2019年6月26日水曜日

泥棒Ⅰ

 仕事の疲れから過労気味だった俺は、自分の部屋に帰るなり、あることをしたまま眠ってしまった… そして俺は自分の家で泥棒に犯されてしまった。



◆◆◆◆◆1話






 度重なる残業ので俺はクタクタになって窓も閉め忘れ眠ってしまったらしい。

 風に揺れたカーテンが「バタバタ」と、靡いたとしても俺の耳にはそんな音するも届くことはなく「キィー ガタンッ!」と言う、耳に刺さる音するらも熟睡している俺には届かなかった。

 熟睡しきっていて、怪しい物音さえも届かなかった俺を、アイツは「おい! 起きろ! おいっ!」と、身体を揺すり「殺されたいのか! こらあぁ!」と、抱きかかえた上、目の覚めぬ俺を後ろ手に縛り俺の頬を「バシンッ!」と、叩いた。

 突然の痛みと激しい揺さぶりに驚いた俺が「誰… うん… 誰かいるのか…」と、寝ぼけて回らぬ口で話しかけた瞬間「おい! 起きろよ! ホラホラ… いつまで寝てんだよぉ!」と、頭を鷲掴みにされた挙句「パシパシパシッ」と、頬を何度も平手打ちされた。

 ようやく目の覚めた俺が辺りを窺うと「フッ! ようやく御目覚めかい!」と、誰かが俺の身体を片側から抱き起こしていることに気付いた。

 男のゴツイ手が、俺の脇腹あたりを抱いていることに驚いた俺が、両手を動かそうとした瞬間「ギュッ!」と、激しい痛みが両手首に伝わり「誰だ!」と、思わず大声を上げると「シッ! 大声を出すんじゃねぇよ! 死にたくなきゃーよおぅー!」と、後ろから俺の耳に呟いたた男が「おいおい! 散々梃子摺(てこずる)せてそれはないだろう!」と、俺に語った瞬間俺は「泥棒なのか!」と、震える声で後ろの男に尋ねた。

 すると男は俺に「声の割りにゃぁ、ずいぶんと可愛い格好してんじゃねえかよ~ フフッ♪」と、俺を見て嫌らしい声で話し笑った。

 男の嫌らしい言葉に「ハッ!」と、した俺は女装したまま眠ってしまったことに気が付いて「こ、これは… これは…」と、声を震わせ言い訳しようとしたものの、恐怖と恥ずかしさから言葉が出てこず「これは…」と、言いかけた時、男は「いいってことよ♪ 誰にだってプライバシーはあるんだし性癖のひとつや二つはあるってもんだ~♪」と、俺を抱き起こしている脇腹の手を、ブラウスの上から上下に撫でた。

 恐怖にジッと耐える俺の身体は振るえ「カチカチカチ」と、口を強張らせると「そんなに怖がるなって~♪ 静かにしてたら殺しまではしないからよっ♪」と、俺の脇腹の手をブラウス越しに滑らせ胸の辺りで止めると「おいおい、まさか… お前… 豊胸してんじゃねえだろうなぁ~♪ フフフッ♪」と、男はブラウス越しにブラとスリップの上から、俺の胸を手の平で軽く揉み回し驚いた俺が「俺は… 俺は女じゃないから… 間違えないで… ガチガチガチ…」と、後ろの男に声を震わせた。

 男は俺の忠告に耳を貸す様子もなく「ほほおぅ~♪ やっぱりお前、男のくせに豊胸手術してたのか~♪」と、嫌らしく薄ら笑み声で笑った。

 そんな男に俺は「金ならアソコに財布があるから… 暴力は振るわないでくれ!」と、額から脂汗を滲ませ後ろの男に言うと男は俺に「ほほおぅ~ 物分りがいいじゃねぇか~♪」と、抱き起こしている手を離した瞬間「ドスンッ!」と、俺は後ろ手に縛られたままベットに仰向けになってしまった。

 男は俺の財布を手に持つと「若いのに結構持ってやがるなっ! そうだなー取敢えず全部ってのは気が引けるから2万円だけ貰っておくからよ!」と、目出し帽の内側で目を光らせた。

 目出し帽の男が仰向けになっている俺の方を見て「結構、似合うじゃねぇか~♪ 女の格好がよおぅ~♪」と、俺の乱れたスカートの中を覗き込んだ。

 恐怖の余り全身が「ブルブル」と、震えた俺が「全部やる! 全部やるから早く出て行ってくれ!」と、男の方へ頭を持ち上げると「中々、いい脚してんじゃねぇか♪」と、俺のスカートを軽く捲り上げるとストッキングの上から膝を「スゥゥー」と、撫でてきて一瞬自分の身に何が起きたのか分らずパニックに陥った俺が「殺さないでくれえぇぇーー!」と、大声で喚き出した瞬間「バシッン! バシバシバシーンッ!」と、俺の両頬に激しい痛みが走り「ゴオウラァ! 大きな声出すなって言ってるだろう! 危うくナイフで腹を刺すとこだったじゃねえか!」と、俺の頬を平手打ちしたあと俺の身体の上に乗った男は、俺の顔の両頬を両手で力を入れて押え付けた。

 俺は何が何だが分らなくなって「ぅぅぅぅぅ… ぅぅぅぅ…」と、男に頬を両手で押さえられながら女のように泣き出してしまうと「ふっ♪ 可愛いヤツ♪」と、男は俺の頬から両手を離し薄笑いすると「チュッ♪」と、軽いキスを泣いている俺の頬にし、それに驚いた泣いている俺は「何度も言うけど… 俺は… 俺は男だから… アンタの用は足せないから… ぅぅぅぅ…」と、必死に相手の男に涙を両頬に伝えながら訴えた。

 その瞬間、男は片手を俺のスカートの中に入れストッキング越しに太ももを撫で回し、それに驚いた俺が「ヤダー! ヤメテェー!」と、事もあろうに女装を楽しんでいる時の癖で女の言葉で叫ぶと、男は「おとなしくしろ!!」と、俺の耳元で声を凄ませ「死にたいんだなぁ!」と、俺の耳たぶを噛んだ。

 男は俺の耳たぶを噛んだまま、スカートの中を忙しく嫌らしい手つきで彷徨うと俺の耳たぶから口を離して「おれはなぁ! 男でも女でもどっちでもいい両刀なんだよ! わかるか~! 豊胸して女の格好し男なら一度で二度美味しいわなぁ~♪ ふっ! ふふふふふぅ~♪」と、思いもよらない言葉を俺に吐き捨てた。

 男の言葉に俺は、背筋を凍らせ激しい悪寒に全身を小刻みに震わせると「お前、本当はこうして欲しかったんだんだろおぅ!」と、俺のうなじに「ピチャピチャ」と言う嫌らしい音を立てて舌を這わせた。

 ザラついた男の舌が唾液でヌルヌルと俺のうなじを滑ると「ヤメテェー! 御願いだから許してぇ…」と、女言葉になっていることに気が付かない俺は必死に男に嘆願を繰り返した。

 男の手は俺のスカートのホックを外し「アッ!」と、言う時間もかけずに「スルスルスルーッ!」と、タイとスカートを俺から脱がせると後ろ手に縛られてる俺のブラウスを「ビリッ! ビリビリビリィ!」と、破き引き裂くと俺の耳元で「可愛がってやるからな!」と、俺の耳の中に舌をいれ「チュパチュパチューチュッパ」と、舐めまわししゃぶりついた。

 俺の上に乗りかかった男の硬さが、スリップ越しに俺の陰部に伝わり「グイッ!」と、俺は両肩からスリップとブラジャーの肩紐を無造作に引き下ろされた。

 男のゴツゴツした両手が、俺の乳房を回すように揉みまわし、回しながら乳首を指で弾くと「ぅっ! ぅん!」と、乳首への刺激が俺の全身を仰け反らせ俺に恥ずかしい声を出させた。

 捲り上げられたスリップの風が俺の顔を掠めると、男は泣き叫ぶ俺の口を手で押さえ乳首に舌を絡ませると「チュッ! チュゥー!」と音を出してシャブリ始め、両足をバタつかせ全身を左右に動かして抵抗する俺のパンストを爪で引っ掛けると「ビリビリヒリィ!!」と、激しく破いたかと思うと俺の顔を見て「お前はジッとしてれば死ぬことはねぇ! 泣いてもいいから! 黙って目を閉じてろ!」と、俺のアソコをパンティーの上から手で撫でると「ふっ! 抵抗する割りに! グショグショじゃねえかぁ!」と、俺の濡れたパンティーの上に手を滑らせた。

 俺は男に言われるがまま心の中で「早く終わって!」と、何度も叫びながら、俺は体位を自由に変えられ「ピチャピチャ」と、音を立てて俺の身体を舐め、吸いムシャぶりつく男の性(サガ)に耐えている俺を無視するように男の手は俺のパンティーを剥ぎ取り「ふっ! ビショビショじゅねぇかよぉ! ふふ!」と、剥ぎ取ったパンティーを俺の顔の上にブラ下げると「見てみろ! お前から奪ったグショグショのパンティーをよ!」と、俺は瞼の外に揺れる影を感じた。

 数時間、男に恥辱を受け続けた俺だったものの、男の優しく激しく切ないほどの愛撫にいつしか俺は完全に女のように、全身を悶えさせ仰け反り、乳房を揺らし我が身を蕩けさせてしまっていた。

 今自分がどんな体位をしているのか… させられているのかさえ分らないほどに男の愛撫に溺れていた俺が「痛ーーい! 痛ーーい!!」と、下半身をそして全身を左右に振った時、俺は自分の中に太くて硬い物が入って来たことに気が付いた。

 男の両手は「痛い! 痛ーい!!」と、逃げようとする俺の腰に指を食い込ませ逃がすまいと、男は腰を「パアァーン! パアァーン!」と、激しく打ち続け、やがて打ち付ける感覚が早くなったと思った瞬間、俺の中に熱い液体が勢い良く入ってきたことを認識させた。

 男は俺の中に体液を放出したあとも、余韻を楽しむように「ペッタン! ペッタン!」と、俺の尻肉に自らの肌を打ちつけ「いい味だった!」と、肩で息すると俺から手を離し離れた。

 俺は後ろ手に縛られたまま、頬を下にして尻を突き出し両足を開いた状態だと言うことに初めて気が付たのは、尻の穴から「トロリ~」と、流れ落ちた男の体液が太ももを伝いベットに流れ落ちたからだった。

 男が俺から離れタバコに火を点け煙を吐き出した音が聞こえた後「いい味だった~ はぁはぁはぁ… 処女だったなんて知らんかったが、痛いだろうが風呂入って指を突っ込んでちゃんと洗え! 少し切れてるかも知れんが洗えは痔にはならんからな! それと生で出しちまったが俺はエイズ検査では何ともねえからよ心配すんな!」と、荒い吐息でタバコを吸う男だった。

