10話
正月も終わって一月も末になる頃、小規模ながらも鬼畜の美食家達の活動は行われていて、警察は発信機が都内の何処に集まっていることに目を付け、都度その報告は捜査員達に伝えられて居て、鬼畜の美食家達の活動を制限していた。それでも肉が喰いたいと言う客は途絶えることが無くジョーカーの元へ毎日のように連絡が来ていた。
ところが政府が国民に呼びかけて発信機を体内に埋め込まれたと言う事実の前に、鬼畜の美食家達を徐々に追い込んで行った。鬼畜の美食家達は妨害電波を拉致班に命じて都内のアチコチに車を走らせ、それに合わせるように鬼畜の美食家達は肉を取っては客に食わせていた。それも規模を縮小して人数も50人程度に設定して客達を持て成した。
そして鬼畜の美食家達の行動は二か所に会場を分離して肉達を集めては小規模のパーティーをして、数十人の客を喜ばせていた。だがジョーカーの元には警察の内部情報が届けられ、捜査一課長の指示した内容の殆どが漏れていて、鬼畜の美食家達の行動がスムーズに切り替わって行った。
警察は小規模でも次々に発生する鬼畜の美食家達の行動に疑問を持ち始め「もしかしたら内部にスパイが居るのではないか」と、一課長は考えていた。そして何故、捜査の重点監視から逃れるように鬼畜の美食家達が動くのかに付いては、まだ一課長の胸の中にしまわれていた。
そして一課長が本日の重点箇所は〇〇区と〇〇区の二点に絞って捜査を開始すると、捜査員に命令すると一斉に捜査員達は立ち上がり、そして発信機を追跡する特殊班は都民の動きに見入って居たが、鬼畜の美食家達は発信機の電波をかく乱してパーティーを別の〇〇区で小規模で行っていた。
だが一課長は内々に編成した一課長からの信頼も厚い捜査官を複数の区に潜入させ都民を監視する特赦班と連携して深夜のパトロールを実行していた。そして一課長に連絡が捜査員から入った。場所は建築中のビルの中から宴会のような笑い声が発せられているとも伝え、一課長は拳銃の使用を認め二人に突入を命じた。
そこで客の男達が20人くらいで女をレイプしている現場を発見し、天井に威嚇射撃をして「警察だあぁーー!! その場から動くな!!」と、二人の捜査員が中に入ると、突然明かりが消えてバタバタと逃げる何者かの足音が聞こえた。ドクター達は命からからにそのビルから外に逃げることに成功したが、女の中に肉棒を入れたままの男を女から引きはがし「婦女暴行の現行犯で逮捕する!!」と、捜査員達は部屋に明かりを灯すと20人の客達が手にワイングラスを持って立っているのを確認すると応援を要請した。
その客達の顔は真っ青になっていて、全員から事情聴取すると言う名目で、駆け付けた大勢の捜査員達によって手錠をかけられ警視庁の留置場に客達全員を放りこんだ。捜査本部では鬼畜の美食家達が企てた裏工作を崩した格好となって、捜査員の中に確実にスパイが居ることを自覚した。そしてそれからも同じ手法で鬼畜の美食家達の動きをけん制しつつ、いくつものパーティー会場を発見して逮捕者を出した。
だが、客として中に居た男達は「犯罪行為を見ていただけ」と、弁護士を通じて無罪を主張し、裁判官も客達全員を無罪として放免したが鬼畜の美食家達は裁判所にまで億単位の銭を使って居て客達の安全を保障していた。そしてそれんら数日が経過して鬼畜の美食家達は、体内に埋め込まれた発信機を肉達から取り除いてタクシーの中の椅子と背もたれの間の部分に押し込んで隠していった。だがそんなことがあろうとは誰も思って居なかった。
警察の特別班の監視は毎日24時間の交代制で行っていたが、鬼畜の美食家達は、肉達から毎日のように発信機を取り外してひとまとめにすると、袋に入れて街中のトラックに一つずつ投げ込んだりして監視の目から逃れていた。そして発信機を取り外された肉達は再び数百人規模でパーティーを繰り返して居たが、監視班は何も気づかずにモニターを見つめていた。
そして鬼畜の美食家達は肉に発信機が付けられているかどうかの判定をする機械を作って貰い、集めた肉達から発信機の場所を特定して麻酔無しでナイフでエグリ取っては、川に捨てたり他人のトラックの荷台に放り投げたりして安全な肉だけを客達に提供し始めた。そして1月も終わる頃、都心から1時間ほど離れた廃遊園地の中にある食堂で数百人規模のパーティーを開いて客達を大いに喜ばせた。
そして、この段階になっても警察は鬼畜の美食家達が肉から発信機を取り去っている事に気づいてはいなかった。更に鬼畜の美食家達は発信機を取り外して肉達を様々な場所に誘導すると数百人規模のパーティーを繰り返していたが、警察の監視も既に無用になりつつあった。そして拉致班達は毎日多忙な日々を送っていたが次々に小児科からは何十人と言う肉達に催眠術を掛けられてそれは伝染病のように広がっていた。
