いた… 義母の黒いストッキングに反射する照明の灯り。

 無言のまま、ジッとして動かない義母が突然「スッ」と、立ち上がるとベッドに身を投げ出した… ベッドの上でバウンドする義母の全身と、ブラウス越しに揺れる義母の胸。

 仰向けになって目を閉じた義母は動かず、膝上まで捲くれ上がったドレスの裾の中に、光沢を放つ黒いスリップのレースが見え一瞬だけ目を奪われた瞬間「好きにしなさい… いいのよ、フフ… アナタの好きなように私をしても… フフッ」と、肌で俺の視線を感じたかのように言い放った義母。

 そんな義母の問いかけに、無言で立ち尽くしている俺に構うことなく義母は「パチンッ… パチンッ」と、ブラウスの胸のボタンを目を閉じたまま外し始めた… それを見た俺が「よせぇ! やめろ! やめろよおぅ!」と、慌ててベッドの横へ行き義母の両手を掴んで止めると「うるさい!」と、大きな声ほ出して俺の手を振り解き「パチンッ… パチンッ」と、ボタンを再び外し始めた。

 俺はその瞬間「やめろおぉ!」と、叫び、気が付くとベッドの上、義母に馬乗りになって義母の両手をベッドに押しつけていた。

 自分のしていることに「ハッ!」と、俺が義母の手から自らの手を離そうとした瞬間「ほらぁ~♪ プルプル揺れてるでしょおぅ♪ ホラホラァー♪」と、全身を揺すって胸をプルプルと揺らし「女の胸よ! アナタの好きにしていいわぁ~♪ ホラー♪ 女の胸は柔らかいのよおぅ~♪ ホラホラホラァ~♪」と、再び全身を揺らし胸を震わせる義母の瞼からは、大粒の涙が溢れていた。

 そんな義母を見ていた俺は無言で義母から手を離すと、ボタンの外れたブラウスのボタンを「パチッ、パチッ」と、下から順に留め「お義母(かあ)さん…」と、小さな声で囁き義母の胸に軽く頬を軽く寄せた。

 義母の胸に頬寄せ甘える俺を両手で下から「ギュッ!」と、抱きしめた義母は「ううぅぅぅぅ…」と、声を震わせ涙で枕を濡らした。

 その日から義母はピタリと酒を絶ち、これまで同様に明るくなり爺やも家政婦さんたちの顔にも笑みが戻ってきて、俺も普段同様に義母の部屋を訪ね、また義母も俺の部屋をと互いに行き来するようになった頃、家政婦さんたちが義母に何やらブ厚い封筒をリビングで渡しているのが目につき、近づいて見ると屋敷から歩いて数分圏内にあるアパートマンションの不動産情報だった。

 この頃になると義母は個人的にも家政婦さんたちと交流があって、家政婦さんたちの休みの日はよく外へも出かけていたし、爺やも頬を緩ませ笑顔で義母との買い物に付き合ったりと、頻繁な交流が大っぴらに行われていた。

 そして俺の夏休みも半ばを迎える頃、家政婦さんと爺やの夏休み(さとがえり)に突入したものの、今年は誰も帰りたくないと言う感じの家政婦さんたちは義母の説得で、渋々里帰りすることに… そしていつもなら交互に休むのが慣例の夏休みを、家政婦さんも爺やも全員で夏休みを取ることに決定し、過去からの慣例は今年を最初で最後として行われた。

 ガラーンとして静まり返った屋敷では普段は絶対にすることを禁じられた、義母のキッチンへの出入も自由になり、俺は生まれて初めての義母の手料理に舌堤をダイニングで打ち「美味しい! 美味しい!」と、食べる俺を見ては義母は満面の笑顔を見せ、食べきれないほどの料理を作ってくれた。

 二人は食事の後、台所に肩を並べ家政婦さんや爺やのことを話題にして、肩を窄めて談笑しながら洗い物を済ませ、義母が風呂に出かけたのが夜の8時、その義母が風呂から出てきて俺を唖然とさせた…

 例え風呂上りと言えど普段から身なりを整えていた義母の姿は、薄い青のショートパンツに白の半袖のティーシャツにと、絶句して声も出ない俺に義母が「秘密だよ~♪」と、ニッコリと微笑んで見せた。

 初めて見た義母の普通の格好に「ヤッタァー♪」と、何故かガッツポーズを取った俺に義母が「ねぇ! ここでしよっか!」と、目を輝かせ、俺も「うん! ここでしよう♪」と、ガラーンとしたリビングで、大画面のテレビを前にテレビゲームに、カラオケにと二人だけの夜を楽しんだ。

 楽しかった義母との二人だけの夜は一瞬にして過ぎ、時計の針も夜の12時を回ったころ解散し、個々に自室へと戻った。

 俺は義母との楽しかった宴に大満足して、部屋の明かりを少し落とした… カーテンを閉め切り一人の時間を過ごしていると、うとうとした俺は寝巻きに着替えるのも忘れそのままベッドの上で眠ってしまった。

 そして何時頃だろうか、喉の渇きで目を覚ました俺はフラフラとベッドから起き上がり、ドアの横に置いてあるポットからグラスに冷水を注ぎ<一気に飲み干しベッドに戻ろうと向きを変えた瞬間!「カチャッ!」と、突然入り口ドアが開き「ハッ!」と、した俺が入り口方向に再び振り向くと「はあぁ!」と、口を片手で隠し、驚いた顔してその場に立ち尽くす義母が居た。

 俺は鍵を掛けていなかったことに、同時に女装していたことを忘れていたことに気付いた…「いつからなの?」と、ベッドに座る俺の横で俯きながら、目を合わせずに俺に聞く義母に「お義母さんが来る少し前から…」と、ボソっと答えた俺は紺のタイトスカートにブラウンのパンストを履き、クリーム系のブラウスとリボン、そしてその上にチョッキを着て、薄化粧を施していた。

 小学校からの帰り道、野良犬が銜えていた何処の誰の物とも解からない人のパンティーが一枚、奪いとって洗濯して身に着けたこを起源に、屋敷での寂しさを紛らわすために通販で買った女性用の下着にストッキングに、スーツにスカートにと数が増えて行き、今ではカツラから化粧道具まで揃へたと、義母に見せた自分サイズの女物がギッシリと収まった、家政婦さんたちの知らない専用の箪笥の数々。

 俺が始めて見せ、話した秘密に困惑しながらも「よし! 解かった! いいんじゃない! 誰に危害を加える訳でなし、そっかぁー♪ アナタは女の子だったんだね♪ よおーし! 今夜は女同士! 一緒に朝まで過ごしましょう♪」と、突然立ち上がって俺を元気付ける義母に俺は抱きついて顔を胸に埋めてしまった。

 部屋の明かりを落とした義母は、ベッドの前でスルスルッとガウンを脱ぐと、薄いネグリジェの中にパンティーが見え、前身をプルプルと揺らせながら俺のベッドに入ると「ホラァ~♪ 何してんのぉぅ♪ 女同士なら恥ずかしいこと無いでしょ♪」と、俺に服を脱げと即し、俺は顔から火の出るほどの恥ずかしさの中で下着姿になって見せた。

 白いパンティーの中にはパンティーが義母と同じ一枚だけと言う格好の俺は、義母の見ている前で脱いだスーツとストッキングを片付けて、義母の居るベッドの中へと身体を沈めた。

 自分の肩で感じる義母の肌はスベスベしていて、柔らかく触れたら無くなってしまうほどに思えた俺が、義母から少し離れると義母は俺に「なぁにぃ~♪ 何で離れるのおぅ~♪」と、離れた俺に再び肩を「ピタリ」と、くっつけて楽しそうに微笑むと、突然だった…「スゥゥーッ」と、何かが俺の胸をスリップの上から、肌に触れるか触れないかのタッチで滑ると、俺は無意識に「ああああぅ…ん」と、全身を仰け反らせ揺らした。

 何度となく俺の胸の辺りを「スウゥゥー」っと滑る何かは、俺に何度も全身を身悶えをさせ「ああああぅ…」と、恥ずかしい声を出させた。

 そして、その何かは気配も感じさせず「スッ、スルスルスルゥゥー」と、俺の乳首を上下左右に滑ると「あひっ! あひっ! あひっ! ああああぅ…」と、激しく俺を身悶えさせ有得ないほとの恥ずかしい声を俺に何度も出させた。

 一瞬の出来事だったのに、俺は肩で息するほどエクスタシーに陥っていた… 何が何だか解からないうちに息を整え終えた俺に義母が「アナタ! もしかして! 感じてるの!?」、ベッドに肘たちした義母が俺を右側から覗き込んだ。

 そしてそれは突然やってきた!「あぅ…あぅ…あぅ…あひっあひっあ…ん! ああああぅ…」俺は気が狂いそうなほどに、全身を痙攣させ、同時に声を震動させ手足が硬直した瞬間!「ぅぅん! ぅぅん! ぅぅん! いぅくぅぅぅぅー!!」と、俺は信じられないような叫びを出して気絶してしまったようだった。

 俺は意味の解からないエクスタシーの所為で、愛液でパンティーを土砂降りのように濡らし、男の恥ずかしい液体をその中で暴発させてしまったようだった。

 翌朝、俺は女性の下着から普通の下着にかえられたことに気付き、義母に説明してくれと問い詰め、理由を打ち明けられた俺は、義母に恥ずかしい体液と性器をみられたことで恥辱の涙を見せてしまった。

 そして一人、自室に篭った俺は始めて自分の乳首を弄るオナニーをしてしまった……

 

 

4話






 女装と言う心のオナニーだけだった俺は、義母に秘密を知られ大胆にも、女装して義母の目を盗んでは二階の回り廊下を徘徊し、廊下の角や使っていない部屋の中に身を潜め壁に凭れ座ると両脚を広げ、パンストの上からパンティー越しに大きなクリトリスを親指で摩り回し、胸元から入れた指は乳首を「コロコロ」と転がし「ツンツン」と、弾いて全身をビクつかせ、まるで誰かに後ろからされている想像に身を任せた。

 義母は俺に、女装したい時は自由に昼でも夜でも屋敷に二人だけのときは自由にしなさいと、俺の変質的な行動に賛同してくれてはいるものの、陽の高いうちの女装は俺に罪の意識を植え付け中々出来ずに夜を待って徘徊し始めた。

 白いソックスにセーラー服の服装は、屋敷の使っていない部屋の闇の中へと俺を誘い、俺は闇に誘惑されるままパンティーを片足だけ脱ぎ、溢れる愛液のヌメリを大きなクリトリスに塗りつけた。

 時折「ヌチャッ」と、小さな音を立てる愛液は俺のペニス徐々に硬く大きくし、片方の指でコロガス乳首は「ビンビン、コロコロ」と小さな撓りを俺の指に伝えると、抑えきれずに「あひっ」と、声とも唸りともつかないヨガリ声を俺に出させた。

 セーラー服を着てスカートを巻くり上げ広げられた両足の真ん中で、少しずつ大きくなるクリトリスは最後には太く逞しいペニスと変化し、気付けば「シュッ! シュッ!」と、前後に扱き両方の勃起した乳首を交互に忙しく指で摘まみコリコリ弄っていた。

 そして…「我慢… 我慢出来ない! お義母さんに… お義母さんにされたーい! アウッ! アウッ!!」と、義母にされた日のことを思い出し、ペニスから溢れた愛液で俺の手の平をヌメらせると、勢いよく俺の中から放たれたエネルギーは暗闇の何処かへと飛んで行った。

 終わったはずなのに「ドクドクドク」と、ゼリー質の体液が先っぽから溢れ、肩でしていた荒い息もいつしか収まり、闇に包まれながら自室へと足を忍ばせた。

 パンティーの中で溢れ出した体液は、行き場を失いその冷たさを俺の肌に伝える… 慌ててパンティーを脱ぎ洗面台に駆け込むと御湯に浸したタオルで丁寧に拭き、そしてヒダスカートを下げた上体で戻ったものの、出したはずなのに物足りないと、乳首に両手の指を這わせると「ビクウッン! ガックン!」と、俺はその場に両膝ついてしまった。

 ペニスの快感と胸の快感の違いが明確に解かったのは、この日の深夜の零時になりかけた頃の数度目の女装オナニーの最中だった… シャキシャキとした男のペニスの快感に対して、胸は嫌らしく粘りつくように全身へと広がり二つの快感は夫々に独立し、別々の種類なのにも関らず、ある時を境に快感が重なり合うと、全身は熱で溶けるバターのように俺の心を溶かして始める。

 俺の中からは一滴の体液も放たれなくなったものの、俺は満足せずに刺激を乳首に求め続け、気付けば乳首はパンパンに腫れあがっていた。

 痛くて眠れない… 濡れタオルで冷やすものの何度も取替えに行くのが面倒な俺は、一階へ降りるとシップ薬を探し始めた… 見つからない… 生まれた時から住んでいる自分の家なのに薬箱が何処にあるのかも知らないなんて… ジリジリと痛む乳首が俺を苛立たせた。