 そんな男の目の前で後ろ手に縛られ、男の出した体液を尻の穴から滴らせる惨めな俺は「うぅぅぅぅ… ぅぅぅ…」と、声を詰まらせ咽び泣いていた。

 咽び泣く俺を見ながら男は「お前から貰った2万円の内、1万円は破いたパンストとブラウスの代金としてサイフに戻して置くからな! それと暫くはケツの穴も痛いだろうから慰謝料として1万円を財布に戻しておくからな!」と、淡々と言いたいことを言うと「俺に抱かれたい時はここに電話しろ」と、メモ紙を俺の頬に載せ、縛っている縄を解くと玄関から出ていった。

 俺は男が出て行くとベットに顔を押し付け声が枯れるまで泣いた… 将来好きな人が出来た時にと思って膨らみを持たせた胸を、何処の誰とも分らない男に吸われて揉まれ、そしてレイプまでされて… 俺は気が狂うほど泣いて泣いて夜を泣き明かした。

 一晩中、泣いて朝を迎えた俺はフラフラと風呂場へ行くと身体を洗い流し、屈んで大便するようにして肛門を広げると、シャワーを片手に片手の中指を肛門に入れて中を洗浄した。

 激痛が俺の空白の頭の中に電光石火して、酷い痛みを伴ったと思うと中に入れた指に伝わって俺を犯した男の体液が「ヌルヌル」と、俺の手に伝わっては流れていった。

 悔しい! 悔しいという気持ちが込み上げてきて風呂場に咽び泣く俺の声がコダマした……『俺に抱かれたい時はここに電話しろ』と、言い残したあの男の声が忘れられなかった。

 女性ホルモンの投与で縮んだ玉袋とペニスに残る、アイツの舌と唇の感覚を消してしまいたいと何度もボディーシャンプーする俺の心はズタズタだった。

 

 

 
◆◆◆◆◆2話






 あの忌まわしい事件から数日が経過したものの、俺の中ではは「犯された」と、言う言葉が消えず絶えず悔しいと唇を噛み締めた。

 身体中に残った男に吸いつかれた鬱血(うっけつ)の跡は、数日経った今も消えることなく、トイレに行く度に否応なく見ささる太ももの内側に付いた鬱血痕が「アイツ」を、思い出させる。

 疲れてはいたとは言え、よりによって女装姿で寝入ってしまうとは… 幾度も自分を責めたが、仕事から帰った後、女になる生活を始め既に数年間の時(とき)を経過している俺にとって葛藤が吹き荒れる。

「何で窓を閉め忘れたんだ!」と、女になって寝入った自分を責めた後に、今度は窓を開けたことを繰り返しせめてみたものの、何の解決にもならなかった。

 あれ以来、自宅アパートの部屋を出る度、妙に人目が気になり「キョロキョロ」と、視線を辺りに向け閉めるドアは静かに… 静かに…

 二階から階段で降りる時も、下から上がって来る見慣れた住人たちの顔さえもマトモに見ることも出来ず「もしかしたらコイツが…」と、知らずまうちに相手の顔に目出し帽を当てはめて見てしまうが、住人たちは俺が女装子(じょそこ)だと誰も知るはずもないだろう。

 豊胸手術をしたとは言え、普段は晒しを巻いてワイシャツの上の背広は脱ぐこともなく、外ではけして薄着ににることをしない俺の素性を見抜ける者など、いるはずもないだろう。

 大学時代、好きになった彼がゲイバーに通っていると知り、何日もストーカーして彼のことを知るや否や、彼は女装子が好きな人だと知って発作的に決意した豊胸手術も、終わって見れば彼は既に別の女装子と交際していたことに気付いて落胆したあの時。

 もっと早く手術していればと自分を責める日々を過ごしたが、元々乳首は女とまでは行かないが男にしては感じすぎるほどに敏感だった俺は、人知れず自宅にこもっては、女装して自らの胸でオナニーを繰り返した。

 男物の服より女物が圧倒的に多い俺の部屋には、部屋の壁際にある男用の箪笥の他に、押入れの中には女専用の箪笥を隠し持つと言う隠れ女装子の部屋。

 洗濯物もベランダに干すものは男物で、内側には女物と分けてと徹底していたのに、まさか二階の窓から深夜に誰かが入るなんて想定もしていないから、俺の中にスキが生まれのは言うのでもない。

 今更、ああだこうだと考えても仕方のないことだが、俺は今仕事を終えて帰宅し、シャワーで汗を流し大きなバスタオルで胸を隠すように身体を包み窓辺で涼んでいた。

 窓から入る微風が風呂上りの俺の身体から熱を奪い、片手に持った冷えたカンビールが俺を内側から冷やしている。

 窓から見える向こう側の高層マンションと、手前にある少し大きめの森林公園は傷ついた俺の女心を癒し、全身脱毛で「ツルツル」した脚は俺を「ウットリ」した気分にさせてくれた。

 外からの微風が心地よくカーテンを閉めたくは無かったが、アイツのことが一瞬、頭に浮かんだ瞬間「ザアッー」と、アイツに対する嫌悪感が俺にカーテンを閉めさせた。

 手入れされた俺の脚を包み込む、パンティー部の切り替え付きシーム仕様のパンティーストッキングは、部屋の明かりにツヤツヤ感を演出する色はアッシュグレー。

 パンテイーストッキングに圧着されるように肌に馴染んでフィットする、白のビキニタイプのパンティーがグレーのストッキングを引き立てている。

 裾部分がレース編みされている黒のロングスリップが心地良いほどに、俺の肌を「スルスルッ」と、滑るように上から下へと落ちBカップの胸を包み込んだ。

 歩く度にノーブラの乳首にスリップの胸レース部分が、擦れて俺の身体を、一々ビク付かせては全身に刺激を伝える。

 洋服ダンスから取り出した、黒の無地のワンピース「チュニック」を、着こなし、腰にアクセントの薄いパープル紐を回し、夕食の準備のために台所に立つ。

 女になって台所に立つこの一時(ひととき)が一日の疲れを癒し、テーブルの上のワインと鮭のムニエルが俺の空腹を満たしてくれた。

 こんな生活を何年も続ける俺の中には、いつか現れるだろう素敵な彼のために、女として… それ以上に女装子として可愛がられたいと言う期待が常に膨らんでいる。

 後片付けをし終わってベットに入るまでの僅かな時間が、俺にとって至福の時と言えるだろう… 洋服や下着のカタログを眺めながら脚を崩して色んなことを考える。

 理想の彼に出会えたら、最初のデートは何処でファーストキスの場所は何処でと、一人笑みを浮かべて想像しては恥ずかしさに頬を紅く染める。

 閉めたカーテンの内側から手だけ出して窓を閉めると、何度もカギをチェックしてから灯りを落としたが、いつもはここまで厳重にはしないものの、あの一件以来、俺の生活の中にオドオド感が残ってしまった。

 ワンピースを脱いでスリップ姿でベットに入ると「スルスルッ」と、脚に伝わるシーツとストッキングの心地いい摩擦感にストッキングを脱ぐのを忘れていたことに気付く。

 慌てて起き上がってストッキングを脱ごうとスリップを両手で捲り上げた時、ストッキング越しにスリップとの摩擦感が起きて思わず「ァン…」と、無意識に出した女の声。

 両手の中指でストッキング越しに両足の脚の甲から、膝そして太ももへと着くか着かないくらいに指を滑らせる俺は「ァッン… ァン…」と、女の声を出しベットに仰向けに身体を沈めた。

 自分の下半身をストッキング越しに両方の中指を滑らせ、ヨガリ声を出し身悶えを繰り返すとパンティーが濡れていることに気付くものの、両手の指は止められず太ももから尻へと移りやがて、尻に指を滑らせながら別の手でスリップの肩紐を外して乳房を優しく揉んだ。

 パンティーストッキングの中で密着してパンティーは「グショグショ」に濡れ、俺の吐息も次第に荒く変わって行った。

 大学時代に好きだった彼を思い浮かべ「彼の手が私の身体を…」と、想像しながら一人で二役を知らずのうちに演じ可愛らしい小鳥の鳴き声をベットに溶け込ませた。

 彼の手が… 彼の指が… と、想像していた時だった! 突然「可愛がってやるからよぉ! ふっふふふ♪」と、憎いアイツの声に変わり頭の中で必死に憎いアイツを打ち消そうとしたが、必死になればなるほど「いい匂いだなぁ! ふっふふ♪」と、俺を恥辱するアイツが強調されて行った。

 昔好きだった彼に抱かれている想像でのオナニーは、俺を後ろ手に縛ってレイプした憎いアイツが俺の頭の中を占領した。

 必死で打ち消そうとしたアイツの記憶が鮮明に現れた時、既に俺のオナニーはアイツに恥辱され続けた、忌まわしい記憶の中のオナニーへと押し流されて行った。

 アイツの嫌らしい手が指が俺の肌の上を荒々しく滑り、俺を辱めながら笑い様々な体位をさせては「ピチャピチュチュウチュウ」と、嫌らしい音を出して俺を恥辱していった。

 俺は憎いアイツに犯された時のことを思い出しながら、自らの手で履いているパンティーストッキングを引き裂き、パンティーを荒々しく剥ぎ取った。

 蘇る記憶に吸い込まれるように、悔しさに涙が溢れシーツを涙で濡らし、我が身を嫌らしく触る両手はいつしか憎いアイツの手になり、俺の両手は後ろに縛られたような錯覚に陥った。

 尻を突き出さされてアイツが俺に入って来たときの、俺の「痛い! 痛い! 痛ーーい!」と言う切ない女の声が脳裏を駆け巡ると、俺は自分の意思に反して四つん這いになり、両脚を開き尻を突き出していた。

 後ろに縛られている両手の感覚は幻覚なのだろうが、実際の俺の両手は尻の肉を左右に持ち穴を痛いくらいに広げ「痛い! 痛い! 痛い!」と、小声で顔の頬をベットに押し付けている自分には気付いてはいない。

 やがて俺の中に硬い物が「グリグリ」と、入ってくると、萎縮し小さくなりながらも硬くなったペニスは前後に「シュッシュッ」と、扱かれた。

 自分の指を尻の穴に無理やり挿入し、更に自分の手でペニスを扱いていることにも俺は気付いてはいなかったが、俺は憎いアイツに犯されている惨めな自分を、オナニーの中で再現していることに全く気付いてはいなかった。

 アイツに犯され泣き声を出す自分と、俺の後ろで身動きできない俺を犯すアイツが確かにここに存在していたし、イッた後、荒い吐息をしてベットに両手を後ろにした常態で、真横になって泣いている自分がそこにいた。

「もう一度… もう一度アイツに犯されて見たい… 一度だけでいいからアイツに恥辱されて見たい…」と、言う想いが俺の中に現れた時だった。

 俺はアイツから貰った携帯電話のメモに見入っていた……

 




◆◆◆◆◆3話






「お願い… 来て! お願い…」

 夜の10時、玄関の鍵を開け念のために窓も開けた…

 何故、こんなことしてるのか分らない… 風呂に入って身体の手入れをして隅々まで綺麗に洗い、肌を引き締めるように冷水に身体を浸した。

 黒いレースのストッキングに脚を通し黒いガーターベルトでレースを留め、ガーターの紐の上から黒いレースのショーツを着けた… 黒い2段掛けのブラで胸を固定し、黒いロングのネグリジェに肌を包みベットの中に身を沈めた。

