義母【Ⅳ】
俺は高校二年になったばかりの普通の男、小学生の時に母親を亡くし小学六年生まで父親に育てられた。
と、言っても、父親は外務省の役人で普段は家にいることが少なく、どちらかと言えば俺を育てのは執事の爺やと家政婦さんたちだろうか。
まぁ、ソコソコ裕福な環境にあったものの、家には爺やと家政婦さんたちしか居らず、もっぱら俺の話し相手は俺が生まれる前から屋敷にいると言う爺やだった。
そして俺が小学校から中学へ入る頃、突然、家にやってきたのが葬式でもないのに頭から足先まで黒尽くめの女だった。
ツバの大きい帽子に、黒レースの手袋をして黒のドレスに黒のストッキングを履いて黒のヒールと、黒いサングラスをかけ、まるでカラスのような女に、俺は固まってしまったのを今でも鮮明に記憶している。
父さんは突然つれて来た女を俺に「母さんと呼べないなら無理して呼ばなくてもいいからね」と、俺に気遣いを見せたものの様子からして、どちらかと言えば父さんが女に対して御機嫌でも伺うかのような感じに俺には見えていた。
それから、この女は屋敷で俺と暮らすことになったが、毎度のことながら父さんは仕事に出かけ帰らぬ日々が続き、俺が高校へ進学する時も外国の紛争処理のために日本には居なかった。
食事の時も俺とは話すことのない日々、胸の谷間の見えるドレスを着て、リビングで足を組み細長い外国製のタバコを吸う。
部屋に篭れば出てこない日が続き、来れば来たで照明も点けずに薄暗いリビングの影の部分に身を置いて、暗さに我が身を重ねタバコを吸う。
父親が久々に帰宅しても、出迎えようともせずリビングで顔合わせても、御帰りの一言も口にはしない。
そして、こんな女を残したまま、俺が高校二年になったばかりの頃、出向先の外国で自爆テロの巻き添えを食って他界した。
そしてこの義母【Ⅳ】は幕を開いた……
2話
俺の親父が生きていても死んだ後も自分のスタイルを買えることなく、相変わらず家中では上半身の肌が透ける黒系の服を身につけ黒い下着が見え隠れしている。
俺がリビングに居ると言うのに隠れることも無く、立ち上がってはドレスの裾を巻くり上げ、ガーター紐で吊られたストッキングを治す義母。
執事の爺やが「ウオッホン!」と、咳払いしても平気な顔している辺りが、汚らわしく義理とは言え到底、母親が子供の前でする光景とは思えない。
爺やは俺の気持ちを知っている… 俺がこの女を大嫌いだということを… 正直、俺はこの女と同じ空気を吸っていることさえもが苦痛だ。
家政婦たちも、爺やにこの女を追い出して欲しいと言っているのが聞こえてくるし、俺は未だ爺やには言ってないが何れ言うことになると思う。
自分の部屋には誰も居れず、家政婦さえも入れたがらず掃除するままならないと憤慨するし、この義母が唯一、家政婦に頼むのはブランデーやウイスキーなんかの酒類と、外国製の細長いタバコだけで、他は何でも屋敷とは無縁の業者に入れさせている。
父親の仏壇に手を合わせに来てくれた親戚たちにでさえ、挨拶することもなく部屋に篭って出てこようともしないから、親戚達からも「何とかならんのか!」と、爺やが叱責を受けているし、俺も爺やが気の毒で目を伏せてしまう。
そして親戚から本家へ次々に義母が相応しくない女として、連絡が入り本家も対応を迫られ、遂には一通の手紙が爺やに届けられた…「弁護士を通じて然るべき手続きに入る用意をしている」と、爺やが俺に話してくれたものの、爺やは「旦那様(ちちおや)が愛した方ですから粗末な対応は致しかねます…」と、乗り気しない様子を俺に露にした。
そんな時、義母は誰にも何も言わず黙って家を空け数日間帰って来なかったが、果たして今回の件が耳に入ってのことなのか、或いはいつもの勝手気ままなのかは誰にも解からない。
帰ってきても、ただいまも無ければ「お帰りなさいませ… どちらへお出掛けでございましたか?」と、爺やの呼びかけにも「……」と、無言で軽く俯くと目を合わせることもなく、自室へ消えてしまおうとした義母に、我慢出来なかった俺が「アンタ! いい加減にしろよ! みんなアンタを心配して!!」と、言い掛けた時、義母は「フッ…」と、口元を一瞬緩めそのまま俺の前から立ち去った。
そして、それから義母の様子は一変した… 屋敷に見たことも内な男達を出入させては自室へ招き「キャッハハハハ♪ ウワッハハハハハ♪」と、連日のように音楽を大音量でかけ、中からは義母や男達の酒に酔う笑い声がドアから漏れ出し、朝まで続けられることも…
時には特定の男を部屋に招きいれ、そのまま数日、泊まらせることも… 中で何をしているのかなんて考えたくも無いし「何でこんな女をー!!」と、俺は死んだ親父に心の中で叫ぶことも。
義母の部屋の前で中の様子を窺っている俺に「ポンポン」と、肩を叩いた爺やが「奥様はお寂しいのでございます…」と、呟くと俺を義母の部屋の前から連れ立った。
その後も義母は取り替えるように見知らぬ男達を部屋に呼んでは、毎夜のようにハシャギ騒ぐのを続け遂に、俺は義母に「いい加減にしろおぉぉー!」と、男をドアの内側で見送る義母に掴みかかろうとした! 俺の手には父親の部屋にあった日本刀が握られ、出てきた男はそれをみるなり「あわわわ! あわわわ! ああぁぁぁー!」と、叫びながら逃げて行ってしまった。
日本刀を持ったままの俺を冷たい目で見る、白いドレス姿の義母はそのままドアを閉めようとし、俺の大声に驚いて駆けつけた爺やは、日本刀を持ったまま義母の部屋に入ろうとした俺の肩を強い力で止めた。
義母の部屋のドアは少しずつ閉じられ、ドアの隙間に見えた義母は薄ら笑みを浮かべ俺を嘲笑った瞬間、俺は「うおおおぉぉぉー! この淫売女(あそびおんな)!」と、閉められようとしたドアを力任せに開き、部屋の中へと入ると「坊ちゃまぁー!」と、俺を引きとめようとした爺やまでが義母の部屋へと入ってしまった。
すると爺やは、俺に「出ましょう! 出るのです! 坊ちゃまあぁー!」と、必死に叫ぶように俺の両肩に後ろから手をかけた。
右手に日本刀を持ち、左手で後ろの爺やを振り解こうとする俺を見て、義母は「フッ…」と、薄ら笑みを浮かべると、白いドレスの長いスリットからガーター紐に吊るさた白いストッキングを履いた脚を見せ「アッハハハハハー♪」と、突然両手を広げ「クルクル」と、回りながら踊って見せた。
部屋の中は黒と白の薄地レースのカーテンが、天井から幾重にも吊るされ、視界を遮るようにクルクルと回る義母の風圧でユラリ揺らめいていた。
止まる事なくクルクルと両手を広げ、まわる義母に正気は感じられず「もういいや…」と、正気ではない義母から目を背け義母の部屋を出ようと、ノブに手をかけようとした瞬間「お待ちなさい!」と、俺に声かけた義母が近づき、俺の横に来ると「話したいことがあるなら、そんな物騒な物を持ち出さなくても尋ねて頂ければ結構よ~ うふふ~♪」と、それだけ言うと義母はカーテンを中へと姿を消した。
俺は自分の部屋で考えていた…「何故、爺やは義母を庇うんだろう… 爺やは何かを知っているのか… 俺や家政婦さんたちの知らない何かを…」と、学習机に頬杖ついて窓の外を眺める俺だったが結局何も答えは見出せず、大きなダイニングテーブルで一人ぼっちで食事をし、風呂に入って自室に戻ったのが夜の9時過ぎ、屋敷を訪ねる者は誰もなく、今夜は義母を訪ねる男達も居ないと久々の安堵を実感していた。
窓の外には誰も訪れる気配は感じられなず、今夜はグッスリと眠れると目の前のカーテンを閉めようとした時『話したいことがあるなら、そんな物騒な物を持ち出さなくても尋ねて頂ければ結構よ~』義母の言い放った声が脳裏を掠めた。
義母を訪れる者のない今夜なら話し合えるかも知れない… 時計の針はまだ10時、俺は規模の部屋へと足を運んだ。
部屋の前に来ると何故か足が竦んだ…「コンコンッ… コンコンッ…」と、二度のノックで「カチャッ」と、中から応答することなくドアは開かれ、戸口とドアの隙間から顔を覗かせた義母が「来ると思ってたわ…」と、ポツリと語ると俺を中に入れてくれた。
中に入ると奥深い40畳間の洋間は昼間と違い、クリーム色の壁をシャンデリアの灯りがホンノリと照らしていて、天井から吊るされたレースのカーテンに照明の色が染まっていた。
ドアの前に立っている俺に「どうぞ…」と、一枚目のカーテンの方へと招く義母に誘われ入ると、竹で作った椅子が二脚と真ん中に漆塗りのテーブル、そしてそれを囲むように天井から吊るされた白いレースのカーテンが個室のよに辺りを覆う。
義母に言われるがまま椅子に座ると、目の前の椅子に座った黒いドレスの義母は珍しくストッキングを脱いでいた… ストッキングを履いていない義母を見るのは初めてのこと、目のやり場に困り辺りを見回すと右壁側の小引き出しの上に、義母が脱いだであろう黒いストッキングとガーターベルトが無造作に置かれていた。
知らず知らずに見入っていた俺の目の先を追った義母が、俺に「そう言うの興味がある年頃なのね…」と、義母は口元を少し緩めて笑みを一瞬だけ浮かべた。
義母に指摘され「ハッ!」と、してストッキングから視線を反らした俺は「アンタに話しがあるんだよ!」と、俺はストッキングを見ていたことを指摘され、またそれを隠すように乱暴な口を聞いて目をキョロキョロさせた。
目の前で脚を組み、膝に両手を添える義母は「ジィー」と、俺の様子を窺うよな視線で俺を見て「私に屋敷を出て行って欲しいんでしょう?」と、俺の目を見据えると「フッ」と、笑みを履き捨てた。
突然、心の中で思っていることを言われた俺は、上半身を一瞬「ビクッ!」と、後ろに少し引いて義母の視線から目を反らし「俺は! 俺は! ただ、アンタに…」と、口を濁すと「アナタにとって私は母親じゃない、アナタの目は男が女を見る目… そう汚らしい女を見る男の目だわ」と、義母は俺の心を鋭く見抜いていた。
義母は組み上げた脚を下ろすと「スッ」と、立ち上がって後ろのカーテンの中に入ると、ブランデーを注いだグラスを手に持って戻り、椅子の上に脚を乗せてドレスのスリットから太ももを晒し、俺に「私は誰の指図も受けないわ… それに私の招待客はただの友達だし、アナタの考えているような関係じゃないわ!」と、ブランデーを口の中で転がした。
揺れるドレスのスリットから見える透き通るような白い脚は、俺に義母は女であると言う印象を濃厚に与えた。
3話
俺は結局、義母とはそれ以上の話をすることなく、義母の部屋を後にしてそれから数日が経過した頃、高校は夏休みに入り何処へ行く当てもない俺はジッと屋敷の中で時間を過ごしていたが、義母に少し異変が起きた。
まぁ、夏も真っ盛りだからかも知れないが、中庭で日向ボッコして過ごしている俺の横を、ロングのドレスしか身に着けなかった義母が突然、半袖の白系のスーツスカート姿で車の方へと歩いていくのが見えた。
スカートの丈は膝上で、白いストッキングを履きツバの大きな帽子とサングラスは、義母を太陽の光から十分遮っていた。
義母の姿に驚いたのは俺だけではなく、傍で車のドアを開ける爺やと家政婦さんでさえも突然の義母の服装に只ならぬ何かを感じているようだった。
そんな義母が屋敷に帰宅したのは、家政婦さんたちも仕事を終えた夜の11時過ぎだった… 義母は大勢の見知らぬ男達にタクシーで送られて来たらしく、男達はそのまま帰り義母はケラケラと大笑いをして玄関に声を響かせた。
誰か行くだろうから放っとけばいいと思ったが、義母は相変わらず玄関で大声で独り言を言い放ち、家政婦さんも爺やも迎えに出ようとせず、仕方なく俺が一階の玄関へと足を急がせた。
義母が心配だったからではなく、夜中に大声を出されるのが我慢ならなかったのと、疲れて眠っている家政婦さんや爺やに迷惑が掛かることを恐れたたからだった。
玄関へ行くと、上がり元に直座りして仰向けの状態で、俺が傍に居ることさえ気付く気配もない義母は何かを思い出したように、一人「きゃっははははー♪」と、手をパチパチ叩いては大笑いを繰り返し「全く! 何て様なんだ! こんな女が何でここに居るんだ!」と、心の中で義母を下げ荒む目で俺は見ていた。
そんな義母でも放置すれば、眠っているみんなに迷惑がかかるだろうと「ほら! 起きろ! 部屋まで連れて行ってやるから!」と、義母に手をかけた瞬間!「バシッ!」と、突然俺の頬を平手打ちした義母は「触るなぁ! 私に触るな! 一人で起きれるわよ!」と、俺を突き放しフラフラと立ち上がると足が縺れ「ガタガタガタァーン!」と、壁際に凭れるよに崩れた。
俺は崩れた義母を後ろから抱きかかえようと、義母の腕の下から両手を入れ「せえぇのおぉ!」と、掛け声かけて抱き起こした瞬間「ムニュゥゥー」と、俺の両手は義母の胸を押し付けてしまった!「打(ぶ)たれる!」と、思ったものの義母は首と両腕をダラーンとさせ、口をモゴモゴさせ眠ってしまいそうだった。
後ろから義母を抱きかかえ、まるで大きなロボットでも操るように「右足、左足、右足、左足」と、心の中で「イチ、二、イチ、二」てな具合でハンドバックを持ちながら義母を部屋まで連れて来ると「あっちぃー」と、部屋の奥の方を指差さして教えた義母に言われるがままに、俺は義母の部屋を天井から吊るされたカーテンを避けながら義母を連れて入った。
初めて見た義母の寝室だったが、とても周囲を見回す余裕もなく何とかベッドの枕まで義母を辿りつかせた俺は「ふうぅぅー! これで終わりだ!」と、義母に毛布をかけて立ち去ろうとした瞬間だった…「ううぅぅぅぅ… ううぅぅぅぅ… 何でぇ、何で私を残して… 何で私を… ううぅぅぅぅぅ…」と、唇を振るわせた義母の声が聞こえ振り返ると、俺は義母の閉じた瞼から涙が溢れているを見てしまった。
