2019年7月9日火曜日

新妻Ⅰ

◆◆◆◆◆1話






 『ちょっとぉー 朝っぱらから何よぉー! 勘弁してよぉー!』  蘇る記憶…

 そしてここは、とあるマンションの一室の朝の4時、俺の寝ているベットの足元をモゾモゾさせる相棒。
50センチ離れたベットから来ては俺の寝込みを襲う不埒なヤツ。

 コイツは俺の10年先輩で34歳の独身男。大学を出て新入社員として就職した頃から、
俺の面倒をよくみてくれた親切な先輩なはずだった。

 最初の一年は社会人になった嬉しさやなんかで、少し遠かった自宅から通勤もこなしたものの、
2年目になると、やや面倒になっていた矢先、この親切な先輩は俺に 「良かったらルームメートに…」

 そう言う先輩の勧めで、俺はこの先輩と家賃と生活費を折半でと暮らし始めたんだが、
暮らしてから解ったことって結構あるだろうけど、この先輩、実はホモで同性愛者だったことが判明。

 なんで判明したと言えば、まぁ、ハッキリ言えば襲われたってことか… ルーメイトとして始めての夜、
祝杯を上げ夜も11時を回った辺りで就寝したものの、深夜の2時過ぎに何やら身体に圧迫を感じた俺が、
俄かに目を覚ますと、パンツ一枚で寝ていた俺の身体を執拗に舐める先輩がいた。

 最初は寝ぼけてんだろうと放っといたんだが、一向に舐めるのを止める気配のない先輩は次第に
エスカレートして来て、最初は腹の辺りだったが一気に胸に到達! 流石の俺もこれにはビックリして
俺に抱きつく先輩に怒鳴った! 「先輩! 起きて下さい! 先輩!」 と、部屋に大声を上げたものの、
先輩はゴフゴフと鼻息を荒げ、遂には俺の乳首に吸い付いて来た。

 そして俺は 「アァ……」 「ウゥ……」 と、怒鳴るはずが女のように鳴き声を発してしまった。
生まれて初めて他人に吸いそして、舐められた乳首は敏感に先輩の舌先に勃起し、俺は身悶えしていた。

 身悶えしながらも先輩に 「ヤメ… アァ… ヤメ… ウゥ…」 と、止めることすら出来ずにされるがままに、
頭の中が真っ白になるほど先輩の舌は俺を、激しくそして優しく丁寧に愛撫を繰返した。

 「気持ち… いい……」 知らずの内に囁く俺に答えるかのように、先輩の舌先は徐々に南下し始め、
トランクスに両手が掛かったと思った瞬間! 俺自身を熱い何かがスッポリと覆った。

 激しく仰け反って身悶えする俺の腰を両手で支えるように、先輩の愛撫は続けられた。
生まれて初めての先輩からのフェラチオは俺の全身の隅々をも蕩けさせ、先輩の舌先は俺から湧き出る
愛液にピチャピチャと音を出して俺を辱めた。

 俺自身から玉袋へ移動した先輩の舌は裏玉、そして蟻の門渡りへと進み一気に乱れ舞った。
「アァ… アァ… アァ…」 と、恥ずかしいほどのヨガリ声を上げる俺を持ち上げる先輩の両手に力が入り、
俺の太ももに先輩の両指が食い込んだ。

 「アンッ… 痛… い…」 と、女のような小声を出した俺の、太ももの手の力を緩めた先輩。

 更に先輩は俺を舐めることを止めずに、グッと俺の両太ももを一気に上に持ち上げた瞬間!!
「アァァァーーーーーー!!」 俺の鳴き声に、踊るようにヌルヌルした舌先が俺の肛門を直撃した!!

 俺は女ような鳴き声を部屋の中に響かせ、同時に自分の声に違和感と恥ずかしさを覚え、
全身を痙攣させたようにヒクヒクさせる俺の肛門が大きく開かれると、執拗に奥へ奥へと舌先が入った。

 何か硬くてゴムゴムしい物が肛門に当てらた…
丁度尻の割れ目に硬い物を挟みこむように、尻の割れ目で硬い物は前後を繰り返した。

 ニュルッ、ニュルッと言う感覚が尻の割れ目の肌と、肛門の真上に感じエモ言われぬ気持ち良さに、
ついついウットリし心を蕩けさせた俺に対して、先輩の吐息は徐々に荒くなって数分後だった!
「うぅぅ!!」 と、言う先輩の激しい唸り声とともに、仰向けの俺の顔の上を物凄い勢いで頭の上へと、
何かが飛んで行った瞬間! ピチャピチャピチャッと壁に当たる音が聞こえた。

 翌朝、目覚めた俺の心は何故か、初夜の後の花嫁の気分だった。
隣のベットでイビキをかいて寝る先輩の背中を、切ない気持ちで見入る俺は身体に残る
愛撫の感覚に、耐え切れずに自らの乳首を両指でコロコロ転がしては息を殺して全身をビク付かせた。

 裸で毛布を被った俺自身から生ぬるい愛液が滴るのを感じた。


 【1時間後…】


 何事も無かったように両腕を天井に向けて大きなアクビをする先輩は俺の方を見て 「おう! おはよう」
と、朝の挨拶をするとパンツを持って、裸のままでシャワーへと寝室を出て行った。

 「何でだよ! 俺にあんなことしといて!」 と、少し苛立ちもあったものの、毛布を巻くり上げ溢れた愛液を
ティッシュで拭き取ると、もう一度毛布を頭までスッポリ被ってウトウトしていた。

 するとバタバタと足音をさせて戻った先輩が 「おい、お前も入ってこいよ!」 と、毛布を被って横になる
俺の尻を毛布の上からパンッと軽く叩いた。 一瞬ビクッとした俺。

 ベットから起き上がると、窓辺で涼む後ろ姿の先輩を見ながら何故だろう、俺はベットに上半身起きて
胸元を毛布で隠す、まるで女の仕草をしていたにの自分で驚いてしまった。

 「胸を見られたら恥ずかしい…」 俺の脳裏に浮かんだ言葉。

 俺は後ろ姿を見せる先輩にタオルで胸と下半身を隠すようにシャワーへと小走りで駆け込んだ。
何故かドキドキして静まらない胸の中 「俺… どうしたんろう?」 と、疑問が生まれた。

 「何で先輩の前で下半身はともかく、胸まで隠したんだろう……」 シャワーの音に掻き消された疑問。

 そしてこの日、先輩と一緒に出勤すると 「○○! お前、○○先輩とルーメートになったんだって?」
と、同期から聞かれた俺が 「あぁ」 と、返事をすると同期が 「いいよなぁー お前気に入られてっから」
と、俺を羨ましがる同期が 「○○先輩ってみんなに好かれてるし次期次長って噂もあるしさぁー」
と、落胆の表情を浮かべ俺の肩に凭れかかった同期。

 そう、俺とルーメートの先輩こと彼は、新人教育のベテランで社内の評判もよく、次期次長と噂され
年齢的に若い頃には、既に課長に伸上がったバリバリの人事部の課長だった。

 なんで俺が先輩に好かれているのかは疑問だが、俺はこの日から同期や周囲の先輩達から
「次の係長は御前だなっ!」  な~んて、からかわれる始末だ。

 そんな周囲から好かれ尊敬される先輩が、まさか酔ってたとは言えあんなこと俺にしたなんて、
誰も知るよしもないだろうけど、周囲に羨ましがられる俺も満更悪い気もせず、先輩とのルーメートを
喜んでいたことは間違いない。

 とは、言うものの仕事が終わって先輩と帰るマンションが恨めしいと言うか、俺の脳裏に「まさか今夜も?」
そんな疑念があってか少々、気重にはなっていた。

 仕事が終わり、自宅マンションへ帰るものの管理職の先輩は残業の様子。
一足先に帰った俺が飯と風呂の準備をし冷蔵庫にビールを冷やし、さながら新妻のような時間を過ごす。

 シャワーを浴びランニングシャツにトレパン姿で、先輩の帰りを何度も窓と台所を往復しながら待つこと
40分少々、玄関のチャイムが鳴った瞬間、何故か俺の心は新妻のように踊った。