 散々探したものの結局、薬箱は見つからず「そうだ! お義母さんなら…」と、寝ていたら悪いからと足音を消して義母の部屋へと近づくき、ノックしようとした瞬間、微かに中から声が聞こえ「ヤッター♪ 起きてる♪」と、安堵しドアノブをそっと回すと「鍵かけてないや♪」と、喜びドアを開け小声で「お義母さん… お義母さん…」と、声を掛けたものの、応答無く耳を澄まして奥のほうへ耳を向けると「はぁ、はぁ、はぁ」と、荒い息遣いが聞こえ「はぁ…あっ… ああああぅ…」と、苦しそうな声が聞こえた。

 俺は咄嗟に「病気か!?」と、心配になって、奥へ置く絵へと暗闇の中で足を忍ばせ、ようやくカーテン一枚まで来たと言う時「はぁん、はうっ! ああああぅ…」と、一瞬激しく吐息を立てた義母の声が聞こえ、俺は意味も解からぬまま何故かソファーの物陰に身を潜めてしまった。

 暗闇に目が慣れレースのカーテンの向こうに、薄っすらとベッドの上の義母が見えた時、義母は両脚を開き片手で胸を揉みながら陰部に、もう片方の手を這わしているのが解かった… そしてその義母は全身を揺らしベッドを次第に「ギシギシギシ」と、軋ませたと思った瞬間「はぁん、はっはっ… はひぃ… はひぃ…」と、俺に衝撃を与えた。

 義母は紛れもなく今、俺の目の前で大人の女として自らを慰めているのが解かった… 義母は俺が見ていることにも気付かずに、自らをカーテン一枚を隔てた向こうで慰め続けていた。

 そんな義母の自慰を間傍で見入っている俺は、股間を硬くし腫れた乳首を「ビンッ!」と、立てそのくせ心の中では「なんて綺麗なんだろう…」と、まるで芸術作品でも見ているかりように心の中に澄んだ空気を感じていた。

 そして義母の動きは徐々に機敏になり「いぃ、いぃ、いくっ! いぃ、いぃ、いくっ! いぅくぅ… いぅくぅぅぅぅー!!」と、口を篭らせた瞬間「ガタンッ!!」と、晴れ上がった乳首を指で転がし、硬くなってヌルヌルになったペニスの先を親指で撫で回した俺の両膝が床に着いて音を出してしまった。

 一瞬にして俺の存在を気付いた義母は声を止め「誰かいるの!! ○○ちゃん… いるの?」 と、慌しくカーテンの向こうでパンティーを履くとガウンを羽織って「スウゥー」と、カーテンを捲り上げてこっちに移動した瞬間、俺は「ごめんなさい!!」と、大きな声を発すると同時に「ジュッ! ピチャピチャピチャ!」と、床に恥ずかしい体液を放ってしまった。

 俺は何度も義母に謝り、そして何故ここにいるのかの訳を話聞かせていた… すると「もおぅ! アナタの所為でイキそびれちゃったわよぉ! ビックリしたあぁー♪」と、ガウンの上から胸を撫で下ろした義母は、奥の方だけ灯りを点け俺の放った白い体液をティッシュで拭き取ってくれた。

 胸に大きなシップ薬を張られた俺は、自らが放った白い体液を灯りの下で義母に見られた上、拭き取られると言う無様な醜態を晒した自分が余りにも格好悪く、義母と目を合わせることも出来ずに義母の部屋を後にした。

 俺は女装子ではあるが決して同性愛者ではなく、むしろ異性には興味は当然あるし彼女も欲しいと思っていた、義母と親しくなるまでは… ただ若干、他の男と違うのは「あんな魅力的な女性(ひと)に抱かれて見たい…」と、言う受身姿勢だと言うこと。

 だから俺が女装していてオナニーするのは、もっぱら義母に抱かれているところを想像しているほうが多いし、以前なんて女装してのオナニーなんてした記憶はないほどだ。

 勿論、義母はしらないだろうけど、義母を嫌いだった頃でも、こっそり義母の使用済みの下着やガーターストッキングの匂いを嗅いで、自分を慰めたこともあるから義母の女の部分の匂いは知っている。

 でも、今はそんなことはしていない… 義母の下着でオナニーすることは義母に対する冒涜のような気がしているのは事実だ。

 だが、そんな綺麗ごとを言っていられなくなってきた… 俺は義母を女として愛していることに気付いたからだった。

 それは、あの一件で義母が死んだ親父と入籍していないと言う事実を知ったからだった…… そして俺はあることを決意していた。

 俺は義母を妻に迎えるしか一緒に暮らせる手立てが無いと言うこと……

 




5話






「愛してる! 愛してるんだ! 結婚しよう! それしか… それしかないんだ!」窓辺に立ち外を見る義母の後ろから力む俺。

「馬鹿なこといわないで! 確かに私は入籍してなかった… でもそれは私と彼の取り決めであって十分に考えた上でのことなのよ…」振り向き様に俺よりも少し大きめ声で話す義母。

「俺は本気なんだ! 俺はアンタのこと本気で愛しているんだ…」と、義母に一瞬目を合わせながらもスッと俯いてしまった俺。

「私の心も身体も今でもアナタのお父さんの物なの… アナタの言うことも嬉しい、でも… 受け入れられない…」と、再び俺に背を向け窓の外を見る義母。

 咄嗟のことだった… 俺は義母を後ろから抱きしめるとそのままベッドへ引き摺り押し倒した… 義母は激しく抵抗したものの、俺は傍に有ったドライヤーの電気コードで義母の両手を後ろ手に縛り、義母のブラウスを左右に引き裂いた。

 義母の抵抗する叫びは尋常ではなく、髪はフリ乱れ全身を激しく揺すり上から身体を重ねる俺を振り落とそうと必死にモガイテいた。

 白いスリップのレースが俺の目に入った瞬間、俺はスリップとブラジャーの肩紐を「グイッ!」と、下へと引き降ろし「プルプル」と、揺れる豊満な義母の胸を見た時「これしかない! こうでもしなきゃ俺のものになってくれない!」と、首を左右に激しく振る義母に言い放った。

 義母の胸元からは甘い大人の香りが漂い、俺の男としての本能に火をつけた… 俺は白くプルプルと揺れる義母の右乳房を鷲掴みにすると、左乳房に貪り付いた。

 全身を揺する義母は恥辱に苦しむ女の叫びを、乳房に貪りつく俺に放ち切ない程に甘い味のする義母の乳房を、俺は獣のようにシャブっていた。

 生まれて初めての乳房は俺の唇にさえ、柔らかい肌の「弾力」と「揺れ」を伝え、俺の耳には義母の悲痛な叫びする聞こえなかった。

 義母の乳首は次第に硬くなり「コリコリ」と、俺の唇と舌に感触を与え揉まれた右乳房は何処までも柔らかく、俺の手さえも飲み込んでしまうほどに柔らかかった。

 グレーのロングのヒダスカートの中の両脚をバタつかせ、抵抗する義母の両脚は肌蹴けられ、黒いパンティーストッキング越しに膝から太ももを「スルスル」と、音のない音を出して俺の手の平は滑り「ビリッ!」と、ストッキングが伝染した感触が俺に伝わった瞬間「ビリビリビリィィィー!」と、伝染した箇所を鷲掴みにして、俺はパンティーストッキングを引き裂いた。

 ストッキングが引き裂かれると義母は絶叫し始め、屈伸するように、そして全身を今まで以上に前後左右に揺らし俺を跳ね除けようと必死にモガいていた。

「俺と! 俺と結婚するって言ってくれぇー! 頼むよぉー! こんなことしたくないんだ! 結婚すると言ってくれえぇー!」と、俺は必死に抵抗する義母に怒鳴ると「イヤよ! はぁはぁはぁ… 結婚なんて出来ない! 私は彼のものよ! はぁはぁはぁ… アナタのものになんかならないわ! はぁはぁはぁ…」と、目を潤ませて荒い吐息混じりに俺を否定する義母。

 義母は幾度もの俺の求婚を拒否し続けた結果、俺を悪魔に替えた… 義母の太ももの感触が俺の手の平に伝わった瞬間、俺の心の中に悪魔が宿り、犯される義母の悲痛な叫びが甘味に声に聞こえ俺を歓喜させた… 必死に抵抗する義母を「恥辱したい… もっと辱めたい…」と、心の中の悪魔は俺を唆した。

 義母の太ももに手を滑らせる度に巻き付いて当たる、破れたパンティーストッキングは細切れになり、俺に心地よささえ伝えていた。

 適度な弾力とプルプルした義母の太モモを滑る俺の手の平は、やがて義母の片脚を「グイッ!」と、持ち上げさせ、尻の辺りへと侵攻していった。

 義母の腰からパンティーに手をかけ、脱がそうとする俺を必死に拒絶する義母は泣き叫んでいた…「イヤアァァァー! ヤメテエェェェー! 許してえぇぇぇー!」義母の泣き叫ぶ声が俺の耳に届いた瞬間「何してる早くパンティーを剥ぎ取るんだ! 剥ぎ取って大人の女を味見してやれ! こんな機会も二度と来ないぞ!」と、悪魔の誘惑が聞こえ同時に「今ならまだ間に合うぞ! 改心しろ! まだ間に合う!」と、神様の声が聞こえた気がした。

 俺は泣き叫ぶ義母から手を離し、無言で義母に口付けをすると義母は目を閉じて俺と舌を絡めあった… 俺は義母を縛るコードを解き義母から離れようとした瞬間「バシッン!!」と、力任せに頬を平手打ちされた。

 そして義母は俺に「女なら… 女ならアナタだって解かるでしょう… レイプがどれだけ罪なことなのか… ううぅぅぅぅ… うぅぅぅぅぅ…」と、義母は顔を横に倒すと大粒の涙で枕を濡らした。

 俺の着ていたセーラー服のスカーフは解け、履いていたヒダスカートの後ろホックは壊れ、白いハイソックスは片方が脱げかかっていた… 履いていたスカートの中の白いパンティーは、俺から放たれた白い体液4回分で「ヌルヌルヌチョヌチョ」と嫌な肌触りを俺に与えていた。

 パンティーから滲んだ俺の白い体液は、脚の付け根に伝わりハイソックスにまで到達していた… 犯されかけた義母に我が身を置き換えてしまっていた俺は、身体の中から「これでもか!」と、ばかりに愛液を溢れさせ同時に4回分の白い体液は履いているパンティーを重くしていた。

 義母から静かに降り、ベッドから降りた俺の足に漏れた体液が伝わっていた… 俺は泣き止むことのない義母を残しセーラー服のまま、体液が垂れぬように気遣いながら義母の部屋を後にした。

 やはりプロポーズは女装したままではなく普通に男の姿の方がいいかも知れない… そう思った。

 

 

 
6話






 ベッドのヘッド部分に義母の両手を万歳スタイルで縛りつけ、口には叫べないように粘着テープを貼り付け、涙が見えないように目隠しをし、義母の着ているワンピースを鋏で切り裂いた俺は義母の脇の下へ唇を寄せた… 甘酸っぱい香りが俺の顔を覆い、舌を滑らせると義母は「ウグググ…」と、うなり声を上げた。

 ワンピースは裾まで鋏で切り開き、黒いスリップを胸元から引き裂いた後で、黒いブラジャーを鋏で切り刻むと豊満な義母の乳房は、俺の目の前に晒され「プルプル」と、大きく揺れる乳房の中にピンク色の乳首が浮き出る。

 黒いパンティーストッキングの中で、義母の下半身を守るように張り付く白いパンティー… 引っ切り無しに足をバタ着かせ抵抗する義母の方脚首に縄を巻きつけ、動かせないようにその縄をベットに脚を開いた状態で固く結びつける… 自由に動かせる方脚に全身で抱きつき黒いパンスト越しに俺の頬を滑らせた。

 股間に見える義母の恥ずかしい部分の縦の線を楽しみに思いながら、俺は頬を義母の太ももへと滑らせながらパンティーストッキングに染み込んだ義母の香りを堪能した。

 縛られて広げられた片脚を「グイグイ」と、閉じようと必死に縄を撓らせる義母の陰部の縦の線に沿って上から下へと中指を滑らせると「ウグッ! ウググググッ!」と、粘着テープの下から唸り声を出す義母は、全身を揺らし豊満な両乳房を「プルプル」と、揺らし俺の目を楽しませた。

 ストッキング越しに嗅ぐ義母の太ももからは甘く切ない大人の香りが漂い、両手で挟むようにしながら顔を擦りつけると、適度な弾力と揺れる柔肌が俺の顔に押し戻した。

 片脚を持ち上げて義母の股間を見れば、陰部を覆うパンティーの縦線が左右に揺れ動き、中の柔らかい秘密の部分が「ムニュウゥゥー」と、音のない音を俺に聞かせる。

 持ち上げた義母の片脚を俺の肩に掛け、腰に手を回してパンストのゴムの中に指を入れると「脱がされる!」と、思ったのか縄で自由を奪われながらも、義母は腰を左右に振って抵抗するものの、俺の手は義母に構うことなくパンティーストッキングのゴムを「スルスル」と、脱がし尻の辺りまできたところで「ウグッ! ウググググゥ!」と、何度も腰を揺らす義母に俺は「そうか… 脱がされたくないんだね♪」と、脱がしたストッキングを元に戻し、今度は義母の両脚をM字に縄で縛り直しええ聞く広げると「ビリイィィー! ビリビリビリイィィー!」と、陰部の周辺だけを両手で引き裂いた。