 黒で統一された俺の身体は白いシーツの上に浮き上がって見えるだろうか… 胸の奥で「ドキドキ」と、激しい鼓動が内側から俺の耳に伝えられる。

 消された灯りの下で訪問者を待つ俺は「何故こんなこと…」と、言う自分と「抱かれたい…」と言う込み上げて来る激しい性(サガ)に葛藤を繰り返していた。

 時計の針は11時を差し、更に12時を過ぎたころ俺は「来るはずないか…」と、半ば諦めかけていると「コトッ! コトコトコトッ!」と、何処からか物音がして「サアァーッ!」と、窓辺のカーテンが流れた。

 黒い影はカーテンを開けて中に入ると、ベットに身を沈める俺の傍へ来て「無用心だぞ! 玄関の鍵は閉めとかなきゃな!」と、言うと玄関へ移動し内側から鍵をかけ足音を立てずに俺のいるところへ戻って来た。

 そして影はベットに身を沈める俺の横へ来ると「色っぽいな… 黒づくめか… 俺と同じだな… フッ!」と、小さく笑うとネグリジェ越しに右肩から斜めに「スゥッ」と、胸から逆の脇腹、そして下腹部から太ももへと指を滑らせ「うぅ…」と、反応する俺を見て「可愛い女(ヤツ)」と、呟くと白い歯を見せた目出し帽。

 影は俺の頭を軽く撫でると突然「いいかぁ! 俺は彼女のとこへ夜這いに来た訳じゃねえんだ! 勘違いすんな!」と、目を瞑る俺の頭を鷲掴みにすると大声で俺に怒鳴り「キャッー!」と、掴まれた頭を両手で支え「大きな声出さないでー! 聞こえちゃう!」と、影を怒鳴り返すと影は「心配すんな! 下も隣も今夜は留守だ! タップリ犯してやる!」と、強い口調で俺の頭をベットへ投げつけた。

 ベットの反動で俺の全身はバウンドしセットした髪は振り乱れ「グッタリ」する俺に影が「何処の世界にこんな格好で寝る女がいるんだ! シラケちまったぜ! まったく!」と、真横で目を瞑る俺に言葉を吐き捨てると、突然「ホラよ!」と、俺の頭を掴んで徐半身を起こすと、両手を後ろ手に縛り上げ「さてさてどうやって料理するかな!」と、俺の後ろに座り両側からネグリジェ越しにブラの上に手をかけた。

 肩からネグリジェを「ビリ… ビリ… ビリ…」と、まるで俺に音を聞かせるように、ゆっくりと引き裂き「ちょ! ヤメテー! 安くないのよ…」と、俺は無意識に後ろの影に声を上げると「ほほぅ♪ これからレイプされるってぇ女が、ネグリジェの心配か!」と、俺の耳元に口をつけると小さな声で囁き「生意気言うんじゃねえぇー!」と、ネグリジェをビリビリと激しい音を立てて引き裂いた。

 突然だった、俺の後ろから離れた思った瞬間「望み通りメチャメチャにしてやるよおー!」と、俺をベットに押し付けブラの肩紐を「グイッ!」と、左右同時に引き下ろすと、激しい手付きで両胸を揉み回すと「チュゥゥ」と、影が俺の乳首に吸い付いて来た瞬間「違う! この人じゃない! あの男じゃない!」と、激しい衝撃が俺を襲った。

 影は嫌らしい手付きで俺の身体を、所狭しと忙しく撫で回し痛い程に胸にムシャぶりついて「はぁはぁはぁはぁ」と、荒く吐息を俺の耳に伝えた。

 レースのショーツは、ぎこちない手付きで剥ぎ取られ、爪を引っ掛けたのかストッキングが伝線する音を俺に伝え「チュゥチュゥ」と、乳房が吸われる音に重なった。

 影は身動き出来ない俺の身体を、何度もザラザラした舌で舐め吸い回すと「いい匂いしてやがる!」と、両脚を大きく広げると俺の竿に貪りついて「チュゥゥ!」と、先っぽに舌を絡めながら口を上下させ「凄げぇな! ドンドン湧き出てくるぜ! 嫌らしい汁がよお!」と、下から俺に吐き捨てると、再び貪りついて俺に身悶えと恥ずかしいヨガリ声を上げさせた。

 影は最初にここに来た男とは完全に違っていることに気付いたものの、俺は影からの激しい愛撫に全身から力が抜け、身を任せるしかなかった。

 竿を吸われ玉を舐められ交互に攻められる俺は、全身を仰け反らせ首を左右に振り後ろ手に縛られた両手で拳を握っていた。

 影の舌先が肛門に入った瞬間、俺は「アァァァーン!」と、無意識に持ち上げられた尻を左右に小刻みに振りその揺れは両乳房をも揺らした。

 ベットのヘッドへと上半身を起こされ引き摺られ背中を凭れさせられると、閉じた瞼の外が急に暗くなり「しゃぶれ!」と、影が荒々しく俺に伝えると、俺の頭は鷲掴みにされ顔を上に上げられた。

 俺の顔を上に上げた影は俺に「さぁ! しゃぶれ! さあ!」と、荒い吐息の中から声を荒げ俺の口を開かせようとした瞬間、目を開いた俺の目の前に太く撓る影の肉棒が見え「イヤッ! イヤァ!」と、首を左右に振ると影は「女だろう! 女ならシャブれるはず! さぁ! シャブレ!」と、影が陰毛の中から聳える肉棒を俺の顔に近づけると俺は必死に口を閉じて抵抗した。

 影は俺の抵抗に業を煮やしたのか、遂に俺の鼻を片手で閉じると「ふっ! これでどうだ! 息が苦しいだろ! ゴオウゥラァー!」と、俺を怒鳴り苦しさに耐えられず遂に俺は口を開いて息をした瞬間! 生臭く熱を帯びた肉棒が俺の口の中に入ると影は「噛むんじゃぁーねえぞー! 噛んだら分るだろう! オマエなら!」と、生臭さと男の愛液に塗れた肉棒は俺の口の中に押し込められ「オエッ! ウゲエェ! ウェッ!」と、何度も嘔吐を繰り返す俺に影が「女なら舌を絡めて俺の汁を飲むんだよ~!」と、俺の頭を鷲掴みにして前後させた。

 生臭くヌルヌルした男の愛液が俺の舌に絡みつき「もう… もう許してぇー! お願いだから… お願いだからぁー!」と、大粒の涙を零し影に哀願を繰り返すと「ダメだ! 許さねぇー! さぁー! シャブレ!」と、口の中で上下左右へと肉棒を押し込み滑らせた。

 ドクドクと口の中に滴る男の愛液が喉に流れ込み、熱い肉棒が俺の口の中で脈打つと「さぁ! 口を窄めろ! さもねえと!」と、俺の玉を足でベットに踏みつけた「痛ーーーい! 痛ーーい!」と、抑えられている頭を左右に振って叫ぶと「口を窄めろ!」と、影は低い声で俺に命令し俺は痛さから「コクッ」と、頷いて口を窄めた瞬間「シュッシュッシュッ」と、影は俺の窄めた口に腰を前後させた。

 窄めた唇に「ヌルヌル」と、男の愛液が潤滑剤のように滑り数分後、俺は生まれて初めて男の精液を口の中に溢れさせ「ゲホッゲホッゲホゲホゲホ」と、俺を激しく咽させ苦しませる精液は生臭さを、鼻から口から外へと飛び散った。

 影は出し切ってない精液を縮みかけた肉棒を絞るように、俺の頬や額に擦りつけると「女なら男の体液ぐらいで大騒ぎすんな!」と、俺を叱り付け目を開いたまま呆然とする俺の両脚を引き摺って、ベットに仰向けにすると再び俺の身体を舐めまわしていた。

 俺は余りのショックから何も考えられず目を見開いたまま顔を横にし、鼻や口から男の精液を垂れ流していた。

 影はそんな俺に構い無しに身体を横に、そして、うつ伏せにと体位を勝手に変えては俺の身体を味わい、後ろ手に縛った俺の尻を突き出させ両脚を開かせた瞬間「ズブズブズブリュゥゥー」と、硬く太い物が俺の中に容赦なく入って来て、俺に「痛ーーーーい!! 痛ーーーーーい!!」と、絶叫させた。

 俺を「痛ーーーーーーーーい!!」と、絶叫させた影の物は最初の男のものとは比べ物にならないほど大きく、全身に痙攣を起こさせるほどの激痛が走った。

 どんなに叫ぼうと、どんなに「許してーーー! 痛ーーーーーい!!」と、叫ぼうと影は前後の動きを止めることなく俺を犯し続けた。

 激しい激痛に耐えながら「早く終わって! 早く終わって!」と、俺は声にならない声で号泣しながら叫んでいた。

 どれほどの時間が経ったのかわからないが影の「イクウゥゥゥー!」と言う叫び声だけが俺に伝わった。

 尻を突き出したままで真横に倒れた俺の横で影が「いい味だったぜ~!」と、呟くと何かを結ぶ音がして「ベチャッ!」と、ベットでグッタリする俺の顔の傍に、結ばれたコンドームが投げ捨てられ「土産に置いていくからな!」と、影は冷たい言葉を俺に吐き捨てた。

 ゴソゴソと俺の後ろで服を着る音がして「これは少ないが穴の治療費と破れた下着の弁償だからな!」と、言うとコンドームの横に1万円札をパラパラと落とし「そこの角曲がって突き当たりを進めば肛門科の病院あるからよ! そこはカマだのゲイだのの専門みてぇな場所だからそこへ行け…」と、言うと影は、俺を自由にして窓の外へと消えた。

 影が消えた瞬間、俺は風呂場へとズタズタま下着のまま猛走(もうそう)し、熱い湯を全身に浴び何杯もの水を飲んでは「ゲエェー! ゲエェー!」と、吐き出した。

 目から涙を零し、鼻から口から生臭い精液が水に溶けて流れるものの、口の中に指を突っ込んでは吐き出し、吐き出しては水を飲んで繰り返した。

 俺は惨めな思いでこの世から逃げ出したい気持ちで一杯だった… アイツに抱かれたいなんて思った自分が情けなく激しい怒りが込み上げては「恥ずかしい… 恥ずかしいよおぅー!!」と、風呂場に崩れ叫んでいた。

 洗い流したい… 全てを洗い流したい… 降り注ぐシャワーは崩れて泣き叫ぶ俺の声を掻き消してくれていた。

 

 
 

◆◆◆◆◆4話





 肛門がヒリヒリと痛んで普通に歩くことも困難な勤め先の昼下がり、時計の針は3時をまわり終業まで残り2時間、トイレは極力我慢に我慢を重ねたが俺はもう限界を迎えていた。