 会社の先輩とは言え、人を待つ喜びを知った瞬間かも知れないが 「お帰りなさぁーい♪」 
先輩の顔を見た瞬間、思わず俺の口から飛び出した憂いだった……






 
◆◆◆◆◆2話






 俺は先輩を正直、心から尊敬していた。 新人研修の講師は大半が任務が終了すれば、
それっきりになるところを、先輩は任務が終わってもそれっきりではなく、部署が割り当てられても
何度となく訪れては、アドバイスをしてくれたり、仕事のヘマを一緒に上司に謝ってくれたりと、
だからだろうか、社内での先輩への熱い思いは廃れることを知らない。

 ただ、こんな先輩なんだが仕事が終わって帰宅すると、全くと言っていいほど仕事の話はしないし、
仕事から帰った先輩は、俺の知っている会社でのスーパー管理職ではなく疲れ切ったオッサンに
近いと言うか、明るくて元気一杯は変わらないんだが何かが違うように思える。

 とは言うものの、俺の作ったカレーに舌堤を打って何杯もお代わりする先輩は子供のようで、
飯を終えて風呂から出た時の、ビールを飲み干す豪快な姿に男の中の男だと、男の俺が感じるんだ。

 まあ、昨日の今日だからあんなことは無いとは思っているが、現役社会人ラクビーで活躍する先輩に
無理矢理、求められたら正直、俺では抵抗のしようもないのは事実だ。

 会社では親しみを込めて周囲に兄貴と呼ばれ、豪快に笑う笑顔が可愛いと女子社員たちに囁かれ、
当の本人は全くそんなことは知らずと言うところが先輩らしいと思う。

 晩飯の後片付けが終わり、先輩が涼んでいる間に俺も風呂に入る、まぁ~ 帰宅して軽くシャワーして
それからでないと、料理を作れないと言う俺の我がままなんだ。

 人が口にするものだから整髪剤や仕事の匂いは消しておきたいって言うのが、俺のポリシーだし
先輩もその事は一緒に暮らす前に話してたし、当の先輩も大いに結構と喜んでくれた。

 風呂に入ると、毛一本浮いていない! 流石はスーパー管理職だと益々尊敬する俺だった。
風呂とは言えば思い出すのが、研修中に先輩に同期のヤツらと連れられて行かれた街外れの銭湯は、
先輩のことを知らない人がいないと言うほどに、先輩は有名人で何でも大学のラクビー部のころ、
この銭湯で暴れていた暴力団員の人を追い返したことが何度もあるとか。

 それ以後はパッタリと暴力団員も近づかなくなったと番台のオジサンが教えてくれたんだ。
そんな凄い人なんだが、缶ビール3本までは普通に俺のことを○○君! と、ハキハキした口調なのに、
4本になって半分過ぎるころになると俺に 「○○ちゅわ~ん♪」 と、以外に酒に弱い先輩だった。

 まあ、500を4本飲めば誰でも酔うだろうが、ガッシリとした先輩なら10本くらいと思う俺だった。
「○○ちゅわ~ん♪ チーズ取ってきて~♪」 と、俺をチャン付けし、若干だが甘えるような口調になる。

 そして5本目が終わったころの夜の10時前には寝室に行ってドカンッ! と、寝てしまう先輩だったが、
二日目にして先輩の可愛い醜態を目の前にした俺は、先輩となら長く暮らせると心から思っていた。
 
 先輩のイビキの凄さは研修中の施設では周囲も知っているところだが、先輩は寝てからのイビキ派で
最初は静かに寝ていて深夜になるとゴオォォーっと始まる人だった。

 二日目の今夜も寝静まった先輩を横目にトランクス一枚で、隣のベットに身を沈めた俺だったが、
大きな身体で仰向けに寝ている先輩はまるで静かに眠る怪獣のようだった。

 そして、深夜の2時ごろだった… 昨日と同じくベットの足元に感じる圧迫感が俺を睡魔から連れ戻した。
「まただっ! また来た!」 と、隣のベットを見ると先輩の姿は無く、足元のモゾモゾは次第に上へと来た。

 そして俺の上に掛けられた毛布が突然持ち上がって中に風が流れると急に、胸の辺りに重圧が掛かかり
ズッシリとした重たい先輩が俺の乳首に吸い付いて来た! 「先輩! しっかりして下さい! 俺ですよ!」

 俺は毛布の中で俺の乳首に吸い付いた先輩に大声を張り上げた! その瞬間!
「あれぇー? 何でお前ここにいるんだぁー?」 と、重たい口調で俺の真上で口を開いた。

 そして俺が 「先輩のベットは向こうですよ!」 と、真上の先輩に大声を出すと、先輩はフラフラと起き上がり
ノッシ! ノッシと自分のベットに帰って行った。 「助かったぁー!!」 素直な俺の気持ちだった。

 そして翌朝、先輩に朝飯のトーストを食いながら聞くものの、先輩は首を傾げるばかりだった。
「よかったぁー♪ 先輩はホモなんかじゃないんだー♪」 込み上げてきた歓喜な俺の思い。

「先輩はホモではなかった♪」 と言う思いの後に俺の中では 「じゃあなんだ?」 と、言う思いが出た。

 先輩は自分が深夜にしていることの認識がまるでないばかりか記憶にも残っていないことが解ったが、
だったら先輩は何かの病気… 「夢遊病かあ?」 と、先輩を心配で不安になった。

 先輩は、その日もそして次の日も、深夜になると俺のベットに入っては俺を抱こうと繰返した。
一緒に暮らしてから丁度一週間が経った頃、先輩が 「何か最近、誰かと深夜に話してる夢を見るんだ」
そう俺に打ち明けたのは休日の土曜日の朝だった。

 俺は喉まで出掛かった言葉をグイッと飲み込んだ! 「そりゃ! 俺と話してるんですよ先輩!」
そして先輩がベットに腰を降ろして両手で頭を覆い 「どうしちまったんだ俺は…」 と、消沈する先輩。

 俺は必死に耐えていた! 先輩がホモ見たいに俺を抱きに来るんですとは流石に言えないし
まして、言ったとしても自分を責めるであろう先輩の性格は知っているし、俺はただ黙って頷くしかなかった。

 先輩がここまで悩んだ顔を見たのは俺にとっては初めてのことだった。
消沈した先輩がフラフラと立ち上がって、自分の箪笥の前で立ち止まり着替えを出そうと引き出しを開けた。

 パンツ… パンツと口にしながら目を虚ろにした先輩が手を入れてパンツを取り出そうとした時、
「バサッ!」  と、掴んだ物を床に落としてしまい、俺がそれを拾って先輩に渡そうとした瞬間だった!

 俺が先輩に拾い上げた物は、ピンクのフリルがヒラヒラと舞う女のパンティーだった! 
「先輩! こ、これ…」 俺の顔から血の気が引く思いがして先輩を見上げると、先輩はパンツ、パンツと
何度も口にしては引き出しのなかから、白や水色や黒のパンティーを何枚も出しては床に落としていた。

 俺は何かに憑かれているような先輩を、床に落としたパンティーを拾い集めながら見上げていた。
先輩はそんな俺が見えていないように 「パンツ… パンツ」 と、言っては引き出しから白いスリップや、
キャミソールにブラジャーにストッキングとあらゆる女物を取り出しては床に落としていた。

 

 【そして…】



 先輩は俺の問いに対して重い口を開いた……
どうやら先輩には過去に結婚を決めた女性がいたらしく、結婚まで残り3ヶ月と言う時に交通事故で
婚約者を失ったことが明らかにされた。

 一緒に暮らしたことこそ無かったものの、半同棲のようなことを会社の人間には黙ってしていて、
婚約者の残した遺品である、下着や服などの衣料品だけが先輩の箪笥に残されたのだと言う。

 先輩の目は充血していた… 誰にも話しことのないことを俺ごときに話してくれた先輩が気の毒で、
俺まで貰い泣きしてしまった先輩の悲しい過去の話し。

 捨てるに捨てられずに、婚約者の両親の了解を得てここに残した遺品だったが、何年も処分しようかと
思い悩んでは苦しさを紛らわすために、仕事に打ち込んで来たと涙ながらに俺に打ち明けた先輩だった。