 義母は抵抗して全身を「ガクッ! ガクッ!」と、激しく揺らすと、柔肌は「プルルン、プルルン」と、振るえストッキングに覆われた部分と剥ぎ取られた部分に違いを見せた。

 破られたストッキングの中に白いパンティーだけがクッキリと浮き上がり、パンティーの上から無言のままで顔を近づけると「っうぅぅーん」と、刺激的な酸味が俺の鼻を突き、同時に濃厚なクッキーのような甘い香りが俺をウットりさせた。

 イヤらしくM字に開かれた、黒いパンティーストッキングに覆われた義母の太ももは「プルプル」と、恐怖からか小刻みに震動をし「ウググググッ…」と、唸り声を頻繁に俺の耳に伝える。

 震える義母の白いパンティーに見入ると「早く見たい… 早く味わって見たい」と、言う衝動に駆られた俺は息を飲んで、義母のパンティーに片方ずつ両側に鋏を入れようとすると「あぅ! うぐぐぐっ! あうぅ!」と、パンティーを奪われまいと全身を、上下左右に前後にと揺らして抵抗した義母だったが、片方を切られ、そしてもう一方も切られると「ガクンッ!」と、全身の力を抜いて「うぐぐぐぐぐ…」と、粘着テープの下で唸り声を出していた。

 パンティーは両側を前から切られ、義母を守る役目を終えその張りを失い、ただ義母の恥ずかしい部分に寄り添っているだけだった。

 義母の両脚に両手を添えた俺は、陰部に顔を近づけると寄り添っているだけの白いパンティーを口で銜え「スルッ! スルスルスルスルッ!」と、義母の肌とパンティーストッキングに挟まれた白いパンティーを剥ぎ取った。

 秘密の部分を覆い守っていた白いパンティーの部分の広げると、白いクロッチには染み込んだ大人の女の色彩が俺の目を楽しませ、鼻に近づけると磯の香りと濃厚な甘さ、そしてクロッチの両側からは酸味が漂い言葉に言い表せない大人の香りに俺は頭を「クラクラ」させた。

 暫く義母のパンティーの匂いを嗅ぎそして、クロッチに舌を滑らせ味見した後、そっとパンティーをベッドに置き、義母の太ももに両手を沿え顔を陰部に近づけると、陰毛に包まれた部分から「ムワアァァァーン!」と、激しい女の匂いが俺を咽させ「ゲホゲホゲホッ」と、咳き込ませた。

 今度は虫の息で義母の陰部に顔を近づけ、両手の親指で大陰部を軽く押して見ると「ムニュムニュ」と、まるで柔らかいゴムのように浮き沈みし、左右を外側に開くと大陰唇と小陰唇の間に白いクリームが張り付いていた… そしてそのクリームを中指でなぞると「ヌルヌル」と、その感触を俺に伝え何かを確かめるように、俺は指についたクリームの匂いを嗅ぐと「ッウゥゥゥーン」と、鼻を突く高濃度の塩分を感じ、そしてその指を「チュゥゥー」と、口に入れて見ると、生臭さの中に甘いクリームの香りが口がいっぱいに広がった。

 俺が陰部に触る都度、義母は全身をガクガクと揺らし「クウゥゥー」と、唸り声を出し腰を左右に振って「うぅぅぅぅ…」と、再び辱めへの屈辱の声を出していた。

 大陰唇と小陰唇に口を広げて舌を下から上へと滑らせ、義母のクリームを舐め取ると「あうっ! あうっ!」と、全身を「ガクンッ!」と、震動させ陰部に伝わる俺の舌の感触を、拒否し続けて「うぅぅぅぅぅ……」と、泣き叫ぶように大きな唸り声を上げた。

 俺の舌は義母のクリームをきれい嘗め尽くすと、小陰唇のなかへとヌメリながら入ると「クルクル」と、舌先を回して義母の中を探検し「もっと奥へ! もっともっと奥へ!」と、俺の心は高鳴り、気付けは唇は広げられた義母の肉に「ピッタリ」と、張り付き「チュゥゥー! チュゥゥー!」と、吸い付きながら舌先で義母の中を味わっていた。

 義母は全身を激しく揺らし唸り声を出し続け、いつの間にか俺の唇に自らの腰を使い、押し付けては「ウグッ! ウグッ!」と、擬音を放ち続けていた。

 義母の中から洪水のように激しく湧き出る愛液は、俺の舌先に「ヌルヌルヌチャヌチャ」と、絡み付き俺の唇は義母のケタタマシイ量の愛液で乾くと言うことを失っていた。

 中から溢れた義母の愛液は周囲に広がり、黒い陰毛は光り輝き、俺の視線の先には最初は無かった肉色の突起物が「ピンッ!」と、覆われた陰毛の中から顔を出し、義母から溢れた愛液を指に絡め、その突起物を親指と中指で辛く摘まんだ瞬間「クウゥゥゥー!!!」と、突然義母は腹に力を入れ首を上下左右に激しく揺らした。

 義母の中から溢れる愛液の流れに逆らうように、俺の舌先は「レロレロレロ」と、上下、左右、前後にそしてクルクルと舐り回し、更に突起物を指で上下に扱くと「ガタンッ! ガクガクガク! ガタンッ!」と、何度も義母の身体はケタタマシク揺れ動き「うぅ! うぅ! うぅ!」と、何かに獲りつかれたように全身を揺らした。

 義母の突起物(クリトリス)は、スイッチのように俺の指が触れる度に、義母は全身を激しく動かし自らを縛った縄を「ビュッ!」と、撓るほどに力を入れてた。

 最早、義母は一人の女として身体を預けていると悟った俺は、義母の口から粘着テープを腕を伸ばしてはがすと、義母は女の鳴き声を俺の耳がおかしくなるほどに叫び続け、その叫びを止めるように俺は硬くなったペニスを義母の中に「ズブリュウゥゥー!」と、挿入した!

 挿入した瞬間、義母は大きく深呼吸をし自らの中に俺を受け入れた… 義母を拘束している両脚の縄を解き、義母の中に前後を繰り返しながら、義母の両手を自由した瞬間「ああぁぁぁー!」と、突然、俺の背中にしがみ付き、俺の腰に自らの両脚で抱きついた義母だった。

 義母は両手両脚で俺にしがみ付き、俺は動きづらいのを額に汗を浮かべて義母へ前後を続け「イクゥゥー!」と、無意識に叫んだ俺の声に、義母は「中に! 中に出してえぇぇー!」と、部屋に響くほどの大声で叫んだ。

 俺は義母の中に全身を張り詰めさせた体液を一気に放出すると、義母は自らの肉ヒダを「キュッ!」と、引きしめ身体の中で俺のペニスを挟み込むと、少しずつ身体を前後させた… 義母の前後で放出したばかりの俺のペニスは直ぐに元気を取り戻し再び、義母の中で硬い撓りを見せた。

 その後も、俺たちはベッドの上で何度か愛し合ったあと、抱き合ったまま眠りに落ちていき、携帯電話の着信音で俺が目覚めると義母の姿はなく、ベッドの上に横たわる俺のフリルのパンティーは手の着けられないほどに、愛液と精液でグショグショになっていた。

 起き上がって汗だくのキャミを脱ぎながら、電話に出ようとしたが携帯電話は俺が出る前に切れてしまったものの、一階にいる義母からの着信履歴が俺を驚かせた……

 

 

 
7話






 義母と差し向かいの食卓テーブル、俺は目のやり場に困り目の前のハムエッグを見詰めるように、手に持ったトーストを口に運ぶ。

 そんな義母は俺を気にする様子もなく、黙って紅茶の香りを楽しむ息遣いが聞こえるものの、俺は義母を見ることが出来ずに只管、コーヒーとトーストを繰り返す。

 時折、義母のティーカップが「カチャッ」と、音を立てると俺は「ドキッ!」と、して動きが止まる…「何でそんな格好してるんだよ!」と、本当は義母を見て言いたいものの「あんな夢」を見た俺には何も言えず、ただ早く朝食を済ませることにのみ専念していた。

 慌てて食べトーストを喉に痞えた瞬間「ゲホゲホゲホ」と、咽て咳き込んだ俺は、水を飲もうと上を向くと心配して俺の左横に来て俺の背中を叩く義母の… 義母の豊満な胸が薄く透けるキャミソールから俺の目に飛び込んできた。

 義母は何故か胸が透けて見えるキャミソールをノーブラで、アッシュグレーのパンティーストッキングの上に淡い水色のショートパンツ姿で、俺と二人朝食を共にしている… おはようの挨拶も最後まで言うことも出来ず、絶句した俺はテーブルにつくと早々に引き上げるべく、この状況に陥った。

 義母から放たれる甘い女の香りが俺の顔を覆い、驚いて閉じた俺の目を開かせようとする… 咳も止まった俺が義母に手を振って終わりを告げると、義母は俺に「慌てないでね♪」と、笑みを浮かべたように語ると自分の席へと戻る足音を俺の耳に伝えた。

 暫くして「ご馳走様」と、一声かけて席を立とうとした俺に、義母が「ねぇ♪ 見て見て♪ なんか軽くてねぇ~ とっても心地いいのよぉ♪」と、スケスケのキャミを俺に「見ろ」と、ばかりに嬉しそうに声掛けるものの、俺は目を閉じたまま無言で立ち去ろうとすると「お待ちなさい…」と、俺を呼び止めた。

 義母に呼び止められて「ピタッ」と、動きを止めた俺に近寄って来た義母は「これからは、こんな感じの軽装にするけど、触りたい時とか吸いたい時は乱暴なことしないで、ハッキリ言葉に出しなさい! 私はアナタを拒んだりしないから! 但し… いい! ここはダメよ! ここはあの人の物だから… パンティーの中はアナタの物じゃないから… それ以外なら何でもするわ…」と、俺の肩に置いた手を避けるとそのまま台所へ去って行った。

 俺は義母の言葉に耳を疑い、自分の頭がおかしくなったんじゃないかと、義母の言葉を目を閉じたまま思い出していた…『触りたい時、吸いたい時は自由に… パティーの中だけはダメ…』これって「夢?」と、両手の指で両頬を抓った。

 台所で洗い物する音が聞こえ静かに台所へと足音を消して忍び寄ると、義母は何事も無かったかのように全身を揺らし仕事をしていて、俺の視線を感じたのか「そんなところに居ないで、ここに来たら? 台所の立つ女の後ろから胸を揉んで見たいんでしょ! 男の子なんだものね! アナタは… 女装してたから手っきり女だと油断したけど、アナタは男よ…」と、冷たい口調で突き放すように台所の出入口にいる俺に話しかけた義母。

 俺が義母にしたことを思えば、冷たくされるのは当然だった… 楽しい時間を一緒に過ごした義母をレイプしようとしたのだから… 俺は台所の義母に咄嗟に真横から「違うんだよ! ホントは… ホントはあの時の俺はアンタになってたんだ!」と、俺は義母の横で両手を開いて腰を少し落とした。

 すると義母は俺を見ることなく「そう! でももういいわ! どうでも… 私を犯さないって約束なら好きにしていいから、私のこと…」と、義母を真剣に見詰める俺に冷たく言葉を吐き捨てた義母は俺を見ることはなかった。

 義母からの冷たい言葉に自分の罪を自覚しながらも俺は「そうかよ! 解かったよ! 犯さないなら、何してもいいんだろ!」と、義母に怒鳴ると義母はコップを水で漱ぎながら「えぇ」と、軽く頷いた。

 何処までも冷たい口調の義母に俺が「そんなこと… そんなこと言うなよ! お義母さーん!」と、一言いった瞬間!「バシャツ!」と、冷たい水をコップで俺に掛けた義母は「そんな呼び方やめて頂戴! 義理とは言え母親をレイプしかけたアナタに呼ばれたくはないの… アナタは立派な男だわ!!」と、俺に乾いた布巾を「ポン」と、放り投げた義母の目は浴びせられた水よりも冷たかった。

 義母の冷たい目を横から見た瞬間、俺の中で何かが弾けた!「そうかよ! わかったよ!」と、顔を拭いた布巾を調理テーブルの上に投げ捨てた俺は、義母の後ろに「ピタリ!」と、張り付いて両手を義母の脇腹から前に差し込むと「いいんだよね!」と、俺は義母に声かけ、義母が軽く頷くのを見て「ムニュウゥゥゥー ムニュムニュムニュッ… モミモミモミ… ムニュムニュ…」と、義母の両胸を両手でキャミの上から揉むと、義母は「うぅぅぅ…」と、苦痛に耐えるように唸り声を出し、俺が義母に「ゴメン… もうしないよ…」と、後ろから囁いて義母の胸から両手を離すと義母は「続けて… その代わり約束は守って欲しい…」と、俺に呟いた。

 俺は義母の胸を揉みまわし、台所に立つ義母の脚をストッキング越しに愛撫し続けた… 義母は俺の愛撫に何度も膝を「ガクガク」させ、全身を震わせ女の鳴き声を、塞いだ口の中で唸り声に変えて発していた。

 そして愛撫が続けられると、義母は立っていられずに少しずつ床に崩れ、仰向けになった義母に覆いかぶさった俺は、義母の両手首をそっと床に押し付けると、甘酸っぱい香りの漂う義母の脇の下に舌を這わし「チュゥーチュゥーレロレロ」と、音を立て義母の脇の下を味わった。