俺は部屋へ戻ったものの、義母の流した涙が忘れられず、一人切ない気持ちに襲われると同時に「あの人も可愛そうな人(おんな)だっさたんだな…」と、初めて義母を思いやる気持ちになった夜の出来事だった。
そして翌朝のこと、7時に起きた俺が日課である屋敷の周りの散策に出かけると「おはよう♪」と、突然後ろから声をかけられ「ドキッ!」と、して振り向くとそこには、普段と違い薄化粧をした義母の顔が俺を見て笑みを浮かべていた。
膝丈の淡い水色のワンピースの裾が微風に僅かに靡き、両手を後ろに組んで俯き加減で「昨日はありがとう♪」と、ハニカミながら笑みを見せると「この色、好きでしょ♪ だから、出して着て見たの…」と、全身で照れる素振りを見せた義母に、俺が「何で知ってるの?」と、素直に聞くと義母は「亡くなったお父さんから聞いたから…」と、一瞬だけ顔を上げると再び俯いた義母だった。
義母に声かけられた屋敷の角は、大きな松の木が植えられそれに肩寄せるように中小の木々が寄り添う、俺の一番のお気に入りでもあった。
俺は有得ない行動として、義母と一緒に肩を並べて屋敷の周りを歩いていた… 最初は俺の後ろから黙って付いて来ていた義母も、次第に俺と並んで歩くようになり、遂には有得ない第二の行動に俺は出てしまった… 俺は義母の手を自ら握り締め、そしてまた義母も嫌がる素振りを見せず、俺と義母は無言のまま照れながら手を繋いで歩き、屋敷の中から見えるところに来ると「サッ」と、繋いだ手を解き、そして見えない場所にくるとどちらからともなく手を繋いでいた。
有得ないことは、その日を境にまだまだ続いた… 一緒に摂ることのない食事も一緒になり、一人で出かけることの多かった義母は俺を誘いデパートへ… 行き付けのブティックで下着やストッキングを買い求め、恥ずかしい俺は終始、顔を上げることが出来ずなんて、笑い話しにもなりそうなことや… 俺の部屋を尋ねた義母と二人、時には爺やまで入ってのテレビゲームに熱中したりと、今まででは有得ないほどことが続き、家政婦さん達とも次第に打ち解け、自室に家政婦さんたちを招きいれカラオケ大会までやる始末。
あの一件いらい、義母は俺にも爺やにも家政婦さんたちにも心を開き、夕飯だって家政婦さんや爺やも招いての賑やかな食事へと変化をし、度々、屋敷に来ていた男達も来なくなり、屋敷にも平和が戻ってきたと実感する日々が続いた。
そんなある日のことだった… 屋敷が平和になったことを知らない本家の爺ちゃんと婆ちゃんの代理で来た、向こうの執事が「奥様! いや! ○○さんでしたね! 今すぐにここを出て行って頂けませんか! 調べたところアナタは亡くなったこの家の主とは入籍されていないことが解かりました… これは本家からの気持ちです、受け取って出て行って頂きたい!」と、客間で鼻息を荒くする本家の執事が、ブ厚い封筒をテーブルの投げ付け、その前に並んで座る義母を挟む俺と爺やの三人は顔を引き攣らせた。
確かに義母と親父は披露宴も結婚式もしていないのは知っていたが、まさか入籍していないとは俺には寝耳に水だった… すると爺やが「えぇ、そのことは私めも存じております… とは申されても何年も間、ここに居られるのは列記とした当家の主が御選びになられた奥様でございます! なれば本家の指図は無用かと存じますが…」と、眼鏡のフレームに指を当て目を光らせ毅然とした態度をした爺や。
爺やが眼鏡のフレームに手を当てる時は、心底から怒りを覚えている時だと言うことを俺は知っていた… そんな爺やに顔を顰める本家の執事が「それはそうですが、当主亡き後は後見として本家が口を挟むこであると考えますが…」と、額の汗を拭く本家の執事に、爺やがチラッと俺を見て「当家の主は、ここに居られる坊ちゃま! いや、○○様でございます!」と、相手の執事に口調を強めると、相手は「フッ♪ 確かにそうですが、現在は学業に専念される身でございますから、ここは本家の意向を通すベキかと存じますが…」と、爺やを鋭く睨みつけた本家の執事。
すると俯いていた義母が、突然顔を上げ「出て参ります… 私がここを出て行けば丸く収まるのですね…」と、口元を引き締めて振るわせた義母。
本家の執事は、そんな義母に「私とて、こんな役回りは御免なのです… 申し訳ありません!」と、立ち上がると深々と義母に頭を下げると全身を震わせその場を後にした。
義母の心は泣いていたように思えた… ようやく周囲に打ち解け明るい兆しも見えてきた矢先の出来事に俺は愕然とした。
○月○日までにここを出て行くと言う覚書に署名した義母からは、覇気は感じられず再び自室に篭ることの多くなった義母に、かける言葉を俺は思いつかないまま数日が経過した。
義母に残された時間は、俺の夏休みが終わるまで… 俺は考えに考えた末、残された時間だけでも義母と笑って過ごしたい… そんな想いから義母の部屋を訪ねたものの、義母は昼間だと言うのに酒を飲んでいた。
すっかり荒んでしまった義母からは明るさは消え、以前にも増してドンヨリとした暗さが漂い部屋に入った俺に「出ていってぇ! 出て行ってよお!」と、酒の匂いをさせて俺に掴みかかった義母は「結局、こう言うことになるんだわ! 良かったねぇ! アンタ達の思いどうりになって!!」と、心にもないことを俺にブチまける義母が痛々しかった。
最近まで明るい色だった服装は以前同様に全身を黒が包み、化粧も濃くなり誰に会うわけでもないのに香水の匂いを漂わせる義母は、俺を「ドンッ!」と、突き放すと俺に背中を向け「何れこうなることは知っていたわ… だから… だから私はアナタたちとは他人で居たかったのよ! 初めてここに来た時から何れ私は追い出されるって… 他人のまま居れば他人のまま気兼ねせずに出て行けるから……」と、義母はベットに腰を下ろすと足組をし右手を頭に頬杖を着いた… 義母の黒いストッキングに反射する照明の灯り。
無言のまま、ジッとして動かない義母が突然「スッ」と、立ち上がるとベッドに身を投げ出した… ベッドの上でバウンドする義母の全身と、ブラウス越しに揺れる義母の胸。
仰向けになって目を閉じた義母は動かず、膝上まで捲くれ上がったドレスの裾の中に、光沢を放つ黒いスリップのレースが見え一瞬だけ目を奪われた瞬間「好きにしなさい… いいのよ、フフ… アナタの好きなように私をしても… フフッ」と、肌で俺の視線を感じたかのように言い放った義母。
そんな義母の問いかけに、無言で立ち尽くしている俺に構うことなく義母は「パチンッ… パチンッ」と、ブラウスの胸のボタンを目を閉じたまま外し始めた… それを見た俺が「よせぇ! やめろ! やめろよおぅ!」と、慌ててベッドの横へ行き義母の両手を掴んで止めると「うるさい!」と、大きな声ほ出して俺の手を振り解き「パチンッ… パチンッ」と、ボタンを再び外し始めた。
俺はその瞬間「やめろおぉ!」と、叫び、気が付くとベッドの上、義母に馬乗りになって義母の両手をベッドに押しつけていた。
自分のしていることに「ハッ!」と、俺が義母の手から自らの手を離そうとした瞬間「ほらぁ~♪ プルプル揺れてるでしょおぅ♪ ホラホラァー♪」と、全身を揺すって胸をプルプルと揺らし「女の胸よ! アナタの好きにしていいわぁ~♪ ホラー♪ 女の胸は柔らかいのよおぅ~♪ ホラホラホラァ~♪」と、再び全身を揺らし胸を震わせる義母の瞼からは、大粒の涙が溢れていた。
そんな義母を見ていた俺は無言で義母から手を離すと、ボタンの外れたブラウスのボタンを「パチッ、パチッ」と、下から順に留め「お義母(かあ)さん…」と、小さな声で囁き義母の胸に軽く頬を軽く寄せた。
義母の胸に頬寄せ甘える俺を両手で下から「ギュッ!」と、抱きしめた義母は「ううぅぅぅぅ…」と、声を震わせ涙で枕を濡らした。
その日から義母はピタリと酒を絶ち、これまで同様に明るくなり爺やも家政婦さんたちの顔にも笑みが戻ってきて、俺も普段同様に義母の部屋を訪ね、また義母も俺の部屋をと互いに行き来するようになった頃、家政婦さんたちが義母に何やらブ厚い封筒をリビングで渡しているのが目につき、近づいて見ると屋敷から歩いて数分圏内にあるアパートマンションの不動産情報だった。
この頃になると義母は個人的にも家政婦さんたちと交流があって、家政婦さんたちの休みの日はよく外へも出かけていたし、爺やも頬を緩ませ笑顔で義母との買い物に付き合ったりと、頻繁な交流が大っぴらに行われていた。
そして俺の夏休みも半ばを迎える頃、家政婦さんと爺やの夏休み(さとがえり)に突入したものの、今年は誰も帰りたくないと言う感じの家政婦さんたちは義母の説得で、渋々里帰りすることに… そしていつもなら交互に休むのが慣例の夏休みを、家政婦さんも爺やも全員で夏休みを取ることに決定し、過去からの慣例は今年を最初で最後として行われた。
ガラーンとして静まり返った屋敷では普段は絶対にすることを禁じられた、義母のキッチンへの出入も自由になり、俺は生まれて初めての義母の手料理に舌堤をダイニングで打ち「美味しい! 美味しい!」と、食べる俺を見ては義母は満面の笑顔を見せ、食べきれないほどの料理を作ってくれた。
二人は食事の後、台所に肩を並べ家政婦さんや爺やのことを話題にして、肩を窄めて談笑しながら洗い物を済ませ、義母が風呂に出かけたのが夜の8時、その義母が風呂から出てきて俺を唖然とさせた…
例え風呂上りと言えど普段から身なりを整えていた義母の姿は、薄い青のショートパンツに白の半袖のティーシャツにと、絶句して声も出ない俺に義母が「秘密だよ~♪」と、ニッコリと微笑んで見せた。
初めて見た義母の普通の格好に「ヤッタァー♪」と、何故かガッツポーズを取った俺に義母が「ねぇ! ここでしよっか!」と、目を輝かせ、俺も「うん! ここでしよう♪」と、ガラーンとしたリビングで、大画面のテレビを前にテレビゲームに、カラオケにと二人だけの夜を楽しんだ。
楽しかった義母との二人だけの夜は一瞬にして過ぎ、時計の針も夜の12時を回ったころ解散し、個々に自室へと戻った。
俺は義母との楽しかった宴に大満足して、部屋の明かりを少し落とした… カーテンを閉め切り一人の時間を過ごしていると、うとうとした俺は寝巻きに着替えるのも忘れそのままベッドの上で眠ってしまった。
そして何時頃だろうか、喉の渇きで目を覚ました俺はフラフラとベッドから起き上がり、ドアの横に置いてあるポットからグラスに冷水を注ぎ<一気に飲み干しベッドに戻ろうと向きを変えた瞬間!「カチャッ!」と、突然入り口ドアが開き「ハッ!」と、した俺が入り口方向に再び振り向くと「はあぁ!」と、口を片手で隠し、驚いた顔してその場に立ち尽くす義母が居た。
俺は鍵を掛けていなかったことに、同時に女装していたことを忘れていたことに気付いた…「いつからなの?」と、ベッドに座る俺の横で俯きながら、目を合わせずに俺に聞く義母に「お義母さんが来る少し前から…」と、ボソっと答えた俺は紺のタイトスカートにブラウンのパンストを履き、クリーム系のブラウスとリボン、そしてその上にチョッキを着て、薄化粧を施していた。
小学校からの帰り道、野良犬が銜えていた何処の誰の物とも解からない人のパンティーが一枚、奪いとって洗濯して身に着けたこを起源に、屋敷での寂しさを紛らわすために通販で買った女性用の下着にストッキングに、スーツにスカートにと数が増えて行き、今ではカツラから化粧道具まで揃へたと、義母に見せた自分サイズの女物がギッシリと収まった、家政婦さんたちの知らない専用の箪笥の数々。
俺が始めて見せ、話した秘密に困惑しながらも「よし! 解かった! いいんじゃない! 誰に危害を加える訳でなし、そっかぁー♪ アナタは女の子だったんだね♪ よおーし! 今夜は女同士! 一緒に朝まで過ごしましょう♪」と、突然立ち上がって俺を元気付ける義母に俺は抱きついて顔を胸に埋めてしまった。
部屋の明かりを落とした義母は、ベッドの前でスルスルッとガウンを脱ぐと、薄いネグリジェの中にパンティーが見え、前身をプルプルと揺らせながら俺のベッドに入ると「ホラァ~♪ 何してんのぉぅ♪ 女同士なら恥ずかしいこと無いでしょ♪」と、俺に服を脱げと即し、俺は顔から火の出るほどの恥ずかしさの中で下着姿になって見せた。
白いパンティーの中にはパンティーが義母と同じ一枚だけと言う格好の俺は、義母の見ている前で脱いだスーツとストッキングを片付けて、義母の居るベッドの中へと身体を沈めた。
自分の肩で感じる義母の肌はスベスベしていて、柔らかく触れたら無くなってしまうほどに思えた俺が、義母から少し離れると義母は俺に「なぁにぃ~♪ 何で離れるのおぅ~♪」と、離れた俺に再び肩を「ピタリ」と、くっつけて楽しそうに微笑むと、突然だった…「スゥゥーッ」と、何かが俺の胸をスリップの上から、肌に触れるか触れないかのタッチで滑ると、俺は無意識に「ああああぅ…ん」と、全身を仰け反らせ揺らした。
何度となく俺の胸の辺りを「スウゥゥー」っと滑る何かは、俺に何度も全身を身悶えをさせ「ああああぅ…」と、恥ずかしい声を出させた。
そして、その何かは気配も感じさせず「スッ、スルスルスルゥゥー」と、俺の乳首を上下左右に滑ると「あひっ! あひっ! あひっ! ああああぅ…」と、激しく俺を身悶えさせ有得ないほとの恥ずかしい声を俺に何度も出させた。
一瞬の出来事だったのに、俺は肩で息するほどエクスタシーに陥っていた… 何が何だか解からないうちに息を整え終えた俺に義母が「アナタ! もしかして! 感じてるの!?」、ベッドに肘たちした義母が俺を右側から覗き込んだ。
そしてそれは突然やってきた!「あぅ…あぅ…あぅ…あひっあひっあ…ん!