だがここへ来て尚もスパイは警視庁の捜査本部では特定できては居なかった。ただ、内勤者の警官が緊急避難の階段で誰かと電話している所を複数の警官に見られていて、捜査一課長の耳にも自然な形でその情報は届けられていた。一課長はその怪しい内勤の警察官を見張るように捜査員を数人に命令を出した。そして捜査員達は少しずつ謎の警察官に付いて調べを開始した。そしてそれは警察官が帰宅して尚も捜査員達は見張っていた。
そんなある日の午後10時頃のこと都民を監視していた捜査員が大勢の人間たちが一つの場所に集まっている事に不審を抱き捜査一課長に連絡があって、その数は5000人を超えていると言う内容だった。直ぐに捜査員を500人に一課長はその場所に行くことを命じたが、その場所は東京ドームだった。そして東京ドームに到着した捜査員が目にしたモノは2500人の女を2500人の男達がレイプしているところだった。
女達は濡れて居ないことで「痛い!! 痛い!!」と、叫んで、中には一人の女を複数の男達がレイプを繰り返したりしている者も居て捜査員はその数に驚いて固まってしまった。何処から手を付ければいいのやら5000人の男女に圧倒されていた。だが別の場所では数百人規模で男女の客達が入り乱れて、男は女をレイプしたり男の顔に股間を滑らせるマダムの姿もあった。
警察が東京ドームに集まっている間に別の場所では鬼畜の美食家達が活動していたことに警察はまだ気づいては居なかった。そして始められたパーティーは全ての客達を満足させ、東京ドームに集められた5000人の男女は小児科から新しい催眠術をかけられた10歳~15歳の男女はそのまま別の催眠術を掛け自動で広まって行った。そして音楽を聴くと大人の男女は目をトロリとさせ一分後には真顔になっていた。
そして捜査員が東京ドームに集まって不貞の行為をする男達を一人ずつ避けて行ったが催眠術に掛かっている男達は捜査員が、いくら制止しても効果がなく、捜査員達を混乱へと導いていた。そしてドームの中に音楽が掛かると捜査員の半分が、目をトロリとさせ目の前に居る女達から衣類を剥ぎ取って床に押し倒すと両手で乳房を揉みまわしてその身体に舌を滑らせた。
これには他の捜査員も仰天して顔色を青くさせた。都内の人間たちは「とある音楽」を、聴かされることで催眠術に掛かり自分の意識ではない行動を取ってしまうのだった。そして一人の女を取り囲んだ数十人の男達はその女の前で自慰行為をして女は全身液体だらけで起つことも出来ない程に体液を浴びせられた。そしてその中に捜査員も加わっていた事で捜査員達はお手上げ状態になってしまった。
こうして東京ドームで男が女を犯すと言う史上で最初の事件が発生して、そして新しく催眠術を小児科で掛けられた少女と男児は道行く人間に耳元で何かを囁いて、そしてそれが社会全体に広がって行った。二つ目の伝染病だった。そして2500人の女達は病院で膣の洗浄を受け、2500人の男達は警視庁や所轄の留置場を埋め尽くしていた。
そしてこの訳の分からない謎の行動は警察の捜査にも支障をきたしていて、鬼畜の美食家達は様々な場所に男女を集めて性行為をさせて、それは都民を監視する捜査員も驚くほどであった。だがこの事件が発生すると同時に都内の何処かでは鬼畜の美食家達がパーティーを開いていて客達を喜ばせて行った。そして一課長を苦しめる鬼畜の美食家達は口元を緩めて「あっははははは♪」と、笑ってパーティーを続行させ続けた。
鬼畜の美食家達は一日の儲けを数百億円規模で動いていたが、男女を集めるのは拉致班が音楽を鳴らしていくだけで街を歩く男女に催眠の効果を拡大させる者であった。結局、警視庁のの都民監視体制は鬼畜の美食家達にとっては非常に役立っていると言う皮肉的な問題でもあった。そしてそれは毎晩のように続きとある夜の事、1万人を超える都民が警視庁に押し寄せドアを壊して中へぞくぞくと侵入してきて大騒ぎになった。
これも鬼畜の美食家達の作戦であったことは明白であったが警視庁に集まった男女の一万人は全ての部屋を掌握して中で性行為が突然始まり、大勢の男達の歓喜に満ちた喜ぶ顔が、もはや普通の人間ではなかった。だが幸いなことに捜査本部は地下にあって何者も関係者以外に入れない構造になっていた。そして今夜も何処かで鬼畜の美食家達は数百人のパーティーを開いて数億単位の銭を稼いでいた。
捜査本部は警視庁のビルを奪われた格好で書く部屋に取り付けられた防犯カメラに映った男達のレイプシーンがモニターに映って居て、捜査本部では捜査員が苦虫を潰したような顔をして両手に拳を握っていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