 義母は悶え、ヨガリ全身を震わせながらも口を固く閉じて、女の鳴き声を上げようとせず只管、俺の愛撫を拒否し続けた。

 脱がしたキャミソールの下、上半身を味わった俺が義母のショートパンツを下ろそうとした時「ここじゃダメよ!」と、脱がせようとした俺の手を義母の両手は強く止めた。

 義母に言われた俺は、結局その場では義母の上半身を隅々まで味わって、男の性(さが)に終わりを告げた… 俺は義母をその場に残し自室に戻ると、慌てて義母と同じような服装をしてベッドの中で、義母になりきってペニスを扱いた。

 身体の中から2度、白い液体を放出した俺はベッドの上で考えていた…『なんでもするわ…』と、義母に言われた言葉の意味を。

 シャワーから出て屋敷の中庭で、ワンピース姿でベンチに座り涼んでいた義母の後ろから近づいた俺は、後ろから義母の襟元にそっと手を忍ばせ義母の胸を揉んでいた… 義母が「ヤメテ!」と、言えばやめるつもりだったのに、義母は黙って俺に操を奪われ続けた。

 俺に揉まれ続けたことで義母の乳首は次第に固くなり「コリコリ」と、美味しそうな感触で俺を喜ばせながらも、深く俯いて俺を拒まない義母の耳元で、俺はとんでもない事を口走っていた…「後でいいから… シャブって貰うから…」と、言った瞬間「ビクウンッ!」と、全身をビクつかせて驚いた義母だった。

 義母に「もうヤメテ!」と、言わせるのが目的なのに、何処までも女の色気を漂わせる義母の怪しい香りは、俺の中に二人の人格を形成したようだった。

 そして俺の部屋のベッドの上、義母と同じようなワンピース姿をした俺は、義母に「犯して… 最後は無理だろうけど… お義母さんに犯されて見たい…」と、本心を伝えると俺は静かに目を閉じた。

 義母はそんな俺に「ロープは無いのかな…」と、小声で耳元に囁き、俺はロープの場所を指差して義母に教えると息を整え、義母に犯されるのを待っていた。

 
 

 

 
8話






 ショコラブラウンのパンティーストッキングの下には淡いピンクをベースに、白いフリルがVラインを飾るフェミニンなパンティーと、上にも下と揃いのピンクベースに胸元に白のフリルが可愛いインナーキャミを着けた。

 俺はストッキング越しに指を滑らせられるのが好きで、義母にも同様のことをしていたから義母にはそうするように頼んだ… 恥も外聞も捨て、俺が二度と義母にイヤらしい気持ちを起こさないために義母には細かく注文をつけた。

 犯されるシーン… 辱められるシーン… 身動き取れず恥辱に涙するシーンと、言葉で伝えられる全てを義母に伝えながら、俺は義母に右手を右足首に、左手を左足首にロープで縛らせながら神妙な気持ちで目を閉じていた。

 義母には黒のガーター紐付きのスリーインワンで身を包んで貰い、黒いストッキングがガーター紐に吊るされ髪もアップで化粧濃い目を、事前に頼んでおいた。

 俺はレズビアンの女性に拉致された女子高生の役柄で、レズの女性に犯され辱められた挙句に調教されるドラマにしたいと、目を閉じて義母に淡々と照れながら説明すると義母は、俺を縛ったまま放置すると部屋を出て行き、戻った時には見たことのない大きなバックを重そうに抱えて持ってきた。

 両手首を両脚に縛られたまま内心、ワクワクしながら「今か今か」と、待っていると突然だった… 俺の頼み通り進行するものだと思っている俺に義母は「何、変態の夢を語ってんのさ! ガキのくせに、ああしろこうしろって! 何様のつもり!」と、大声で俺に怒鳴ると、ベッドの上の俺をずらしながら我とベッドの間に青いビニールシート敷き詰め「アンタの望み通りにしたやるよぉー!!」と、俺に凄い力で往復ビンタょ喰らわせた。

 義母の目は明らかにさっきとは違っていた… 目を吊り上げ俺の鼻と口を両手で塞ぎ俺の息を止めさせては、開放しまた止めさせては開放を繰り返し、俺は窒息死させられるんじゃないかと思うほど怯えた。

 そんな義母に俺が「はぁはぁはぁ… もう… もういいよ… はぁはぁはぁ… もう解かったから… はぁはぁはぁ… もう止めようよ…」と、義母に話かけると義母は「何言ってんだい! アンタの言う通りにしたやるよおぉー! 女が犯されるってことがどんなものか教えてやるから覚悟しなさい!」と、再び俺に怒鳴り声を上げると、俺の口を粘着テープ塞ぎ、アイマスクで目を覆われた。

 義母は別人のようになり、手足を縛られて仰向けになっている俺のパンティーストッキングを「ビリイィー! ビリイィー!」と、激しく破り始めると力任せにパンティーをも引き裂いて俺自身を晒した… 指の愛撫も何もない、ただ激しく引き裂いたことで見えないまでも、俺の下半身は擦り傷だられになっていると感じた。

 破られたストッキングは俺の両脚に絡みつき、パンティーは破られた衝撃をもろに俺の太ももの付け根に与え、可愛く決めたキャミもボロボロに引き裂かれたのを感じた俺は、余りの痛さで悲鳴を粘着テープの下で、唸り声に変えて発していた。

 その時だった! 突然、胸の両乳首に激痛が走った! 余りの痛さに「うぐぅ! うぐぐぐぅ!」と、首を左右に振って粘着テープの下で唸り声を発した俺に義母は「痛いかい! 痛いだろうねぇー♪ 洗濯鋏の味はどう~♪ キャッハハハハハ♪」と、痛がる俺をせせら笑った。

 乳首から来る激痛は次第に鈍く重たい痛みに変わり、耐え切れずに「うっ! うぅーー! うぅぅぅー!」と、唸り声を上げて仰向けのまま腹筋運動するように頭を持ち上げた。

 そんな俺の頭を「きゃっはははは♪」と、せせら笑いながら義母は何度も押して楽しんでいた… 俺は粘着テープの下で「痛い! 痛いー!」と、声を唸り声に変えて悲痛な叫びを上げていた。

 そして余りの痛みに俺は気絶しそうになり全身をグッタリさせ数分経過した時だった! 何かが俺の乳首の周囲に滴って来た! そして「熱い! 熱い! 熱い! 熱ーいぃぃ!」を「うがあぁ! うがあぁ! うがあぁー!」の、唸り声に変えて全身を前後左右に俺が振ると、義母は「キャッハハハハ♪ 気絶するのはまだ早いわ! どおぅ~ 90度の蝋燭の味はぁ♪ キャッハハハハ♪ ホレホレホレエェー♪」と、全身を揺すりベッドの上を逃げる俺に「ポタリ… またポタリ」と、蝋燭を垂らしてせせら笑う義母だった。

 俺は乳首に洗濯鋏で挟まれた上に、蝋燭まで垂らされている我が身を想像していた…「とんでも無いことになった!」と、後悔するものの義母は笑い声を出して俺の胸に蝋燭を垂らし続けた。

 義母の垂らす蝋燭は、胸から少しずつ移動し腹や下半身へ、そして太ももまでに達し「ホラホラ! 動くと大切な部分にもかかっちゃうわよお~♪ きゃっははは♪」と、俺に逃げ惑うことを禁じた。

 蝋燭は「ポタ… ポタ… ポタポタポタポター!」と、一滴から数滴俺の肌に落ちては固まり、その度に熱さに俺は唸り声を上げていた。

 外モモ、内モモと交互に垂らされる蝋燭は、俺のVゾーンにまで達し、死ぬほどの苦痛を俺に与え、俺はとうとうアイマスクの下で泣き出してしまった。

 すると義母は俺に「あらあぁ~♪ 泣き出しちゃったわぁ~♪ あっははは♪ でもね、もっと可愛いがって上げるわぁ♪」と、泣き出した俺の乳首から洗濯鋏を取り去ると、義母は仰向けの俺をうつ伏せにした! 両手首を両足首に縛られたままの姿勢で、俺は尻を突き出した格好をさせられた。

 何か音が聞こえた…「チュルウゥゥー」と、言う何かが吸われる音… 何かが俺の尻に当たった! 冷たい丸みを帯びた何かが! その瞬間だった! 突然俺の肛門に何かゼリーのような物が塗られたと思うと、細く固い物が「グリグリグリ」と、中に入ってきて、強い力で何か液体のような物が俺の肛門から入って来た!

 鈍く重い液体が肛門から俺に入って来ると、義母は笑いながら俺に「どう♪ 浣腸の味は? 高校生にもなって女の私に恥ずかしい格好晒した上に浣腸されてるなんて♪ 惨めよねえぇー♪ あっはははは♪」と、義母は俺をあざけ笑った。

 俺はアイマスクの下で号泣していた… 惨め過ぎる自分の状況を客観的に見ては止まらぬ涙をマスクの下に零し続けた… そんな俺に今度は「こんなんで泣いてちゃダメよおぅ♪ アナタにはタップリ浣腸してあげたからね~ もう少ししたら来るわよぉ~♪ あっははは♪」と、俺の尻を「ペタペタ」と、軽く叩いた義母。

 暫くすると俺を急に襲った…「腹が… 腹が痛い…」と、ジリジリと俺の額に脂汗が滲むほどの腹痛… 痛みに耐えていると「グルッ! ギュルギュルギュルゥ!」と、俺の腹から音が聞こえると「ホラホラホラー♪ 来たでしょう~♪ ハイハイ、タライはここにあるから、いつでも言ってねぇ~♪ 女の前で高校生のアナタが脱糞する様を見せてもらうわぁ♪ あっははは♪」と、義母の声とベッドの上にタライを置く音が聞こえた。

 俺は耐えた… 残酷なこの女の仕打ちに耐え続けた… 額に滲んだ脂汗は次第に粒を大きくし「ポタリポタリ」と、ベッドに敷かれたシートに滴り落ち、数分が経過すると「どうするのぉ~? 我慢してそのまま脱糞なんてことになってもいいけどさぁ~ ここはアナタの部屋でしょおう♪ プッブッハハハハハハ♪」と、俺の尻を叩いて歓喜する義母。

 経過と共に脱糞願望が激しく俺の頭を駆け巡り、とうとう俺は尻を振って義母に合図を送ると、義母はようやく俺の口から粘着テープを剥がし「もう限界でしょう♪ さあーて見ものだわぁ~♪ 17歳のレイプ願望のある女装子さんの浣腸脱糞ショーねぇ♪」と、俺を侮辱し笑いものにする酷い義母。

 テープを剥がされた俺は、声を出さずに咽び泣き、耐えに耐えた俺を俺は心の中で「よく頑張ったよ! 俺! もういい… もう楽になろう! このイカレた女に屈するんじゃないんだ! 出る物を出すだけだからな! 俺よ! お前は頑張ったんだよ!」と、称えると義母に「起こしてよ… 早く起こしてくれよおぉぉー!」と、俺は叫んだ。

 義母はうつ伏せの俺の肩に手をかけると、大きなタライの上に座らせ俺が座った瞬間!「ちきしよおうぅぅぅぅぅーーー!!! ブオォォォー! ブリブリブリブリブリイィィー! スバアァビュゥビリビリブウゥゥー!」と、凄まじい音を立て俺は、女の前で死ぬほどの侮辱を味わった。

 手を「パチパチパチ♪」と、叩いて、俺の傍から離れながら「臭いわぁー♪ 臭い臭い臭ーい!!」と、タライの上で脱糞する俺を馬鹿にして大笑いした義母。

 出しても出しても止まらない俺の便意は30分以上もタライの上で続けられ、ようやく水分も何も出なくなった頃「ようやく終わったようねぇ~でも凄い臭いわぁ~ あっははは♪」と、タライを俺の下から取り外すと「うえぇ! おえぇぇ!」と、吐き出しそうになりながらベランダへと運び去り、俺を「いつまでそんな格好してるつもりなの?」と、戻って来た義母は俺の頭を後ろから押し、俺をシートの上にうつ伏せにした。

 暖かい感覚が尻の穴に感じ、汚れた校門を義母が丁寧に拭いてくれ「もう終わりだ!」と、俺が心の中で歓喜したのも束の間「さてとぉ、準備も出来たし始めましょうか♪ アナタの夢を叶えてあげるわ♪」と、うつ伏せの俺に義母が微笑んで語りかけると、ベッドの横の俺の目の前で何かの器具を、スリーインワンの上から腰にまきつけて見せた。

 俺が義母に「そ! それはなに! それなに!?」と、怯え聞くと義母は、俺の目の前で「これでフィナーレかな♪ これはペニスバンドって言うアナタ向きなものよ♪」と、ゴムで出来た俺のペニスの倍近い擬似ペニスょ俺に見せつけた。

 義母のベルトに装着された黒く光る擬似ペニスは、スイッチで「ウイィィィーン」と、震動と音を俺に見聞かせ、怪しく微笑む義母は俺の目の前から消え、後ろに回るとゼリーを俺の肛門にタップリと塗り、俺は義母に「そんな大きな物、入らないよおおぉぉー! 止めて! 止めてくれえぇぇー!」と、ジタバタして声が枯れるほど叫ぶと、義母は俺に「レイプされる女はねぇ、男の太さや大きさも硬さも選べない! アナタはこれから本当の意味でレイプされるの…」と、低い声で俺に後ろから囁いた。