ああああぅ…」俺は気が狂いそうなほどに、全身を痙攣させ、同時に声を震動させ手足が硬直した瞬間!「ぅぅん! ぅぅん! ぅぅん! いぅくぅぅぅぅー!!」と、俺は信じられないような叫びを出して気絶してしまったようだった。
俺は意味の解からないエクスタシーの所為で、愛液でパンティーを土砂降りのように濡らし、男の恥ずかしい液体をその中で暴発させてしまったようだった。
翌朝、俺は女性の下着から普通の下着にかえられたことに気付き、義母に説明してくれと問い詰め、理由を打ち明けられた俺は、義母に恥ずかしい体液と性器をみられたことで恥辱の涙を見せてしまった。
そして一人、自室に篭った俺は始めて自分の乳首を弄るオナニーをしてしまった……
4話
女装と言う心のオナニーだけだった俺は、義母に秘密を知られ大胆にも、女装して義母の目を盗んでは二階の回り廊下を徘徊し、廊下の角や使っていない部屋の中に身を潜め壁に凭れ座ると両脚を広げ、パンストの上からパンティー越しに大きなクリトリスを親指で摩り回し、胸元から入れた指は乳首を「コロコロ」と転がし「ツンツン」と、弾いて全身をビクつかせ、まるで誰かに後ろからされている想像に身を任せた。
義母は俺に、女装したい時は自由に昼でも夜でも屋敷に二人だけのときは自由にしなさいと、俺の変質的な行動に賛同してくれてはいるものの、陽の高いうちの女装は俺に罪の意識を植え付け中々出来ずに夜を待って徘徊し始めた。
白いソックスにセーラー服の服装は、屋敷の使っていない部屋の闇の中へと俺を誘い、俺は闇に誘惑されるままパンティーを片足だけ脱ぎ、溢れる愛液のヌメリを大きなクリトリスに塗りつけた。
時折「ヌチャッ」と、小さな音を立てる愛液は俺のペニス徐々に硬く大きくし、片方の指でコロガス乳首は「ビンビン、コロコロ」と小さな撓りを俺の指に伝えると、抑えきれずに「あひっ」と、声とも唸りともつかないヨガリ声を俺に出させた。
セーラー服を着てスカートを巻くり上げ広げられた両足の真ん中で、少しずつ大きくなるクリトリスは最後には太く逞しいペニスと変化し、気付けば「シュッ! シュッ!」と、前後に扱き両方の勃起した乳首を交互に忙しく指で摘まみコリコリ弄っていた。
そして…「我慢… 我慢出来ない! お義母さんに… お義母さんにされたーい! アウッ! アウッ!!」と、義母にされた日のことを思い出し、ペニスから溢れた愛液で俺の手の平をヌメらせると、勢いよく俺の中から放たれたエネルギーは暗闇の何処かへと飛んで行った。
終わったはずなのに「ドクドクドク」と、ゼリー質の体液が先っぽから溢れ、肩でしていた荒い息もいつしか収まり、闇に包まれながら自室へと足を忍ばせた。
パンティーの中で溢れ出した体液は、行き場を失いその冷たさを俺の肌に伝える… 慌ててパンティーを脱ぎ洗面台に駆け込むと御湯に浸したタオルで丁寧に拭き、そしてヒダスカートを下げた上体で戻ったものの、出したはずなのに物足りないと、乳首に両手の指を這わせると「ビクウッン! ガックン!」と、俺はその場に両膝ついてしまった。
ペニスの快感と胸の快感の違いが明確に解かったのは、この日の深夜の零時になりかけた頃の数度目の女装オナニーの最中だった… シャキシャキとした男のペニスの快感に対して、胸は嫌らしく粘りつくように全身へと広がり二つの快感は夫々に独立し、別々の種類なのにも関らず、ある時を境に快感が重なり合うと、全身は熱で溶けるバターのように俺の心を溶かして始める。
俺の中からは一滴の体液も放たれなくなったものの、俺は満足せずに刺激を乳首に求め続け、気付けば乳首はパンパンに腫れあがっていた。
痛くて眠れない… 濡れタオルで冷やすものの何度も取替えに行くのが面倒な俺は、一階へ降りるとシップ薬を探し始めた… 見つからない… 生まれた時から住んでいる自分の家なのに薬箱が何処にあるのかも知らないなんて… ジリジリと痛む乳首が俺を苛立たせた。
散々探したものの結局、薬箱は見つからず「そうだ! お義母さんなら…」と、寝ていたら悪いからと足音を消して義母の部屋へと近づくき、ノックしようとした瞬間、微かに中から声が聞こえ「ヤッター♪ 起きてる♪」と、安堵しドアノブをそっと回すと「鍵かけてないや♪」と、喜びドアを開け小声で「お義母さん… お義母さん…」と、声を掛けたものの、応答無く耳を澄まして奥のほうへ耳を向けると「はぁ、はぁ、はぁ」と、荒い息遣いが聞こえ「はぁ…あっ… ああああぅ…」と、苦しそうな声が聞こえた。
俺は咄嗟に「病気か!?」と、心配になって、奥へ置く絵へと暗闇の中で足を忍ばせ、ようやくカーテン一枚まで来たと言う時「はぁん、はうっ! ああああぅ…」と、一瞬激しく吐息を立てた義母の声が聞こえ、俺は意味も解からぬまま何故かソファーの物陰に身を潜めてしまった。
暗闇に目が慣れレースのカーテンの向こうに、薄っすらとベッドの上の義母が見えた時、義母は両脚を開き片手で胸を揉みながら陰部に、もう片方の手を這わしているのが解かった… そしてその義母は全身を揺らしベッドを次第に「ギシギシギシ」と、軋ませたと思った瞬間「はぁん、はっはっ… はひぃ… はひぃ…」と、俺に衝撃を与えた。
義母は紛れもなく今、俺の目の前で大人の女として自らを慰めているのが解かった… 義母は俺が見ていることにも気付かずに、自らをカーテン一枚を隔てた向こうで慰め続けていた。
そんな義母の自慰を間傍で見入っている俺は、股間を硬くし腫れた乳首を「ビンッ!」と、立てそのくせ心の中では「なんて綺麗なんだろう…」と、まるで芸術作品でも見ているかりように心の中に澄んだ空気を感じていた。
そして義母の動きは徐々に機敏になり「いぃ、いぃ、いくっ! いぃ、いぃ、いくっ!
いぅくぅ… いぅくぅぅぅぅー!!」と、口を篭らせた瞬間「ガタンッ!!」と、晴れ上がった乳首を指で転がし、硬くなってヌルヌルになったペニスの先を親指で撫で回した俺の両膝が床に着いて音を出してしまった。
一瞬にして俺の存在を気付いた義母は声を止め「誰かいるの!! ○○ちゃん… いるの?」 と、慌しくカーテンの向こうでパンティーを履くとガウンを羽織って「スウゥー」と、カーテンを捲り上げてこっちに移動した瞬間、俺は「ごめんなさい!!」と、大きな声を発すると同時に「ジュッ! ピチャピチャピチャ!」と、床に恥ずかしい体液を放ってしまった。
俺は何度も義母に謝り、そして何故ここにいるのかの訳を話聞かせていた… すると「もおぅ! アナタの所為でイキそびれちゃったわよぉ! ビックリしたあぁー♪」と、ガウンの上から胸を撫で下ろした義母は、奥の方だけ灯りを点け俺の放った白い体液をティッシュで拭き取ってくれた。
胸に大きなシップ薬を張られた俺は、自らが放った白い体液を灯りの下で義母に見られた上、拭き取られると言う無様な醜態を晒した自分が余りにも格好悪く、義母と目を合わせることも出来ずに義母の部屋を後にした。
俺は女装子ではあるが決して同性愛者ではなく、むしろ異性には興味は当然あるし彼女も欲しいと思っていた、義母と親しくなるまでは… ただ若干、他の男と違うのは「あんな魅力的な女性(ひと)に抱かれて見たい…」と、言う受身姿勢だと言うこと。
だから俺が女装していてオナニーするのは、もっぱら義母に抱かれているところを想像しているほうが多いし、以前なんて女装してのオナニーなんてした記憶はないほどだ。
勿論、義母はしらないだろうけど、義母を嫌いだった頃でも、こっそり義母の使用済みの下着やガーターストッキングの匂いを嗅いで、自分を慰めたこともあるから義母の女の部分の匂いは知っている。
でも、今はそんなことはしていない… 義母の下着でオナニーすることは義母に対する冒涜のような気がしているのは事実だ。
だが、そんな綺麗ごとを言っていられなくなってきた… 俺は義母を女として愛していることに気付いたからだった。
それは、あの一件で義母が死んだ親父と入籍していないと言う事実を知ったからだった…… そして俺はあることを決意していた。
俺は義母を妻に迎えるしか一緒に暮らせる手立てが無いと言うこと……
5話
「愛してる! 愛してるんだ! 結婚しよう! それしか… それしかないんだ!」窓辺に立ち外を見る義母の後ろから力む俺。
「馬鹿なこといわないで! 確かに私は入籍してなかった… でもそれは私と彼の取り決めであって十分に考えた上でのことなのよ…」振り向き様に俺よりも少し大きめ声で話す義母。
「俺は本気なんだ! 俺はアンタのこと本気で愛しているんだ…」と、義母に一瞬目を合わせながらもスッと俯いてしまった俺。
「私の心も身体も今でもアナタのお父さんの物なの… アナタの言うことも嬉しい、でも… 受け入れられない…」と、再び俺に背を向け窓の外を見る義母。
咄嗟のことだった… 俺は義母を後ろから抱きしめるとそのままベッドへ引き摺り押し倒した… 義母は激しく抵抗したものの、俺は傍に有ったドライヤーの電気コードで義母の両手を後ろ手に縛り、義母のブラウスを左右に引き裂いた。
義母の抵抗する叫びは尋常ではなく、髪はフリ乱れ全身を激しく揺すり上から身体を重ねる俺を振り落とそうと必死にモガイテいた。
白いスリップのレースが俺の目に入った瞬間、俺はスリップとブラジャーの肩紐を「グイッ!」と、下へと引き降ろし「プルプル」と、揺れる豊満な義母の胸を見た時「これしかない! こうでもしなきゃ俺のものになってくれない!」と、首を左右に激しく振る義母に言い放った。
義母の胸元からは甘い大人の香りが漂い、俺の男としての本能に火をつけた… 俺は白くプルプルと揺れる義母の右乳房を鷲掴みにすると、左乳房に貪り付いた。
全身を揺する義母は恥辱に苦しむ女の叫びを、乳房に貪りつく俺に放ち切ない程に甘い味のする義母の乳房を、俺は獣のようにシャブっていた。
生まれて初めての乳房は俺の唇にさえ、柔らかい肌の「弾力」と「揺れ」を伝え、俺の耳には義母の悲痛な叫びする聞こえなかった。
義母の乳首は次第に硬くなり「コリコリ」と、俺の唇と舌に感触を与え揉まれた右乳房は何処までも柔らかく、俺の手さえも飲み込んでしまうほどに柔らかかった。
グレーのロングのヒダスカートの中の両脚をバタつかせ、抵抗する義母の両脚は肌蹴けられ、黒いパンティーストッキング越しに膝から太ももを「スルスル」と、音のない音を出して俺の手の平は滑り「ビリッ!」と、ストッキングが伝染した感触が俺に伝わった瞬間「ビリビリビリィィィー!」と、伝染した箇所を鷲掴みにして、俺はパンティーストッキングを引き裂いた。
ストッキングが引き裂かれると義母は絶叫し始め、屈伸するように、そして全身を今まで以上に前後左右に揺らし俺を跳ね除けようと必死にモガいていた。
「俺と! 俺と結婚するって言ってくれぇー! 頼むよぉー! こんなことしたくないんだ! 結婚すると言ってくれえぇー!」と、俺は必死に抵抗する義母に怒鳴ると「イヤよ! はぁはぁはぁ… 結婚なんて出来ない! 私は彼のものよ! はぁはぁはぁ… アナタのものになんかならないわ! はぁはぁはぁ…」と、目を潤ませて荒い吐息混じりに俺を否定する義母。
義母は幾度もの俺の求婚を拒否し続けた結果、俺を悪魔に替えた… 義母の太ももの感触が俺の手の平に伝わった瞬間、俺の心の中に悪魔が宿り、犯される義母の悲痛な叫びが甘味に声に聞こえ俺を歓喜させた… 必死に抵抗する義母を「恥辱したい… もっと辱めたい…」と、心の中の悪魔は俺を唆した。
義母の太ももに手を滑らせる度に巻き付いて当たる、破れたパンティーストッキングは細切れになり、俺に心地よささえ伝えていた。
適度な弾力とプルプルした義母の太モモを滑る俺の手の平は、やがて義母の片脚を「グイッ!」と、持ち上げさせ、尻の辺りへと侵攻していった。
義母の腰からパンティーに手をかけ、脱がそうとする俺を必死に拒絶する義母は泣き叫んでいた…「イヤアァァァー! ヤメテエェェェー! 許してえぇぇぇー!」義母の泣き叫ぶ声が俺の耳に届いた瞬間「何してる早くパンティーを剥ぎ取るんだ! 剥ぎ取って大人の女を味見してやれ! こんな機会も二度と来ないぞ!」と、悪魔の誘惑が聞こえ同時に「今ならまだ間に合うぞ! 改心しろ! まだ間に合う!」と、神様の声が聞こえた気がした。
俺は泣き叫ぶ義母から手を離し、無言で義母に口付けをすると義母は目を閉じて俺と舌を絡めあった… 俺は義母を縛るコードを解き義母から離れようとした瞬間「バシッン!!」と、力任せに頬を平手打ちされた。
そして義母は俺に「女なら… 女ならアナタだって解かるでしょう… レイプがどれだけ罪なことなのか… ううぅぅぅぅ… うぅぅぅぅぅ…」と、義母は顔を横に倒すと大粒の涙で枕を濡らした。
俺の着ていたセーラー服のスカーフは解け、履いていたヒダスカートの後ろホックは壊れ、白いハイソックスは片方が脱げかかっていた… 履いていたスカートの中の白いパンティーは、俺から放たれた白い体液4回分で「ヌルヌルヌチョヌチョ」と嫌な肌触りを俺に与えていた。
パンティーから滲んだ俺の白い体液は、脚の付け根に伝わりハイソックスにまで到達していた… 犯されかけた義母に我が身を置き換えてしまっていた俺は、身体の中から「これでもか!」と、ばかりに愛液を溢れさせ同時に4回分の白い体液は履いているパンティーを重くしていた。
義母から静かに降り、ベッドから降りた俺の足に漏れた体液が伝わっていた… 俺は泣き止むことのない義母を残しセーラー服のまま、体液が垂れぬように気遣いながら義母の部屋を後にした。
やはりプロポーズは女装したままではなく普通に男の姿の方がいいかも知れない… そう思った。
6話
ベッドのヘッド部分に義母の両手を万歳スタイルで縛りつけ、口には叫べないように粘着テープを貼り付け、涙が見えないように目隠しをし、義母の着ているワンピースを鋏で切り裂いた俺は義母の脇の下へ唇を寄せた… 甘酸っぱい香りが俺の顔を覆い、舌を滑らせると義母は「ウグググ…」と、うなり声を上げた。
ワンピースは裾まで鋏で切り開き、黒いスリップを胸元から引き裂いた後で、黒いブラジャーを鋏で切り刻むと豊満な義母の乳房は、俺の目の前に晒され「プルプル」と、大きく揺れる乳房の中にピンク色の乳首が浮き出る。
黒いパンティーストッキングの中で、義母の下半身を守るように張り付く白いパンティー… 引っ切り無しに足をバタ着かせ抵抗する義母の方脚首に縄を巻きつけ、動かせないようにその縄をベットに脚を開いた状態で固く結びつける… 自由に動かせる方脚に全身で抱きつき黒いパンスト越しに俺の頬を滑らせた。
股間に見える義母の恥ずかしい部分の縦の線を楽しみに思いながら、俺は頬を義母の太ももへと滑らせながらパンティーストッキングに染み込んだ義母の香りを堪能した。
縛られて広げられた片脚を「グイグイ」と、閉じようと必死に縄を撓らせる義母の陰部の縦の線に沿って上から下へと中指を滑らせると「ウグッ! ウググググッ!」と、粘着テープの下から唸り声を出す義母は、全身を揺らし豊満な両乳房を「プルプル」と、揺らし俺の目を楽しませた。