 ケツの中に何かが入っているような異物感が止まらず、歩き方も内股で不自然な形になり、ツイツイ周囲の目を気にするものの俺は意をけっして席を立った。

 部署を出るまでは幸いにして誰にも会うことなく出たものの、トイレのドアの前で数人が立ち話をしている…「マズイ同僚がいる!」と、心の中で思いながらも直立の姿勢でドアノブに手を伸ばそうとした瞬間「よおぅ! ○○じゃないかー♪」と、突然俺は背中を「バシッ!」と、叩かれ「ハフッ!」と、妙な声を出して直立の姿勢が乱れ、腰砕け状態でドアノブに掴みかかった。

 そんな俺を見て「おい! 大丈夫か?」と、心配する同僚の手前「ふんっ!!」と、腹に力を入れて「ああ! すまんすまん! 考え事してたもんだから♪」と、直ぐに身体を立て直して笑みを浮かべた俺はトイレへと入った。

 トイレは混んでいて並ぶにも立っているのも辛い俺は「キョロキョロ」と、中を見回すと丁度大きい方から出てきた人の後に雪崩れ込むように入った。

 幸い混んでいて使ったのだろう、便臭もなく一安心して用を足そうとチャックを開けて先っぽを出し「ふん!!」と、全神経を先っぽに集中させて力んだ瞬間「ニョロ…」と、先っぽではなく後ろの方から妙な感覚が脳裏に伝わった。

 もう一度「ふん!!」と、力むと今度は「ニュル」と、妙な感覚が伝わり、俺は「なんだ!?」と、ばかりにズボンを下ろして和式トイレに大便スタイル「もしかしたら…」と、トイレットペーパーで拭き取ってみると、ペーパーは真っ赤に血で染まっていた。

 大便スタイルで「チョロチョロ」と、小便を出すと同時に尻の穴から「ポタンッポタンッ」と、赤い血が便器を染め俺を震撼させた。

 しかも小便が終わる頃には尻の穴は「ズキズキ」と、軽く疼き(うずき)始め、俺は仕方なくトイレットペーパーを丸めて尻の割れ目に挟み込んで再び部署へ戻り終業時間を待った。

 地下鉄とバスを乗り継いでようやく自宅付近に来た時「確か、この辺りに肛門科の病院があると言ってたが…」と、辺りを見回しながら探し歩くと、真新しい民家に挟まれて立ち木で覆われた草ぼうぼうの診療所を見つけた。

 診療所の前には大きなサクラの木が数本植えられていて、目を凝らさないと中に何があるのか分らないほどに草木に包まれていたが、サクラの枝に吊るされた腐りかかった看板がぶら下がっていた。

 ○○診療所と書かれた朽ち果てた看板には「肛門診療受け付けます」と、小さな字で書かれているものの、本当に営業しているのか疑問に思えるほど建物も朽ち果てていた。

 サクラの陰から「チラチラ」と、覗き込むように中の様子を窺っていると「ガラガラガラー」と、中の方から引き戸の開く音がして「それじゃぁ♪ 先生♪ ありがとう♪」と、男とも女とも着かない声が聞こえ、俺は慌ててその場から離れ自販機の前に立った。

 すると中から出てきたのは化け物のような厚化粧した40代のオカマで、タンクトップにデニムのミニスカート姿の筋肉質の男だった。

 こっちに向かって来たオカマに気付かれまいと、慌てて自販機にコインを入れタバコを買うと「あらぁ~ アナタも早く行かないと閉まっちゃうわよ~♪」と、俺の尻を「ポンッ!」と叩いた瞬間「痛てぇー!」と、俺は飛び上がってしまった。

 俺が肛門を病んでいることを、オカマは知っていたようで「立ちかたが変よぉ~ バレバレだもん♪」と、俺に言い捨てると腰をフリフリして行ってしまった。

「はいよぉー♪ じゃぁーそこに下だけ脱いで腰かけてぇー」と、俺は医者に言われた通り、背凭れの着いた座る場所に穴の開いた椅子に腰かけると、医者は手動でハンドルを「クルクル」と、回して俺を身体を頭方向へと下げて「ほぉ、女性ホルモンの投与してるんだねぇ」と、俺に一言いってから診察を始めたがその瞬間俺は「アレッ! この声は…」と、咄嗟に聞き覚えのある声に眉間にシワを寄せた。

 医者は冷たい消毒剤付きのガーゼで拭いたあと、何かの器具で肛門を開き内視鏡のようなもので覗き込むと「たいしたことないな、全治一週間てとこだろう」と、言うと「塗り薬出しておくから…」と、俺に声をかけ、俺が医者に「どうして何も聞かないんですか?」と、尋ねると医者は俺に「人それぞれに生き方が違うからねぇ、敢えて聞く必要はないだろう…」と、俺の肛門に何が入ったのか見通しているようだった。

 診察が終わって受付に行くと「すいません… 今回は御薬だけなので現金でいいですか?」と、40代後半の太った女性が俺に保険証を返すと「1000円です」と、ニコっとして見せた。

 俺は1000円を払い終わり診療所を出ようとすると「裏口もありますから宜しければどうぞぉ~♪」と、帰りかけた俺に受付の女性が逆方向に手を向けた。

 軽く頭を下げた俺は入り口から靴を持って来て、逆の裏口から外へでたが、思い出そうとしていた… あの医者の声、何処かで聞いたことがあるにの何処で聞いたのか思い出せなかった。

 自宅アパートの自室に戻った俺は、普段は余り使うことのない生理用ナプキンを、パンティーの少し後ろ側に着けて女へと変身した。

 生活の半分を女として生活している俺は、男の服よりも女の服の方がリラックス出きるようになっているから、帰宅したら女へと変身することで窮屈な男の生活から開放されている。

 塗り薬が効いているのか既にズキズキ感も薄まり、俺は昨日の影がズタズタにした下着類を挟みで切り刻み、素性が分らないようにしてゴミ袋に放り込んだ。

 お気に入りのネグリジェだったのにと、唇を噛んだものの昨日の影の我が身に対する非道に腹立ちが込み上げて来る。

 散々玩具にした挙句に自分イッて俺はと言えば、ただ痛い思いをして下着も靴下もボロボロにされてその上、精液まで飲まされて…「ちきしょー!!」 と、俺は床を両手で叩いた。

『俺に抱かれたくなったら連絡しな!』と、置いてった携帯のメモも、結局来たのは別人で「あんな酷い目に俺を遭わせやがって!」と、考えれば考えるほど俺の肩は震えたが、実際のところ呼んだのは俺だしと悔しさのホコ先すら見つからなかった。

「なにがー! 抱かれたくなったら連絡しなだぁぁー!!」と、何度も床を両手で叩きながらも、捨てるに捨てられない最初の男からの連絡先。

 尻の穴の痛みもなくなった数日後のある日の夜、少しムシムシしていて暑さに負けた俺は、ミニスカートを捲くり上げるとパンティーストッキングのゴムを両手で抓み「スルスル」と、脱いだ瞬間「アレ… なんだろう…」と、パンティーの下の玉に妙な違和感を覚えた。

 脱いだストッキングを丸めて椅子の背凭れにかけ、パンティーを脱いでみると「わあぁ!! なにこれ!」と、自らの玉を覗き込んだ。

 確かにホルモン剤の投与で萎縮はしていたが、ペニスは手の親指の第一関節まで縮まった上、玉袋が極端に小さくなってピンポン玉の半分にも満たなかった。

 俺は思わず「そんな馬鹿な! 萎縮は止まったはずなのに!」と、体育座りして両脚を広げ股間を覗き込んでいた。

 慌てた俺はベットにそのままの状態で身を沈めると、右手の親指に唾液を付けて「ニュルニュル」と、亀頭の先を回しながら左手で下からブラをズリ上げて乳首を「コロコロ」と、指先で摘むと次第にペニスは勃起をした。

 起き上がった俺は勃起した自分のペニスを覗き込むと「凄げえぇ!」と、我が目を疑った! 勃起した俺のペニスの長さは5センチもなく、亀頭は2センチ弱で竿の太さは1.5センチあるかと言う程に縮んでいたのを見るや否や「ヤッタアァー♪」と、ガッツポーズを取って「これで履ける! 念願のフリルのスキャンティーが履けるよぉー♪」と、心躍らせその後はベットを静かに揺らせた。

 思えば、ステキな誰かと出合った時にあげようと思っていた処女は喪失してしまったが、スキャンティーの履ける今の俺の心境は処女以上に価値を見出してやまなかった。

 俺はルンルン気分で翌日、PCから可愛いフリルのスキャンティーをショップに発注し届く火を指折り数えて待っていた。

 肛門は完全に治り仕事にも支障もなく、全てが以前同様にスムーズに進行しあの携帯番号も何かに紛れたのか何処かへ消えてしまったらしかった。

 更に数日後、家に届いた箱を「ワクワク♪」して開けると、中から次々に出てくる憧れのフリルのスキャンティーに胸を時めかせた。

 さっそく身に着けたスキャンティーは、パンティーよりも薄くそしてシナヤかで、ちょっぴり小さくその分をフリルが幾重にもバラの花のように折り重なり愛らしさを保っていた。

 ファンシーなスキャンティーに合わせて買った、フリルいっぱいのキャミは女の子らしさを俺に伝え鏡に映った我が身(かおした)にウットリしてしまった。

 この日の夜、俺はファンシィーな気分に浸りきっていた……






◆◆◆◆◆5話






 
 一週間の仕事を終え明日から休みと言う金曜日の午後9時、いつものように帰宅して女に変身して時間を過ごしていると「コンコン… コンコン…」と、窓を何かが叩く音がして、忘れ掛けていた二人を思い出し慌てて窓辺へと近づいた。

 カーテンに身体を隠すようにそっと窓を開けると「バシッ! バシッ!」と、開けた窓側の壁を叩く何かに一瞬、驚いて身を引くと、釣竿の先っぽが壁を叩いていることに気付き下を見れば、黒装束の何者かが見えた。

 しきりに壁を叩く釣竿の先っぽには、白いメモらしいものが付いていて、それを受け取れと言わんばかりだった。

 俺がそっと手を伸ばして竿先に付いているメモを取ると、下に居た黒装束は「サッ!」と、暗闇に紛れてしまった。

 白いメモを握りとめ窓を閉めると、ソファーに腰掛け足組してメモを見ると「抱いてやろうか? ご無沙汰だろ? 可愛がってやるぜ! そろそろ欲しいんだろう」と、書かれた内容に「バカにしてる! なにさっ!」と、俺の怒りはメモを破り捨てた。

 デニムのショートパンツにフリルが可愛いキャミソール姿の俺は、破ったメモを細切れにして屑篭に「パラパラ」と、投げ入れた。

 元はと言えば、盛りの付いたメス猫のように抑えることが出来ずに連絡を取った俺の所為だが、まさかあんな酷い目に遭うなんて予想だにしてなかったし、肛門科へ足を運ぶことになったのもアイツの所為に間違いない。