 先輩の話しを聞いていた俺は心の中で 「先輩の助けになるなら…」 と、ある決心をしていた。

 その夜から俺は深夜の営みを受け入れる決意をした。
ただ幸いなことに、先輩は何故か俺の中にまでは入って来ず以来、俺は先輩の求めに応じた。

 夢の中を彷徨う先輩は俺を亡き婚約者として優しく抱き、そして俺もそれに答えるように鳴き声を奏で、
抱かれる度、俺は本当に自分が女になってしまったような錯覚さえ覚えるようになっていた。


 先輩は俺を抱いた後はグッスリと熟睡しているようだった……

 


 

 
◆◆◆◆◆3話







 自分でしていることに気付かない先輩を責める訳にも行かず、かと言って先輩に告知してまで
大好きなビールを飲むな、とも言えず言ったら言ったで、折角のルーメートも解消だろうし。

 先輩に身体を貸して数週間経った深夜、俺を求めてベットに入った先輩を月明かりが照らし、
何気なく先輩の顔をみた時、先輩の目は完全に閉じられているのを知った。

 目は閉じているのに口元は笑みを浮かべ、亡き婚約者との語らいでもしてるかのように時折口を開く。
何を言っているのかはハッキリとは聞こえないものの、楽しそうだと言うひとだけは俺にも伝わった。

 最初の頃はしなかったキスも最近は軽く重ねる程度なんだが、するようになって些か俺も困惑気味だ。
先輩の厚い唇と髭剃り跡のチクチク感が俺の肌に伝わる。

 舌を入れられたどうしよう! なんて不安を覚えながらも先輩にされるがままになる。
先輩は何処までも丁寧に、そして優しさに溢れたように俺の身体を舐め愛撫を繰り返した。

 俺は自身の恥ずかしさをも押し殺して鳴き声を奏で目を閉じて彼の婚約者への愛を受け止めた。
チクチクと俺の肌を刺激しながら、ザラついた舌がヌルヌルと滑り、時折、厚い唇が俺の肌を啄ばむ。

 全身にジワーッと広がる心地よさに愛液の滴る俺の竿先を、クリトリスを弄っているのか先輩の指先が
円を描いては左に右にとリズミカルに回る。

 「アッ……」 思わず出る恥ずかしい俺の鳴き声。

 俺から滴った愛液をローションのように先輩は手の平で、俺自身に満遍なく塗りつけ指先で蟻の門渡りを
上から下へ、下から上へと何度も前後させる。

 「アァッ……」 広げられた両足の付け根に力が入って無意識に閉じようとする俺。

 閉じようとしてビクンッとした俺の両足を、閉じさせまいと両手で太ももを優しく広げるように撫でた先輩。
正常位で開かれた俺の上に身体を重ねウナジに愛撫しながら、勃起する俺の乳首を先輩の唇が寄り添う。

 唇に挟まれ心地よさで身体をくねらせる俺… その俺を突然、仰け反らせた激しい刺激。
心地よさでウットりしている俺を、眠りの国から一瞬にして呼び戻した、乳首に絡みつく先輩のザラ付く舌。

 レロレロレロと、しないはずの音を俺に伝えながら俺の乳首を舐め、そして吸い付き硬くなった乳首を
舌先で転がしながら先輩の両手は優しく俺の尻に馴染む。

 先輩の固くなった物が時折、俺の肛門にツンツンと当たり、持ち上げられて波打つ俺の尻の肉に
溶け込むように先輩の手が沈んでいく。

 先輩の吐息は荒息に変わりつつ、蟻の門渡りに無いはずの女性器を捜すかのように先輩の指先が
所狭しと這いずり回る。

 「ビクンッ!」 肛門の真ん中に当たる先輩の指先に反応する俺の身体。

 肛門を女性器を発見したとばかりに、俺から溢れたヌルヌルした愛液を指に絡めながら肛門の穴を回す。
先輩から溢れた愛液が俺のヘソの下にポタリポタリと滴り落ち、先輩の体温を肌で感じている俺。

 ベットの上で悶えヨガリ声を奏でる俺の肌に滴る先輩の夥しい愛液の量を感じた時 「そろそろかな…」
と、俺の脳裏に浮かんだ終焉の予想。

 俺の下半身をグイッと上に持ち上げ尻の肉を開きそして、肛門の上に固くなった彼の竿が横に重なる…
普段の彼の終焉を予想していた俺を、まさかの事態が襲った。

 突然、俺の下半身を持ち上げていた両手を離した先輩は、俺の顔の上に自らの下半身を覆い被せると
俺の下半身に上半身を向けた! 

 ポタポタと俺の顔に滴る先輩の愛液を感じた瞬間、先輩は俺の竿にムシャブリ付き、そして俺の顔に
自らの硬い竿を擦り着けてきた!!

 俺の顔に滴り落ちた先輩の愛液の上を、竿と毛むくじゃらの玉袋が円を描くように踊りまわった。
「うわあぁぁーー!!」 俺の心の叫び。

 先輩にムシャブリ付かれ身悶えするものの、ヨガリ声を必死に押し殺す地獄のような俺。
「ヨガリ声を出せば口の中に先輩の愛液が入って来る!!」 唸り声だけを上げ全身を仰け反らせて
「早く! 早く終わってくれぇー!!」 と、心の中で叫び続けた俺。

 俺の顔は先輩の愛液でヌルヌルし、容赦なく先輩は竿と毛むくじゃらの玉袋を俺の顔の上で滑らせた。
先輩は肩で息をしているような大きな荒息を立て、俺の両足を抱いて頭を上下させていた。

 鼻の穴から入って来る強烈な男の匂いは俺に嘔吐の気配を導き始めていた。
「うっ… おっ… オエェップ!」 閉じた口の中に空気が溜まり頬がパンパンに膨れ上がった俺。

 どうやら先輩は俺の顔に擦り着けて終焉を迎える気だ! このままだと俺の顔に出されちまう!
何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃぁーー!! 俺は頬を膨らませながら必死で考えた。

 俺が必死で考えていた時だった!! 今度は俺の唇に硬くなった竿先をグイグイと押し付けてきた!!
「なにおぉぉーーー!!」 心の中で叫ぶ俺にヌルヌルした愛液を滴らせながら先輩は竿先をこれでもかと、
言わんばかりに押し付けてきた。

 先輩の竿先で捲れあがりそうになる俺の哀れな唇、そして唇に塗り込まれる先輩のヌルヌルした愛液。
「もう、もうダメだあぁぁーーー!!」 と、俺が心で叫んだ。

 その瞬間だった! 先輩は自らの硬い竿を片手で扱き始めた 「先輩は顔射する気だ!!」
顔の真上で蒸気機関車の車輪回しのように、シュッ! シュッ! と、物凄い勢いで前後する先輩の手、
しかも竿先は俺の唇に向けられていた。

 「逃げなきゃ! 逃げなきゃ! 逃げなきゃぁーーー!!」 必死にモガいたものの先輩の俺を抑える力は
並大抵のものじゃなく何がなんでも顔射すると言う男の必死さを感じた。

 そんな時だった 「もう諦めよう…」 と、頬をパンパンに膨らませた俺が気を抜いた瞬間!
込み上げて来た発射の合図に俺はどよめいた! 「ヤバイ! 先輩の口の中に出しちまう!」 
そう思った瞬間、俺は涙を流していた。 「イクウゥゥーー!!」 口を開けず心の中で叫んだ俺。

 俺は俺自身にムシャブリ付いて離れない先輩の口の中に、勢いよく体液を打ち放った!
打ち放った後から来る水分不足で濃度を増した体液の所為で、ドクドクドクと俺自身は脈打つように出し続けた。

 俺は泣いていた… 男の口の中に射精したこと、これから自分が顔射されることへの絶望感からだった。
喉を鳴らして俺の体液をゴクッゴクッと飲み干す先輩の竿先からポタポタ… ポタポタポタポタと滴る愛液は
その量を突然増やし、顔射されるであろう俺に 「観念しろ!」 と、言い聞かせているようだった。

 俺の唇の上に落ちる夥しい量の先輩の愛液は俺に最後の力を振り絞らせた…
「顔はイヤアァァァァーーーー!!」 俺は突然口を開いて大声で叫んだ!