ストッキング越しに嗅ぐ義母の太ももからは甘く切ない大人の香りが漂い、両手で挟むようにしながら顔を擦りつけると、適度な弾力と揺れる柔肌が俺の顔に押し戻した。
片脚を持ち上げて義母の股間を見れば、陰部を覆うパンティーの縦線が左右に揺れ動き、中の柔らかい秘密の部分が「ムニュウゥゥー」と、音のない音を俺に聞かせる。
持ち上げた義母の片脚を俺の肩に掛け、腰に手を回してパンストのゴムの中に指を入れると「脱がされる!」と、思ったのか縄で自由を奪われながらも、義母は腰を左右に振って抵抗するものの、俺の手は義母に構うことなくパンティーストッキングのゴムを「スルスル」と、脱がし尻の辺りまできたところで「ウグッ! ウググググゥ!」と、何度も腰を揺らす義母に俺は「そうか… 脱がされたくないんだね♪」と、脱がしたストッキングを元に戻し、今度は義母の両脚をM字に縄で縛り直しええ聞く広げると「ビリイィィー! ビリビリビリイィィー!」と、陰部の周辺だけを両手で引き裂いた。
義母は抵抗して全身を「ガクッ! ガクッ!」と、激しく揺らすと、柔肌は「プルルン、プルルン」と、振るえストッキングに覆われた部分と剥ぎ取られた部分に違いを見せた。
破られたストッキングの中に白いパンティーだけがクッキリと浮き上がり、パンティーの上から無言のままで顔を近づけると「っうぅぅーん」と、刺激的な酸味が俺の鼻を突き、同時に濃厚なクッキーのような甘い香りが俺をウットりさせた。
イヤらしくM字に開かれた、黒いパンティーストッキングに覆われた義母の太ももは「プルプル」と、恐怖からか小刻みに震動をし「ウググググッ…」と、唸り声を頻繁に俺の耳に伝える。
震える義母の白いパンティーに見入ると「早く見たい… 早く味わって見たい」と、言う衝動に駆られた俺は息を飲んで、義母のパンティーに片方ずつ両側に鋏を入れようとすると「あぅ! うぐぐぐっ! あうぅ!」と、パンティーを奪われまいと全身を、上下左右に前後にと揺らして抵抗した義母だったが、片方を切られ、そしてもう一方も切られると「ガクンッ!」と、全身の力を抜いて「うぐぐぐぐぐ…」と、粘着テープの下で唸り声を出していた。
パンティーは両側を前から切られ、義母を守る役目を終えその張りを失い、ただ義母の恥ずかしい部分に寄り添っているだけだった。
義母の両脚に両手を添えた俺は、陰部に顔を近づけると寄り添っているだけの白いパンティーを口で銜え「スルッ! スルスルスルスルッ!」と、義母の肌とパンティーストッキングに挟まれた白いパンティーを剥ぎ取った。
秘密の部分を覆い守っていた白いパンティーの部分の広げると、白いクロッチには染み込んだ大人の女の色彩が俺の目を楽しませ、鼻に近づけると磯の香りと濃厚な甘さ、そしてクロッチの両側からは酸味が漂い言葉に言い表せない大人の香りに俺は頭を「クラクラ」させた。
暫く義母のパンティーの匂いを嗅ぎそして、クロッチに舌を滑らせ味見した後、そっとパンティーをベッドに置き、義母の太ももに両手を沿え顔を陰部に近づけると、陰毛に包まれた部分から「ムワアァァァーン!」と、激しい女の匂いが俺を咽させ「ゲホゲホゲホッ」と、咳き込ませた。
今度は虫の息で義母の陰部に顔を近づけ、両手の親指で大陰部を軽く押して見ると「ムニュムニュ」と、まるで柔らかいゴムのように浮き沈みし、左右を外側に開くと大陰唇と小陰唇の間に白いクリームが張り付いていた… そしてそのクリームを中指でなぞると「ヌルヌル」と、その感触を俺に伝え何かを確かめるように、俺は指についたクリームの匂いを嗅ぐと「ッウゥゥゥーン」と、鼻を突く高濃度の塩分を感じ、そしてその指を「チュゥゥー」と、口に入れて見ると、生臭さの中に甘いクリームの香りが口がいっぱいに広がった。
俺が陰部に触る都度、義母は全身をガクガクと揺らし「クウゥゥー」と、唸り声を出し腰を左右に振って「うぅぅぅぅ…」と、再び辱めへの屈辱の声を出していた。
大陰唇と小陰唇に口を広げて舌を下から上へと滑らせ、義母のクリームを舐め取ると「あうっ! あうっ!」と、全身を「ガクンッ!」と、震動させ陰部に伝わる俺の舌の感触を、拒否し続けて「うぅぅぅぅぅ……」と、泣き叫ぶように大きな唸り声を上げた。
俺の舌は義母のクリームをきれい嘗め尽くすと、小陰唇のなかへとヌメリながら入ると「クルクル」と、舌先を回して義母の中を探検し「もっと奥へ! もっともっと奥へ!」と、俺の心は高鳴り、気付けは唇は広げられた義母の肉に「ピッタリ」と、張り付き「チュゥゥー! チュゥゥー!」と、吸い付きながら舌先で義母の中を味わっていた。
義母は全身を激しく揺らし唸り声を出し続け、いつの間にか俺の唇に自らの腰を使い、押し付けては「ウグッ! ウグッ!」と、擬音を放ち続けていた。
義母の中から洪水のように激しく湧き出る愛液は、俺の舌先に「ヌルヌルヌチャヌチャ」と、絡み付き俺の唇は義母のケタタマシイ量の愛液で乾くと言うことを失っていた。
中から溢れた義母の愛液は周囲に広がり、黒い陰毛は光り輝き、俺の視線の先には最初は無かった肉色の突起物が「ピンッ!」と、覆われた陰毛の中から顔を出し、義母から溢れた愛液を指に絡め、その突起物を親指と中指で辛く摘まんだ瞬間「クウゥゥゥー!!!」と、突然義母は腹に力を入れ首を上下左右に激しく揺らした。
義母の中から溢れる愛液の流れに逆らうように、俺の舌先は「レロレロレロ」と、上下、左右、前後にそしてクルクルと舐り回し、更に突起物を指で上下に扱くと「ガタンッ! ガクガクガク! ガタンッ!」と、何度も義母の身体はケタタマシク揺れ動き「うぅ! うぅ! うぅ!」と、何かに獲りつかれたように全身を揺らした。
義母の突起物(クリトリス)は、スイッチのように俺の指が触れる度に、義母は全身を激しく動かし自らを縛った縄を「ビュッ!」と、撓るほどに力を入れてた。
最早、義母は一人の女として身体を預けていると悟った俺は、義母の口から粘着テープを腕を伸ばしてはがすと、義母は女の鳴き声を俺の耳がおかしくなるほどに叫び続け、その叫びを止めるように俺は硬くなったペニスを義母の中に「ズブリュウゥゥー!」と、挿入した!
挿入した瞬間、義母は大きく深呼吸をし自らの中に俺を受け入れた… 義母を拘束している両脚の縄を解き、義母の中に前後を繰り返しながら、義母の両手を自由した瞬間「ああぁぁぁー!」と、突然、俺の背中にしがみ付き、俺の腰に自らの両脚で抱きついた義母だった。
義母は両手両脚で俺にしがみ付き、俺は動きづらいのを額に汗を浮かべて義母へ前後を続け「イクゥゥー!」と、無意識に叫んだ俺の声に、義母は「中に! 中に出してえぇぇー!」と、部屋に響くほどの大声で叫んだ。
俺は義母の中に全身を張り詰めさせた体液を一気に放出すると、義母は自らの肉ヒダを「キュッ!」と、引きしめ身体の中で俺のペニスを挟み込むと、少しずつ身体を前後させた… 義母の前後で放出したばかりの俺のペニスは直ぐに元気を取り戻し再び、義母の中で硬い撓りを見せた。
その後も、俺たちはベッドの上で何度か愛し合ったあと、抱き合ったまま眠りに落ちていき、携帯電話の着信音で俺が目覚めると義母の姿はなく、ベッドの上に横たわる俺のフリルのパンティーは手の着けられないほどに、愛液と精液でグショグショになっていた。
起き上がって汗だくのキャミを脱ぎながら、電話に出ようとしたが携帯電話は俺が出る前に切れてしまったものの、一階にいる義母からの着信履歴が俺を驚かせた……
7話
義母と差し向かいの食卓テーブル、俺は目のやり場に困り目の前のハムエッグを見詰めるように、手に持ったトーストを口に運ぶ。
そんな義母は俺を気にする様子もなく、黙って紅茶の香りを楽しむ息遣いが聞こえるものの、俺は義母を見ることが出来ずに只管、コーヒーとトーストを繰り返す。
時折、義母のティーカップが「カチャッ」と、音を立てると俺は「ドキッ!」と、して動きが止まる…「何でそんな格好してるんだよ!」と、本当は義母を見て言いたいものの「あんな夢」を見た俺には何も言えず、ただ早く朝食を済ませることにのみ専念していた。
慌てて食べトーストを喉に痞えた瞬間「ゲホゲホゲホ」と、咽て咳き込んだ俺は、水を飲もうと上を向くと心配して俺の左横に来て俺の背中を叩く義母の… 義母の豊満な胸が薄く透けるキャミソールから俺の目に飛び込んできた。
義母は何故か胸が透けて見えるキャミソールをノーブラで、アッシュグレーのパンティーストッキングの上に淡い水色のショートパンツ姿で、俺と二人朝食を共にしている… おはようの挨拶も最後まで言うことも出来ず、絶句した俺はテーブルにつくと早々に引き上げるべく、この状況に陥った。
義母から放たれる甘い女の香りが俺の顔を覆い、驚いて閉じた俺の目を開かせようとする… 咳も止まった俺が義母に手を振って終わりを告げると、義母は俺に「慌てないでね♪」と、笑みを浮かべたように語ると自分の席へと戻る足音を俺の耳に伝えた。
暫くして「ご馳走様」と、一声かけて席を立とうとした俺に、義母が「ねぇ♪ 見て見て♪ なんか軽くてねぇ~ とっても心地いいのよぉ♪」と、スケスケのキャミを俺に「見ろ」と、ばかりに嬉しそうに声掛けるものの、俺は目を閉じたまま無言で立ち去ろうとすると「お待ちなさい…」と、俺を呼び止めた。
義母に呼び止められて「ピタッ」と、動きを止めた俺に近寄って来た義母は「これからは、こんな感じの軽装にするけど、触りたい時とか吸いたい時は乱暴なことしないで、ハッキリ言葉に出しなさい! 私はアナタを拒んだりしないから! 但し… いい! ここはダメよ! ここはあの人の物だから… パンティーの中はアナタの物じゃないから… それ以外なら何でもするわ…」と、俺の肩に置いた手を避けるとそのまま台所へ去って行った。
俺は義母の言葉に耳を疑い、自分の頭がおかしくなったんじゃないかと、義母の言葉を目を閉じたまま思い出していた…『触りたい時、吸いたい時は自由に… パティーの中だけはダメ…』これって「夢?」と、両手の指で両頬を抓った。
台所で洗い物する音が聞こえ静かに台所へと足音を消して忍び寄ると、義母は何事も無かったかのように全身を揺らし仕事をしていて、俺の視線を感じたのか「そんなところに居ないで、ここに来たら? 台所の立つ女の後ろから胸を揉んで見たいんでしょ! 男の子なんだものね! アナタは… 女装してたから手っきり女だと油断したけど、アナタは男よ…」と、冷たい口調で突き放すように台所の出入口にいる俺に話しかけた義母。
俺が義母にしたことを思えば、冷たくされるのは当然だった… 楽しい時間を一緒に過ごした義母をレイプしようとしたのだから… 俺は台所の義母に咄嗟に真横から「違うんだよ! ホントは… ホントはあの時の俺はアンタになってたんだ!」と、俺は義母の横で両手を開いて腰を少し落とした。
すると義母は俺を見ることなく「そう! でももういいわ! どうでも… 私を犯さないって約束なら好きにしていいから、私のこと…」と、義母を真剣に見詰める俺に冷たく言葉を吐き捨てた義母は俺を見ることはなかった。
義母からの冷たい言葉に自分の罪を自覚しながらも俺は「そうかよ! 解かったよ! 犯さないなら、何してもいいんだろ!」と、義母に怒鳴ると義母はコップを水で漱ぎながら「えぇ」と、軽く頷いた。
何処までも冷たい口調の義母に俺が「そんなこと… そんなこと言うなよ! お義母さーん!」と、一言いった瞬間!「バシャツ!」と、冷たい水をコップで俺に掛けた義母は「そんな呼び方やめて頂戴! 義理とは言え母親をレイプしかけたアナタに呼ばれたくはないの… アナタは立派な男だわ!!」と、俺に乾いた布巾を「ポン」と、放り投げた義母の目は浴びせられた水よりも冷たかった。
義母の冷たい目を横から見た瞬間、俺の中で何かが弾けた!「そうかよ! わかったよ!」と、顔を拭いた布巾を調理テーブルの上に投げ捨てた俺は、義母の後ろに「ピタリ!」と、張り付いて両手を義母の脇腹から前に差し込むと「いいんだよね!」と、俺は義母に声かけ、義母が軽く頷くのを見て「ムニュウゥゥゥー ムニュムニュムニュッ… モミモミモミ… ムニュムニュ…」と、義母の両胸を両手でキャミの上から揉むと、義母は「うぅぅぅ…」と、苦痛に耐えるように唸り声を出し、俺が義母に「ゴメン… もうしないよ…」と、後ろから囁いて義母の胸から両手を離すと義母は「続けて… その代わり約束は守って欲しい…」と、俺に呟いた。
俺は義母の胸を揉みまわし、台所に立つ義母の脚をストッキング越しに愛撫し続けた… 義母は俺の愛撫に何度も膝を「ガクガク」させ、全身を震わせ女の鳴き声を、塞いだ口の中で唸り声に変えて発していた。
そして愛撫が続けられると、義母は立っていられずに少しずつ床に崩れ、仰向けになった義母に覆いかぶさった俺は、義母の両手首をそっと床に押し付けると、甘酸っぱい香りの漂う義母の脇の下に舌を這わし「チュゥーチュゥーレロレロ」と、音を立て義母の脇の下を味わった。
義母は悶え、ヨガリ全身を震わせながらも口を固く閉じて、女の鳴き声を上げようとせず只管、俺の愛撫を拒否し続けた。
脱がしたキャミソールの下、上半身を味わった俺が義母のショートパンツを下ろそうとした時「ここじゃダメよ!」と、脱がせようとした俺の手を義母の両手は強く止めた。
義母に言われた俺は、結局その場では義母の上半身を隅々まで味わって、男の性(さが)に終わりを告げた… 俺は義母をその場に残し自室に戻ると、慌てて義母と同じような服装をしてベッドの中で、義母になりきってペニスを扱いた。
身体の中から2度、白い液体を放出した俺はベッドの上で考えていた…『なんでもするわ…』と、義母に言われた言葉の意味を。
シャワーから出て屋敷の中庭で、ワンピース姿でベンチに座り涼んでいた義母の後ろから近づいた俺は、後ろから義母の襟元にそっと手を忍ばせ義母の胸を揉んでいた… 義母が「ヤメテ!」と、言えばやめるつもりだったのに、義母は黙って俺に操を奪われ続けた。
俺に揉まれ続けたことで義母の乳首は次第に固くなり「コリコリ」と、美味しそうな感触で俺を喜ばせながらも、深く俯いて俺を拒まない義母の耳元で、俺はとんでもない事を口走っていた…「後でいいから… シャブって貰うから…」と、言った瞬間「ビクウンッ!」と、全身をビクつかせて驚いた義母だった。
義母に「もうヤメテ!」と、言わせるのが目的なのに、何処までも女の色気を漂わせる義母の怪しい香りは、俺の中に二人の人格を形成したようだった。
そして俺の部屋のベッドの上、義母と同じようなワンピース姿をした俺は、義母に「犯して… 最後は無理だろうけど… お義母さんに犯されて見たい…」と、本心を伝えると俺は静かに目を閉じた。
義母はそんな俺に「ロープは無いのかな…」と、小声で耳元に囁き、俺はロープの場所を指差して義母に教えると息を整え、義母に犯されるのを待っていた。
8話