 俺は必死に「止めてろおぉー! 止めてくれえぇー! 入らない! そんな物は入らないよおうぅぅー!」と、再び叫んだ瞬間!「ニュルッ! ヌプッ! グイグイグイッ! グリュグリュグリグリグリイィィー! スブリユウゥゥー!」と、俺の肛門から中に入り、俺は「ギヤアアアァァァーー!」と、目を大きく見開いて叫ぶと声を重ねるように義母が「先っぽは入ったわあー! それえぇー!」と、義母が甲高い声で叫ぶと、俺は再び「ギエエエェェェェー!! ギヤアァァァーー!!」と、叫んだ。

 俺の後ろで、俺の中で前後を繰り返す義母に対して、徐々に気が遠くなる俺に聞こえ感じる「パアァーン! パアァーン!」と、言う音と、肛門の淵の鈍く裂けるような痛みと「ジイィンジイイーン」と言う体内で震動する感覚だけを脳裏に残したまま、俺は気絶した。

 どれ程の時間が経過したのか、目覚めると窓の外は薄っすらと暗くなりかけていた… ベッドの中で寝ていた俺は「ホッ!」と、一安心し起き上がろうとすると「あれ! 手も足も動かない!」と、思った瞬間、俺は両手を後ろに、両足首と縛られていることに気付いた。

 眠りから覚めた俺が肛門に力を入れると「ズキッ! ズキズキズキ…」と、痛みが走りベッドのシーツで胸を軽く擦ると「ジィィーン」と、痛みが走り「痛い!」と、目を閉じて顔を歪ませ再び目を開くと「目を覚ましたようねぇ!」と、さっきと同じ下着姿で俺のベットの横に立ち、黒いガーターストッキングに包まれた片脚でベッドを軽く蹴った。

 そんな義母に俺は「お義母さ… ん… もう… もう… 許して下さい… 俺が… 俺が悪かったよ…」と、半泣きで目を義母に向けると義母は俺に「こんな時だけ、お義母さんかっ… アンタって子は!」と、義母は上からベッドに横たわる俺を口元を硬くして睨みつけた。

 そして義母は俺に「溜まってるんでしょう! アンタの要望通り口でして上げるわ! 義理とは母親の私が息子であるアナタの物を銜えさせられるなんてね! 死んだあの人もさぞかし喜んでいるでしょうよ! 約束は約束だからね!」と、言って布団を俺から剥がすと、縛られた俺の両足の上に跨って、俺の縮んだペニスを片手で支えると義母は軽く前後に扱き始めた。

 義母の手がフニャフニャの俺のペニスを左右に振っては前後に擦り続け「まさか、こんな思いさせられるなんて!!」と、小声で言うと俺のペニスに……

 
 



9話






 義母の顔がゆっくりと俺のペニスに近づく… 口が開いて俺の亀頭まで数センチ、俺は心の中で叫んだ「父さあぁぁーーーーん!!」すると…「ガチャアァァァーン!!」と、何処かの部屋から激しい何かの割れる音が聞こえ、義母は目を大きく見開いて動きを「ピタッ!」と、止めると音のする方向を首を捻り立ち上がると、俺の部屋を飛び出して行った。

 突然の物音、そして驚いたように飛び出して行った義母… 一体何があったのか想像もつかないが何かとても大きい物だと言うことは音で解かった。

 数分後「フラフラ」と、千鳥足のように戻って来た義母の頬を大粒の涙が伝わり、俺に近づくと後ろ手に縛ってあるロープを解くとそのまま「フフ♪ フフフ♪ フフフフフフ♪」と、涙ながらに笑うと「あの人に叱られちゃったあぁ~ フフフフフ♪」と、ふら付きながら目を虚ろにここから出て行った。

 足を縛っているロープを解き慌てて自室から廊下に出ると、死んだ親父の部屋のドアが開いていた… 俺は慌てて走った「一体… 何が!」親父の部屋のドアに辿り着いて中を覗くと、壁から落ちたであろう粉々に壊れたガラス片と大きな黒い木枠が床に散らばっていた。

 恐る恐る中へ近づいて、屈んだ俺の目に飛び込んで来たのは、義母と親父が幸せそうな笑顔して別荘を背景に写した、縦80センチ横150センチほどのパノラマ写真だった… そして仲良く映った大きな写真は落ちた弾みでか真っ二つに引き裂かれ、親父と義母は離れ離れになっていた。

 屈んで見ていた俺の目からは涙が突然零れ、床に「ポタッ、ポタッ、ポタポタポタポタ!」と、落ちると義母と出会った頃の親父の記憶が突然俺の中に湧き出て、義母と初めての口付けや義母と一緒にデートした公園や湖の、俺には無い記憶が次々に湧き上がり「懐かしい…」そんな記憶が俺の中に鮮明に映しだされていた。

 湖の前に並べられた白いベンチ… その背凭に後ろから両手を載せ、大きなツバのセレブハットをかぶり、白いレースのワンピースに身を包んだ義母が、スーツ姿の親父(おれ)に「私、自信ないの…」と、辛そうな表情で親父(おれ)に、囁くと義母は湖に遠くを見る… すると親父(おれ)が「大丈夫だよ、君なら出来るよ♪」と、義母を励ます親父(おれ)は義母の肩をそっと引き寄せた。

 親父と義母の引き裂かれた写真の真ん中に見えた光は、俺を包み俺と親父を融合させ、親父は自らの記憶を俺に見せたのだと俺は思った。

 ある時は、何処か地方だろうか、海に突き出た海岸の灯台の下、海までは数十メートル、辺りを草原が覆い海までは黒々とした断崖が見える… そんな場所で義母は親父(おれ)に「私… アナタ以外に誰も愛さないから… 例えアナタの子供でも… そうしなければ…」と、思い詰めた表情で視線を送り、受け止めた親父(おれ)は「精一杯、悪い女性を演じてくれればいい… そして息子を見守ってくれれば、それでいいから…」と、立ち尽くす義母の頬にそっと手を添える親父(おれ)だったる

 走馬灯のように蘇る親父の記憶は、次々に俺の脳裏を駆け巡りそしてある時は、屋敷の傍の小川にかかる木橋のたもとだろうか、川の流れに見入る親父(おれ)に近づく黒い影が「籍のことですが…」と、親父(おれ)に畏(かしこ)まったよように尋ねると、傍に居た義母は「私は籍なんて考えてはいません… そんなことはいいのです… 私はアナタの傍に、傍に居られれば…」と、親父(おれ)をチラッと見ると直ぐに川の流れに視線を移すと、親父(おれ)は黒い影に向かって「爺やさんの方で、入籍は済ましたとでも親戚や周囲に伝えて下さい… 御面倒をかけますが宜しく御願いします」と、親父(おれ)は爺やに深々と頭を下げた。

 すると爺やは親父(おれ)と義母の二人に深々と頭を下げ「畏(かしこ)まりました… 私の方で手を打たさせて頂きますから、御安心下さい…」と、ニッコリ微笑んだ爺やは、とても若く義母がこの屋敷に来る前の顔をしていた。

 親父は何故俺に自分の記憶を見せたのか… 俺に自分の記憶を見せることで義母は自分のものだと言いたかったのだろうか… それとも何か別の意味があるのだろうか… 俺は破れた親父の写真に涙ながら尋ねたが答えは返って来ることはなかった… 破れた写真に「ゴメンよ、父さん!」と、心から詫びると破れた写真を裏からテーピングし額を元に戻したし、親父の部屋から出ようとした時「もう、彼女を自由にしてあげないか! もういいだろう!」と、親父の声が俺に聞こえたような気がした。

 あれっきり親父の記憶が俺の脳裏に重なることは無く、爺やも家政婦さんたちも屋敷に戻り、期限を向かえたことで義母は屋敷を一人出ていった……

 泣いて縋る家政婦さんたちや、涙を零し立ち尽くす爺や… この屋敷に来た時と同じように、上から下まで闇夜のカラスのような服装でタクシーに一人乗った義母の横に、親父の姿を見たのは俺だけだったのだろうか。

 屋敷を後(あと)にしたタクシーに向かって「行ってらっしゃいませ旦那様…」と、深々と頭を下げた爺やの声が俺の耳に聞こえた気がした。

 あれから数ヶ月、義母が屋敷を出て何処へ行ったのか、爺やの口は固く何度聞いても俺に「お許し下さい…」と、繰り返されるばかりだった。

 会いたい、義母に会いたい会って詫びたい… 義母への想いは募るばかりだった……






10話






 俺の頭から義母は離れることはなく、屋敷でも学校でも何処にいても狂おしいほどに義母は俺を支配していた…

 勉強も手に付かず試験の結果も下降を辿り、食事も喉を通らず俺は体調不良を起こし学校を休学することになった。

 進学校での休学は致命的なダメージを与えるものの俺の身を案じた爺やは、学校へ出向き話し合った末、俺の休学を決めたようだった。

 それからは屋敷で療養を始めたが、65キロあった俺の体重も48キロまで落ち、ベッドの上に横になる俺は出入の主治医から点滴を受ける日々を送っていた。

 そんなある日のこと、高校が別々になってから会う事もなくなり電話連絡だけだった中学の時の仲良しだったヤツから一本のメールが送られてきた。

 メールを開いて見ると「先に写真送ったから見てくれ! この女性、お前んちの母さんじゃねえか?」と、申し送りがあって、俺は震える手でボタン操作して写真を出すと、そこには紛れも無い義母の姿が写し出されていた。

 写真の中の義母は白い長靴を履き、白い割烹着を着て自転車に乗り何処かの出前桶を持っていた… そしてメール本文を見ると「俺も数回しか見たことないから、違ってたら捨ててくれ… 一応、店の場所は………」と、住所が綴られていた。

 俺は慌てた!「行かなきゃ! 行かなきゃ! 行かなきゃぁー!」と、立ち上がろうとしたものの立ち眩みを起こしてベットから落ちてしまった。

 床に倒れ自らの力で動けずにいると「坊ちゃまあぁー! 坊ちゃまあぁー!」と、俺の倒れたえとに気付いた爺やが来て「こっ! これはあぁー!」と、俺を抱き起こしながら俺の携帯を見て爺やは、叫び全身を振るわせた。

 爺やは俺を抱き起こし両手に拳を握っていた… 俺をベッドに戻した爺やは突然「申し訳ございません!! 爺が… 爺の責任でございます! お許し下さい…」と、仰向けの俺にベッドの横で頭を深く下げた爺やは「仕送りはしていたのです! ですが… 奥様は送り返して来られ… 爺が直接お会いしていれば、こんなことには… くっくうぅぅぅ……」と、悔し涙を俺の横で滲ませていた。

 義母の写真を見た爺やは両手に拳を握り、俺の寝ているベッドに顔を埋め号泣していた… そんな爺やに俺が「連れて行って… お義母さんのとこへ…」と、虫の声で呟くと、爺やは「参りましょう! 参りましょうとも! 奥様を迎えに! 本家なんぞどうでもよろし!」と、号泣しながら立ち上がった爺やは「坊ちゃま! お支度を! お支度を!」と、いきり立って「お支度おぉぉー!」と、叫びながら俺の部屋を出ると一階へと足を急がせた。

 俺は家政婦さんたちに車椅子に乗せられ、看護婦さんに付き添われ点滴を打ちながら車へと連れられた… 車には運転手さんの他、爺やと俺と看護婦さんに家政婦さんの5人が乗り、後ろから別の車で家政婦さん全員が連なった。

 鼻息を荒くする爺やは専属の運転手さんに場所を耳打ちすると、運転手さんは白い歯を見せ「ニッコリ」と微笑むと白い手袋をハンドルにかけた。

 この辺りでは珍しく無いとは言え、黒のスモークの入ったリムジンは義母の居る街では人目を引き、人目を避けるように道を選び走る運転手さんの目は真剣そのものだった。

 少し先に義母の居るソバ屋を見つけると車はその場に静かに止まり、辺りを助手席で窺う爺やはいつもの冷静さを欠いているに見えた。

 暫く見ているとソバ屋から義母が出前桶を持って外に出て来た… そして店から出てきた中年の客が義母の尻に「ポンッ」と、タッチすると義母は作り笑顔して自転車に乗り込もうとするのが見えた瞬間「殺してやる!」と、顔を歪め全身を振るわせ怒りを露にした爺やが、ドアを開けようとした瞬間「待て! 待つんだ!」と、爺やと長年の付き合いの運転手さんが爺やの肩を掴んだ。

 青いジーパンに割烹着姿の義母が出前桶をもってフラフラと自転車を走らせると、俺たちの乗った車と後ろの車は後を追うように移動した。

 義母は出前を届けた後、何かの用事だろうか… 自宅アパートに立ち寄ったが、そこは共同玄関のボロボロのアパートでとても女性が一人で住めるような環境ではなく、それを見た爺やも運転手さんも家政婦さんも看護婦さんでさえ涙を滲ませていた。

 そして俺が爺やに「行こう… 迎えに…」と、虫の声を発すると「参りましょう! 参りましょうとも!」と、爺やは涙声で慌てて降りると、家政婦さんたちは用意した車椅子に俺を乗せアパートの玄関へと全員が急いだ… 客観的に見たら奇怪な光景だったかも知れない。