 好きでもない、何処の誰とも分らない男の精液を口の中に出され「女なら飲めるだろう!」と、怒鳴られた挙句あんな大きい物いれられて、どんだけ痛かったことか…「もう! うんざりなのよ! 放っといて欲しい!」と、悔しさにソファーの角を叩いた。

 時計の針は10時を回り、疲れてもいた俺は「少し早いかな…」と、独り言をいいながら冷蔵庫からカンビールを取り出し「ゴクゴク」と、一気飲みすると部屋の明かりを落とした。

 薄暗い部屋の中、ショーパンとキャミを脱ぐとフリルのスキャンティーだけになってベットに身を沈め、仰向けで目を閉じるものの『抱いてやろうか? ご無沙汰だろ? 可愛がってやるぜ! そろそろ欲しいんだろう』の書かれた文字がチラついて寝付けない。

 瞼に浮かぶ文字をかき消すように寝返りを打つと、乳房が否応無く下の方へ「プルンッ」と、流れ丁度いいところに収まらず、再び逆の方に向くとこれまた同じでシックリと来ず「やっぱ、寝るの早いかな…」と、上半身だけ起き上がると流れるように両胸はヘソ方向に「プルンッ」と落ち「何でこんなに胸が気になるんだろう…」と、右手で左乳房を軽く揉むと「ふわぁ~」と、今までに無い心地いい刺激が脳裏に伝わって「ぇ… どうして?」と、更に揉みながら今度は両胸を揉んで見た。

 余りの心地よさに俺は身体の力が抜け、そのままベットに倒れこんでしまい両手をクロスさせて、両胸を揉みながら両方の乳首に両指を絡めた瞬間!「ァァァーン♪」と、無意識に発した自分の恥ずかしい声に驚いて目を見開いてしまった。

 両乳房から脳裏に伝わる激しいまでの心地よさと、稲妻のように「ビンッビンッ」と、全身に走る快感はいつしかフリルのスキャンティーを濡らし俺に身悶えをさせていた。

 自分でも恥ずかしくなるほどに感じていて、止めようとするヨガリ声さえも止められず身体を真横にして顔を枕に沈めた。

 全身が熱くなり毛布を肌蹴(はだけ)乳首に絡めた中指を、肌に滑らせるように下半身へと移動させると「スルスルッ」と、スキャンティーを後ろから脱がせ硬くなった小さなペニスに手の平を当てれば「ヌルッ」と、した愛液で優しく上へ下へと滑らせた。

 俺の中から溢れる愛液は撫でる手の指と指の間に、滲みこんでペニスのみならず擦れる指からも「ほんのり」と、心地よさが脳裏に伝えられた。

 枕に顔を沈め片手でペニスを、そして片手で乳首をと刺激は増す一方で体位も知らずのうちに、両脚を開いて尻を突き出している状態に気付いてはいない俺だった。

 やがてペニスからヌメル手の平は離れ、更に玉へ玉から肛門へと移ったことさえも分らずに中指を「クイッ」と、動かした瞬間!「ァァァァーーーーン!」と、枕の中に一際大きくヨガリ声を発し、ようやく自分の指が何処を弄っているのかが分った。

 中指で肛門の周りをペニスから溢れた愛液で、回すように優しく丁寧に滑らせると「ビクビクビクゥッン!」と、全身に痙攣が走り尻を左右に振動させ気付いた頃には俺の中指は肛門の中へと入っていた。

 前後を優しく繰り返すと肛門の内側が少しずつ熱くなって、指を「クネクネ」と、軽くクネらせると頭の中は真っ白に、そして立ち眩みしたように瞼の中は真っ暗になって俺をイカせてしまった。

 ベットに放たれた俺の精液は、瓶ビールの王冠ほどの量と少なく、女になりつつある身体の変化を月明かりに照らせれて俺に見せつけていた。

 シャワーに身を包み満足げな表情で戻ってくると、下着をビキニショーツに替え体液で汚れたシーツをベットから剥ぎ取り腰を下ろすと「性転換したいな…」と、一瞬口にした自分の言葉に驚いた。

 今まで一度も考えたことのない性転換と言う、自分で放った言葉が脳裏に浮かんだ瞬間「性転換なら肛門だって使わないから痛くないし、将来好きな人が出来ても自然に結ばれるかも知れない… 今のままじゃゲイかオカマでしかない…」と、突然不安が俺を襲った。

 男として、女として両方で生きて行きたいと思っていた俺に、転機が訪れた気がした。

 翌朝、いつものように目覚めた俺はショーパンとキャミに身を包み朝食の準備をしていると「ガサガサガタンッ」と、玄関の郵便受けが音を立て「チラシかな」と、思いながら玄関へ行き中の物を取り出すと「俺は前のヤツみたいな手荒なことはしないよ、女は大切扱うが俺のモットーだから連絡を待つ」と、サインペンで書かれた大きな文字が目に入った。

「まただ… 昨日の釣竿の男に違いない!」と、俺は軽く拳を握り締め「捕まえてやる!」と、書かれた携帯番号に見入った。


【その日の夜】


 時計の針は午後9時を回り肌の手入れも終わった頃、ベットの下に相手に見えないように野球のバットを忍ばせ相手に「会いたいの… 来て…」と、携帯に連絡して直ぐに電話を切ると窓の鍵を外しカーテンを掛けて待った。

 捕まえてやると決心しての準備はしたものの、いざ実行となると「もし相手が大男だったら… 勝ち目はないし… また酷い目に遭わせられるんじゃ…」と、不安材料が俺の脳裏を掠め「そうだ!」と、箪笥から護身用の催涙スプレーを出して枕の下に隠して一安心する俺だった。

 時計の針は10時を回り、俺は部屋の明かりを落としそのままの格好でベットに潜んで、窓が開くのをジッと待つこと30分「カタッ… コトコトコト… カラカラカラ~」と、静かに窓が開いてカーテンが風に少し流れると「子猫ちゃぁ~ん♪ 来たよおぅ~♪」と、囁いて部屋に入って来た。

 男は俺の潜むベットへ静かに向かって来ると「今夜はタップリと可愛がって上げるからねぇ~♪ 子猫ちゃ~ん♪」と、今までに無いタイプの男に戸惑う俺。

 ジッとして動かない俺の足元の毛布を「スッ」と、捲り上げると突然「ヌルッ」と、した感触が俺の足の指に感じ「ぁん…」と、一瞬、ヨガリ声を無意識に発した俺は、足の指と指の間に滑る男の舌に「ぁぁん!」と、更にヨガリ声を発した。

 男の舌は俺の足の指を入念に舐めシャブリつくように、一本ずつ丁寧に所狭しとまるで味わうように、足の裏や甲、そして足首にまで30分以上も愛撫し続けた。

 俺はと言えば今までにされたことが無かったせいか、たかが足とバカにしていたものの男の舌業(したわざ)は、俺のペニスや乳首にも匹敵するほどに俺を蕩けさせた。

「マズイ! このままじゃ!」と、危機感を感じながらも俺の正常な思考回路は、次第に男の舌業に麻痺させられて行った。

 男の舌が膝へ来ることには1時間を超え、俺は既にショーツをグショグショに濡らしてしまっていて、身体を上下左右に揺らせながら悶えていた。

 足先から膝にしつこいほどに纏わりつく男の両手と、肌に溶け込むように滑る舌先に俺は「もう… もう好きにしてよー!」と、心の中で叫んでいた。

 千手観音のように物凄い数の手に触れられ、何百人もの男に一度に舐めまわされている錯覚に陥ったまま、俺は仰け反って男の愛撫に反応を繰り返すと「子猫ちゃ~ん♪ 喉が渇いたから水貰うからねぇ~♪」と、男の愛撫が止まり台所で水の流れる音が聞こえた瞬間、俺は意識を取り戻し枕の下から催涙スプレーを隠し持った。

 男が水を飲んで向かってくると「さぁ~ また始めようねぇ~♪ 可愛い子猫ちゃ~ん♪」と、毛布の中の俺に声かけた瞬間、俺は起き上がって目の前に居る男の顔目掛けて「シュウゥゥゥー!!」と、スプレーを噴霧させた。

「ぎゃあぁぁー!! ゴロゴロゴロン! ドスンッ! うわあぁー! 目が! 目があぁー!」と、男は大声上げて床に埋まって叫び声を上げた瞬間、俺はベットから出て「パチッ!」と、部屋に明かりを灯し方手にバットを持っていた。

 男は部屋に明かりが灯されたことすら知らないのか、両手で目を覆って叫んでいた。

 
 

 

◆◆◆◆◆6話






 床に崩れ両手で目を覆う、黒の上下に目出し帽を着けた男に「防犯スプレーだからしばらく見えないからね! 警察呼んであげるよ!」と、腕組して埋まる男の前に立った俺は「さぁ! 顔を見せてもらうからね!」と、男の頭に手をかけた! その瞬間!「ブゥ~ン パチパチパチッ! スゥーッ」と、灯りが消えたと思うと突然玄関の鍵を外から開ける音がして「ドタドタドタドタッ!」と、誰かの足音がしたと思った瞬間「ドスッ!」と、腹に強い衝撃が走り俺は「ウッ! ウゥゥゥ!」と、その場で倒れてしまった。

 次に俺が目覚めた時、とんでもないことになっていることに気がついた… 上半身は裸にされ下半身はパンティーが一枚だけ、しかもベットの上で左手は左足首に右手は右足首にと縄で縛られ、完全に身動きのとれない状況に陥っていた。

 首を枕から持ち上げ辺りを見入ると、ベットの真上の電気スタンドは俺の恥ずかしい格好を真上から照らし、足元に見えた動く影がベットに両手を着いて「フザケた真似しやがって!」と、低い声で俺を威嚇し俺のパンティーに指を引っ掛け「今夜のオマエは最低の女だ!」と、男は目出し帽の顔を俺に近づけ「何でこんなことするのよ! 俺はこんなこと望んでないのに!」と、目の前の男を怒鳴ると男は「望んでないだと! フッ! オマエのオナニー知ってるぜ! オマエ、自分でストッキングをビリビリに引き裂き、服をズタズタにして全身揺らしてしてるよなぁ~!」と、俺の胸に手をかけた男に「そんなことしてない! 第一アンタに関係ないだろう!」と、俺が言い返すと「オマエ誰かにレイプされてる想像してオナニーしてんだろう~♪」と、男は声を嫌らしく震わせた。

 そんな男に俺は「何処でどうやって覗いたか知らないけど… アンタにとやかく言われる筋合いないだろう!」と、俺が悔しさと恥ずかしさから涙を滲ませると「可愛いヤツ… 食べてとまいたい~♪」と、流れる俺の涙を指でふき取った男に「早く自由にして! こんな格好… ウゥゥゥ…」と、俺は半泣きで男に訴えると「ダメだ! オマエには少し反省してもらうために… お仕置きしなきゃならん!」と、言って俺に真っ赤な大きい蝋燭(ろうそく)を顔の前で見せ付けた。