ショコラブラウンのパンティーストッキングの下には淡いピンクをベースに、白いフリルがVラインを飾るフェミニンなパンティーと、上にも下と揃いのピンクベースに胸元に白のフリルが可愛いインナーキャミを着けた。
俺はストッキング越しに指を滑らせられるのが好きで、義母にも同様のことをしていたから義母にはそうするように頼んだ… 恥も外聞も捨て、俺が二度と義母にイヤらしい気持ちを起こさないために義母には細かく注文をつけた。
犯されるシーン… 辱められるシーン… 身動き取れず恥辱に涙するシーンと、言葉で伝えられる全てを義母に伝えながら、俺は義母に右手を右足首に、左手を左足首にロープで縛らせながら神妙な気持ちで目を閉じていた。
義母には黒のガーター紐付きのスリーインワンで身を包んで貰い、黒いストッキングがガーター紐に吊るされ髪もアップで化粧濃い目を、事前に頼んでおいた。
俺はレズビアンの女性に拉致された女子高生の役柄で、レズの女性に犯され辱められた挙句に調教されるドラマにしたいと、目を閉じて義母に淡々と照れながら説明すると義母は、俺を縛ったまま放置すると部屋を出て行き、戻った時には見たことのない大きなバックを重そうに抱えて持ってきた。
両手首を両脚に縛られたまま内心、ワクワクしながら「今か今か」と、待っていると突然だった… 俺の頼み通り進行するものだと思っている俺に義母は「何、変態の夢を語ってんのさ! ガキのくせに、ああしろこうしろって! 何様のつもり!」と、大声で俺に怒鳴ると、ベッドの上の俺をずらしながら我とベッドの間に青いビニールシート敷き詰め「アンタの望み通りにしたやるよぉー!!」と、俺に凄い力で往復ビンタょ喰らわせた。
義母の目は明らかにさっきとは違っていた… 目を吊り上げ俺の鼻と口を両手で塞ぎ俺の息を止めさせては、開放しまた止めさせては開放を繰り返し、俺は窒息死させられるんじゃないかと思うほど怯えた。
そんな義母に俺が「はぁはぁはぁ… もう… もういいよ… はぁはぁはぁ… もう解かったから… はぁはぁはぁ… もう止めようよ…」と、義母に話かけると義母は「何言ってんだい! アンタの言う通りにしたやるよおぉー! 女が犯されるってことがどんなものか教えてやるから覚悟しなさい!」と、再び俺に怒鳴り声を上げると、俺の口を粘着テープ塞ぎ、アイマスクで目を覆われた。
義母は別人のようになり、手足を縛られて仰向けになっている俺のパンティーストッキングを「ビリイィー! ビリイィー!」と、激しく破り始めると力任せにパンティーをも引き裂いて俺自身を晒した… 指の愛撫も何もない、ただ激しく引き裂いたことで見えないまでも、俺の下半身は擦り傷だられになっていると感じた。
破られたストッキングは俺の両脚に絡みつき、パンティーは破られた衝撃をもろに俺の太ももの付け根に与え、可愛く決めたキャミもボロボロに引き裂かれたのを感じた俺は、余りの痛さで悲鳴を粘着テープの下で、唸り声に変えて発していた。
その時だった! 突然、胸の両乳首に激痛が走った! 余りの痛さに「うぐぅ! うぐぐぐぅ!」と、首を左右に振って粘着テープの下で唸り声を発した俺に義母は「痛いかい! 痛いだろうねぇー♪ 洗濯鋏の味はどう~♪ キャッハハハハハ♪」と、痛がる俺をせせら笑った。
乳首から来る激痛は次第に鈍く重たい痛みに変わり、耐え切れずに「うっ! うぅーー! うぅぅぅー!」と、唸り声を上げて仰向けのまま腹筋運動するように頭を持ち上げた。
そんな俺の頭を「きゃっはははは♪」と、せせら笑いながら義母は何度も押して楽しんでいた… 俺は粘着テープの下で「痛い! 痛いー!」と、声を唸り声に変えて悲痛な叫びを上げていた。
そして余りの痛みに俺は気絶しそうになり全身をグッタリさせ数分経過した時だった! 何かが俺の乳首の周囲に滴って来た! そして「熱い! 熱い! 熱い! 熱ーいぃぃ!」を「うがあぁ! うがあぁ! うがあぁー!」の、唸り声に変えて全身を前後左右に俺が振ると、義母は「キャッハハハハ♪ 気絶するのはまだ早いわ! どおぅ~ 90度の蝋燭の味はぁ♪ キャッハハハハ♪ ホレホレホレエェー♪」と、全身を揺すりベッドの上を逃げる俺に「ポタリ… またポタリ」と、蝋燭を垂らしてせせら笑う義母だった。
俺は乳首に洗濯鋏で挟まれた上に、蝋燭まで垂らされている我が身を想像していた…「とんでも無いことになった!」と、後悔するものの義母は笑い声を出して俺の胸に蝋燭を垂らし続けた。
義母の垂らす蝋燭は、胸から少しずつ移動し腹や下半身へ、そして太ももまでに達し「ホラホラ! 動くと大切な部分にもかかっちゃうわよお~♪ きゃっははは♪」と、俺に逃げ惑うことを禁じた。
蝋燭は「ポタ… ポタ… ポタポタポタポター!」と、一滴から数滴俺の肌に落ちては固まり、その度に熱さに俺は唸り声を上げていた。
外モモ、内モモと交互に垂らされる蝋燭は、俺のVゾーンにまで達し、死ぬほどの苦痛を俺に与え、俺はとうとうアイマスクの下で泣き出してしまった。
すると義母は俺に「あらあぁ~♪ 泣き出しちゃったわぁ~♪ あっははは♪ でもね、もっと可愛いがって上げるわぁ♪」と、泣き出した俺の乳首から洗濯鋏を取り去ると、義母は仰向けの俺をうつ伏せにした! 両手首を両足首に縛られたままの姿勢で、俺は尻を突き出した格好をさせられた。
何か音が聞こえた…「チュルウゥゥー」と、言う何かが吸われる音… 何かが俺の尻に当たった! 冷たい丸みを帯びた何かが! その瞬間だった! 突然俺の肛門に何かゼリーのような物が塗られたと思うと、細く固い物が「グリグリグリ」と、中に入ってきて、強い力で何か液体のような物が俺の肛門から入って来た!
鈍く重い液体が肛門から俺に入って来ると、義母は笑いながら俺に「どう♪ 浣腸の味は? 高校生にもなって女の私に恥ずかしい格好晒した上に浣腸されてるなんて♪ 惨めよねえぇー♪ あっはははは♪」と、義母は俺をあざけ笑った。
俺はアイマスクの下で号泣していた… 惨め過ぎる自分の状況を客観的に見ては止まらぬ涙をマスクの下に零し続けた… そんな俺に今度は「こんなんで泣いてちゃダメよおぅ♪ アナタにはタップリ浣腸してあげたからね~ もう少ししたら来るわよぉ~♪ あっははは♪」と、俺の尻を「ペタペタ」と、軽く叩いた義母。
暫くすると俺を急に襲った…「腹が… 腹が痛い…」と、ジリジリと俺の額に脂汗が滲むほどの腹痛… 痛みに耐えていると「グルッ! ギュルギュルギュルゥ!」と、俺の腹から音が聞こえると「ホラホラホラー♪ 来たでしょう~♪ ハイハイ、タライはここにあるから、いつでも言ってねぇ~♪ 女の前で高校生のアナタが脱糞する様を見せてもらうわぁ♪ あっははは♪」と、義母の声とベッドの上にタライを置く音が聞こえた。
俺は耐えた… 残酷なこの女の仕打ちに耐え続けた… 額に滲んだ脂汗は次第に粒を大きくし「ポタリポタリ」と、ベッドに敷かれたシートに滴り落ち、数分が経過すると「どうするのぉ~? 我慢してそのまま脱糞なんてことになってもいいけどさぁ~ ここはアナタの部屋でしょおう♪ プッブッハハハハハハ♪」と、俺の尻を叩いて歓喜する義母。
経過と共に脱糞願望が激しく俺の頭を駆け巡り、とうとう俺は尻を振って義母に合図を送ると、義母はようやく俺の口から粘着テープを剥がし「もう限界でしょう♪ さあーて見ものだわぁ~♪ 17歳のレイプ願望のある女装子さんの浣腸脱糞ショーねぇ♪」と、俺を侮辱し笑いものにする酷い義母。
テープを剥がされた俺は、声を出さずに咽び泣き、耐えに耐えた俺を俺は心の中で「よく頑張ったよ! 俺! もういい… もう楽になろう! このイカレた女に屈するんじゃないんだ! 出る物を出すだけだからな! 俺よ! お前は頑張ったんだよ!」と、称えると義母に「起こしてよ… 早く起こしてくれよおぉぉー!」と、俺は叫んだ。
義母はうつ伏せの俺の肩に手をかけると、大きなタライの上に座らせ俺が座った瞬間!「ちきしよおうぅぅぅぅぅーーー!!! ブオォォォー! ブリブリブリブリブリイィィー! スバアァビュゥビリビリブウゥゥー!」と、凄まじい音を立て俺は、女の前で死ぬほどの侮辱を味わった。
手を「パチパチパチ♪」と、叩いて、俺の傍から離れながら「臭いわぁー♪ 臭い臭い臭ーい!!」と、タライの上で脱糞する俺を馬鹿にして大笑いした義母。
出しても出しても止まらない俺の便意は30分以上もタライの上で続けられ、ようやく水分も何も出なくなった頃「ようやく終わったようねぇ~でも凄い臭いわぁ~ あっははは♪」と、タライを俺の下から取り外すと「うえぇ! おえぇぇ!」と、吐き出しそうになりながらベランダへと運び去り、俺を「いつまでそんな格好してるつもりなの?」と、戻って来た義母は俺の頭を後ろから押し、俺をシートの上にうつ伏せにした。
暖かい感覚が尻の穴に感じ、汚れた校門を義母が丁寧に拭いてくれ「もう終わりだ!」と、俺が心の中で歓喜したのも束の間「さてとぉ、準備も出来たし始めましょうか♪ アナタの夢を叶えてあげるわ♪」と、うつ伏せの俺に義母が微笑んで語りかけると、ベッドの横の俺の目の前で何かの器具を、スリーインワンの上から腰にまきつけて見せた。
俺が義母に「そ! それはなに! それなに!?」と、怯え聞くと義母は、俺の目の前で「これでフィナーレかな♪ これはペニスバンドって言うアナタ向きなものよ♪」と、ゴムで出来た俺のペニスの倍近い擬似ペニスょ俺に見せつけた。
義母のベルトに装着された黒く光る擬似ペニスは、スイッチで「ウイィィィーン」と、震動と音を俺に見聞かせ、怪しく微笑む義母は俺の目の前から消え、後ろに回るとゼリーを俺の肛門にタップリと塗り、俺は義母に「そんな大きな物、入らないよおおぉぉー! 止めて! 止めてくれえぇぇー!」と、ジタバタして声が枯れるほど叫ぶと、義母は俺に「レイプされる女はねぇ、男の太さや大きさも硬さも選べない! アナタはこれから本当の意味でレイプされるの…」と、低い声で俺に後ろから囁いた。
俺は必死に「止めてろおぉー! 止めてくれえぇー! 入らない! そんな物は入らないよおうぅぅー!」と、再び叫んだ瞬間!「ニュルッ! ヌプッ! グイグイグイッ! グリュグリュグリグリグリイィィー! スブリユウゥゥー!」と、俺の肛門から中に入り、俺は「ギヤアアアァァァーー!」と、目を大きく見開いて叫ぶと声を重ねるように義母が「先っぽは入ったわあー! それえぇー!」と、義母が甲高い声で叫ぶと、俺は再び「ギエエエェェェェー!! ギヤアァァァーー!!」と、叫んだ。
俺の後ろで、俺の中で前後を繰り返す義母に対して、徐々に気が遠くなる俺に聞こえ感じる「パアァーン! パアァーン!」と、言う音と、肛門の淵の鈍く裂けるような痛みと「ジイィンジイイーン」と言う体内で震動する感覚だけを脳裏に残したまま、俺は気絶した。
どれ程の時間が経過したのか、目覚めると窓の外は薄っすらと暗くなりかけていた… ベッドの中で寝ていた俺は「ホッ!」と、一安心し起き上がろうとすると「あれ! 手も足も動かない!」と、思った瞬間、俺は両手を後ろに、両足首と縛られていることに気付いた。
眠りから覚めた俺が肛門に力を入れると「ズキッ! ズキズキズキ…」と、痛みが走りベッドのシーツで胸を軽く擦ると「ジィィーン」と、痛みが走り「痛い!」と、目を閉じて顔を歪ませ再び目を開くと「目を覚ましたようねぇ!」と、さっきと同じ下着姿で俺のベットの横に立ち、黒いガーターストッキングに包まれた片脚でベッドを軽く蹴った。
そんな義母に俺は「お義母さ… ん… もう… もう… 許して下さい… 俺が… 俺が悪かったよ…」と、半泣きで目を義母に向けると義母は俺に「こんな時だけ、お義母さんかっ… アンタって子は!」と、義母は上からベッドに横たわる俺を口元を硬くして睨みつけた。
そして義母は俺に「溜まってるんでしょう! アンタの要望通り口でして上げるわ! 義理とは母親の私が息子であるアナタの物を銜えさせられるなんてね! 死んだあの人もさぞかし喜んでいるでしょうよ! 約束は約束だからね!」と、言って布団を俺から剥がすと、縛られた俺の両足の上に跨って、俺の縮んだペニスを片手で支えると義母は軽く前後に扱き始めた。
義母の手がフニャフニャの俺のペニスを左右に振っては前後に擦り続け「まさか、こんな思いさせられるなんて!!」と、小声で言うと俺のペニスに……
9話
義母の顔がゆっくりと俺のペニスに近づく… 口が開いて俺の亀頭まで数センチ、俺は心の中で叫んだ「父さあぁぁーーーーん!!」すると…「ガチャアァァァーン!!」と、何処かの部屋から激しい何かの割れる音が聞こえ、義母は目を大きく見開いて動きを「ピタッ!」と、止めると音のする方向を首を捻り立ち上がると、俺の部屋を飛び出して行った。
突然の物音、そして驚いたように飛び出して行った義母… 一体何があったのか想像もつかないが何かとても大きい物だと言うことは音で解かった。
数分後「フラフラ」と、千鳥足のように戻って来た義母の頬を大粒の涙が伝わり、俺に近づくと後ろ手に縛ってあるロープを解くとそのまま「フフ♪ フフフ♪ フフフフフフ♪」と、涙ながらに笑うと「あの人に叱られちゃったあぁ~ フフフフフ♪」と、ふら付きながら目を虚ろにここから出て行った。
足を縛っているロープを解き慌てて自室から廊下に出ると、死んだ親父の部屋のドアが開いていた… 俺は慌てて走った「一体… 何が!」親父の部屋のドアに辿り着いて中を覗くと、壁から落ちたであろう粉々に壊れたガラス片と大きな黒い木枠が床に散らばっていた。
恐る恐る中へ近づいて、屈んだ俺の目に飛び込んで来たのは、義母と親父が幸せそうな笑顔して別荘を背景に写した、縦80センチ横150センチほどのパノラマ写真だった… そして仲良く映った大きな写真は落ちた弾みでか真っ二つに引き裂かれ、親父と義母は離れ離れになっていた。
屈んで見ていた俺の目からは涙が突然零れ、床に「ポタッ、ポタッ、ポタポタポタポタ!」と、落ちると義母と出会った頃の親父の記憶が突然俺の中に湧き出て、義母と初めての口付けや義母と一緒にデートした公園や湖の、俺には無い記憶が次々に湧き上がり「懐かしい…」そんな記憶が俺の中に鮮明に映しだされていた。
湖の前に並べられた白いベンチ… その背凭に後ろから両手を載せ、大きなツバのセレブハットをかぶり、白いレースのワンピースに身を包んだ義母が、スーツ姿の親父(おれ)に「私、自信ないの…」と、辛そうな表情で親父(おれ)に、囁くと義母は湖に遠くを見る… すると親父(おれ)が「大丈夫だよ、君なら出来るよ♪」と、義母を励ます親父(おれ)は義母の肩をそっと引き寄せた。
親父と義母の引き裂かれた写真の真ん中に見えた光は、俺を包み俺と親父を融合させ、親父は自らの記憶を俺に見せたのだと俺は思った。