 すると先輩は突然俺の顔の上から下半身を離し、俺の腰辺りに身体を置くと、俺のヘソの下辺りに
勢いよく熱い体液を発射した! 「ビュゥ! ピチャピチャピチャ! ドロドロドロドロ!」 

 先輩は俺のヘソと陰部の中間にケタタマシイ量の体液を打ち放つとフラフラしながら、自分のベットに戻り
大きなイビキを部屋に響かせると寝入ってしまった。

 俺は大急ぎで側に置いたタオルで顔を拭きながら、シャワーへと走り頭から勢いよく飛び出すお湯の中で、
涙を零して泣いていた。

 
 シャワーから出た俺は 「ここを出よう…」 そう思い始めていた……

 


 

◆◆◆◆◆4話






 「キャァーー!! ちょっとおーー誰か来てーー!! ○○君がぁーーー!!」

 「どうしたぁー!! おいおい○○じゃねえかー!! 医務室だ! 医務室の先生呼べ!!」

 薄れ行く記憶の中で聞こえた誰かの声を最後に俺の意識は遠のいた。
 

 気が付けば俺は先輩と暮らす自宅のベットの上に居て、居間の方から誰かと話す先輩の声がした。
「それでは御大事に~」 女性の声がして「ありがとうございます」と先輩の声がした。

 静まり返った寝室のドアがスッと開いて、俺を見舞う先輩の顔半分が見えたが、何故か俺は
薄目を開いてその様子を窺っていた。

 ドアが閉じて、再び目を開けて何があったのか思い出そうとすると、最後に聞いた誰かの叫び声が
直ぐに記憶として蘇ったものの、その前後のことは何一つ覚えていなかった。

 部屋のカーテンは閉じられ薄暗い部屋の中には俺の吐息だけが漂っていた。
時計を見れば昼間の2時過ぎ、頭は重く全身が気だるく、若干だが寒気がして身を丸くする。

 「倒れたのか?」と自分に聞くものの応答のないまま、俺は深い眠りに入った。
どれくらい眠っていただろうか、目を覚ましたものの寒気は取れたが、まだ頭は重くボーッとしていて、
起き上がろうとしたが身体にまるで力が入らず、汗だくのまま仰向けになっているしかなかった。

 カーテンのされた窓を見れば、外に陽は無く夜になっていて、時計をみれば夜の7時を回っていた。
掛けられた布団の中は最早限界とばかりの暑さと汗で蒸し風呂の中のようだった。

 「暑いなぁ~」と、ボンヤリと考えていると、ドアがスーッと開いて部屋の中に明かりが差し込んだ。
静かな足捌きで俺に近づく先輩が見え俺が「先輩…」と、小声をかけると「シーッ静かにしてろ」と、先輩。

 先輩の手には大きめのバケツと手拭いが見えると、先輩は丁寧に布団を剥ぐった。
「今、拭いてやるから…」と、声かけてバケツの入れた湯の中にタオルを… そして俺を静かに起こして、
背中を支えながら絞った手拭いで優しく俺の上半身を拭き、そして静かにシーツの上にバスタオルを敷き
俺をベットに支え倒すと、俺の履いていたトランクスを無言のまま脱がせた。

 バケツの湯でジャブジャブして絞った手拭いで、目を閉じた俺の陰部の周囲と太ももに両足まで吹き上げ、
別の絞ったタオルを持って「アソコは自分で… なっ…」と、俺にタオルを渡した。

 俺が仰向けで陰部を拭いていると、先輩は自分のベットの直し俺の箪笥からトランクスを取り出すと、
「立てるか?」と、小声で俺に聞き俺が「うん…」と、小声で言うと先輩はニッコリと微笑んだ。

 俺が先輩に渡されたトランクスを履き終わってベットに腰掛けていると「さぁ、こっちだ…」と、俺に肩を貸し、
先輩は俺を先輩のベットへと導いて寝かせてくれた。

 「今、飯食えるか?」と、優しく俺に聞いた先輩に、俺が「うん…」と、返事すると、先輩はニコッと微笑んで、
俺に毛布をかけて部屋を出て行った。

 俺は先輩の優しさに目頭が熱くなるのを感じた……

 その日の夜、先輩の18番(おはこ)だと言う田舎風味噌雑炊を、先輩に背中を支えられながら食べた。
先輩の俺を支える手は、俺が食べ終わるまで緩むことなく俺を支え続けた。

 睡眠不足と仕事から来た疲れだろうと言う医師の診断のあと、先輩が会社から俺を運んだらしかった。
食事の後も先輩は、俺を見舞いそして身体を拭いてはシーツと毛布を交換してくれた。

 翌朝、スッカリ元気になった感じで目を覚ますと既に9時を回った時計、そして一枚のメモがあった。
「今日は早めに帰るがどうしても外せない会議があるから黙って行くことにする、スマン」と、走り書きのメモ。

 ベットから起き上がると、俺のベットのシーツも毛布も替えられていて、俺の寝ていた先輩のベットの足元に
俺の替え用のトランクスが畳んで置いてあった。

 元気になったとは言え、フラフラしながら起き上がった俺はトランクスを替えて居間へと移動した。
ダイニングが目に入ってテーブルの上を見ると、サラダとサンドウィッチが置いてあって、目玉焼きに掛かった
ラップの上に「レンジで暖めて食え」と、メモが残されていた。

 俺はテーブルの前で立ち尽くし涙を床に零していた……

 スッカリ元気になった俺は、室内に玄関にトイレに風呂と普段以上に入念に掃除をした。
先輩に対する感謝の気持ちからだった。

 そして一番最後の寝室は俺を看病してくれた先輩への感謝の気持ちから入念に入念を重ねて、
床にベットに、そしてカーテンも洗濯して一息付いてベットに俺は腰を降ろした。

 何気なく部屋の中を見回していると、フッと俺の視線を奪ったのが先輩の婚約者の遺品の入った箪笥、
以前、先輩がおかしくなった時に引き出しから取り出しては床に落とした、女性の下着の入った引き出し。

 悪いとは知りつつも、立っていた先輩の箪笥の前で俺は、息を押し殺して引き出しを開けた!
一番目の引き出しにはパンティー、2段目はブラジャとスリップ類、3段目はストッキング類が入っていて
4段目はボディースーツやガードル類、そして5段目と6段目にはデニム系のスカートやショートパンツに
女性が身に着ける様々な衣類が綺麗に折りたたんで入っていた。

 その列の隣の列にはファッション用なのか、カツラのようなものや化粧品に指輪やネックレスと、
女性が身に着ける品がギッシリと小分けされて入っていた。

 そしてその下の段には、先輩との愛の形に使ったのだろうか、見ていて恥ずかしくなるような
黒や白の週刊誌の裏に出ているような女王様が身に着けるコスチュームが入っていた。

 俺は個人のプライバシーを犯していることへの罪悪感で身体を震わせた……

 そして一番最後の段へと手を伸ばしてあけると、紫色した綺麗な布に包まっていたものを開けた。
「なっ! 何だこれは!!」手に持ったズッシリと重量感のある物体に目を釘付けにした!

 「こ… これが噂の? 噂で聞いたバイブなのか!!」俺は、太くて逞しい物体に膝をガクガクさせた。
太いものや、細い物に中位の物と10本以上は入っていた引き出しだった。

 引き出しの奥に隠すように入っていたのは、紛れも無い蝋燭や鞭に手錠と大人の性グッズの数々が、
俺は余りの刺激に屈んだまま床にズデンッと尻餅着いてしまった。

 あんな温厚で優しい先輩にこんな趣味があったなんて! 俺は否応無く先輩が嫌らしい下着を着けた
女性にプレイしてる姿を想像してしまった。

 女王様の姿した女性をベットに這わせ後ろ手に手錠を掛け、蝋燭を垂らしてニンマリする先輩や、
鞭で柔らかい女性の尻を打ちながら口元を緩ませる先輩の顔を想像していた。

 俺はとんでも無いものを見てしまったと、罪の意識と良心の呵責と先輩への異心に消沈したしまった。
爽やかな先輩が実はサディストだったなんて… でも! もしかしたら逆で女王様に苛められる側?

 両手を後ろ手に手錠してるのは… 先輩かも知れないってことか!
いやいや、ラガーで会社でも兄貴って慕われてる先輩がマゾなんてあるはずがない!
何、バカなこと考えてんだよ! まったく! 俺のこと実の家族以上に面倒見てくれたのに!