 男は俺の顔の前に出した蝋燭をユラユラと揺らし「コイツはなぁ~ 90度くらいの温度でオマエの柔肌にポタポタと落ちるんだよ~♪」と、男は俺に蝋燭を見せてニヤニヤして笑い俺が男に「ヤメテ! そんなことされたら俺… ヤメテよおぅ… ヤメテ!」と、顔を顰めると「さてさて、オマエの鳴き声を聞きたくなったな♪ どんな小鳥の声を聞かせてくれんのかな…」と、火の付いてない蝋燭で俺の胸や太ももを滑らせた。

 涙を零してやめるに言っても俺の声は男には届かず、男は急に無言になると赤く大きな蝋燭にライターで火を点け「キレイだろう~♪ この蝋燭が溶けてオマエの肌に… クックククク♪ オマエの泣き叫ぶ顔が浮かぶぜ♪」と、俺の目を見詰めると一旦俺から離れベットから降りて俺の真横に立った瞬間!「ギャアァァー!!」と、凄まじい声で叫んだ俺は太ももに滴る蝋燭の熱さを感じた。

 熱さで手足に力が入り縛っている縄が手首や足首に食い込むと「ポタッ… ギヤアァァー! 止めろー! 止めてくれー! 熱い!」と、俺は動けぬ全身を前後左右に揺すって叫んだ。

 男は熱いと叫ぶ俺を見て肩を笑わせ「どうだー♪ 気持ちいいだろう♪ たまらんな~ オマエの叫び… クックククク♪」と、軽い笑みを発すると「ポタリッポタリ」と、俺の太ももに執拗に蝋燭を垂らし続け「ギヤァー! 止めろー! 熱いんだよぉー! 止めてくれぇー!」と、叫ぶ俺の叫び声を無視したように今度は熱さでモガキ苦しむ、俺の胸に「ギヤァー! 熱い! 熱ーい!」と、俺の叫びに伴ってブルブルと揺れる胸に男は片手を「ピタリ」と、貼り付けると「美味しそうな胸だな…」と、乳首に親指と中指を絡めた。

 俺の叫び声が重なる度に前側は赤い蝋が覆い尽くし、次第にプルプルと揺れていた胸は鈍い動きになるほどに蝋燭の蝋が俺の身体を覆った。

 男は泣きながら叫ぶ俺を見ては、獣(けだもの)のように笑みを浮かべ「おいおい、叫ぶ割にオマエのパンティー グショグショに濡れてるがどういうことなんだぁ~♪」と、グッタリしている俺のパンティー越しにペニスの先っぽを親指でヌルヌルと回し始めた「感じてやがるのか… コイツ」と、独り言を呟くと「そりやぁー!」と、縛られている俺の身体をそのままうつ伏せにした。

 俺の顔はベットに方頬を沈め、尻を後ろに突き出すような体位にさせられ「うぅぅぅぅ…」と、泣いて涙をシーツに染み込ませる俺に「さてさて、前半は終了したが今度は後半と行くか♪」と、俺のパンティーを鋏で片側「サクッ」と、切り離すと「う~ん… いい匂いだぁ~♪」と、苦痛に汗を掻いた俺の尻に顔を埋めて後ろの方で歓喜して見せた。

 ポタポタと尻の上へと落とされては弾けるように張り付く蝋燭は、肛門の端っこに溜まり尻の割目から玉の裏へとその熱を流れ伝え、その度に泣き声を上げてシーツを涙で染める俺は既に体力を消耗しきり叫び声は唸り声へと変わって行った。

 尻から背中へ、背中から腰へと蝋燭は落とされ、やがて蝋燭は尻から内モモへと地獄のような苦しさを俺に伝え「クッククク♪ 熱いだろう~♪ 内モモの柔らかい肉はなぁ~ 脇腹と同じで一番熱いんだよ♪ オマエの内モモ… 可愛いくらいにプリプリ揺れてるぜ~♪」と、男は蝋を垂らし続け苦しさから俺はベットに顔を埋めて耐えた。

 ベットに顔を埋め耐えていると蝋燭が落ちないようになり「終わった…」と、思っていると突然「そりゃぁ!」と、体位を仰向けに変えられた瞬間!「ヤメテェェー! イヤアァァー!」と、俺は全身をバタつかせて抵抗した。

 男は俺を仰向けにすると突然、俺のペニスに貪りついて「チュゥゥーチュゥゥー レロレロ チュパチュパ」と、嫌らしい音を出して俺を辱め「イヤダァァー! ヤダァー!」と、必死で抵抗する俺に「クックク、いい味しやがる!」と、笑うと再び俺のペニスに貪りついて、俺から湧き出る愛液をストローのように吸い出し「ヤケに小さくなったんじゃねえか? 妙だなぁー?」と、男は小さく萎縮した玉袋を口に入れ舌を絡みつけ、シャブリつき「痛ーい! 痛い痛い痛ーい!」と、俺は絶叫した。

 散々男にペニスを貪られた俺を「そりゃぁ!」と、持ち上げうつ伏せにすると俺は頭の中が真っ白になるほどの激痛に襲われた。

 肛門にゼリーのような物を塗られ入れられると、男の太くて硬い物が俺の中に突き刺さるように入り「痛ーーーーい! 痛ーーーーい!」と、何度も泣き叫ぶ俺に、数分後「イクウゥゥーー!!」と、俺の腰に男の手の爪かせ食い込んだ。

 男は使用済みのコンドームを結び「ポタッ!」と、俺の顔の前に放り投げ「いい味だった!」と、一言呟くと「オマエ、相当萎縮してるがこのままだと男に戻れなくなるぜ! まあ、女になるってなら分るが、このままなら男でも女でもなくなっちまうからな!」と、俺を縛る縄を解き始め「何で… 何でこんな目に遭わせるの… 俺のこと抱きたきゃ優しくさえしてくれれば俺は…」と、縄を解く男に泣きながら話す俺に「すまんな! 俺は少なくともオマエを女と認識してるからな~ 俺の女への愛し方だからな! 正直、俺の彼女にしたいくらいだオマエのこと…」と、俺を後ろから抱き起こした男の両手は、俺の両胸に添えられ「パラパラ」と、落ちる蝋に紛れて俺の胸を揉み始めた。

 胸を優しく揉まれ「ホッ」とした安心感からか俺は心地よくなり左右に首を「ユラユラ」と、揺らすと男は「オマエ… いい匂いがするな…」と、俺の頭に後ろから顔を近づけ深呼吸を繰り返した。

 男の両手は俺の胸を優しく丁寧に揉み回し、男の指が時折「ツンッ」と、乳首に当たると「ビクゥンッ!」と、揺れながらも全身を震わせる俺に男は「オマエ、マジで感じるんだな… あぁ~オマエが俺だけのものならなぁ~」と、俺を「ギュッ!」と、抱きしめた。

 そんな男に俺が「アンタが優しくしてくれるなら… 俺はアンタのものになるよ… だからもう酷いことしないでぇ… 御願いだから…」と、俺の胸を揉む男の両手に俺はそっと手を添えた。

 男は俺の申し出に悩むかのように動きを「ピタッ」と、止めると「本気… なのか…」と、後ろから俺のウナジに唇を這わせ小声で言い、俺は黙って小さく頷いて見せると男は「そうか… よし! 分った! オマエは俺の女だいいな!」と、言葉を強めると俺に男は「じゃ、こっち向け! 顔を見せるから!」と、意気込みを見せたものの俺は男に「ヤメテ! いいの… ムリしなくていいの… このままでもいいから…」と、俺が顔を深く俯かせると男は「オマエのこと愛してもいいのか… 本気で愛してもいいのか…」と、男は俺の耳に唇を這わせた。

 愛してもいいのかと言う男の問いに、俺は黙って頷いて見せると、男は俺を優しく仰向けに寝かせると俺の唇に自らの唇を重ねて来た。

 男は俺に「目を閉じて… 落ち着いて…」と、小声で囁くと俺は生まれて初めて正常位で抱かれ、男は静かにゆっくりと俺に痛みを伴わないように気遣いを見せ、俺は男の腕の中で閉じた瞼から嬉し涙を滴らせていた。

 俺はこの日から、女へ性転換すること本気で考えるようになっていた……

 

 


 
◆◆◆◆◆7話






 俺はこの彼(ひと)のために生きて見たい… 顔も知らない彼だけど一緒に人生を歩んで見たい… 同じ時間を過ごして見たい… 俺の心はあの時以来、彼への想いが日に日に増して行った。

『これが俺の本当の電話番号だから…』と、渡された携帯電話の番号のメモに一滴(ひとしずく)の涙を零すと『泣き虫は嫌いだぞ』と、俺の頭を引き寄せて額に頬を寄せてくれた彼。

 そして俺に言った一言『あいつ等からオマエを俺が守るから…』と、口付けしてくれた彼に『教えて! どうして俺のこと… 何人居るの? 何で俺のこと知ってるの? 他の人達は一体何者たの?』と、尋ねた俺に彼は『今は、オマエのことを愛してるとしか言えない… ゴメン…』と、俺を抱きしめてくれた彼。

 あれから数週間、彼からは毎日のように連絡が来ては二人は互いの声を、互いに絡めあう日々が続き、相変わらず毎日のように窓の外では訪問者が夜になると「コンコン」と、窓を叩いて俺を怯えさせた。

 そんな時、彼に「怖いの… また来てるの… 怖いよおぅー」と、連絡をすると不思議にも数日間は窓の外からは人影は消え、彼もまた俺を訪ねる時間を変え「今度は金曜日の昼過ぎの2時頃に来るよ♪」と、愛し合った後、手帳に時間を記し別れの口付けを交わした。

 訪ねる度に黒い目出し帽を獲ろうとする彼の腕に「御願い…」と、言って寄り添い止める俺に彼は「もう、いいだろう… 二人の心は通じてる… 今更顔見たからって嫌われるとは思えない…」と、寄り添う俺の腕を優しく払おうとする彼に「もうすこしだけ時間を下さい…」と、俯いた俺に彼は「そだな… 出会い方が異常だったしな…」と、溜息をして見せた彼は「早く一緒に暮らしたい…」と、俺の頭を静かに撫でてオデコにキスをした。

 俺は彼にベットの上で身体を揺らされる度、痛かっただけのセックスが少しずつ心地よさに変わり、心地よさから全身を激しく悶えさせるほどの女へと変わって行った。

 二人は互いに求め合う日々を繰り返し、更に数日が経過したある日のこと「明日から一週間仕事で連絡が取れないから…」と、俺に言い残し「窓は完全に閉めて鍵をかけること、ドアにはチェーンをかけること」を、何度も繰り返し言い聞かせ俺の前から去っていった。

 俺は彼の居ない一週間を怯えて過ごさねばならない恐怖を感じながらも、彼に言われた通り窓に2重の鍵をかけ、ドアには帰宅する度にチェーンをしてあいつ等の襲撃に備えた。

 外から叩かれる窓の音を気にしながらも数日が経過し、残すところ数日と迫った夜のこと「ジリジリジリジリジリィィィーーー!!」と、けたたましく火災警報器が部屋の外の廊下から鳴り響いた。

