20話
こうして警視庁はパーティー会場をジョーカーから聞き出し客のフリをしてパーティーを次々に潰して行った。そしてそれを何度か繰り返すうちに鬼畜の美食家達の運営を追い詰めていた。だがパーティーが潰される度に運営は「何で警察に場所が解るんだ?」と、ジョーカーは考えて客達から情報が洩れているのかも知れないと考え連絡の方法を考えていた。そしてこの日のパーティーも警察に知られて二か所に警察の手が入りパーティーは潰されて行った。そしてジョーカーは悟ったように、客達への連絡に直接携帯に連絡を入れるようになり、事実上、警察の手入れの心配を解消して行った。そして警察では逮捕された客達から取り調べの段階で情報を得て、待ってるだけでは無く積極的にジョーカーに連絡を取って見た。
すると、ジョーカーは何の疑いも無く警察の捜査員からの電話に次のパーティー会場を教えパーティーを開催したものの、直ぐに警察の手入れが入ってパーティーは潰されて行きジョーカーは「どうしたらいいんだ?」と、色々と悩んで何か策はないか考える日々を送っていたが、警察の手入れはドンドン加速して行き、遂には数か所で行われていたパーティーの殆んどを警察に潰されて行くようになった。そして毎朝のように鬼畜の美食家達の逮捕がテレビのニュースで報道され国民は安心して暮らせるまで警察の活躍に依って回復していった。そしてジョーカーは苦渋の決断としてパーティーを一時的に止めることを決心した。
そして数週間が経過した時、ジョーカーは顧客たちに顧客しか解らない番号を付与して、合言葉を作って顧客たちに郵送してジョーカーの携帯に電話があるとジョーカーは合言葉を聞き、そして顧客に与えられた秘密の番号を言わせて本人確認をした者だけをパティーに招待すると言う方法を考えた。これにより番号を持たない者はスパイとしてジョーカーは認識できることを考え付いた。一人に一つだけの番号は、仮に警察にやり方が発覚しても番号を持たない捜査員達は電話をした時点で番号を聞かれても返事が出来ずに躊躇していた。簡単に言えば一人に一つだけの番号制だった。
そしてジョーカーはパーティーを開こうとしたときに、顧客に与えられた番号を言ってもらい、パーティーの会場を教えて安心して肉を捌けることになった。たが警察では以前、逮捕した顧客から複数の番号を入手してジョーカーと連絡が取れないか実験的にやって見たが、ジョーカーが貴方は一か月前にパーティーに参加したので、今回のパーティーへの招待はありませんと、断られてしまった。それから数週間、パーティーは毎日開かれ数百人が犠牲となってしまい、警察は何か別の方法が無いか捜査員達と一課長は考えていたが、一向に良い手段が思い浮かばずに時間だけが経過して行った。
だが、警察も黙っては居なかった。鬼畜の美食家達で逮捕歴のある顧客たちに一軒ずつ当たって、貰ったであろう番号を聞くために、一人ずつ任意で取り調べて番号を聞き出しては繰り返して数週間が経過した辺りで、警察はジョーカーに連絡して番号を言うとジョーカーはそれを信じてパーティー会場を教えたことで、警視庁の捜査本部では再びパーティーを実施して捜査員がパーティー会場に入り込むことに成功し、後ろ手に縛られている女達を見て「確かにいい身体してるな…」と、客のような視線で女達を見ていた自分に苛立ちを覚えた。
そしてパーティーがこれから始まると言う時に「警察だあぁーー!! 全員、ソコを動くなあぁーー!!」と、数十人の捜査員達が入って来てソコに居たドクターを取り押さえ、拳銃を奪うと舌を噛み切られないように口の中にタオルを入れて手錠を掛けた。そして客達に手錠掛けて警視庁まで護送をした。そして後ろ手に縛られていた女達を病院で手当てをさせるために用意していたバスに乗せると病院へと向かった。そして逮捕した顧客の顔写真と実名をメディアに公開させた。そして警察では過去に逮捕した顧客に任意同行を求めて次々に、貰ったであろう番号を全て聞いてはリストに書き込んだ。
警察が作った顧客リストには1000人の番号が書き込こめられ、古い順からジョーカーに連絡を取ってパーティーの場所を聞き、パーティーを次々に潰して行き顧客たちは顔写真と実名を報道され再び、ジョーカーを悩ませた。そしてジョーカーはパソコンを使い専用のIDとパスワードで、次の会場を見ることの出来るシステムを作って顧客たちにその事を知らせ5万枚のハガキを送った。そして当然ながら過去に警視庁が逮捕した顧客にも送られていて警視庁は再び過去に逮捕した顧客たちを任意で引っ張り、新しい動きに注視していた。