 俺は黙って引き出しを覗いた自分に苛立ちを覚えていた……

 神妙なおもむきで開いた箪笥の中身を元通りにすると、俺は箪笥に両手を着いて謝っていた。
こんな悪いことした自分が先輩に出来ることは… 先輩に出来ることは… いや! 出来ないよ!
でも! 何かしてあげないと! 黙って先輩を辱めたんだぞ! 何かしてあげなきゃ!

 俺は自問自答を箪笥の前で繰り返し、ようやく答えを見出した!!
「そうだ! これなら俺にも出来る! 先輩は夢遊してる時は目を閉じているんだから…」

 俺は悪いと思いつつも、もう一度先輩の箪笥の引き出しを開けた……
生まれて初めて身に着けたパンティーからは玉が食み出し奮闘して数分、何とか収まる方法を見出し、
爪で引っ掛けないように細心の注意を払って身に着けたパンティーストッキングと、付け方が解らず
結局前側で止めたブラのホックに、重ね着するように羽織った白のスリップは肌に心地いい刺激だった。

 こんなことして亡くなった人に申し訳ないと思いつつも、亡くなった人の代わりとして先輩に抱かれる
俺を許して下さい! と<心の中で念じて下着の上から履いたデニムのミニスカートと真っ赤なトレーナー。

 鏡に映った自分の姿を見て、ウットリしながら顔を見て嘔吐しそうになった俺は自分の顔を、
見ないようにして姿だけをを鏡に映して、部屋の中で腰を振っていた……


 俺はオカマになってしまった……

 そして、俺はこの服装で今夜先輩に抱かれようと決心していた。

 それが俺の先輩に対する誠意だと思っていた。
 






◆◆◆◆◆5話







 「どうしたんだ… 服着たまま寝るなんて… ムニャムニャムニャ…」

 ベットの中にデニムのミニスカート姿で仰向けに寝ている俺に覆いかぶさると、
先輩は目を閉じたまま、ゆっくりした口調で寝言のように俺に語り始めた。

 「そうか… 今日出掛けたハイキングで疲れてそのまま眠ったのか…」

 先輩は亡き婚約者と出掛けた何処かの何かを思い出したかのように、静かに俺に語り聞かせると、
そっとストッキングを履いた俺の足に手を滑らせた。

 「上は着ていないのか… ムニャムニャムニャ…」

 先輩はそう言うと、スリツプとブラの肩紐をそっと下へ押し下げると、俺の乳首に唇を重ねた。
「胸… 小さくなってないか… ムニャムニャムニャ… 女は疲れると胸がへ込むのか… ムニャムニャ…」

 意味不明なことを言いながら、ヨガル俺の両方の乳首を交互に吸い舌先をコロコロと転がした。
「アッ… ウッ… ウンッ…」先輩の愛撫で唸り声に似たヨガリ声を出す俺。

 俺の声に反応するように、先輩の手はスカートの中に滑り込むと、優しくパンストを降ろし、
そして俺も脱がされやすいようにと腰を少し浮かせた。

 俺の両足を持ち上げてスカートの中に顔を埋めた先輩の暑い吐息が、パンティー越しに俺自身に当たる。
「クリちゃんもこんなに大きくなって… 女の身体は解らんなぁ… ムニャムニャムニャ…」と、寝言の先輩。

 パンティーの周囲を丹念に舐め回した先輩の両手は、静かにゆっくりと俺からパンティーを剥ぎ取とると、
俺の両足を大きく開かせ、俺自身に貪り着いてきた。

 身体を仰け反らせクネラセる俺に先輩が「ムフフフフ… 感じちゃって~ 可愛いヤツだムニャムニャ…」
今まではこんなに喋ったことの無い先輩だったが、服を着たことが先輩をリアルな世界に引き込んだ、
そんな妙な喜びが俺の脳裏を掠めた。

 正常位から真横へ、真横からバックへと軽々と俺の体位を替えさせ、もう舐めるところが何処にも無いと
思っていると、突然「フゴフゴガサガサ!」と、物凄い何かの音が聞こえた!

 俺の顔を真横にした先輩のザラザラした舌先が耳の中を這いずり回り、ピチャピチャと凄まじい音を出し、
耳全体にチクチクするヒゲと共に二枚の唇が貪り着いてきた。

 「耳まで味見するのか!」凄い音の中で俺を驚かせた先輩。

 真横にした俺に覆いかぶさり、俺の左足を腕に引っ掛けると、俺自身を「シュッ!シュッ!」と、手で扱き
耳に貪り付いて嫌らしい音を俺の脳裏へと送り込んだ。

 溢れて止まらない俺の愛液は先輩の手に伝わり、ヌルヌルと滑りを効かせ先輩の手の動きを加速させた。
「アァン… イッちゃうぅー!!」と、女言葉で恥らう俺に「いっしょに… いっしょにイコう!」と、寝言の先輩。

 自身を扱かれてイク寸前の俺は己を忘れ無意識に口走った!「キテエェー! 入ってキテェー!!」
突然先輩は下着とスカートを履いたままの俺をヒョイッとバックスタイルにすると、スカートを巻く利上げた。

 四つん這いにさせられながらも俺自身を扱く先輩の手は止まらず、同時に俺の肛門を先輩の舌が、
荒れ狂ったように踊り、気持ち良さで俺の全身の力が抜けた瞬間!
「ズブッ! ズブブブブブッ! ズブリュウゥー!」 

 気持ちよさで閉じていた目を大きく見開いた俺の頭の中に電光石火が凄まじい勢いで走った!
「痛ーーーーーーーーえぇぇぇぇーーーー!! 痛ーーーーーーえ!! 痛ーえ!! 痛ーえ!!」

 凄まじい痛みが俺を襲い、俺は逃げようとベットシートを鷲掴みにして前進を試みた!
そんな俺に御構い無しとばかりに先輩は「パアァッーン! パアァッーン!」と、俺の尻に打ちつけた!

 「痛ーーい!! 痛ーーい!!」と、俺は打ちつけられる度に叫びを後ろの先輩に叫び続けた。
俺をガッシリと掴んで話さない先輩は「今夜は初夜だよ… ムニャムニャムニャ…」 と寝言を放った。

 「パアァーンッ! 痛えぇぇーー! パアァーンッ! 痛えぇぇー!!」と、何度も繰返した。
先輩の俺の尻を打ち付ける速度が「パアァーンッ」から「パンパンパンパンパンパン」に変わりやがて、
「パッパッパッパパパパパパパパパッ!」に変わった時だった!

 先輩の俺の腰を掴む手に力が入った瞬間!「いくうぅぅぅぅぅぅぅーー!!」と、先輩が大声を上げた!
「ダメエェェェェーーー! 生はダメエェェェェーー!」と、叫んだ俺に先輩が「間に合わーーん!!」

 先輩が大声で間に合わないと叫んだ瞬間、俺の中に物凄い勢いで熱い物が入って来るのが解った。
「ウッ! ウゥゥゥゥ…」 俺は未だ中に先輩の萎み行く竿が入った状態で大粒の涙でベットを濡らした。

 先輩は荒い吐息を部屋に響かせると、俺から「スポンッ!」と、竿を抜くと四つん這いの俺を残して、
自分のベットへと戻ると、物凄いイビキをかいて眠ってしまった。

 ジリジリジリと焼けるように痛みが肛門とその奥に広がり、同時に激しい便意が俺を襲っていた。
部屋の中に広がるウンコ臭は、俺がオカマを掘られた事実を俺に伝えているようだった。

 激しい便意が襲い掛かり俺に肛門の痛みを耐えさせ、トイレに向かった俺の姿は前屈み、
否応なくされた内股は俺の自尊心を激しく傷つけた。

 トイレに内股で座り、ジンジンジンと来る肛門の痛みに耐え腹部に力を入れると「ブリブリブリッー!」
便器の中に激しく便が打ち付けられ、同時に得体の知れない液体が、肛門から滴り落ちていた。

 その液体の正体を知っていても知らないフリして、ウオシュレットで何度も温水が冷たくなるまで
出し続け、俺は「ジーーン」とする、肛門の痛みに耐えシーツを剥ぎ取って布団に包まった。