 慌てて時計を見ると10時を超えていたものの『絶対に夜は部屋から出ちゃダメだぞ!』と、言った彼の言葉を思い出し鳴り響く警報機の音に両耳を塞ぎ、床に座り込んでしまうと「ドンドンドンドーン! ドンドンドンドーン! どなたか居ませんかー!! 火事でーす! 部屋から出て下さーい!」と、玄関で誰かがドアを激しく叩く声が塞いだ両手の隙間から聞こえて来た。

 ドアから中へ叫ぶ声が異様で「本当の火事?!」と、立ち上がった俺は慌ててドアへと走り寄り「火事ですかー!」と、ドア越しに聞くと「アナタも早く逃げて下さーい!!」と、ドアの外から叫び声が聞こえ「ガシャガシャガシャーン!」と、ドアチェーンと鍵を外し外へ出た瞬間!「ドスンッ!」と、腹に強い衝撃を受けて俺は気を失った。

 どれほど気を失っていたのだろうか… 何処からか誰かの声が聞こえる…「うっひひひ~ デニムのミニスカにライトブラウンのストッキングはいいよなぁ~♪ たまんねぇなぁ~♪」と、誰かの声がすると「手間かけさせやがって~ 今夜はタップリと楽しませてもらおうか…」と、別の誰かの声がして「しかしよぉ~ いいのかぁ~ アイツのいねえ時にこんなことしてよぉ~」と別の声そして「こんな上玉の女装子を独り占めするアイツが悪いんだよ! コイツはみんなの物だろう~♪」と、嫌らしく笑った男達。

 目覚めていたものの恐怖で目を閉じたままの俺に「おい! いつまで寝てんだ! 起きろ! バシッ!」と、誰かに頬を平手打ちされ目を開くと、ベットの周りには5人もの目出し帽をかぶった上下を黒尽くめが立っていて「誰! 誰なの!」と、俺は上半身を起こそうと周りを見回すと「おとなしくしろ! 殺すぞ! 俺達は泥棒だよ! 但し銭はいらねぇ! 欲しいのはアンタの身体だよ!」と、俺に低い声を浴びせると「はいはいは~♪ 獲物は大人しくネンネしようねぇ~♪ 此間は御世話になりましたねぇ~♪」と、防犯スプレーを浴びせられた男が笑いながら俺をベットに押し付けると、両手を頭の上に押さえ付け両手首をロープで縛りベットのヘット部分に結びつけた。

 5人の男達にベットの周りを囲まれた俺は、恐怖で身体は硬直し声一つだせず黙って両手を縛られると「そうそう♪ いい娘(こ)だねぇ~♪」と、俺の頬を手で軽く撫でると、突然男の一人が俺のタンクトップをナイフで切り裂き「可愛いなぁ♪」と、薄笑いするとブラジャーの肩紐を静かに切り取って「女はこうして一枚ずつ剥ぎ取って行くのが楽しいなぁ~♪」と、うつ伏せの俺の顔の真ん前から覗き込んだ。

 肩紐を切られた無残なブラジャーは俺の胸の上にそのまま残り、それを取ろうと別の男が手を伸ばした時「イヤアァァァーーー!!」と、初めて叫び声を出した俺の声に一瞬驚いたように身体を「ビクッ」と、させた瞬間、男達は俺の両脚首を「ムンズ」と、鷲掴みするとデニムのミニスカートを巻く利上げ「ヤメテエェェー!」と、両脚を振って抵抗する俺のパンティーストッキングを「ビリビリビリィィー!」と、群がるように引き裂き「そりゃぁ!」と、大声を出して俺の両脚を大きく開かせると左右から「チュゥゥ! レロレロレロチュゥゥー!!」と、二人の男は破れたストッキングの残る脚にムシャブリ付いて来て、別の男二人は俺からブラジャーを取ると「チュゥチュゥゥ」と、嫌らしい音を立てて乳房に左右からムシャブリついた。

 痛いほどに俺の肌は吸われ舐められ首を左右に振って「ヤダァー! ヤメテヤメテー!!」と、叫ぶを俺を無視するように、最後の男は俺の開かれた両脚の真ん中から這い上がり、パンティーの上から俺のペニスに齧り付いて来ては少しずつパンティーを下ろした瞬間「ビリッ… ビリッ…」と、パンテイーは引き裂け俺は男の前に恥ずかしい部分を晒しされた。

 俺のパンティーを剥ぎ取った男は「あーっはははは♪ こりゃぁーいい♪ コイツ、萎縮が限界まで達して女化しちまってるぜ♪」と、周囲に伝えると男達は俺から舌を放して「すげぇー♪ 完全にクリトリスみてぇになってやがる♪ こりゃぁー極上になりやがったなぁー♪」と、俺の陰部に見入ると再び「イヤダアァァー!」と、叫ぶ俺の身体を味見するように「ピチャピチャレロレロレロ」と、音と感覚を俺に伝えた瞬間!「痛ーーーーい!!」と、真ん中の男は俺を絶叫させた。

 俺の萎縮して敏感になっているペニスを銜えた真ん中の男は「痛い! 痛い!」と、叫んで泣きじゃくる俺の顔を見て「ふっふふ♪」と、笑うと再び俺のペニスに拷問のようにザラつく舌を押し付け、貪り続けると余りの激痛に俺は失神してしまった。

「おい! ホラホラ起きろよ! ペチペチペチッ!」と、誰かに頬を叩かれ目覚めると俺は尻を突き出しうつ伏せにされていた… ペニスの痛みが消えずに「ビリビリビリ」と、残る俺に後ろから「そろそろ入れさせてもらおぅかぁ~」と、無造作にゼリーを肛門に塗られ指を入れられ「痛い!」と、声を出すと後ろの男は「バシッ!」と、俺の尻を激しい音を立てて平手打ちし「ズニュリュゥゥゥー!」と、俺の中に入ると「パァン! パァンッ!」と、俺の尻を打ちつけながら「ビリビリ」と痛む俺のペニスをゼリーのついた親指と人差し指で挟むように「シュッシュッ」と、前後させ「痛い! 痛い! 痛い! 痛いよーーー!」と、号泣する俺に「時期に良くなるだろうよぉ~♪ 子猫ちゃ~ん♪」と、扱くペニスの指を早めた。

 一人、二人と俺を玩具(はけぐち)にする男も、最後の5人目に入る頃には、俺は扱かれるペニスと言うよりも身体全身を扱かれている錯覚を覚えるようになっていた。

 大きな指が俺の全身をゼリーで塗らし、前へ後ろへと前後し痛みとは間逆の快感に変わっていることに気付き始めていると「どうだい♪ コイツ尻振ってやがるぜぇ~♪ コイツは今、本物の女への羽化を始めたらしい… こうなられちゃ、俺達も手を引かざるえないだろう… ハウゥッ! コイツ自分で穴を締めやがったぁ! クソ! もっと楽しみたかったのによぉ! ウッ! イきそうだぜぇ! いい締り具合だ! ウッ! 見てみろ… コイツの身体を完全に羽化が終わったみてぇだ… ウッ! 限界だあぁ! イクウゥゥゥゥーーー!!」と、誰かが何かを話していたが俺の耳には届いてはいなかった。

 俺はフワフワと宇宙を漂っているかの心地よさに見舞われ、閉じられた目は開くこともなく耳からは何も聞こえず、果てしなく続く心地いい空間を漂い続けていた。

 眩しい光が瞼の外側に見えた俺が、目覚めると部屋の中には人の気配はなく、ゆっくりと身体を起こして周りを見渡せばベットもシーツもキレイに直され、男達に切り刻まれた衣類は買い物袋に入れられその上に「アンタはもう自由だよ、アンタは俺達の手の届かないところへいっちまったからな、グッバイ子猫ちゃん泥棒より」と、書かれたメモが置かれ、それを読んだ瞬間「終わった… 終わったんだ! もうこれで何もかも!」と、心の中でジワジワと嬉しさが込み上げて来た俺はベットの上で四つん這いになって、前側へと移動し脹脛(ふくらはぎ)を広げ、女座りをすると両手を高く上げ「万歳!」と、一人歓喜すると両胸は「プルルルーン」と、揺れ「ふうぅ~」と、深呼吸した瞬間、片手が乳首にホンの少し触れ「アァァーーーン!」と、人のヨガリ声を上げベットに身体を沈めてしまった。

「えっ! 今のなに!」と、驚いて目を大きく開くと俺は無言で自分の乳首をそっと中指で撫で「ビクウゥン!」と、身体を揺らせ更にもう一度触れると「ビクウゥン! ァァァーーーン!!」と、激しい快感が俺の中を駆け巡り「そんなバカな…」と、普段の10倍以上の快感に息を飲み「もしかしたら…」と、ベットにうつ伏せのまま股間に手を滑らせた瞬間!「ビクビクビウゥゥゥーーーーン!!」と、俺の気絶させるほどの激しい快感が俺から俺に息をすることさえも忘れさせた。

 風呂場へ行きシャワーを浴びるものの、乳房に当たる降り注ぐシャワーの一滴でさえもが俺をその場に崩れさせ、激しい快感に飲み込まれそうになりながら降り注ぐシャワーに背中を向け、小刻みに震える手で給湯を止めると「はぁはぁはぁはぁ」と、俺は肩で息をしていた。

 バスタオルに身を包み窓辺に凭れかかるものの、風呂場での激しい快感に違和感を覚え小刻みに震える身体を止めようと、落ち着けとばかりに窓から外を見ると、引越しのトラックが見え「誰か出るのかな…」と、何気なく「ボーッ」と、していると「ジリジリジリーン!」と、目覚まし時計が出勤時間を俺に伝えたが、風呂場での出来事に余りの衝撃を覚えた俺は、会社に休みの電話を入れ男物のハーフパンツとトレーナーに身を包み、湯冷ましのつもりで部屋を出ると「アレ? なんだろう…」と、隣の部屋のドアが開いているのに気付いた。

 俺が外に出ると俺を入れて6軒入っていたアパートは俺を除き全てが引っ越してしまったと、下の階の前で大家さんが腕組して首を捻っていた。

 殆ど付き合いの無かった住人たちだったが大家さんの話しに依ると、住人達は俺がここに来る少し前に引っ越してきたらしかったが、奇妙なことに個々の部屋の玄関には、蝋燭・縄・釣竿・鋏・ナイフが置かれていたと言う。

 

 



◆◆◆◆◆8話






 
「そうかぁー アイツら消えたのか~」と、愛し合った後、ベットの上で俺を抱き寄せながら「ポツリ」と、呟いた彼の一言は俺を「ハッ!」と、させた。

 仕事から戻った彼は真っ直ぐ空港から俺の部屋を訪れ、俺以外に空室になったアパートの話しを、そして俺が5人の男達にレイプされたことを話すと「アイツらぁー!!」と、握り締めた拳を振るわせたものの、アパートから俺以外の退去の話しを聞くと安堵の表所を見せた。