ある時は、何処か地方だろうか、海に突き出た海岸の灯台の下、海までは数十メートル、辺りを草原が覆い海までは黒々とした断崖が見える… そんな場所で義母は親父(おれ)に「私… アナタ以外に誰も愛さないから… 例えアナタの子供でも… そうしなければ…」と、思い詰めた表情で視線を送り、受け止めた親父(おれ)は「精一杯、悪い女性を演じてくれればいい… そして息子を見守ってくれれば、それでいいから…」と、立ち尽くす義母の頬にそっと手を添える親父(おれ)だったる
走馬灯のように蘇る親父の記憶は、次々に俺の脳裏を駆け巡りそしてある時は、屋敷の傍の小川にかかる木橋のたもとだろうか、川の流れに見入る親父(おれ)に近づく黒い影が「籍のことですが…」と、親父(おれ)に畏(かしこ)まったよように尋ねると、傍に居た義母は「私は籍なんて考えてはいません… そんなことはいいのです… 私はアナタの傍に、傍に居られれば…」と、親父(おれ)をチラッと見ると直ぐに川の流れに視線を移すと、親父(おれ)は黒い影に向かって「爺やさんの方で、入籍は済ましたとでも親戚や周囲に伝えて下さい… 御面倒をかけますが宜しく御願いします」と、親父(おれ)は爺やに深々と頭を下げた。
すると爺やは親父(おれ)と義母の二人に深々と頭を下げ「畏(かしこ)まりました… 私の方で手を打たさせて頂きますから、御安心下さい…」と、ニッコリ微笑んだ爺やは、とても若く義母がこの屋敷に来る前の顔をしていた。
親父は何故俺に自分の記憶を見せたのか… 俺に自分の記憶を見せることで義母は自分のものだと言いたかったのだろうか… それとも何か別の意味があるのだろうか… 俺は破れた親父の写真に涙ながら尋ねたが答えは返って来ることはなかった… 破れた写真に「ゴメンよ、父さん!」と、心から詫びると破れた写真を裏からテーピングし額を元に戻したし、親父の部屋から出ようとした時「もう、彼女を自由にしてあげないか! もういいだろう!」と、親父の声が俺に聞こえたような気がした。
あれっきり親父の記憶が俺の脳裏に重なることは無く、爺やも家政婦さんたちも屋敷に戻り、期限を向かえたことで義母は屋敷を一人出ていった……
泣いて縋る家政婦さんたちや、涙を零し立ち尽くす爺や… この屋敷に来た時と同じように、上から下まで闇夜のカラスのような服装でタクシーに一人乗った義母の横に、親父の姿を見たのは俺だけだったのだろうか。
屋敷を後(あと)にしたタクシーに向かって「行ってらっしゃいませ旦那様…」と、深々と頭を下げた爺やの声が俺の耳に聞こえた気がした。
あれから数ヶ月、義母が屋敷を出て何処へ行ったのか、爺やの口は固く何度聞いても俺に「お許し下さい…」と、繰り返されるばかりだった。
会いたい、義母に会いたい会って詫びたい… 義母への想いは募るばかりだった……
10話
俺の頭から義母は離れることはなく、屋敷でも学校でも何処にいても狂おしいほどに義母は俺を支配していた…
勉強も手に付かず試験の結果も下降を辿り、食事も喉を通らず俺は体調不良を起こし学校を休学することになった。
進学校での休学は致命的なダメージを与えるものの俺の身を案じた爺やは、学校へ出向き話し合った末、俺の休学を決めたようだった。
それからは屋敷で療養を始めたが、65キロあった俺の体重も48キロまで落ち、ベッドの上に横になる俺は出入の主治医から点滴を受ける日々を送っていた。
そんなある日のこと、高校が別々になってから会う事もなくなり電話連絡だけだった中学の時の仲良しだったヤツから一本のメールが送られてきた。
メールを開いて見ると「先に写真送ったから見てくれ! この女性、お前んちの母さんじゃねえか?」と、申し送りがあって、俺は震える手でボタン操作して写真を出すと、そこには紛れも無い義母の姿が写し出されていた。
写真の中の義母は白い長靴を履き、白い割烹着を着て自転車に乗り何処かの出前桶を持っていた… そしてメール本文を見ると「俺も数回しか見たことないから、違ってたら捨ててくれ… 一応、店の場所は………」と、住所が綴られていた。
俺は慌てた!「行かなきゃ! 行かなきゃ! 行かなきゃぁー!」と、立ち上がろうとしたものの立ち眩みを起こしてベットから落ちてしまった。
床に倒れ自らの力で動けずにいると「坊ちゃまあぁー! 坊ちゃまあぁー!」と、俺の倒れたえとに気付いた爺やが来て「こっ! これはあぁー!」と、俺を抱き起こしながら俺の携帯を見て爺やは、叫び全身を振るわせた。
爺やは俺を抱き起こし両手に拳を握っていた… 俺をベッドに戻した爺やは突然「申し訳ございません!! 爺が… 爺の責任でございます! お許し下さい…」と、仰向けの俺にベッドの横で頭を深く下げた爺やは「仕送りはしていたのです! ですが… 奥様は送り返して来られ… 爺が直接お会いしていれば、こんなことには… くっくうぅぅぅ……」と、悔し涙を俺の横で滲ませていた。
義母の写真を見た爺やは両手に拳を握り、俺の寝ているベッドに顔を埋め号泣していた… そんな爺やに俺が「連れて行って… お義母さんのとこへ…」と、虫の声で呟くと、爺やは「参りましょう! 参りましょうとも! 奥様を迎えに! 本家なんぞどうでもよろし!」と、号泣しながら立ち上がった爺やは「坊ちゃま! お支度を! お支度を!」と、いきり立って「お支度おぉぉー!」と、叫びながら俺の部屋を出ると一階へと足を急がせた。
俺は家政婦さんたちに車椅子に乗せられ、看護婦さんに付き添われ点滴を打ちながら車へと連れられた… 車には運転手さんの他、爺やと俺と看護婦さんに家政婦さんの5人が乗り、後ろから別の車で家政婦さん全員が連なった。
鼻息を荒くする爺やは専属の運転手さんに場所を耳打ちすると、運転手さんは白い歯を見せ「ニッコリ」と微笑むと白い手袋をハンドルにかけた。
この辺りでは珍しく無いとは言え、黒のスモークの入ったリムジンは義母の居る街では人目を引き、人目を避けるように道を選び走る運転手さんの目は真剣そのものだった。
少し先に義母の居るソバ屋を見つけると車はその場に静かに止まり、辺りを助手席で窺う爺やはいつもの冷静さを欠いているに見えた。
暫く見ているとソバ屋から義母が出前桶を持って外に出て来た… そして店から出てきた中年の客が義母の尻に「ポンッ」と、タッチすると義母は作り笑顔して自転車に乗り込もうとするのが見えた瞬間「殺してやる!」と、顔を歪め全身を振るわせ怒りを露にした爺やが、ドアを開けようとした瞬間「待て! 待つんだ!」と、爺やと長年の付き合いの運転手さんが爺やの肩を掴んだ。
青いジーパンに割烹着姿の義母が出前桶をもってフラフラと自転車を走らせると、俺たちの乗った車と後ろの車は後を追うように移動した。
義母は出前を届けた後、何かの用事だろうか… 自宅アパートに立ち寄ったが、そこは共同玄関のボロボロのアパートでとても女性が一人で住めるような環境ではなく、それを見た爺やも運転手さんも家政婦さんも看護婦さんでさえ涙を滲ませていた。
そして俺が爺やに「行こう… 迎えに…」と、虫の声を発すると「参りましょう! 参りましょうとも!」と、爺やは涙声で慌てて降りると、家政婦さんたちは用意した車椅子に俺を乗せアパートの玄関へと全員が急いだ… 客観的に見たら奇怪な光景だったかも知れない。
車椅子が「カタカタカタカタ」と、音を立て走り、前に爺やと運転手さんが力んだ顔で移動し、後ろから看護婦さんと家政婦さんたちが何人も形相を変え進む。
玄関の目の前に来た時だった… 水商売風の厚化粧の女性が一人、玄関から伸びる廊下から歩いてきて、爺やがその女性に「申し訳ありませんが、108号室は?」と、聞くと女性は軽く微笑んで、来た方向へ逆戻りすると奥の左の部屋をノックし開いたドアの隙間から「お姉さん♪ お客さんよぉ♪」と、伝えると俺たちをチラっと見て再び玄関に来ると軽く会釈をして外へと去った。
そして、部屋の中から出てきた義母が、俺たちを見ると突然、廊下よ足音を力強く響かせ「帰って下さい!!」と、怒鳴り声を上げた瞬間、俺を見て「ど、どうしたのおぉーー!!」と、靴も履かずに車椅子でグッタリする俺の前に屈むと「こんなに痩せてぇ…」と、顔を強張らせ俺の周りで立ち尽くして涙を流す周囲を見回した。
俺の頬を両手で支えた義母に「お義母… さん… 帰ろう… 一緒に…」と、虫の声で伝えると俺は気を失った。
そして目覚めると俺は病院に運ばれ白い部屋のベッドの上に居た… 周りで俺を心配する人たちの中に義母の姿は無く、義母を探すように目を動かす俺に爺やは「坊ちゃま♪ 元気になられましたらもう一度♪ いいえ、何度でもお迎えに参りましょう♪」と、涙を零して作り笑顔する爺やが痛々しかった。
俺はその後、多臓器不全を起こし容態を悪化させ死の淵を彷徨っていた… 意識はなく眠ったままの俺には自分の身に何が起きているのかさえ解かるよしもなく、時間だけが経過していたようだ。
そして俺は夢を見ていた… 暗闇の中に居る俺に誰かが声を掛けて来て、振り向くと見たこともない7歳くらいの子供が「彼女を… 彼女を守ってくれ! 頼む! お前しかいないんだ! 頑張れ! 死ぬんじゃないぞ! 彼女を守れるのはお前しかいないんだ!」と、俺に話す子供は話終えると小さな光になって何処かえ飛んで行ってしまった。
俺は光追いかけ走ったものの光に追いつくことも出来ず、ドンドン暗闇の中を走った… すると突然、光は眩しいほどに広がり俺を包み込んだ瞬間「先生! 蘇生! 蘇生しましたあぁー!」と、甲高い誰かの声が聞こえると「○○くん! 見えるか! この光が見えるか!!」と、今度は太い声が聞こえた。
俺が目を薄っすらと開けるようになると、俺の横で「よかったあぁー!!」と、義母の声が聞こえた時、重なるように「彼女を守れるのはお前だけだからな…」と、父さんの声が俺に聞こえた。
病院の必死の努力と義母の励ましで俺は、立って歩けるまで回復した頃、毎日来ていた義母は二日に一度、三日に一度と数を減らし、俺が退院するころには姿を見せなくなっていた。
そんな中でも俺を支えたのは毎日、義母からの「おはよぅ♪ 起きたかなぁ~♪ 甘えん坊さん♪ 今日はねぇ、お義母さんは夜の9時に仕事終わるから、またメールするねぇ♪」と言うメールだった。
そして退院の日、義母に「今日、部屋を尋ねるからねぇ~♪」と、義母にメールを送信したものの、退院の日なのに義母からの返信メールはなく「どうしたんだろ…」と、心配になるも迎えに来た爺や達と一緒に屋敷へ戻った俺は、爺やに今夜、義母の家に行ってくると告げると、爺やも満面の笑みを浮かべて喜んでくれた。
陽が落ちるのを今か今かと待ち侘びて、8時を少し過ぎた頃、俺は運転手さんの車で義母の家(ヘヤ)に心躍らせて向かっていた。
そして義母のいるアパートに到着すると義母の部屋へと走ると「ありゃあぁー 少し早すぎたんだなぁ♪」と、独り言をボソっと漏らし、二階へ上る階段に腰を下ろして座っていると「あのおぅ、108号室さんに御用ですかいのぉう…」と、隣から出てきた御婆さん。
俺は自然に零れる笑みを押さえて「はい♪」と、返事すると御婆さんは俺に「108号室さんは引越しされましたよ…」と、俺の顔色を一変させ、話を聞くと俺とメールを始めた辺りだったことが解かり愕然とする俺に「あのおぅ…」と、階段を降りて来たいつかここであった女性が俺に「すいませんでした… お姉さんに頼まれて…」と、俺に申し訳なさそうな表情を見せ義母の携帯を俺に渡すと、早口で事情を話しそのまま二階へと消えて行ってしまった。
俺は義母の居た108号室の暗闇の中で咽び泣いた… 俺にメールをしてくれたのは一度だけで、後はさっきの女性が義母に頼まれての代役だったと言う。
義母は俺の前から完全に姿を消し、爺やでさえ義母の引越しを知らされては居なかったようだった。
11話
義母は働いていたソバ屋も辞め姿を消してしまった… 屋敷のみんなで手分けして足取りを追ったが皆目解からず、それから5年の歳月が流れた。
俺は高校を卒業し、外務官僚になるべく大学へ進学し学業と平行するように義母の行方を追ったものの、俺が外務省に入った今でもその消息は以前として掴めなかった。
外務省に入省すると同時に俺は屋敷の当主として、本家からも親戚筋からも正式に認められたものの、義母が居たあの頃ならと悔しさに拳を振るわせた。
慣れない仕事は毎日のように俺をキリキリマイさせ、毎日の帰りも深夜に迫ることも度々、下手したらそのまま朝を迎えることもあるのが新人の役目。
不慣れな仕事とはいえ、同じことを繰り返していれば半年も立てば慣れると言うものだろうが、そうは問屋がおろさず時間に余裕が出来ると、今度は先輩たちの飲み屋の運転手から送迎に時間は費やされ、その全ては残業ではなく、奉仕と言う位置づけだった。
その間に多くの同期が配属替えを申請しエリートコースから外れていった… そしてそれから3年が経過した頃、仕事で知り合った公安局の友人を通じて、年上だったが警察庁の人間と知り合うことが出来た。
俺は既に25歳になっていて、義母を探す余裕も出来た頃「ああ、そう言うことなら俺に任せてくれないか?」と、屋敷を訪ねてくれた警察庁の友人がワインを片手に俺の目を見た。
既に白髪になっている爺やに、白髪の混じる家政婦さんたちも俺と一緒に友人に頭を下げてくれた… 俺たちの気持ちが伝わったのか、友人の目は職務を全うする役人の目に変化を見せた。
そして数日後、一本のメールが携帯に…「君のお義母さんは戸籍に存在しない… 恐らく偽名使用と思われる… 尚も捜索を続ける」と、警察庁の友人からのメールだったが俺に驚きはなかった。
高校二年だった頃のこと、亡き父親の記憶が俺の脳裏に重り、義母は親父に何処かの港の埠頭で「名前は… 名前はどうしよう…」と、詰め寄っているのが見え、そんな義母の後ろに小さな女の子が見えていた。
俺は義母の後ろにいる女の子を見た時、恐らく義母は…… 俺にはそれ以上のことを考える勇気が当時なかったように思える。
そして更に月日は流れたある時、昼休みに電話で俺を呼び出した警察庁の友人が公園のベンチで「なぁ、隠密での捜索にも限界あるから、俺の提案なんだが…」と、友人は顔を曇らせ俺に持ちかけて来た。
即答出来ずに返答を持ち越した内容とは、義母を泥棒にしたてて公に捜査機関に頼ると言うもので、義母が屋敷を出たのは8年前だが、最近になって屋敷から品物が無くなっていることに気付いたと言うなら、事件として相当無理はあるものの扱えると彼は言い、もし見つかったら被害届を間違いだったとして取り下げればいいとも彼は言った。
俺は爺やと、家政婦さんたちと何度も屋敷で相談を繰り返した末「宜しく頼む」と、彼に頼んだ… 一般には手配写真は出回らず、あくまで警察内部に手配写真を留まらせると言うことを彼は約束してくれた。
その翌日、義母は窃盗の罪で全国に指名手配された… この判断が最良だとは思えないが、これしか義母を探す方法はなかったのは事実だった。
家政婦さんたちは義母がいつ戻ってきても良いようにと、部屋の手入れと掃除を欠かさず、病気だったらと爺やは医療関係に即応できるようにと手配りをしていた。