 翌朝、俺が目を覚ますと肛門の痛みも薄っすら和らぎ、フッと隣の先輩を見れば姿は無く、
「何処行ったんだろう…」と、時計を見てビックリ! 既に10時を過ぎていて慌てて飛び起きて辺りを
見回すと、俺が昨日身に着けていた女の下着も服も片付けられていた。

 そしてフルチンのまま慌てて居間へ出ようとドアの前に立った時、ドアに張り紙がしてあった。
「お前は俺のルーメートだから多少のことは目を瞑るにしても、死んだ俺の彼女の下着や服で
 遊ぶのだけは勘弁してくれ! お前に女装の趣味があったなんて知らなかったが、もしどうしても
 女装したかったら、自分用の物を揃えて楽しんで欲しいし、俺は他人の趣味をとやかく言わんし、
 仮に二人で生活してて、お前が女装していたとしても俺の、お前に対する対応は今までと変わらん」

 「くそおぅーーーー!!」 俺は先輩の張り紙をビリビリに破り捨てていた。

 先輩のためにしたことなのに、俺は女装癖のある変態にされちまった。
オカマを掘られた挙句に、女装癖の変態と勘違いされるなんて! 俺は先輩のベットを両手で叩いていた。

 「自分だって! 自分だってよぉー! バイブだの蝋燭だの鞭だのって変態のくせに!!」
俺は先輩のベットを叩きながら怒りに任せ口走っていた。

 「うぅぅぅぅぅ… うぅぅぅぅ… ちく… ちくしょう! うぅぅぅぅ…」俺は先輩のベットの上で泣いていた。

 先輩は自身が糞塗れなことを知らずに会社へ行ったらしかったが、先輩のベットは俄かに
糞の匂いが漂っていた……「ざまあ見やがれ!!」

 





◆◆◆◆◆6話






 「お帰りなさ~い♪」夕方の7時、会社から帰って来た先輩にパタパタパタとスリッパを鳴らし近づく俺。

 「おっ! おぉぉぉ…」ギョッとした顔して玄関で固まる先輩。

 「昨日はごめんなさい… 我慢出来なくて… つい…」先輩の前で俯いて詫びる俺。

 「い、いやぁ… 別にいいんだ…」重苦しそうな声だして靴を脱ぐ先輩。

 「ご飯出来てるから♪」腰を少しクネらせ両手を胸の辺りで可愛い子ブリッ子の俺。

 「お前… その格好…」廊下を歩きながら声を上ずらせる先輩。

 「似合うかなぁ~♪」と、歩く先輩の前にクルリと身体を向け両手を後ろに回して微笑む俺。

 「あっ… あぁ… うん…」返事に困った顔して俺を下から上へと見回す先輩。

 俺は先輩の書いた張り紙を見た後、悔しさに激怒し、部屋から離れた女性衣料品店に行き、
自分のサイズに合う、女物の下着とデニムのショートパンツとトレーナーを買い、更に化粧用品まで
買って店員さんに化粧の仕方を教えてもらった。 勿論会社のイベントで使うを口実にだった。

 ブラウンのパンストは俺の足にピッタリとフィットし歩き回ると、デニムのマイクロショートパンツは
上に移動し、パンストの切り替えし部分を先輩の目に届けた。

 水色のフリルが可愛いパンティーはパンストに圧迫され、押し花のようになり脱がされた時に、
パアァーっと花が咲き乱れるように広がる。

 下とお揃いのAAAカップと言うブラは俺の必要の無い胸にピッタリとフィットし、その上から透き通るような
水色のキャミソールが、身に着けた恥ずかしい下着を覆いつくした。

 そして先輩の亡き婚約者が来ていたのと同じ真っ赤なトレーナーは、キャシャな下着たちを守るように、
俺の上半身をスッポリと覆った。

 先輩が来る前に風呂に入って、身体を綺麗にし料理を作ってから女装して先輩を待ったが、
その間の俺の心境は、言葉では語りつくせないものだった。

 ネクタイを緩めながら上着を脱ぐ先輩の後ろに回って「いい! 触るな!」と、言う先輩から無理矢理
奪うように上着を取ると俺は、ハンガーに通して寝室へと持って行った。

 ダイニングテーブルの椅子に腰掛けて落ち着かない様子の先輩を見て、内心「ふっ! ヤッタゼ!」
そう思いながら顔に出さずに、先輩の前に座って無言で俯く俺だった。

 缶ビールをゴクゴクと飲み干す先輩からの視線を俄かに感じながら、俺も缶ビールを少しずつ飲んだ。
空き缶をクシャクシャっと握りつぶした先輩が「お前… 結構可愛いかも…」と、俺を見入った先輩。

 「ヤッタァー♪ ヤッホォー♪」と、先輩を騙して嬉しくて心の中でガッツポーズをした俺。

 俺が内心「してやった」と喜んでいると先輩が俺に話しかけてきた…
「お前、いつ頃からなんだ? 性同一性障害だと認識したのは?」と、真顔で俺の目をジッと見入る先輩。

 俺は先輩の一言に驚愕した。
「何で、そうなるんだよ! 何で俺がそんな病気なんだよーー!」と、内心焦った俺。

 冷蔵庫に手を伸ばし中から缶ビールを取り出しフタを開けながら…
「心配すんな! 俺の大学時代の後輩でも一人居たんだ」と、缶ビールを一口飲んだ先輩。

 先輩はテーブルの前に缶ビールを持ったまま両手を伸ばして置いた。
心配そうに俺を見る先輩の目を見ていると今更「ジョークだよぉ~ん♪」は、通じないと俺は焦った。

 すると、缶ビールを置いて立ち上がった先輩は、居間の方へ行くと書棚から名刺入れを持ってきて、
「ここ、有名な病院で俺の後輩も面倒見て貰ったらしいから一度、行って来い…」と、俺に名刺を渡した。

 俺に名刺を渡した先輩の目は澄切っていて、俺は大変な誤解を受けてしまったと内心パニックに、
動揺してしまったのか俺は、缶ビールをゴクゴクと一気飲みした瞬間!「ゴフッ!ゴホッ!ゴホゴホ」
気管にビールが入って、咳き込んでいると「だっ大丈夫か!!」と、椅子に座る俺に寄り添って背中を
大きな手の平で優しく撫でる、先輩がそこに居た。

 「こんな状況で冗談なんて言えやしねぇよぉー!!」俺は噎せ返りながら涙目で内心叫んでいた。

 俺の咳も静まった頃、先輩は自分の席に戻って一言俺に言った…
「なぁ、ちょっと聞きたいことあるんだが…」と、突然、神妙な顔して俺の目を見る先輩。

 先輩の神妙な顔つきに何かを感じて、動揺を抑えるように煙草に火を付け、フィルターに付いた
靴紅の赤を、横目に見入った俺が軽く頷いて見せると。

 両手をテーブルに置いて両手を絡め小声で俺に聞き始めた先輩。
「今朝、起きたらなー 俺の竿が糞塗れになってたんだ… 俺がな、俺が寝ている時になっ…
 もしかしたら、お前がなっ… 俺に何かしたんじゃないかってさっ~ そう思う訳なんだよ~
 いや! 違ってたら謝る気なんだが… お前がそう言う病気なのは承知してるから…」

 先輩の中では俺が先輩の上に密かに跨ったと思っていることが解った…
俺は悔しさに余り、テーブルの上にポタポタと涙を零してしまった。「流れるファンデーション…」

 その瞬間だった! 突然、先輩がテーブルの上に両手を付いて頭を下げた!
「すっ! すまん! 女のお前にとんでもない事を言ってしまった! 勘弁してくれ! 俺としたことが!」
 
 突然、大声で俺に謝る先輩を見て悔しさで益々、涙が溢れて来た俺だった。
「すまん! 俺ってヤツはあぁー!! お前の気持ちも解ってやれなくて! この通りだ!」平謝りの先輩。

 俺は夜な夜な何も知らずに眠っている先輩の竿を立てて、そして俺が肛門を広げて跨っていると、
先輩は完全に思い込んでいるようだった。 

 しかも俺の心は女だからと必死に俺を庇って自分を責める先輩に心から「申し訳ありません!」
と、涙ながらに複雑な心境で謝る妙な俺がそこに居た。

 俺はこの日を境に、性同一性障害者の認定をルームメートの先輩から受けてしまった。
そして、食事も終え夜も更けた頃、酒に酔った先輩が先に心室へ、その後で俺も女装したまま入室、
すると先輩のベットは俺のベットから遠く引き離されていた。