 車椅子が「カタカタカタカタ」と、音を立て走り、前に爺やと運転手さんが力んだ顔で移動し、後ろから看護婦さんと家政婦さんたちが何人も形相を変え進む。

 玄関の目の前に来た時だった… 水商売風の厚化粧の女性が一人、玄関から伸びる廊下から歩いてきて、爺やがその女性に「申し訳ありませんが、108号室は?」と、聞くと女性は軽く微笑んで、来た方向へ逆戻りすると奥の左の部屋をノックし開いたドアの隙間から「お姉さん♪ お客さんよぉ♪」と、伝えると俺たちをチラっと見て再び玄関に来ると軽く会釈をして外へと去った。

 そして、部屋の中から出てきた義母が、俺たちを見ると突然、廊下よ足音を力強く響かせ「帰って下さい!!」と、怒鳴り声を上げた瞬間、俺を見て「ど、どうしたのおぉーー!!」と、靴も履かずに車椅子でグッタリする俺の前に屈むと「こんなに痩せてぇ…」と、顔を強張らせ俺の周りで立ち尽くして涙を流す周囲を見回した。

 俺の頬を両手で支えた義母に「お義母… さん… 帰ろう… 一緒に…」と、虫の声で伝えると俺は気を失った。

 そして目覚めると俺は病院に運ばれ白い部屋のベッドの上に居た… 周りで俺を心配する人たちの中に義母の姿は無く、義母を探すように目を動かす俺に爺やは「坊ちゃま♪ 元気になられましたらもう一度♪ いいえ、何度でもお迎えに参りましょう♪」と、涙を零して作り笑顔する爺やが痛々しかった。

 俺はその後、多臓器不全を起こし容態を悪化させ死の淵を彷徨っていた… 意識はなく眠ったままの俺には自分の身に何が起きているのかさえ解かるよしもなく、時間だけが経過していたようだ。

 そして俺は夢を見ていた… 暗闇の中に居る俺に誰かが声を掛けて来て、振り向くと見たこともない7歳くらいの子供が「彼女を… 彼女を守ってくれ! 頼む! お前しかいないんだ! 頑張れ! 死ぬんじゃないぞ! 彼女を守れるのはお前しかいないんだ!」と、俺に話す子供は話終えると小さな光になって何処かえ飛んで行ってしまった。

 俺は光追いかけ走ったものの光に追いつくことも出来ず、ドンドン暗闇の中を走った… すると突然、光は眩しいほどに広がり俺を包み込んだ瞬間「先生! 蘇生! 蘇生しましたあぁー!」と、甲高い誰かの声が聞こえると「○○くん! 見えるか! この光が見えるか!!」と、今度は太い声が聞こえた。

 俺が目を薄っすらと開けるようになると、俺の横で「よかったあぁー!!」と、義母の声が聞こえた時、重なるように「彼女を守れるのはお前だけだからな…」と、父さんの声が俺に聞こえた。

 病院の必死の努力と義母の励ましで俺は、立って歩けるまで回復した頃、毎日来ていた義母は二日に一度、三日に一度と数を減らし、俺が退院するころには姿を見せなくなっていた。

 そんな中でも俺を支えたのは毎日、義母からの「おはよぅ♪ 起きたかなぁ~♪ 甘えん坊さん♪ 今日はねぇ、お義母さんは夜の9時に仕事終わるから、またメールするねぇ♪」と言うメールだった。

 そして退院の日、義母に「今日、部屋を尋ねるからねぇ~♪」と、義母にメールを送信したものの、退院の日なのに義母からの返信メールはなく「どうしたんだろ…」と、心配になるも迎えに来た爺や達と一緒に屋敷へ戻った俺は、爺やに今夜、義母の家に行ってくると告げると、爺やも満面の笑みを浮かべて喜んでくれた。

 陽が落ちるのを今か今かと待ち侘びて、8時を少し過ぎた頃、俺は運転手さんの車で義母の家(ヘヤ)に心躍らせて向かっていた。

 そして義母のいるアパートに到着すると義母の部屋へと走ると「ありゃあぁー 少し早すぎたんだなぁ♪」と、独り言をボソっと漏らし、二階へ上る階段に腰を下ろして座っていると「あのおぅ、108号室さんに御用ですかいのぉう…」と、隣から出てきた御婆さん。

 俺は自然に零れる笑みを押さえて「はい♪」と、返事すると御婆さんは俺に「108号室さんは引越しされましたよ…」と、俺の顔色を一変させ、話を聞くと俺とメールを始めた辺りだったことが解かり愕然とする俺に「あのおぅ…」と、階段を降りて来たいつかここであった女性が俺に「すいませんでした… お姉さんに頼まれて…」と、俺に申し訳なさそうな表情を見せ義母の携帯を俺に渡すと、早口で事情を話しそのまま二階へと消えて行ってしまった。

 俺は義母の居た108号室の暗闇の中で咽び泣いた… 俺にメールをしてくれたのは一度だけで、後はさっきの女性が義母に頼まれての代役だったと言う。

 義母は俺の前から完全に姿を消し、爺やでさえ義母の引越しを知らされては居なかったようだった。


 
 

 
11話






 義母は働いていたソバ屋も辞め姿を消してしまった… 屋敷のみんなで手分けして足取りを追ったが皆目解からず、それから5年の歳月が流れた。

 俺は高校を卒業し、外務官僚になるべく大学へ進学し学業と平行するように義母の行方を追ったものの、俺が外務省に入った今でもその消息は以前として掴めなかった。

 外務省に入省すると同時に俺は屋敷の当主として、本家からも親戚筋からも正式に認められたものの、義母が居たあの頃ならと悔しさに拳を振るわせた。

 慣れない仕事は毎日のように俺をキリキリマイさせ、毎日の帰りも深夜に迫ることも度々、下手したらそのまま朝を迎えることもあるのが新人の役目。

 不慣れな仕事とはいえ、同じことを繰り返していれば半年も立てば慣れると言うものだろうが、そうは問屋がおろさず時間に余裕が出来ると、今度は先輩たちの飲み屋の運転手から送迎に時間は費やされ、その全ては残業ではなく、奉仕と言う位置づけだった。

 その間に多くの同期が配属替えを申請しエリートコースから外れていった… そしてそれから3年が経過した頃、仕事で知り合った公安局の友人を通じて、年上だったが警察庁の人間と知り合うことが出来た。

 俺は既に25歳になっていて、義母を探す余裕も出来た頃「ああ、そう言うことなら俺に任せてくれないか?」と、屋敷を訪ねてくれた警察庁の友人がワインを片手に俺の目を見た。

 既に白髪になっている爺やに、白髪の混じる家政婦さんたちも俺と一緒に友人に頭を下げてくれた… 俺たちの気持ちが伝わったのか、友人の目は職務を全うする役人の目に変化を見せた。

 そして数日後、一本のメールが携帯に…「君のお義母さんは戸籍に存在しない… 恐らく偽名使用と思われる… 尚も捜索を続ける」と、警察庁の友人からのメールだったが俺に驚きはなかった。

 高校二年だった頃のこと、亡き父親の記憶が俺の脳裏に重り、義母は親父に何処かの港の埠頭で「名前は… 名前はどうしよう…」と、詰め寄っているのが見え、そんな義母の後ろに小さな女の子が見えていた。

 俺は義母の後ろにいる女の子を見た時、恐らく義母は…… 俺にはそれ以上のことを考える勇気が当時なかったように思える。

 そして更に月日は流れたある時、昼休みに電話で俺を呼び出した警察庁の友人が公園のベンチで「なぁ、隠密での捜索にも限界あるから、俺の提案なんだが…」と、友人は顔を曇らせ俺に持ちかけて来た。

 即答出来ずに返答を持ち越した内容とは、義母を泥棒にしたてて公に捜査機関に頼ると言うもので、義母が屋敷を出たのは8年前だが、最近になって屋敷から品物が無くなっていることに気付いたと言うなら、事件として相当無理はあるものの扱えると彼は言い、もし見つかったら被害届を間違いだったとして取り下げればいいとも彼は言った。

 俺は爺やと、家政婦さんたちと何度も屋敷で相談を繰り返した末「宜しく頼む」と、彼に頼んだ… 一般には手配写真は出回らず、あくまで警察内部に手配写真を留まらせると言うことを彼は約束してくれた。

 その翌日、義母は窃盗の罪で全国に指名手配された… この判断が最良だとは思えないが、これしか義母を探す方法はなかったのは事実だった。

 家政婦さんたちは義母がいつ戻ってきても良いようにと、部屋の手入れと掃除を欠かさず、病気だったらと爺やは医療関係に即応できるようにと手配りをしていた。

 そして……

 



12話






「お義母さん! お義母さん! 俺! 俺だよ! ごめんよぉー! ごめんよぉーー!! お義母さーん!」

 俺は、叫んでいた… 特別に許された警察署の取調べ室のドアを背越しに閉めた瞬間、思わず胸の奥から溜まっていた何かを吐き出すように、俺は叫んでいた。

 机に向かって俯く女性は、みすぼらしい服装で髪の毛はゴワゴワで、俺の叫びに無反応で只管小声で「私は泥棒なんかじゃない… 私は泥棒なんかじゃない…」と、ブツブツ念仏でも唱えるように独り固まっていた。

 そんな彼女に俺が一歩近づいて「お義母さん… 解からないの? 俺だよ! お義母さん!!」と、机に両手を付いて叫ぶと、目の前の女性はようやく俺の存在に気付き顔を少しずつ上げると虚ろな眼差しで俺を見るて「私じゃないです! 私は泥棒なんかしてないんです! 信じて下さい刑事さん!!」と、机の上で両手を絡めた。

 俺は女性の顔を見た瞬間「違う… お義母さんじゃ… お義母さんじゃない……」と、開いた口から空気を漏らすように、フラフラと後退りして「アナタは泥棒じゃありません… ご迷惑をお掛けしました… すみませんでした……」と、深く頭を下げ、その場に両手で頭を抱えて両膝を床に、崩れてしまった。

 静まり返る取調べ室の中、咽び泣く俺に机に向い座る女性が「もしや…」と、俺に椅子から立ち上がって詰め寄ると「私、前にも誰かに間違えられたことがあるんです!」と、女性は俺の肩に手をかけ、その時のことを話してくれた。

 女性が間違えられて、知らない女性に親しげに話しかけられた時「黒ネコのママさんじゃないですかあー♪」と、3年前に知らぬ人は言ったと言う。

 俺はその「黒ネコ」と、言う名前に心当たりがあった… そこは俺が働いている外務省の幹部たちがよく行く店で、奉仕名目で何度か俺が運転手として玄関までだが出入したことがある店だった。

 美人のママさんが数十人もの従業員を雇い、外務省ばかりではなく他の省庁の幹部連中も出入する老舗中の老舗だと聞いている。

 俺は間違いで調べられた女性にと、警察庁の友人を通じて女性に現金を渡すように依頼しその件を終わらせると「黒ネコ」の素性をを調べるように友人に頼んだ。

 数日後、メールで知らせを受けた俺は、警察庁を尋ね庁舎の屋上で友人から思わぬことを告げられた…… そして、俺は友人と一緒に勤務を終えた日の夜「さあ! 行くか!」と、友人に肩を叩かれて「黒ネコ」のあるビルへと入った。

 ぶ厚い木目のドアを開くと、ドアの横に蝶ネクタイの男がいて「申し訳ごどいません、ここは会員制の…」と、軽く頭を下げ退室を促すと「あ! 誠に申し訳ありませんでした! 大変失礼致しました! 外務省の○○様でございましたか! 大変失礼致しました! 曜日が違っていましたので勘違いしました御容赦下さい… ササッ! こちらへどうぞ♪ お寛ぎ下さい…」と、俺と友人は何とか中に入れてもらえることになった。

 俺たち二人が入ると店は、スーツ姿の客で溢れる店中で俺たちは、新人らしく隅っこのボックス席へ通された… 初めて入った店の内部は高級感溢れる木目を基調にし、店で用意してサングラスをかける者や、俺たち同様に隠さない者が入り乱れボックスに寄り添う女性たちからは、俗世間の匂いはなく別世界の様相を俺たちに見せつけていた。

 特別、煌びやかな照明もなく簡素といえば簡素すぎる照明は、闇と陽の中間辺りに調節され、裸電球が必要最低線に配置してあるだけだった。

 慣れぬ雰囲気に俺たち二人は、寛ぐどころか喉はカラカラで、テーブルの上には何もなく「喉渇いたなぁ…」と、俺がポツリと囁くと友人は「あぁ…」と、一度頷くと俺に「ここ、大物ばかりだよ…」と、ネクタイを緩めて隠れるように俯いてしまった。

 待つこと10分ほどするとようやく「お飲み物は何になさいますか?」と、低姿勢でボーイさん… 俺は思わず「水! 水を下さい! 喉がカラカラなんです!」と、照れながら言うとボーイさんは「皆様、最初はそう申しますよ♪ お気になさらぬよう…」と、俺たちを気遣った。

 俺たちが注文したのは普段から飲みつけている白ワイン… そして直に「美しい女性」が、二人で目の前に来ると「いらっしやいませ…」と、コーナーソファーのテーブルの前に跪いて挨拶した。