そして……
12話
「お義母さん! お義母さん! 俺! 俺だよ! ごめんよぉー! ごめんよぉーー!! お義母さーん!」
俺は、叫んでいた… 特別に許された警察署の取調べ室のドアを背越しに閉めた瞬間、思わず胸の奥から溜まっていた何かを吐き出すように、俺は叫んでいた。
机に向かって俯く女性は、みすぼらしい服装で髪の毛はゴワゴワで、俺の叫びに無反応で只管小声で「私は泥棒なんかじゃない… 私は泥棒なんかじゃない…」と、ブツブツ念仏でも唱えるように独り固まっていた。
そんな彼女に俺が一歩近づいて「お義母さん… 解からないの? 俺だよ! お義母さん!!」と、机に両手を付いて叫ぶと、目の前の女性はようやく俺の存在に気付き顔を少しずつ上げると虚ろな眼差しで俺を見るて「私じゃないです! 私は泥棒なんかしてないんです! 信じて下さい刑事さん!!」と、机の上で両手を絡めた。
俺は女性の顔を見た瞬間「違う… お義母さんじゃ… お義母さんじゃない……」と、開いた口から空気を漏らすように、フラフラと後退りして「アナタは泥棒じゃありません… ご迷惑をお掛けしました… すみませんでした……」と、深く頭を下げ、その場に両手で頭を抱えて両膝を床に、崩れてしまった。
静まり返る取調べ室の中、咽び泣く俺に机に向い座る女性が「もしや…」と、俺に椅子から立ち上がって詰め寄ると「私、前にも誰かに間違えられたことがあるんです!」と、女性は俺の肩に手をかけ、その時のことを話してくれた。
女性が間違えられて、知らない女性に親しげに話しかけられた時「黒ネコのママさんじゃないですかあー♪」と、3年前に知らぬ人は言ったと言う。
俺はその「黒ネコ」と、言う名前に心当たりがあった… そこは俺が働いている外務省の幹部たちがよく行く店で、奉仕名目で何度か俺が運転手として玄関までだが出入したことがある店だった。
美人のママさんが数十人もの従業員を雇い、外務省ばかりではなく他の省庁の幹部連中も出入する老舗中の老舗だと聞いている。
俺は間違いで調べられた女性にと、警察庁の友人を通じて女性に現金を渡すように依頼しその件を終わらせると「黒ネコ」の素性をを調べるように友人に頼んだ。
数日後、メールで知らせを受けた俺は、警察庁を尋ね庁舎の屋上で友人から思わぬことを告げられた…… そして、俺は友人と一緒に勤務を終えた日の夜「さあ! 行くか!」と、友人に肩を叩かれて「黒ネコ」のあるビルへと入った。
ぶ厚い木目のドアを開くと、ドアの横に蝶ネクタイの男がいて「申し訳ごどいません、ここは会員制の…」と、軽く頭を下げ退室を促すと「あ! 誠に申し訳ありませんでした! 大変失礼致しました! 外務省の○○様でございましたか! 大変失礼致しました! 曜日が違っていましたので勘違いしました御容赦下さい… ササッ! こちらへどうぞ♪ お寛ぎ下さい…」と、俺と友人は何とか中に入れてもらえることになった。
俺たち二人が入ると店は、スーツ姿の客で溢れる店中で俺たちは、新人らしく隅っこのボックス席へ通された… 初めて入った店の内部は高級感溢れる木目を基調にし、店で用意してサングラスをかける者や、俺たち同様に隠さない者が入り乱れボックスに寄り添う女性たちからは、俗世間の匂いはなく別世界の様相を俺たちに見せつけていた。
特別、煌びやかな照明もなく簡素といえば簡素すぎる照明は、闇と陽の中間辺りに調節され、裸電球が必要最低線に配置してあるだけだった。
慣れぬ雰囲気に俺たち二人は、寛ぐどころか喉はカラカラで、テーブルの上には何もなく「喉渇いたなぁ…」と、俺がポツリと囁くと友人は「あぁ…」と、一度頷くと俺に「ここ、大物ばかりだよ…」と、ネクタイを緩めて隠れるように俯いてしまった。
待つこと10分ほどするとようやく「お飲み物は何になさいますか?」と、低姿勢でボーイさん… 俺は思わず「水! 水を下さい! 喉がカラカラなんです!」と、照れながら言うとボーイさんは「皆様、最初はそう申しますよ♪ お気になさらぬよう…」と、俺たちを気遣った。
俺たちが注文したのは普段から飲みつけている白ワイン… そして直に「美しい女性」が、二人で目の前に来ると「いらっしやいませ…」と、コーナーソファーのテーブルの前に跪いて挨拶した。
すると突然、女性たちの後ろから影が現れ「おお! このヒヨッコがぁー いつの間にここに来たんだぁ、あっははは♪ そうしてると親父さんにそっくりだなぁ~♪ あっはははは♪」と、満面の笑み浮かべて俺をからかう、外務省の上司だった。
慌てて立ち上がると、直立不動の姿勢で深々と頭を下げると「いい! いいって! 今夜は俺のおごりだから、ジャンジャンやってけ!」と、俺の肩をポンッと叩くと「しっかしぃー ヒヨッコだとばかり思ってたら、そうかそうか~ お前の親父さんと俺たちもなぁ、新人の頃、この席で飲んだもんだ♪」と、全身で嬉しそうに語る上司に俺が「父親も! 父もここに来ていたんですか!!」と、上司に視線を合わせると「おっと! コイツは余計なこといっちまつたなぁ! スマンスマン!」と、上司は慌てた足取りで立ち去ってしまった。
動揺を隠せない俺を隣で無言のまま見入る友人が、俺の肩に手を置いて座るように促すと「普段は御会いすること出来ないんですが、最初だけはマダムと御会い出来ますからね♪」と、俺たち二人に微笑んむ女性が「さあー♪ 今夜は外務省さんの! ジャンジャンが入ったからジャンジャン楽しみましょう♪」と、突然のハイテンションする女性たち。
どんどん運ばれてくる料理と酒はテーブルを飾り、二人の女性の周りに一人、また一人と女性が増え俺たち二人の周りには6人もの女性が華を沿えた。
そして何を思ったのか友人が「こ… こぅ… これは…」と、呟くと「御心配なさらなくて結構ですよ♪ 外務省さんに請求申し上げますから♪」と、女性が友人に楽しそうに話すと友人は「税金か…」と、口元を固くすると、女性が「まあぁ♪ うふふふふふ♪」と、微笑むと通りかかった恰幅のいい男性が「無粋なことを言ってるようだが…」と、チラッと立ち止まって友人を見ると「君は何処の役人だ!」と、憮然とした態度で友人に聞くと、友人は「警察庁…」と、言いかけた。
その言いかけた言葉に割って入るように「すいません! 申し訳ありません! 酔っているので…」と、俺が相手に詫びると「ぅん! 君は?」と、俺を見た相手の後ろから「すまんすまん! 俺の部下たちだ!」と、俺の上司が更に割ってはいると「なんだぁー! アイツの息子かぁ♪」と、親父を知っている口ぶりで「ここでは無粋な話しはするなよ坊主!」と、友人に呟くと、俺の上司と談笑しながら闇の中へと消えていった。
友人は不正は許せない性質(タチ)だったが、その場は俺のために押さえたと言う感じだった… そして30分後のこと「マダム出まーーす♪」と、言う声が天井のスピーカーから流れると店内はザワメキはじめ、アチコチから歓声が沸き起こった。
まるで、花魁(おいらん)道中のように大勢の女性たちを従えるマダムは、大物の役人たちのボックス席を決められたコースを回るように移動すると、最後に俺たち新人の席に近づき「いっらいしゃませ…」と、床に跪くと顔を上げた。
顔を上げたマダムが俺の顔を見た瞬間「お父様に良く似ていらっしゃいますね……」と、消えそうな小声で俺に視線を合わせると、義母は何も言わずにそのまま立ち去ってしまった。
友人は俺の動揺を見抜いたように「確認出来たか?」と、声に出さずに俺の目を見ると「今夜は俺のおごりだ! 安心しろ不正な金は使わんからな!」と、俺に語ると「ここの店を借り切るとイクラくらいかかるのですか?」と、女性に聞くと「聞いたことありませんが多分、2千万円くらいでしょうか…」と、鋭い目で友人を見ると、友人は「今、ここに来ているお客さんで一番偉い人は誰ですか?」と、更に女性に聞き女性から知らされた友人は携帯電話を取り出すと席を離れ誰かと話しをしているようだった。
暗がりで話していた友人は、マダムたちがいるボックス席へ移動すると自分の携帯を暗がりにいる人物に渡した瞬間、人物は直立不動の姿勢になり携帯を持ちながら「ペコペコ」と、頭を下げ友人に携帯を返すと、慌てたように取巻きを引き攣れ店を出て行った後、友人がマダムに何かを話しようやく俺の方に戻ると「話しはついたよ♪ 今夜は人生で一番、金を使った日だよ♪」と、俺の肩を叩いた。
そして友人が帰ると言うから、俺もと立ち上がるのを押し沈めた友人は「今夜はここを貸切ったから閉店まで遊んで行け! マダムと二人で話し合え!」と、耳打ちした友人は足取り軽やかにスキップして店を出て行った。
店の照明は落とされ、俺のいる席の上だけになると、店からは客も従業員も女性たちも一斉に姿を消し店の中は閑散と静まり返った。
両手を膝の上にして席に座る俺の傍にマダムが来て「良いお友達に恵まれましたね…」と、俺から少し離れたところに座ったマダムに俺が「お義母さん… どうして… どうしていなくなったんだよ… どんなに探したか…」と、唇を震わせると義母は俺に「変わってないのね、唇振るわせる辺りなんか昔のまんま… うふふふ♪」と、俺の頭に手を伸ばして数回撫でると「アナタのお父さんも、ここの常連だった… そして二人は恋に落ちて屋敷に入った… でも彼は私を残して死んだ… そして本家に出て行けと言われて屋敷を出た… それだけのことよ…」と、義母は吐き捨てるように語った。
俺は話したいことが山ほどあったのに、捜し求めた義母を横に何も話せず只管、義母と無言の時間を過ごしていた… もっと劇的な再会をするものだと思っていたのかも知れないが「戻って来て欲しいんだ… お義母さんに」と、言うのが精一杯だった。
すると義母は俺との間を少しだけ詰めると「もう、終わりにして欲しいの… 私は彼が死んだ時、一緒に死んだのよ」と、目の前のオレンジに手を伸ばすと俺の頭の上に「ポン」と、乗せると「このオレンジはアナタが居なくなれば自然に床に落ちるでしょ…」と、オレンジを乗せたまま「うふふふふ~♪」と、小さく微笑んだ。
そんな義母に俺が膝の上で両手に拳を握り「でも、でも俺の下から別の誰かが育ってたとしたら! それが俺の身体の変わりにオレンジを支える! お義母さんは忘れたの? 親父と灯台のしたで約束したこと! 灯台の下で親父とお義母さんは誓いを立てたはずだよ! どんなことが有っても二人は離れないって!」と、俺は親父の記憶が重なったときに見たことを義母に話して聞かせると、義母は目を大きく見開いて全身を小刻みに震わせ俺に「どうして… 何故、アナタがそれを知っているの!!」と、俺の方を見て叫ぶように言い放った。
俺は高校二年生の頃のあの出来事の後に自分の身に起きたことを義母に話聞かせた… すると義母はテーブルに両手を付き肩を震わせ「あの人が… あの人は… あの人はちゃんと私を見守ってくれてたなんて……… うぅぅぅぅぅ… 気付かなかった… うぅぅぅぅ… 気付いていれば… あの人を感じられていれば… ううぅぅぅぅ…」と、義母はそのままテーブルに頭を擦り付けるように涙を流した。
泣き崩れた義母の背中に俺は心の中で訴えていた…「オレンジを支える親父の下から俺が育ってたんだよ… お義母さん… 今度は俺がオレンジを支えるからね…」と、義母の背中に囁いた。
そして俺は義母の家を教えてもらい、爺やたちには内緒でと言う約束で義母の家に通い続けた………
13話
俺はバリバリ働いた… まるで恋人でも出来たかのように… 何もかもがバラ色でどんな嫌な仕事でさえ楽しく思えた。
ただ、バリバリ働くのには別の理由もあったんだ… 俺の仕事が終わる時間が丁度、義母の仕事始まりだから俺と義母は会う時間を制限されているから、バリバリ仕事して少しでも会う時間が欲しかったのは事実だ。
義母の家は閑静な場所にある森林に囲まれた高層ビルの最上階で、下に豊かな緑を見下ろしながら、遠くの街並みや朝日と夕日が見れる… もっとも夕日は見たが、朝日までは見る時間がなくあくまで予想なんだが。
そんな限られた時間の中で二人が会える時間は30分ほどだったものが、今は何とか1時間会えるようになり、俺の少年時代のやり直しと称して義母は、俺のために夕食を作ってくれたり、時には膝枕で耳掃除なんかもしてもらって俺は、捜し歩いた時間を取り戻すように義母に甘えていたる
義母が化粧するところを後ろから覗き込んだり、後ろから抱きついたりとまるで小学生が母親に甘えるように、義母は俺に甘えさせてくれた。
思春期の頃とは違い、俺自身には義母に対しては不思議な程に性的欲求と言うものがなく、どちらかと言えば本当の親子と言う感じで時間を過ごしていた。
俺は義母との親子としての情愛が互いに深まるのを感じながら、短い時間の中に幸せを感じていた… あんなことが起きるまでは……
それは5月の連休初日のことだった… 俺はいつも通りに屋敷で目を覚まし、時間が経過するのを待ってから爺やに、義母を探して来ると言い残して義母の家を訪ねて来たのが、丁度義母が目を覚ます午後6時過ぎ、いつものように暗証番号を入れて義母の家(ヘヤ)に到着すると、俺の好物のハンバーグの香ばしい香りが俺の鼻を掠めた。
俺の好物の義母特製のジャンボハンバーグは、俺を義母の下へと導き俺は自然と台所に立つ義母の後ろから抱き着いて「お義母さん♪ ただいま~♪」と、甘えて見せると、義母は「ホラホラ! 男の子は台所なんかに来るもんじゃないわぁ♪ とっとと出た、出た、出たー♪」と、お尻で後ろの俺を「グイグイ、ポンポン」と、可愛く微笑んで俺を後ろへ押し出した。
その日、初めて俺は1時間以上も義母の家でくつろぎ、ワインを飲みながらの食事を楽しんだ… 幸せだった… こうして義母と最初から暮らしていたらと、過ぎ去った時間を振り返りながらも「ホラホラ! また、考えてるんでしょ♪ ダメよ♪ 過ぎた日は今、取り戻せばいいんだから♪ ねっ!」と、義母は俺の考えていることを見透かしていた。
持参したテレビゲームは、俺が高校二年の時に義母とよく遊んだ物で食事の後、リビングに直座りしてテレビを前に二人は、時間の経つのも忘れて大歓声を上げ、ゲームに夢中になる二人は、個々に遠い思い出に浸るように、流れる涙を止めようともせずテレビゲームにハシャギ、大笑いし「ちょっとビール持ってくるわね♪」と、義母が立ち上がったときだった。
時計の針が11時を回った辺り突然「プルルルルル! プルルルルル!」と、玄関のインターホーンが鳴り、義母は「ハッ!」としたような様子を俺に見せると、リビングの端っこにあるインターホーンのモニターを覗き込んだ。
モニターを覗き込んだ義母からは笑みは消え、何かに怯えたように受話器を取ると「御願いです… 今夜は帰って下さい…」と、何度も頭を下げる義母の後姿に只ならぬものを感じた俺が「どうしたの?」と、義母の横から耳打ちしモニターを「チラッ」と、覗いた瞬間だった「おい! どういうことだ! 何でここに男がいるんだあぁぁー!」と、モニターの相手は激怒したように「もういい! ワシが自分で開ける!!」と、何故か暗証番号を「ピコピコ」と打ち始め、数分後「貴様らあぁぁー!!」と、タヌキジジイに似た男がドアを開けて中に入って来た。