だがこれまでに生きて逮捕されたドクター達はその身柄を拘置所に送られながらも完全黙秘を貫いていた。検察庁は何故、ドクター達が黙秘しているのかさえも解らなかったが、ドクター達は喋ればどの道、暗殺されることが明白で、それなら何も喋らない方が安全であると考えていた。だがドクター達に付いた弁護士は、ドクター達が何もしていないのに逮捕した事と身柄を拘束させられていることに検察に何度も釈放するようにと申し入れていた。確かにドクター達が何もしていない状況で逮捕されているので無罪を弁護士たちは訴えていた。
そして弁護士達はドクターの身柄を釈放するように裁判所に訴えを起こしメディアに取り上げられながらも、ドクターの釈放はしてはいけないと市民団体も活動していた。だが弁護士達を多額の金銭で雇って居たのはドクターではなくキングだった。そして弁護士達は何度も隠語を使ってはドクター達と会話をしており、その内容は刑務官には理解出来ない内容だった。だがその隠語の中の意味は喋れば殺すと言う内容も含まれていた。そしてドクター達はいつ殺されてもおかしくない状態の中で必死に黙秘を続けて居て、弁護士達の言う通り裁判所はどうしていいのか実際は解らなかった。
だが弁護士達の活動に検察庁は「出せばまたやるだろう…」と、裁判所に申し入れていて、裁判所も目の前の難題に躊躇していた。そしてそんな中でも鬼畜の美食家達は毎晩のように活動していて男女の肉を喰いあさっていた。ただ、男女を捕まえる拉致班のやり方は従来どうりだった。そしてジョーカーは顧客の5万人に対して警察には協力しないように釘を打った上で、協力した者はこの世から消えてもらうと言う隠語を使って顧客たちに伝えていた。そして捜査員達が任意で引っ張っていた過去の逮捕者たちは黙秘を貫きキングが用意した弁護士達が過去の逮捕者を任意で引っ張るのは違法として警察庁に進言していた。
そして毎日のように続く肉を楽しむ鬼畜の美食家達は、捕まる事も無く安心して食事を楽しんで居たが、任意で呼んだ過去に逮捕した客に「今度はどうやってジョーカー」と、連絡を付けるのか厳しく追及したが、そのたびに出てくるのはキングに雇われた弁護士達であった。そして任意の事情聴取は弁護士達によって完全にふさがってしまって警察では「これでは情報がとれない!!」と、机に拳を叩きつける捜査員達も少なくは無かった。そして任意の事情聴取をしても必ずやって来る弁護士達に捜査員達は違和感を感じていた。これだけの大きな事件を抱えながら必死に犯行を食い止める警察に、何で弁護士達が慌てて邪魔をするのかに大きな疑問を持った。
そして警視庁は弁護士達を洗う方向で捜査をしていたが、弁護士達は5か国での弁護士資格を持って居る者達であることが判明し、一課長は「もしかしたらジョーカーの仲間かも知れない」と、捜査員達の前で悔しさを滲ませていた。だがその夜もまた女の肉を喰うパーティーは始まっていて、女達の身体からは多くの肉が切り取られ麻酔もない状態で客達は女の叫び声もオカズにしてワインをのんでいた。そしていつもどうり食うに値しない女はショーとして天井から吊るされて全裸でムチ打ちに悲鳴を上げ、床に降ろされてはロウソクを身体に垂らさせて、その熱さに全身をクネクネさせてロウソクから逃げようともがいた。そして客達からレイプされ膣の中は大量の精液が貯まっていた。
そして深夜の1時過ぎに119番があって消防署は捜査本部に連絡して捜査員達と鑑識と現場に向かい、白い包帯で覆われた惨たらしい女達と全身を精液に覆われた女を救出した。そして再び捜査員達は「何故、この女性だけが助かったのか」と、言う疑問が生じていた。ただ、この女性は全身をムチで打たれ上にロウソクを垂らされてレイプされた形跡もあって全身に火傷をおっていた。そして翌朝には鬼畜の美食家達のニュースが流されていて、それを捜査本部でも見ていて「何とかジョーカーに辿りつけないものか」と、一課長と捜査員達は焦りを見てせいたが、過去に逮捕された客を任意で呼んだ警視庁に何処で知ったのか解らないが、例の弁護士達が来て警視庁に文句を言って来た。
そんな状況下で捜査員達は客からジョーカーと連絡する方法を厳しく問い詰めたが、再び弁護士達に邪魔されて任意で引っ張った客を弁護士達に持っていかれてしまった。そして一課長は公安に出向いて、例の弁護士達の件を相談していたが、公安でも既に弁護士達の件でさぐりを入れているところだと、捜査一課長は聞かされた。そして公安も同じであることに感謝して捜査本部に戻ると捜査員が調べてきた弁護士達の経歴書に目を通し、裁判所の許可の元で弁護士達が使っていると思われる銀行の預金通帳を取り寄せ、数十億円以上の預金があることを知った一課では「弁護士ってこんなに儲かるのか?」と、捜査員達は首を捻ったが一課長は「鬼畜の美食家を運営するヤツラと繋がってるからだろう」と、声を細めた。