 すると突然、女性たちの後ろから影が現れ「おお! このヒヨッコがぁー いつの間にここに来たんだぁ、あっははは♪ そうしてると親父さんにそっくりだなぁ~♪ あっはははは♪」と、満面の笑み浮かべて俺をからかう、外務省の上司だった。

 慌てて立ち上がると、直立不動の姿勢で深々と頭を下げると「いい! いいって! 今夜は俺のおごりだから、ジャンジャンやってけ!」と、俺の肩をポンッと叩くと「しっかしぃー ヒヨッコだとばかり思ってたら、そうかそうか~ お前の親父さんと俺たちもなぁ、新人の頃、この席で飲んだもんだ♪」と、全身で嬉しそうに語る上司に俺が「父親も! 父もここに来ていたんですか!!」と、上司に視線を合わせると「おっと! コイツは余計なこといっちまつたなぁ! スマンスマン!」と、上司は慌てた足取りで立ち去ってしまった。

 動揺を隠せない俺を隣で無言のまま見入る友人が、俺の肩に手を置いて座るように促すと「普段は御会いすること出来ないんですが、最初だけはマダムと御会い出来ますからね♪」と、俺たち二人に微笑んむ女性が「さあー♪ 今夜は外務省さんの! ジャンジャンが入ったからジャンジャン楽しみましょう♪」と、突然のハイテンションする女性たち。

 どんどん運ばれてくる料理と酒はテーブルを飾り、二人の女性の周りに一人、また一人と女性が増え俺たち二人の周りには6人もの女性が華を沿えた。

 そして何を思ったのか友人が「こ… こぅ… これは…」と、呟くと「御心配なさらなくて結構ですよ♪ 外務省さんに請求申し上げますから♪」と、女性が友人に楽しそうに話すと友人は「税金か…」と、口元を固くすると、女性が「まあぁ♪ うふふふふふ♪」と、微笑むと通りかかった恰幅のいい男性が「無粋なことを言ってるようだが…」と、チラッと立ち止まって友人を見ると「君は何処の役人だ!」と、憮然とした態度で友人に聞くと、友人は「警察庁…」と、言いかけた。

 その言いかけた言葉に割って入るように「すいません! 申し訳ありません! 酔っているので…」と、俺が相手に詫びると「ぅん! 君は?」と、俺を見た相手の後ろから「すまんすまん! 俺の部下たちだ!」と、俺の上司が更に割ってはいると「なんだぁー! アイツの息子かぁ♪」と、親父を知っている口ぶりで「ここでは無粋な話しはするなよ坊主!」と、友人に呟くと、俺の上司と談笑しながら闇の中へと消えていった。

 友人は不正は許せない性質(タチ)だったが、その場は俺のために押さえたと言う感じだった… そして30分後のこと「マダム出まーーす♪」と、言う声が天井のスピーカーから流れると店内はザワメキはじめ、アチコチから歓声が沸き起こった。

 まるで、花魁(おいらん)道中のように大勢の女性たちを従えるマダムは、大物の役人たちのボックス席を決められたコースを回るように移動すると、最後に俺たち新人の席に近づき「いっらいしゃませ…」と、床に跪くと顔を上げた。

 顔を上げたマダムが俺の顔を見た瞬間「お父様に良く似ていらっしゃいますね……」と、消えそうな小声で俺に視線を合わせると、義母は何も言わずにそのまま立ち去ってしまった。

 友人は俺の動揺を見抜いたように「確認出来たか?」と、声に出さずに俺の目を見ると「今夜は俺のおごりだ! 安心しろ不正な金は使わんからな!」と、俺に語ると「ここの店を借り切るとイクラくらいかかるのですか?」と、女性に聞くと「聞いたことありませんが多分、2千万円くらいでしょうか…」と、鋭い目で友人を見ると、友人は「今、ここに来ているお客さんで一番偉い人は誰ですか?」と、更に女性に聞き女性から知らされた友人は携帯電話を取り出すと席を離れ誰かと話しをしているようだった。

 暗がりで話していた友人は、マダムたちがいるボックス席へ移動すると自分の携帯を暗がりにいる人物に渡した瞬間、人物は直立不動の姿勢になり携帯を持ちながら「ペコペコ」と、頭を下げ友人に携帯を返すと、慌てたように取巻きを引き攣れ店を出て行った後、友人がマダムに何かを話しようやく俺の方に戻ると「話しはついたよ♪ 今夜は人生で一番、金を使った日だよ♪」と、俺の肩を叩いた。

 そして友人が帰ると言うから、俺もと立ち上がるのを押し沈めた友人は「今夜はここを貸切ったから閉店まで遊んで行け! マダムと二人で話し合え!」と、耳打ちした友人は足取り軽やかにスキップして店を出て行った。

 店の照明は落とされ、俺のいる席の上だけになると、店からは客も従業員も女性たちも一斉に姿を消し店の中は閑散と静まり返った。

 両手を膝の上にして席に座る俺の傍にマダムが来て「良いお友達に恵まれましたね…」と、俺から少し離れたところに座ったマダムに俺が「お義母さん… どうして… どうしていなくなったんだよ… どんなに探したか…」と、唇を震わせると義母は俺に「変わってないのね、唇振るわせる辺りなんか昔のまんま… うふふふ♪」と、俺の頭に手を伸ばして数回撫でると「アナタのお父さんも、ここの常連だった… そして二人は恋に落ちて屋敷に入った… でも彼は私を残して死んだ… そして本家に出て行けと言われて屋敷を出た… それだけのことよ…」と、義母は吐き捨てるように語った。

 俺は話したいことが山ほどあったのに、捜し求めた義母を横に何も話せず只管、義母と無言の時間を過ごしていた… もっと劇的な再会をするものだと思っていたのかも知れないが「戻って来て欲しいんだ… お義母さんに」と、言うのが精一杯だった。

 すると義母は俺との間を少しだけ詰めると「もう、終わりにして欲しいの… 私は彼が死んだ時、一緒に死んだのよ」と、目の前のオレンジに手を伸ばすと俺の頭の上に「ポン」と、乗せると「このオレンジはアナタが居なくなれば自然に床に落ちるでしょ…」と、オレンジを乗せたまま「うふふふふ~♪」と、小さく微笑んだ。

 そんな義母に俺が膝の上で両手に拳を握り「でも、でも俺の下から別の誰かが育ってたとしたら! それが俺の身体の変わりにオレンジを支える! お義母さんは忘れたの? 親父と灯台のしたで約束したこと! 灯台の下で親父とお義母さんは誓いを立てたはずだよ! どんなことが有っても二人は離れないって!」と、俺は親父の記憶が重なったときに見たことを義母に話して聞かせると、義母は目を大きく見開いて全身を小刻みに震わせ俺に「どうして… 何故、アナタがそれを知っているの!!」と、俺の方を見て叫ぶように言い放った。

 俺は高校二年生の頃のあの出来事の後に自分の身に起きたことを義母に話聞かせた… すると義母はテーブルに両手を付き肩を震わせ「あの人が… あの人は… あの人はちゃんと私を見守ってくれてたなんて……… うぅぅぅぅぅ… 気付かなかった… うぅぅぅぅ… 気付いていれば… あの人を感じられていれば… ううぅぅぅぅ…」と、義母はそのままテーブルに頭を擦り付けるように涙を流した。

 泣き崩れた義母の背中に俺は心の中で訴えていた…「オレンジを支える親父の下から俺が育ってたんだよ… お義母さん… 今度は俺がオレンジを支えるからね…」と、義母の背中に囁いた。

 そして俺は義母の家を教えてもらい、爺やたちには内緒でと言う約束で義母の家に通い続けた………


 


13話






 俺はバリバリ働いた… まるで恋人でも出来たかのように… 何もかもがバラ色でどんな嫌な仕事でさえ楽しく思えた。

 ただ、バリバリ働くのには別の理由もあったんだ… 俺の仕事が終わる時間が丁度、義母の仕事始まりだから俺と義母は会う時間を制限されているから、バリバリ仕事して少しでも会う時間が欲しかったのは事実だ。

 義母の家は閑静な場所にある森林に囲まれた高層ビルの最上階で、下に豊かな緑を見下ろしながら、遠くの街並みや朝日と夕日が見れる… もっとも夕日は見たが、朝日までは見る時間がなくあくまで予想なんだが。

 そんな限られた時間の中で二人が会える時間は30分ほどだったものが、今は何とか1時間会えるようになり、俺の少年時代のやり直しと称して義母は、俺のために夕食を作ってくれたり、時には膝枕で耳掃除なんかもしてもらって俺は、捜し歩いた時間を取り戻すように義母に甘えていたる

 義母が化粧するところを後ろから覗き込んだり、後ろから抱きついたりとまるで小学生が母親に甘えるように、義母は俺に甘えさせてくれた。

 思春期の頃とは違い、俺自身には義母に対しては不思議な程に性的欲求と言うものがなく、どちらかと言えば本当の親子と言う感じで時間を過ごしていた。

 俺は義母との親子としての情愛が互いに深まるのを感じながら、短い時間の中に幸せを感じていた… あんなことが起きるまでは……

 それは5月の連休初日のことだった… 俺はいつも通りに屋敷で目を覚まし、時間が経過するのを待ってから爺やに、義母を探して来ると言い残して義母の家を訪ねて来たのが、丁度義母が目を覚ます午後6時過ぎ、いつものように暗証番号を入れて義母の家(ヘヤ)に到着すると、俺の好物のハンバーグの香ばしい香りが俺の鼻を掠めた。

 俺の好物の義母特製のジャンボハンバーグは、俺を義母の下へと導き俺は自然と台所に立つ義母の後ろから抱き着いて「お義母さん♪ ただいま~♪」と、甘えて見せると、義母は「ホラホラ! 男の子は台所なんかに来るもんじゃないわぁ♪ とっとと出た、出た、出たー♪」と、お尻で後ろの俺を「グイグイ、ポンポン」と、可愛く微笑んで俺を後ろへ押し出した。

 その日、初めて俺は1時間以上も義母の家でくつろぎ、ワインを飲みながらの食事を楽しんだ… 幸せだった… こうして義母と最初から暮らしていたらと、過ぎ去った時間を振り返りながらも「ホラホラ! また、考えてるんでしょ♪ ダメよ♪ 過ぎた日は今、取り戻せばいいんだから♪ ねっ!」と、義母は俺の考えていることを見透かしていた。

 持参したテレビゲームは、俺が高校二年の時に義母とよく遊んだ物で食事の後、リビングに直座りしてテレビを前に二人は、時間の経つのも忘れて大歓声を上げ、ゲームに夢中になる二人は、個々に遠い思い出に浸るように、流れる涙を止めようともせずテレビゲームにハシャギ、大笑いし「ちょっとビール持ってくるわね♪」と、義母が立ち上がったときだった。

 時計の針が11時を回った辺り突然「プルルルルル! プルルルルル!」と、玄関のインターホーンが鳴り、義母は「ハッ!」としたような様子を俺に見せると、リビングの端っこにあるインターホーンのモニターを覗き込んだ。

 モニターを覗き込んだ義母からは笑みは消え、何かに怯えたように受話器を取ると「御願いです… 今夜は帰って下さい…」と、何度も頭を下げる義母の後姿に只ならぬものを感じた俺が「どうしたの?」と、義母の横から耳打ちしモニターを「チラッ」と、覗いた瞬間だった「おい! どういうことだ! 何でここに男がいるんだあぁぁー!」と、モニターの相手は激怒したように「もういい! ワシが自分で開ける!!」と、何故か暗証番号を「ピコピコ」と打ち始め、数分後「貴様らあぁぁー!!」と、タヌキジジイに似た男がドアを開けて中に入って来た。

 俺は驚いて義母の横で「えっ? 何で暗証番号しってるの?! あの男(ひと)誰なの!?」と、玄関に向かう義母の後を追うと「御願いです! 今夜は帰って下さい! 困りますから! 御願いです!」と、必死に義母は訪問者に体当たりで部屋から出るように頼むと、男は「ええぇーい! うるさい!」と、勝手に部屋の中に上がり込み「ほほおぅー! 最近、妙に冷たいと思ったら、こんな若い男を引っ張り込んでいたとはなあぁー!」と、部屋を出るように即す義母をソファーに押し倒すと「どらどらどらあぁー! お前は何処の何者だあぁー!」と、ソファーに置いておいた俺の背広を勝手に調べ「何をする!」と、掴みかかった瞬間「何だぁ~! 外務省のヒヨッコか! だったら今すぐここから出て行け!」と、俺を一喝すると、自らの胸ポケットから名刺を出し俺に投げ付けてきた。

 床に落ちた名刺を拾い上げた俺の目に入ってきた「外務省、事務次官の名称」は、俺を困惑させ震撼させた… そして相手の男は俺を睨むと「この女はな! 俺のものなんだよお~ 解かったら出て行け! 小僧ぉー!! 今出て行けば全て忘れてやるしオマエの将来も約束してやる! とっとと出て行け!」と、顔を顰めて嫌がる義母の上からズボンのベルトを緩めながら圧し掛かるとと「イヤアァー! ヤメテエェェー! ヤメテて下さい!」と、ワンピースの裾を男に捲くられ必死に抵抗する義母。