 先輩は寝入ると起きない自分を守るかのように、ベットを遥か向こうへと引き離したのだろう…
俺は居た堪れない気持ちで服を着たままベットに身を投げたし眠ってしまった。

 そして… いつものように重圧を感じて目を覚ませば、俺の上に荒い吐息をする先輩の姿が…
「いい加減にしてくれよぉー! アンタが毎晩こうやって俺を襲うからぁー! 俺を病人扱いしやがってー!
 畜生ーーー!!」 先輩に押さえつけられて裸ににされ抵抗も空しく最期までされた俺だった。

 尻の穴がジンジンして焼けるような痛みが、再び俺を襲い痛さで眠れぬ夜を明かした。
そして目を覚ました俺がドアの張り紙に目を奪われ、内股で近づくと「もう勘弁してくれ…」と、先輩のメモ。

 メモを見た瞬間、俺は先輩に本当のことを言おう! こんな馬鹿な話があってたまるか!
元はと言えば先輩の夢遊病が原因なのに! 俺は性同一性障害にされてオマケに先輩を犯したと
誤解までされて、挙句に『もう勘弁してくれ』馬鹿野郎がぁぁーー!!!

 俺は怒っていた… と、そこへ携帯に電話が鳴った!
電話をみると見たことのない携帯からの着信で出るのを躊躇いながらピッっとボタンを押した。
「初めまして♪ ○○さんから紹介を受けた○○病院の○○と申します♪」

 電話の主は先輩の後輩が性同一性障害と認定され性転換まで面倒を見た言う、病院の担当者だった。
今朝も糞塗れの自分自身を見た先輩が、連絡したようだった。

 性同一性障害の話しを淡々とする医師に対して、俺は相談に乗ると言う医師に逆に先輩のことを
相談する目的で病院へ出向くことに決めると、医師が直接ここへ来てくれると言う。

 俺は会社で溜まっているであろう自分の仕事をし終わったら、改めてこちらから電話すると伝えると
尻を洗うべく風呂場へと内股でゆっくりと向かった。

 もう、これしかない! 先輩の病気を医師に話して何とかしないと俺は病人にされちまう!
仮にここを出て実家へ戻ったとしても、会社では同じ部署にいる先輩と離れられるはずもない。


 俺は腹を括った……

 




◆◆◆◆◆7話






 「あら! ○○君! 身体の調子いいの?」と、俺が倒れた時に逸早く救護してくれた女性。

 俺は理由をつけて先輩とは時間をずらして会社に出社すると、部署の仲間から次々に声を掛けられ、
その度に会釈を交わしていた。

 「○○君が休みの間の仕事はねっ♪ 課長が兼任で全部終わらせたのよ~♪」笑顔を見せた女性。

 俺が会社を休んでた間の仕事は全て先輩が終わらせてくれたことを聞かされ、自己嫌悪に浸った。
ここまで俺のためにしてくれている先輩を恨み、何とかしてやろうなんて考えた自分が恥ずかしい。

 俺はこの日、自分がどんなに小さい人間なのだろうと思いながらの一日を送り、
自分の愚かさが恥ずかしく先輩と目を合わせることさえ出来ずに逃げる一日だった。

 仕事も終わり自宅へ戻る時でさえ、先輩に見つからないようにコッソリと逃げ帰る始末で、
部屋へ戻れば否応なく先輩と顔を合わせることになるのに浅はかな俺たった。

 そして、その日から俺は深夜に先輩が病気になる前にベットを抜け出してトイレで数時間眠り、
時間を見計らってベットに戻るのを繰返した。

 俺の作戦は成功した。
俺は深夜の12時にトイレへに行き、3時までをトイレの便座に座って眠り、そして戻るのを繰返した。

 いくら夢遊病とは言え、流石にトイレまでは追いかけてこないだろうとの思いからだった。
こうして俺は、少しだけだが以前の暮らしに近づいていった。


 【会社で…】


 「やあー! おはようー♪」と、会社に到着した俺がみんなに声を掛けた。

 「よお! 元気になったんだなー! どうだい今夜一杯!」と、同僚達が俺に声掛けてくる。

 「ダメよー! ○○君はまだ病み上がりなんだからぁー!」と、同僚をいさめる女性同僚。

 そう、俺は限られた時間とは言え熟睡することが出来て以前同様の明るさを取り戻した。
周りからも「倒れる直前まで元気なかったのになぁー♪」と、俺に関心を寄せていたらしかった。

 俺も仕事にも身が入りバリバリやっていると周りからも評価される一方で、課長である先輩は
「眠れないんだ最近…」と、部屋でも会社でも周囲に漏らしていた。

 「先輩を熟睡させてやりたい… だけど… 痛いのはもう…」と、心を痛める俺。

 先輩を熟睡させてやれるのは俺だけだと言うことは知っているものの、入られた時の苦痛は、
思い出しただけでも脳裏に激痛が走りそうだった。

 俺は探した… タウンページでネット検索でと先輩と一緒に行けそうな店を。
「おいおい! 何を探しているのかなぁ~♪」と、俺の席の背後から声。

 ドキッとして振り向くと、夜の店なら俺に任せろ! と、普段から自負する同僚に俺が、
「あぁ、課長が…」と、うっかり口を滑らせると「あぁ、俺も心配してんだよ課長のこと…」と、同僚。

 俺は同僚に堅物の課長でも楽しめる女の子の居る店をリクエストした。
「よおーし! 俺に任せろ!」と、ガッツポーズを決めた同僚は「俺も連れて行けよ!」と笑顔に。

 これで一安心! そう思って喫煙室に行って椅子に座って一服していると、
「ヤダァー♪ ○○君 どうしちゃったのぉぅ~♪」と、突然同期の女性から声掛けられた。

 俺が声に驚いて振り向くと「なーにぃー♪ 小指なんか立てちゃってぇー♪ まるで女の子!」
と、男性同僚に店探しを頼んでホッと一息ついている俺に恥ずかしそうに語りかけた女性同僚。

 女性同僚に声かけられて我に帰った俺が、向こう側のアクリル壁を見ると、足を組んでナヨって
椅子に腰掛けながら横向きに煙草を吸っていた。

 先輩と暮らす部屋で、あれ以来してきた女装… ストッキングに灰が落ちて伝線した時から
意識的に煙草を横向きに吸っていた仕草が、会社でも気付かぬ内に出ていたことに気付いた。

 女性同僚の声に慌てて男の仕草に戻った俺が「あぁ、さっきここに女性が居たから…」
落ち着いたフリして女性同僚に言うと彼女が「うふふふ♪ そう言えばさぁ~ 経理の○○さんの噂知ってる?」

 彼女の話だと経理の○○と言う男性が、去年の暮れに部署単位でやったイベントで、
女装をして以来、病み付きになって夜な夜な女装クラブに出入りし、大勢の仲間を集めては、
毎週日曜に秘密のクラブと称して自宅に招いているとか。

 俺もその仲間かと思って冗談で俺に声かけたらしかった。
「でねっ♪ ○○さんなんてねぇ~ 彼女に女装姿見られて破局! 婚約までしてたのに…」
と、口元を窄めて少し残念そうな顔する彼女だった。

 一服を終えて仕事場に戻ると、何やら笑顔で俺に近づいて来た店探しを頼んだ同僚が、
「おい! 頼まれてた店のURL一覧表出しておいたから♪」と、満面の笑顔を見せた。

 俺は同僚から貰った一覧表を早速ピックアップし数件にまで絞ること30分、
堅物の課長である先輩を楽しませるとあって、同僚も相当苦労したらしいかった。

 俺は今度の金曜日に先輩を誘うことにして同僚にも伝えた……

 会社から部屋に戻った俺は、いつものように風呂に入ってから晩飯の用意に取り掛かり、
終わったあたりで女装し化粧も薄くして先輩の帰りを待った。

 先輩を待つ間、俺にいつでも電話をくれと言っていた性転換専門の医師に、こんな時間と
思いながらも電話をして見るた。

 すると医師は時間も時間なのに怒る気配もなく、爽やかな声で応対してくれた。
「先生に御会いして話したいこと沢山あるんです…」と、用件のみを伝えた俺に先生は
「診察時間とかは気にせずに自由においで下さい」と、電話の向こうで笑顔を見せた。