ところが数日してから捜査本部に一本の電話があって、次のパーテイー会場は〇〇だと言う、タレコミがあって捜査本部は騙されたつもりでその場所に500人の捜査員を張り付かせてパーティーが始まるのを待っていた。すると次々に後ろ手に縛られ目隠しをされた女達がトラックから居りて来るのを発見し、数分後に次から次へと客と思われる男達を発見した。そして会場の中からは女の肉を喜ぶ客達の声が外にも漏れて来ていた。そして一課長は捜査員達に「客達が肉を喰って居る所を逮捕しろ」と、言う正気とは思えない判断を捜査員達に通達して、捜査員日達は困惑しつつも一課長の判断に同意し、中から悲痛な女の叫びを聞きながらも一課長からの突撃の合図を待ち続け30分が経過した後に一課長は捜査員達にパーティー会場への突撃を命令した。
そして捜査員達がパーティー会場に突撃すると口の周りを血だらけにした客達と肉を取られた数人の女性達が白い包帯で巻かれているのを確認し、ドクターを傷害の現行犯で緊急逮捕して口の中にタオルを入れて拳銃を奪いつつ手錠を掛けた。そして客達を傷害の幇助(ほうじょ)として現行犯逮捕した。このことでドクターと顧客を全員逮捕して警視庁の留置場へ次々に客達を放り込んでドクターが死なないように10人の捜査員達がドクターの部屋の前で見張った。そしてその翌日、またもや弁護士達が現れて警視庁に抗議したものの警視庁では釈放は認めなかった。そしてそれは検察庁でも同じだった。そしてメディアに今回の事件を報道させると人間の肉を喰う犯人達は任意では無く正式な逮捕として発表し顔写真と実名をもメディアに報じさせた。
ただ、今回の逮捕劇が問題視されるのは時間の問題だった。一課長が突撃の命令を下したのは女達の叫びが始まった頃だったことは、被害者を救出せずに被害を数人の女性が受けた後だったとして、世間では賛否が問われる形になっていた。だが現場を摘発出来たとして警視庁への賛成の意見が多かったのも事実だった。だが警察庁では事件当夜に携帯の電波が弱く繋がらないこともあったと否定派たちの意見を無視した。そして何故、犯人達の居場所が解ったのかと言う記者たちの質問に警察庁は無言を通し続けた。それはタレコミした人物を守るためでもあった。一人でもタレコミがあったなら貴重な仲間である証拠だと一課長は警視総監に説明していた。
だが数人の肉を取られ喰われた女性達は鬼畜の美食家の逮捕が出来たのならと、焼失した乳房の場所に手を当てて号泣した。そしてこれを境にしてタレコミが頻繁に多くなって捜査員達は多忙を極め被害者の救出とドクターの逮捕が加速して行った。だが疑問が一つ残って居た。それは誰が何故、どんな理由でタレコミしてきたのかと言うことだった。そして警視庁では都内で起きるパーティーをことごとく潰して行き逮捕者も相応に大きく膨らんだが、相変わらず例の弁護士達が来ては逮捕者の釈放を迫って来るのを、うるさく感じた警視庁はこの弁護士のことをマスコミに流すと直ぐに反応して弁護士達は世間から強い抗議を受けインターネットでは毎日のように炎上していた。
そして世間から強い非難を受け続ける弁護士達は実力行使で都民から強い恨みを買い暴力で弁護士達を襲う事件が毎日のように行われ、遂には自宅までネットにさらされて自宅の窓を割られたり放火されたりと事件は毎日続いていたが、警察は「身から出た錆」と、して大して捜査もしなかった。すると今度は弁護士達に殺してやると言う手紙やメールが相次いだが警察は被害届を受理するだけで何の捜査も行わなかった。そしてドンドン弁護士達は世間を敵に回して身動きが取れずにタクシーに乗ることも乗車拒否される事態になっていた。そして弁護士達に対する抗議が都内で行われ、やがて抗議運動へと変わって行った。
そして、この弁護士達は居場所を失い警視庁に身の安全を保障して欲しいと要請したが警視庁はコレを拒否し弁護士達は地下に潜ったようにネットカフェでの生活を余儀なくされていた。そして益々、都民の抗議活動が活発になって警官が出動する事態を招いた。そしてまた捜査本部にタレコミがあって鬼畜の美食家達のパーティーは警視庁によって潰されて行った。果たして何者がタレコミしているのか…
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