 男は「でぇっへへへへ! たまらんなぁー! 嫌がるオマエを抱くのはよぉー!!」と、義母のワンピースの胸元を左右に引き裂いた… 黒いストッキングを履いた義母の脚がバタバタ激しく振られると男は俺に「小僧! 居るなら居てもいいぞおぅー! オマエが見ているとコイツも恥ずかしいのか、ホリャホリャホリャ♪ たまらん♪」と、男は嫌らしく歓喜し義母を辱めた時「御願いです! 私の! 私の子供なんです! だから! 今は許して下さい!」と、上から圧し掛かるタヌキジジイを押し退けようとした瞬間「子供だとおぅ! フザケルなー! 子供なんぞ産めぬ身体のオマエに子供なんぞ居るわけがなかろう!!」と、男は義母の頬を「バシイィィーン!」と、平手打ちした。

 グッタリした義母を前に、俺をチラチラみながらタヌキジジイが「小僧ー! 出て行かんでいい! そこでコイツがワシに味見される様を見とけぇ! 解かったかぁー!」と、俺に命令口調で叫んだ瞬間、俺は義母との記念を撮ろうと持ってきていたアナログカメラで、目の前のタヌキジジイを「カシャッ! カシャッ! カシャカシャカシャ!」と、撮り続けていた俺は極めて冷静だった。

 タヌキジジイは「何をする!!」と、義母から離れ俺からカメラを奪おうと必死になって俺に掴みかかった時「ドスッ!」と、俺はタヌキジジイを力任せに蹴り上げジジイは床に腹を押さえて蹲り「貴様ぁー! こんなことしてタダで済むと思っているのかぁー!」と、床から俺を見上げて怒鳴るジジイに、俺は「連休、終わったら辞表出します! ただ、そのまえにこれは内閣官房とメディアに届けられますから…」と、ジジイに冷静な口調で話すと、ジジイは「待て! 話し合おう! な! 話し合おうじゃないか! 民主的に!」と、突然、手の平を広げて俺に腕を伸ばしたジジイは、義母の方をチラッと見て「そんなことしたら、コイツもタダでは済まんがいいのか!」と、少し強気になったジジイに「では、これから警察庁刑事局の知り合いにここへ来てもらいましょう! 彼は正義感に燃えた人間ですから善処してくれるはずです…」と、ジジイに冷静に話し聞かせた俺。

 俺は、ジジイを裸にし「私はマダムを他人の見ている前でレイプしようとしました!」と、言う赤い口紅で書かれた大きな紙を胸に貼られ、警察写真のように前、左右、後ろの4枚の写真と、48枚のタヌキジジイの恥ずかしいポーズの写真を記念写真として収めた。

 タヌキジジイは裸のままで衣服を持ち、逃げるようにその場から立ち去ると、義母は大粒の涙を頬に伝え俺に抱きついて来た… 俺はそんな義母を強く抱きしめると激しい衝動に駆られ、義母の顎を片手で支え口付けを… 義母は一瞬、俺の口付けをためらったものの「愛してる…」の俺の一言に「……」と、無言で目を閉じ俺たちは求めるように互いの舌を激しく絡めあった。

 そして口付けの後、俺はそのまま義母を抱きかかえると寝室へ… 義母の肌は昔と変わらずスベスベし張りのある感触を俺に伝え、切ないほどに甘い女の香りを漂わせていた。

 俺の舌先はジプシーのように義母の上半身を彷徨い、そして下半身に移動し始めた時だった「おねがい… 下は… 下は許して…」と、泣き出しそうな声を出して哀願するものの、俺はそんな義母の両手を腰の辺りでベッドに軽く押し付け、そのままパンティーを口に銜えてゆっくり降ろした瞬間「これが… これが私なのよ… うぅぅぅぅ…」と、泣き出した義母に「これからは、俺がオレンジを支えるよ… 俺がオレンジを支えるからね… ○○、いいね!」と、初めて義母の名前を呼び捨てた時、俺は義母の下半身を愛し続け、そして暖かい義母の中へと俺は入っていった。

 そして、俺たちは二人は欲しいままに求め合う連休を送り続け、最終日の昼、俺は彼女から真実を聞かされた……

 彼女の経営する店は、ボーイさんも含め全員が男性… 省庁の幹部だけが来ることの出来る会員制の店には数多くの客が訪れる。

 その中に俺の親父もいた… 親父は彼女が男であることを知らずに恋に落ち、店に居た同期たちから真実を教えられた時、親父の苦悩は計り知れないものがあったと彼女は言う。

 それでも、彼女を諦めきれなかった親父… 親父に恋心を抱いていた彼女… デートを重ねるたびに二人の心は解け合い、絡み合い、そして幾重にも心が重ねられたと言う。

 親父は彼女とは一つにはなっていない… それは彼女が男だからではなく、小さかった俺に対する父親としての心遣いだったと彼女は親父を代弁した。

 そして親父は彼女と一つになる夢を叶えられずこの世を去ってしまったらしい… そして彼女が本家の意思に従ったのは、彼女自身が俺のことを愛し始めていたことに気付いたからだったという。

 引き裂かれた親父と彼女の写った写真を見た時、彼女は「息子に手を出すな!」と、親父のメッセージだったと思ったと言う。

 だが、俺は知っていた… 親父が自らの身を引き彼女を自由へと解き放った事を… 親父と彼女の額に入った写真は俺が何度直しても翌日には壁から外れ落ち、中の写真は親父と彼女の間から引き裂かれていた。

 愛とは何だろう… 恋愛と親子愛は何処がどう違うのだろう… 人が人を愛するということに限界はあるのだろうか… 限界を超えた時、人はそれを何と呼ぶのだろう… その答えを俺は知り始めたような気がする。

 だが一番、俺を驚かせたのは、あの時、親父の記憶が俺に重なった時の『畏(かしこ)まりました… 私の方で手を打たさせて頂きますから、御安心下さい…』と言う、爺やの一言の意味だった。

 爺やは義母が男だと言うことを、事前に親父から知らされていたと言うこと…… 爺やは親父との守秘の約束を今の今まで隠し続けたと言うこと……

 そして数日が過ぎ、俺は彼女を連れ屋敷に戻ろうと彼女を説得したが、彼女は応じず何度も話し合った末、彼女から「爺やが一緒に暮らすことを了承すること…」と言う条件が出され、ようやく彼女が折れる形で俺は彼女を連れて屋敷へと戻ったる

 事前に連絡を入れておいたことで、屋敷の前には満面の笑顔で整列して出迎える家政婦さんたちや、運転手さんが俺と彼女が乗ったタクシーを待っていた。

 タクシーから降りた俺が、爺やのいないことを家政婦さんに聞くと「向こうです♪」と、嬉しそうな顔して指差された場所を見ると、庭の真ん中のベンチで独り空を見上げていたのが見えた。

 俺は彼女の手を握り締め爺やの居る庭へと向かい「爺やぁー♪ 何で迎えてくんないんだぁー♪」と、ベンチに座り空を見上げる爺やにおどけてみせた。

 すると突然爺やが、手を繋いでいる俺の横の彼女を見たこともない形相で「何故、戻って来た!」と、今までの爺やでは考えられない口調で彼女を威嚇した。

 そんな爺やの厳しい顔を見た俺が「爺やぁ! 何言ってるんだぁ… 探してやっと見つけて来たんだろ! 爺やだって探してたじゃないか! 何て言い方すんだよ、まったく! 今日の爺やどうかしてるぞ!」と、爺やの前に彼女から離れた俺が屈んだ。

 彼女は爺やの顔を見た瞬間、後退りを始め俺と爺やから距離を置いてしまった… そんな彼女を見た俺は、爺やに「何で教えてくれなかったの! 何でこんなになるまで… 爺やは彼女の店のことも知ってたんだろ! 彼女がソバ屋に居たなんてのは知らなかったんだろうけど、店のこと知ってたらもっと早くに、お義母さんのこと探せたのにいぃ!」と、屈んで真正面で話す俺に、爺やは「見つけて欲しくなかったからです…」と、空を見上げた爺やの目から一滴の涙が頬を伝ったる

 そんな爺やを見た俺は「なに? 一体どういうこと? 親父と、お義母さんのことは聞いたから… 心配しないでいいから!」と、爺やを安心させるものの、爺やの表情は晴れることなく、爺やの異変を感じ取った俺が「違うのか? なにか未だ他にあるのか? 爺やぁ! 話して! 爺やあぁぁぁー!」と、俺は不穏な爺やの前で、下から爺やの両肩に手を置いた。

 すると、距離を置いていた彼女が俺の傍に来て表情を強張らせ、両手に拳を握り全身を小刻みに震わせ深呼吸を大きくすると「………」彼女は無言で深く頭を下げると、そのまま庭から出て行ってしまった。

 彼女を追いかけ屋敷の門の前で携帯でタクシーを呼ぼうとした彼女に、俺が「なんなんだよ! 一体! どうなってんだよ! 全く! 爺やも爺やだ! 奥様だぞ! 奥様が戻ったんだぞ! ちきしょうおぉぉー!」と、大声出して彼女から携帯を奪うと、俺は彼女に「俺がこの屋敷の当主なんだ! 爺やなんか… 爺やなんか… 爺やなんか首にしてやる! そうすれば暮らせる! オマエと二人、ここで暮らせる!」と、怒鳴り散らすと「バシイィィーン!」と、俺は彼女に突然の平手打ちを浴びせられた。

 平手打ちされた俺が彼女に「なにすんだよおぉー! オマエまでおかしいぞぉー! どうなってんだよおぅー!」と、屈んで彼女を見上げると彼女は口元を押さえて泣いていた。

 後ろに気配を感じ、俺が振り向きかけると「そこに居るのは、私の息子でございます… うぅぅぅぅ… 最初は解かりませんでした… 息子だと知ったのは、坊ちゃまが高校二年だった頃、屋敷から姿を消した時、私はあらゆる手段で奥様を探しました… 数社の探偵を使い調べさせたのです……… 昔は性同一性障害などと言う病名の無かった時代でしたし、私も男が女の服装をすることに極端な嫌悪感を抱いておりましたからねぇ… 高校を出ると息子は消息不明になり、家内は心配の余り寝込むようになり最後は私を残して先立ちました… まさか! まさか、旦那様が連れて来られるなどとは夢にも思いませんでした… 私たち執事は雇い主の顔を正面から見ることは出来ませんからねぇ~ まして化粧をされていては素顔も解からぬまま時間が経ちました…」と、屈み地面を見る俺に語る爺や。
 
 更に爺やは俺の後ろから「複数の探偵社から来た回答を見た時、私は亡き旦那様を呪いました… 余りの衝撃で自分が誰なのか忘れるほどでした… 自分の息子を奥様と呼び仕えていたのですから… しかも旦那様との約束で奥様の性別を隠し続けて来たのですからねぇ~ そして今度は、その息子を坊ちゃまが連れて来て、一緒に暮らすと言い出すなんて…… 本当に惨いですねぇ… そして今度は、自分の息子を奥様と呼べと坊ちゃまはおっしゃるし… そろそろ爺も引退の時期でしょうか…」と、俺のウナジに爺やの涙がポタポタと落ちてきた。

 俺はウナジに爺やの涙を肌で感じながら、爺やにそのままの姿勢で「惨いついでにさぁ♪ 爺やぁ♪ 俺、彼女を妻として迎えることにしたんだよ♪ 俺は今屋敷の当主だろおぅ♪ いいよ! 爺やのこと親父って呼んでも♪ そうだなあ! 今度から爺やのこと親父… 親父って呼んでやるから、泣くなよ♪ いいだろう♪ 親父って! 呼んでもさぁ!」と、俺のウナジに零れる、爺やの涙の量は土砂降りのように俺の背中を濡らしていた。

 俺は古くから居る家政婦さんたちにだけ、少しだけ事実を曲げ教えた… 彼女は爺やと、最初の結婚で別れた奥さんとの間に出来た娘だったと… まぁ、爺やには悪いがバツイチになってもらうことで、家政婦さんたちに理解を得られたし、俺は亡くなった親父の奥さんを横取りした悪い息子ってことで幕を引きたいと思う。

 ああ、言い忘れてたが、俺は外務省を辞めて、今はさぁ「大マダム入りまあぁぁーす♪ 続きまして、若マダム入りまあぁぁーす♪」と、今夜も恋女房と二人、役所相手の店に出ているよぉ!

 で、爺やはどうしてるかって? あれれ、今聞こえたろ? それにもう爺やじゃなくて親父だよ! お・や・じ… そうだよ♪ 親父も一緒に店に出て今夜もマイク片手に「大マダム入りまあぁぁーす♪ 若マダム入りまあぁぁーす♪」って、聞こえたろ? まぁ、そういうことで……

 愛ってなんだろう… 俺は俺の愛の形を見つけたよ♪

 

男に抱かれた男は、もう男には戻れない。 23話

 23話  白いパンティーに水色のキャミと大きめのショートパンツを履いた真子は、冷房を少し強くして汗が引くのを待って居ながらもパンティーが汗で蒸れている不快な気持ちのまま、社長室でパソコンでニュースを見ていた。そして30分後に二人の社員が入って来て月末で多忙な二人は直ぐに仕事に取...