俺は驚いて義母の横で「えっ? 何で暗証番号しってるの?! あの男(ひと)誰なの!?」と、玄関に向かう義母の後を追うと「御願いです! 今夜は帰って下さい! 困りますから! 御願いです!」と、必死に義母は訪問者に体当たりで部屋から出るように頼むと、男は「ええぇーい! うるさい!」と、勝手に部屋の中に上がり込み「ほほおぅー! 最近、妙に冷たいと思ったら、こんな若い男を引っ張り込んでいたとはなあぁー!」と、部屋を出るように即す義母をソファーに押し倒すと「どらどらどらあぁー! お前は何処の何者だあぁー!」と、ソファーに置いておいた俺の背広を勝手に調べ「何をする!」と、掴みかかった瞬間「何だぁ~! 外務省のヒヨッコか! だったら今すぐここから出て行け!」と、俺を一喝すると、自らの胸ポケットから名刺を出し俺に投げ付けてきた。
床に落ちた名刺を拾い上げた俺の目に入ってきた「外務省、事務次官の名称」は、俺を困惑させ震撼させた… そして相手の男は俺を睨むと「この女はな! 俺のものなんだよお~ 解かったら出て行け! 小僧ぉー!! 今出て行けば全て忘れてやるしオマエの将来も約束してやる! とっとと出て行け!」と、顔を顰めて嫌がる義母の上からズボンのベルトを緩めながら圧し掛かるとと「イヤアァー! ヤメテエェェー! ヤメテて下さい!」と、ワンピースの裾を男に捲くられ必死に抵抗する義母。
男は「でぇっへへへへ! たまらんなぁー! 嫌がるオマエを抱くのはよぉー!!」と、義母のワンピースの胸元を左右に引き裂いた… 黒いストッキングを履いた義母の脚がバタバタ激しく振られると男は俺に「小僧! 居るなら居てもいいぞおぅー! オマエが見ているとコイツも恥ずかしいのか、ホリャホリャホリャ♪ たまらん♪」と、男は嫌らしく歓喜し義母を辱めた時「御願いです! 私の! 私の子供なんです! だから! 今は許して下さい!」と、上から圧し掛かるタヌキジジイを押し退けようとした瞬間「子供だとおぅ! フザケルなー! 子供なんぞ産めぬ身体のオマエに子供なんぞ居るわけがなかろう!!」と、男は義母の頬を「バシイィィーン!」と、平手打ちした。
グッタリした義母を前に、俺をチラチラみながらタヌキジジイが「小僧ー! 出て行かんでいい! そこでコイツがワシに味見される様を見とけぇ! 解かったかぁー!」と、俺に命令口調で叫んだ瞬間、俺は義母との記念を撮ろうと持ってきていたアナログカメラで、目の前のタヌキジジイを「カシャッ! カシャッ! カシャカシャカシャ!」と、撮り続けていた俺は極めて冷静だった。
タヌキジジイは「何をする!!」と、義母から離れ俺からカメラを奪おうと必死になって俺に掴みかかった時「ドスッ!」と、俺はタヌキジジイを力任せに蹴り上げジジイは床に腹を押さえて蹲り「貴様ぁー! こんなことしてタダで済むと思っているのかぁー!」と、床から俺を見上げて怒鳴るジジイに、俺は「連休、終わったら辞表出します! ただ、そのまえにこれは内閣官房とメディアに届けられますから…」と、ジジイに冷静な口調で話すと、ジジイは「待て! 話し合おう! な! 話し合おうじゃないか! 民主的に!」と、突然、手の平を広げて俺に腕を伸ばしたジジイは、義母の方をチラッと見て「そんなことしたら、コイツもタダでは済まんがいいのか!」と、少し強気になったジジイに「では、これから警察庁刑事局の知り合いにここへ来てもらいましょう! 彼は正義感に燃えた人間ですから善処してくれるはずです…」と、ジジイに冷静に話し聞かせた俺。
俺は、ジジイを裸にし「私はマダムを他人の見ている前でレイプしようとしました!」と、言う赤い口紅で書かれた大きな紙を胸に貼られ、警察写真のように前、左右、後ろの4枚の写真と、48枚のタヌキジジイの恥ずかしいポーズの写真を記念写真として収めた。
タヌキジジイは裸のままで衣服を持ち、逃げるようにその場から立ち去ると、義母は大粒の涙を頬に伝え俺に抱きついて来た… 俺はそんな義母を強く抱きしめると激しい衝動に駆られ、義母の顎を片手で支え口付けを… 義母は一瞬、俺の口付けをためらったものの「愛してる…」の俺の一言に「……」と、無言で目を閉じ俺たちは求めるように互いの舌を激しく絡めあった。
そして口付けの後、俺はそのまま義母を抱きかかえると寝室へ… 義母の肌は昔と変わらずスベスベし張りのある感触を俺に伝え、切ないほどに甘い女の香りを漂わせていた。
俺の舌先はジプシーのように義母の上半身を彷徨い、そして下半身に移動し始めた時だった「おねがい… 下は… 下は許して…」と、泣き出しそうな声を出して哀願するものの、俺はそんな義母の両手を腰の辺りでベッドに軽く押し付け、そのままパンティーを口に銜えてゆっくり降ろした瞬間「これが… これが私なのよ… うぅぅぅぅ…」と、泣き出した義母に「これからは、俺がオレンジを支えるよ… 俺がオレンジを支えるからね… ○○、いいね!」と、初めて義母の名前を呼び捨てた時、俺は義母の下半身を愛し続け、そして暖かい義母の中へと俺は入っていった。
そして、俺たちは二人は欲しいままに求め合う連休を送り続け、最終日の昼、俺は彼女から真実を聞かされた……
彼女の経営する店は、ボーイさんも含め全員が男性… 省庁の幹部だけが来ることの出来る会員制の店には数多くの客が訪れる。
その中に俺の親父もいた… 親父は彼女が男であることを知らずに恋に落ち、店に居た同期たちから真実を教えられた時、親父の苦悩は計り知れないものがあったと彼女は言う。
それでも、彼女を諦めきれなかった親父… 親父に恋心を抱いていた彼女… デートを重ねるたびに二人の心は解け合い、絡み合い、そして幾重にも心が重ねられたと言う。
親父は彼女とは一つにはなっていない… それは彼女が男だからではなく、小さかった俺に対する父親としての心遣いだったと彼女は親父を代弁した。
そして親父は彼女と一つになる夢を叶えられずこの世を去ってしまったらしい… そして彼女が本家の意思に従ったのは、彼女自身が俺のことを愛し始めていたことに気付いたからだったという。
引き裂かれた親父と彼女の写った写真を見た時、彼女は「息子に手を出すな!」と、親父のメッセージだったと思ったと言う。
だが、俺は知っていた… 親父が自らの身を引き彼女を自由へと解き放った事を… 親父と彼女の額に入った写真は俺が何度直しても翌日には壁から外れ落ち、中の写真は親父と彼女の間から引き裂かれていた。
愛とは何だろう… 恋愛と親子愛は何処がどう違うのだろう… 人が人を愛するということに限界はあるのだろうか… 限界を超えた時、人はそれを何と呼ぶのだろう… その答えを俺は知り始めたような気がする。
だが一番、俺を驚かせたのは、あの時、親父の記憶が俺に重なった時の『畏(かしこ)まりました… 私の方で手を打たさせて頂きますから、御安心下さい…』と言う、爺やの一言の意味だった。
爺やは義母が男だと言うことを、事前に親父から知らされていたと言うこと…… 爺やは親父との守秘の約束を今の今まで隠し続けたと言うこと……
そして数日が過ぎ、俺は彼女を連れ屋敷に戻ろうと彼女を説得したが、彼女は応じず何度も話し合った末、彼女から「爺やが一緒に暮らすことを了承すること…」と言う条件が出され、ようやく彼女が折れる形で俺は彼女を連れて屋敷へと戻ったる
事前に連絡を入れておいたことで、屋敷の前には満面の笑顔で整列して出迎える家政婦さんたちや、運転手さんが俺と彼女が乗ったタクシーを待っていた。
タクシーから降りた俺が、爺やのいないことを家政婦さんに聞くと「向こうです♪」と、嬉しそうな顔して指差された場所を見ると、庭の真ん中のベンチで独り空を見上げていたのが見えた。
俺は彼女の手を握り締め爺やの居る庭へと向かい「爺やぁー♪ 何で迎えてくんないんだぁー♪」と、ベンチに座り空を見上げる爺やにおどけてみせた。
すると突然爺やが、手を繋いでいる俺の横の彼女を見たこともない形相で「何故、戻って来た!」と、今までの爺やでは考えられない口調で彼女を威嚇した。
そんな爺やの厳しい顔を見た俺が「爺やぁ! 何言ってるんだぁ… 探してやっと見つけて来たんだろ! 爺やだって探してたじゃないか! 何て言い方すんだよ、まったく! 今日の爺やどうかしてるぞ!」と、爺やの前に彼女から離れた俺が屈んだ。
彼女は爺やの顔を見た瞬間、後退りを始め俺と爺やから距離を置いてしまった… そんな彼女を見た俺は、爺やに「何で教えてくれなかったの! 何でこんなになるまで… 爺やは彼女の店のことも知ってたんだろ! 彼女がソバ屋に居たなんてのは知らなかったんだろうけど、店のこと知ってたらもっと早くに、お義母さんのこと探せたのにいぃ!」と、屈んで真正面で話す俺に、爺やは「見つけて欲しくなかったからです…」と、空を見上げた爺やの目から一滴の涙が頬を伝ったる
そんな爺やを見た俺は「なに? 一体どういうこと? 親父と、お義母さんのことは聞いたから… 心配しないでいいから!」と、爺やを安心させるものの、爺やの表情は晴れることなく、爺やの異変を感じ取った俺が「違うのか? なにか未だ他にあるのか? 爺やぁ! 話して! 爺やあぁぁぁー!」と、俺は不穏な爺やの前で、下から爺やの両肩に手を置いた。
すると、距離を置いていた彼女が俺の傍に来て表情を強張らせ、両手に拳を握り全身を小刻みに震わせ深呼吸を大きくすると「………」彼女は無言で深く頭を下げると、そのまま庭から出て行ってしまった。
彼女を追いかけ屋敷の門の前で携帯でタクシーを呼ぼうとした彼女に、俺が「なんなんだよ! 一体! どうなってんだよ! 全く! 爺やも爺やだ! 奥様だぞ! 奥様が戻ったんだぞ! ちきしょうおぉぉー!」と、大声出して彼女から携帯を奪うと、俺は彼女に「俺がこの屋敷の当主なんだ! 爺やなんか… 爺やなんか… 爺やなんか首にしてやる! そうすれば暮らせる! オマエと二人、ここで暮らせる!」と、怒鳴り散らすと「バシイィィーン!」と、俺は彼女に突然の平手打ちを浴びせられた。
平手打ちされた俺が彼女に「なにすんだよおぉー! オマエまでおかしいぞぉー! どうなってんだよおぅー!」と、屈んで彼女を見上げると彼女は口元を押さえて泣いていた。
後ろに気配を感じ、俺が振り向きかけると「そこに居るのは、私の息子でございます… うぅぅぅぅ… 最初は解かりませんでした… 息子だと知ったのは、坊ちゃまが高校二年だった頃、屋敷から姿を消した時、私はあらゆる手段で奥様を探しました… 数社の探偵を使い調べさせたのです……… 昔は性同一性障害などと言う病名の無かった時代でしたし、私も男が女の服装をすることに極端な嫌悪感を抱いておりましたからねぇ… 高校を出ると息子は消息不明になり、家内は心配の余り寝込むようになり最後は私を残して先立ちました… まさか! まさか、旦那様が連れて来られるなどとは夢にも思いませんでした… 私たち執事は雇い主の顔を正面から見ることは出来ませんからねぇ~ まして化粧をされていては素顔も解からぬまま時間が経ちました…」と、屈み地面を見る俺に語る爺や。
更に爺やは俺の後ろから「複数の探偵社から来た回答を見た時、私は亡き旦那様を呪いました… 余りの衝撃で自分が誰なのか忘れるほどでした… 自分の息子を奥様と呼び仕えていたのですから… しかも旦那様との約束で奥様の性別を隠し続けて来たのですからねぇ~ そして今度は、その息子を坊ちゃまが連れて来て、一緒に暮らすと言い出すなんて…… 本当に惨いですねぇ… そして今度は、自分の息子を奥様と呼べと坊ちゃまはおっしゃるし… そろそろ爺も引退の時期でしょうか…」と、俺のウナジに爺やの涙がポタポタと落ちてきた。
俺はウナジに爺やの涙を肌で感じながら、爺やにそのままの姿勢で「惨いついでにさぁ♪ 爺やぁ♪ 俺、彼女を妻として迎えることにしたんだよ♪ 俺は今屋敷の当主だろおぅ♪ いいよ! 爺やのこと親父って呼んでも♪ そうだなあ! 今度から爺やのこと親父… 親父って呼んでやるから、泣くなよ♪ いいだろう♪ 親父って! 呼んでもさぁ!」と、俺のウナジに零れる、爺やの涙の量は土砂降りのように俺の背中を濡らしていた。
俺は古くから居る家政婦さんたちにだけ、少しだけ事実を曲げ教えた… 彼女は爺やと、最初の結婚で別れた奥さんとの間に出来た娘だったと… まぁ、爺やには悪いがバツイチになってもらうことで、家政婦さんたちに理解を得られたし、俺は亡くなった親父の奥さんを横取りした悪い息子ってことで幕を引きたいと思う。
ああ、言い忘れてたが、俺は外務省を辞めて、今はさぁ「大マダム入りまあぁぁーす♪ 続きまして、若マダム入りまあぁぁーす♪」と、今夜も恋女房と二人、役所相手の店に出ているよぉ!
で、爺やはどうしてるかって? あれれ、今聞こえたろ? それにもう爺やじゃなくて親父だよ! お・や・じ… そうだよ♪ 親父も一緒に店に出て今夜もマイク片手に「大マダム入りまあぁぁーす♪ 若マダム入りまあぁぁーす♪」って、聞こえたろ? まぁ、そういうことで……
愛ってなんだろう… 俺は俺の愛の形を見つけたよ♪
2019年12月7日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
男に抱かれた男は、もう男には戻れない。 23話
23話 白いパンティーに水色のキャミと大きめのショートパンツを履いた真子は、冷房を少し強くして汗が引くのを待って居ながらもパンティーが汗で蒸れている不快な気持ちのまま、社長室でパソコンでニュースを見ていた。そして30分後に二人の社員が入って来て月末で多忙な二人は直ぐに仕事に取...
-
5話 真子は宣伝の一環としてハガキでの顧客の増加を願って求人雑誌に載っている企業に案内書を送り、その都度、男達を営業に行かせ、会社の収入も数倍になっていて、現場で働く職人や作業員の世話役として営業所を出してそこに不規則に営業所長として男達を行かせ、経営に慣れてもらった。だがそ...
-
21話 初夏を迎え気温もグングン上がった昼間の会社、エアコン調整が難しい事務室で働く試用中の男と真子は毎日のようにラブホへ直行すると、真子はベッドに仰向けで寝かせられ両手をベッドに押し付けられて口づけをして舌を互いに絡ませていた。そして真子の衣類を脱がせると、男を悩殺するかの...
-
18話 男性から発射された精液を飲むと言う行為は真子のホルモンバランスが崩れることをしった真子は、男達にフェラチオはしても絶対に精液を飲まないと自分に言い聞かせた。そして黒光りに励んだ3人の男達を車に乗せると普段使っているラブホテルに向かうと男達はニヤニヤして「これでコイツを...
0 件のコメント:
コメントを投稿