 スーツ姿に黒い目出し帽と言う格好で入って来た彼は、玄関で出迎えた俺を「会いたかったぁ…」と、抱きしめ声を震わせ口付けをしてくれた。

 そして俺が身体の異変を伝えると、彼は目出し帽のままデニムのミニスカにニーソックスの俺をベットに沈め、確かめるようにそして貪るように俺の身体を激しく揺らし、その度に激しく全身を揺らし叫ぶように恥ずかしい声を放つ俺を何度もイカせた。

 彼が俺を愛し始めてから1時間と少しが経った頃だろうか、彼から「ポタッ… ポタッ…」と、汗が俺の胸に滴り落ち谷間へ流れるのを感じながら、繰り返し悶えヨガリ声を出し全身を痙攣させた頃「イッちゃう!! イッちゃう!!」と、何度もイッた後に再び俺を襲った強い快感、そして彼もまた「イクぞおぉぉー! イクぞおぉぉー!」と、彼の両手が俺の肩に掛かった時、二人は同時に声を発した。

 正常位で彼の熱い体液を身体の中に感じた俺は、俺を抱きしめて「はぁはぁはぁ…」と、肩で荒い吐息を立てる汗だくの彼を、下から「ギュッ!」と、強く抱きしめると「お前、はぁはぁはぁ… 変わったな… はぁはぁはぁ… ありえない程の感度だよ…」と、下から抱きしめた俺を、上から強く抱きしめ「愛しているからな… はぁはぁ… お前のこと… はぁはぁはぁ…」と、肩で息をしながら俺の舌に自らの舌を絡めた彼のペニスは突然「ムクムクムクゥゥー!」と、俺の中で大きくなって「痛ーい! イタタタタタ! 痛ーい!」と、俺の顔を顰めさせた。

 彼のペニスは俺の中で突然一回り以上も大きくなり、顔を顰めて必死に彼にしがみ付く俺に彼は「お前、羽化したんだよ… だから本当の俺でも受け入れられるはずだ…」そう、言うとゆっくりと腰を前後させ「痛い! 痛いよぉぅー! 痛いよおぅー!」と、彼の背中に立てた俺の爪は彼の肌に食い込み「ウッ!」と、一瞬顔を顰めた彼は俺に「俺も痛いぞぉ! ウゥゥゥ!」と、唸り声を出し、俺の両頬に両手を添えると「ポタッ! ポタッ!」と、抱かれる俺の脇腹に生暖かい物が滴り落ちた。

 俺の痛みは次第に激痛から弱痛(じゃくつう)に変わり、彼の背中に突き立てられた俺の指の爪も離れて行くと「アアァァーーン! いい! いいのおぅ! いいのおぅーー!!」と、彼の腕の中で激しい声を上げると彼もまた「いいぞおぅ! お前! 最高だーー!!」と、俺の中にペニスの熱を伝わり、彼を受け入れることが出来た嬉しさが俺の快感を限界まで押し上げた。

 何かが動く気配で目を覚ました俺に彼は「失神すんだからビックリしただろう♪ まったくお前ってヤツは~♪」と、俺の頭を撫でながら微笑む彼。

 二人は狭い風呂場に寄り添うように、そして楽しげに笑みを浮かべ「お風呂くらい帽子取ればぁ~♪ キャッハハハハ♪」と、俺の笑う声が風呂場に声をコダマし、放たれるシャワーに抱き合いながら身を委ね、俺は彼と目が合った瞬間、彼と目を合わせながら静かに彼の前に正座た。

「いいのか…」と、下から視線を合わせる俺に彼が呟くと、俺は黙って頷いて彼のペニスを両手で支え口の中へと静かに運んだ。

 膝を小刻みに揺らし、俺の肩に両手を掛け時折「ビクゥンッ!」と、全身を揺らす彼のペニスは硬く大きな肉棒になり俺を「ゲホッゲホッ」と咽させ、涙目になると彼は「もうよせ… お前の愛は十分伝わってるから…」と、俺から離れようとしたものの、俺は顔を左右に揺らし彼を最後まで愛し続けると、俺の肩に乗せられた彼の手は「ギュゥゥー!」と、力を増しそして「ジュッーー! ジュッーー! ドクドクドクッ! ドゥルドゥルドゥル!」と、水鉄砲のように口の中に勢い良く放たれ、口じゅうに彼の精液が広がった。

 俺は口の中に広がった彼の精液を必死で飲み込もうとしていると「よせ、もういいから… ムリしなくていいから… 吐き出せ…」と、俺に優しく言葉をかけたが俺は口を閉じたまま「ゥゥゥ!」と、首を激しく左右に振り涙目になりながらも心の中で「ヤアダァァァー!!」と、彼の手を振り解きそして「ゴクンッ!」と、精液を飲み干した。

 彼の精液を飲み干しそのまま両手を床につけ「俺の… 俺の… うううん違う… 私の… 私のアナタへの愛の証だから… 私もアナタのこと愛してるもん!」と、シャワーの音に涙声を紛らわせた。

 床に両手をついて泣き崩れる俺を、彼は優しく抱き続けてくれた……

「あぁ、今夜は来れないけど、明日また来るから♪」と、ビショビショになって洗濯機で脱水だけした目出し帽をかぶり部屋を後にした彼。

 彼が部屋を出た後、バックを忘れてることに気付いた俺は男物の服に着替えると慌てて彼を追いかけた。

 部屋のドアを開けた瞬間、俺の方に背中を向けた彼に一階で大家さんが「やぁ♪ オーナー! こんなとこへ珍しいですねぇ~♪」と、声を掛けられていたが彼は目出し帽を外し片手に持ちながら立ち去った。

 俺は彼のバックを玄関に置くと慌てて一階の大家さんに「今の人は? ここのオーナーって大家さんじゃないんですか?」と、競りつくように聞くと大家さんは「あぁ、そうだよ… 私がオーナーからここを借りて又貸ししてるが、別にアンタには関係ないだろう!」と、少し苛立って裏の自宅へと去って行った。

「彼が… ここのオーナー…」と、納得の行かない俺だったが、彼のバックを持って中に入ろうとした時だった「ズキッ! ズキズキズキ…」と、突然肛門が痛みだし俺は額に脂汗を滲ませ、中に入ると痛みが引くのをジッと待った。

 肛門の痛みは数時間続き、我慢できなくなった俺は前に行ったことのある肛門科の診療所を訪ねようと、一階へ降りた所で余りの痛みでその場に埋まってしまうと「おい! どうしたんだ! しっかりしろ!」と、後ろから大家さんに声掛けられ、尻を押さえている俺に大家さんが「痔かぁ! 分るぞぉ、その痛みはワシも痔だからなぁ!」と、俺の傍から離れると「プップー!」と、軽自動車で掛けつけ「近くにいい診療所があるから!」と、俺を乗せると「大丈夫! あの先生なら楽にしてくれるから!」と、俺を元気付けた。

 俺の乗せた大家さんの車が診療所の前に来ると「待ってろよ~ 今、聞いてくるからな!」と、大家さんは慌てて診療所の玄関へ入って行くと直ぐに看護婦さんを連れてくると俺を中に運んだ。

 大家さんは俺に「もう安心だからな♪ ここへ来れればもうワシは用無しだから♪」と、俺の肩を「ポンポン」と、叩くと診療所を出て行った。

 数分後、俺は看護婦さんに肩を貸して貰い診察室へと移るものの、痛みでズボンも脱げずにいる俺に「ズボン脱がせますね♪」と、看護婦さんが声を掛けると「ああ、いいよ君は出てくれ」と、医者が傍に来て俺を診察台に乗せズボンを脱がせた瞬間「マズい! パンティーのままだ!」と、俺は痛みを耐えながら心の中で叫んでいた。

 医者はズボンを下ろしたが、パンティーを見て同様することなく「下着とりますからねぇ」と、パンティーを脱がすと、俺の腹の上にカーテンを掛け「けっこう大きい物が入ったようですけど… 相手の方は上手なのかな… 注入薬で直ぐに痛みは治まりますからねぇ…」と、カーテンの向こうから言うと「カチャカチャ」と、器具の音を出して治療をしてくれた。

 何かが少しずつ入ってくる感触を中に感じながらいると「どうかなぁ~ 痛み少しは治まりましたかぁ~」と、医者口調で俺に尋ね「は、はい… かなり楽になりました」と、カーテンの向こうの医師に答えると「それじゃ今日の治療はこれくらいにして、バックを取りにアナタの自宅へと参りますかね…」と、妙なことを言う医師に「えっ?」と、聞き返すと突然カーテンが「シャァァァーッ」と、開いた瞬間、下の方で何か黒い物が俺の肛門を覗き込んでるのが見え「えっ?」と、俺が驚きの声を発すると「スゥゥーッ」と、斜め仰向けの俺の股間に黒い目出し帽が現れ「患者さん♪ 治療は終わりましたよぉ~ そろそろ私のバックを返して欲しいので参りますかぁ~♪」と、目出し帽は訳の分らないことを言い出し、俺は慌ててパンティーを身に着けると立ち上がってズボンを履いて治療室を出ようとした。

 すると黒い目出し帽が俺の進路を阻むかのように立ち塞がって「わからないのか? 愛しているのに…」と、黒い目出し帽は俺の前で俯いて寂しさを俺に伝えた瞬間、俺は「もおぅ! 意地悪なんだからぁぁー!」と、白衣を着た目出帽の男の胸に両手のゲンコツを打ち付けた。

 男は目出し帽をゆっくりと俺の前で脱ぐと、俺を見詰め「愛してるよ…」と、俺の身体を引き寄せ、俺は黙って彼の胸の中に顔を埋めて涙を彼の身体に伝えると、彼は俺を「ギュッ」と、抱きしめるて「今日から俺はお前の専門医だからな… お前は俺だけの患者だからな… 一生涯だ…」と、彼は俺の顎を「クイッ」と、少し持ち上げると俺の唇に自らの唇を重ねた。

 もはや愛し合う二人には障害は何もない… あるとすれば「先生! いつまでラブコメやってるんですかぁー? 患者さん来てますよぉ!」と、二人の愛を邪魔する熟練看護婦かも知れない。

 俺は会社辞め、見習い看護婦として日々この診療所で熟練看護婦に「違う違う違う! 何度言ったら分るのぉー! 全く最近の若い女ときたら! こんなことも分らないのねぇー!」と、尻をビシバシ叩かれている。

 そして「あぁ、アイツらかぁー♪ アイツらはこの診療所に来る患者(オカマ)たちの彼氏たちだよ~ アイツらがここで話してるのを偶然知った俺は飛び入りしただけで、アイツらの仲間じゃないんだよホントだってばぁ~♪ 嘘じゃないってー あっはははは♪ 釣具屋(つりざお)に金物屋(はさみ)だろ、それに造園屋(縄)に研ぎ屋(ナイフ)に衣料品店(めだしぼう)の計5人だろう、そして飛び入りの俺の6人だよ♪」と、笑って済ませようとする彼。

 一年後、俺は彼の立会いの下で外国で性転換の手術を受け、今では彼の妻として病院では看護婦として同じ人生を歩んでいる。

 
 完結

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