 気を良くした俺が「では明日の夜の8時で…」と、医師に話すと医師は「承知しました」と、
俺の申し出を受け入れてくれた。

 俺は明日の夜8時に医師に教えられた住所を尋ねることにして、牛筋煮込みの様子を
見ようと立ち上がって台所へ向かうと「ピンポーン♪」と、玄関チャイムがなり俺は慌てて
玄関へと先輩を出迎えるために小走りした。

 俺はこの時、先輩はチャイムではなく鍵を開けて入って来ると言うことをすっかり忘れ、
玄関から外を覗くこともせずにドアを開けた。

 ドアの外に居たのは俺の隣の席の女性同僚だった… 気がついて立ち尽くす俺を
見て絶句して固まった彼女に「頼む! 訳を! 訳を聞いてくれ!」と、俺が掴み掛かると
「キャァァァァーーー! 離してぇー!」と、咄嗟に腰を引いて悲鳴を上げた彼女。


 【そして…】


 俺は俺を異色の目で見る同僚の彼女をドアの内側に入れると「これ… アナタの資料…」
そう言って俺に渡した彼女に「訳を聞いてくれ! 頼むから!」と、彼女の両手を掴んた。

 そして数分後「随分と複雑ねぇ~♪」と、大きなため息で椅子に座って足組する彼女。

 俺は俺と先輩のことを秘密にして貰う約束を取り付けた上で、今までの経緯(いきさつ)を話し、
彼女に協力を頼んでいた。

 何度も感謝とばかりに頭を下げる俺を見て彼女は「でも、結構似合ってるよ♪」と、ミニスカートでタンクトップ姿の俺を見回し微笑んだ。

 そして延々と細かいことまでを彼女に話して聞かせると彼女が「いいよ! 課長となら私!」
と、突然天井を見上げた彼女が俺にニッコリして見せた。

 どうやら彼女は俺の代わりに先輩に抱かれ、先輩の夢の中の婚約者になることを決心、
以前から先輩に想いを寄せていたと言う彼女は自ら名乗りを上げた。

 「ダメだよ! そんなの! 本人は記憶してないんだよ!」と、必死に彼女を止める俺に、
彼女は「課長の奥さんになりたいって子は会社には溢れてるけど課長は私なんか
相手にしないしさぁ~ せめて彼女になった気分は味わえるかも…」と、遠くを見る彼女。

 何度も止める俺に彼女は「任せといて! でも、覗いちゃヤダからねっ♪」と、可愛く笑った。
俺は彼女に風呂と晩御飯を出し、先輩が帰って来て寝るまでをドキドキしながら待った。

 彼女にはマンションの近所で時間を潰してもらい、女装のままで待機していた俺は彼女に
「先輩、寝たから…」と、伝えた。

 彼女を部屋に入れると彼女は俺に手を出して「立替たから頂戴♪」と、コンドームを見せた。
俺は彼女にお金を渡すと「やっぱり… 駄目だよこんなこと…」と、引き止めると彼女は
「アンタはこっちで私のヨガリ声でも聞いてな♪」と、俺のオデコを指で軽く押した。


 俺が居間のソファーで横になると両手で耳を塞いだのは深夜の1時だった……

  






◆◆◆◆◆8話





 居間のソファーの上で眠り込んでしまった俺は肩を揺すられて目を覚ました午前3時。
「ねぇ、起きてよぉ~ ねぇってばぁー」彼女の声がして目を覚ました俺が彼女の方を見ると、水色のスリップ姿で俺の横に居た。

 薄暗い部屋の中で彼女の胸は揺れていて、その動きに目を奪われていると「パシッ」と、俺はいきなり頬を叩かれた。

 頬を叩かれ慌ててソファーから起き上がると彼女が俺に「課長さぁ何もしてこないよぉ」と、俺の隣に座って両足を伸ばして見せた。

 スリップから見えた彼女の柔らかそうな太ももに見とれていると、彼女は俺の顔をグイッと彼女とは逆側に押して「一度も来ないよぉ」と俯いて見せた。

 翌日、そして翌々日も彼女はここを訪れ、今夜こそは! と、意気込んで見せたものの一行に夢遊病にならない先輩に業を煮やして俺に「アンタまさか」と、俺を疑い始めた。

 俺は俺を疑いの目で見始めた彼女に「よし! 今度は俺がやって見るから君もそっと部屋で見ててくれ」と、彼女と打ち合わせした。

 俺は会社から帰ると彼女を部屋に入れ、いつものように風呂に入ったあとで女装して見せると、彼女が「ヤーダァー♪ 似合ってるよぉぅー♪」と、俺をからかった。

 俺がこの日、身に着けたのは水色のタイトスカートにクリーム色のブラウスとスカートと御揃いのチョッキ、ストッキングはブラウンと、OL風にしてみた。

 本物の女性の前でした女装だったが、今の俺には恥などと言う言葉は必要なかった。
そして、彼女の見ている前で化粧を淡々と始めると彼女が「凄~い! 何処で覚えたのぉ?」と、俺の顔の横に自らの顔を並べて鏡に見入った。

 化粧をテキパキとこなす鏡に見入って彼女が俺に「独学なんて信じられないよぉ… ホントは熟練者じゃないのぉぅ♪」と、茶化して微笑んだ。

 鏡に向かって左右上下を確認した俺は最後にロングヘアーのカツラを付けると彼女が「あれ? ちょっとまってよぉ… 誰だろう… 誰かに似てるんだけど…」と、考え込んだ。

 そんな彼女をヨソに俺は椅子から立ち上がると、鏡の前で全身を左右に回し全体を整え始めると彼女が突然「解ったあ! 解ったよぉ!」と、椅子から立ち上がって俺と並んだ。

 彼女は鏡の前で全体を整えている俺に腰を屈めて見入ると「以前、先輩の○○さんから見せて貰った社内アルバムに、当時係長だった課長と同じ部署に居た○○さんって美人の人が写ってたのよ!」と、驚いた表情で俺の顔に見入った。

 俺が鏡に写る彼女に椅子に座って聞くと彼女が「課長とその○○さんが恋仲だったかどうかは知らないんだけどね、ただ凄い美人の人が居て誰かの送別会かなんかで撮った写真にアナタとそっくりな人が写ってたのよ!」と、彼女は目を丸くした。

 そして彼女は俺の方を見ると「もしかしたらその美人さんが当時の課長の恋人の可能性があるわね!」と、俺の右肩に左から手を置いた。

 それを聞いた俺が彼女に「そんなことってあるのか? 第一、俺は男だぞ!」と、左の彼女を振り向くと彼女が俺に「うううん違うよ、アンタマジで美人だよ… 男には見えないもの」と、彼女は鏡の中の俺に見入った。

 俺を微震だと目を丸くする彼女に「本当に俺って美人なのか?」と、再度聞くと彼女は「本当に美人だし男には見えないから」と、息を飲んで頷いた。

 てっことは、もしもその美人が先輩の恋人だとしたら偶然似ている俺がここに来た所為で先輩は夢遊病になったってことか?と、鏡に映る彼女に聞くと彼女は俺の問いに答えることなくジーッと鏡の中の俺に見入っていた。

 そんな彼女に俺が「おい、どうしたんだよ! おい!」と、左の彼女の右肩を揺すると彼女が「私… アナタのこと… 好きになったかも…」と、ボソボソと喋った。

 すると突然何かに驚いたように彼女が「えぇ! なになになに! 私、今何か言った??」と、我に帰ったように声を裏返した。

 彼女はその後で時間を潰してくると言い残して部屋を出て行くと、入れ違いのように先輩が帰って来て「おっ! 今日はスーツかぁ♪」と、俺を見て口元を緩めた。

 あんな話を彼女に聞かされた俺は内心「俺の所為で先輩を辛い目に合わせてしまった…」と、笑顔の先輩に詫びていた。

 そんな俺にも関わらず未だ解らないことがあったが、それは俺が最初の頃に化粧も女装もしていなかったにも関わらず先輩に身体を求められたことだった。

 女で言えばスッピンであった当初に俺の身体を、先輩が求めて来たことへの疑問、もしかしたら彼女の言う美人さんと言うのはスッピンだと俺に似ているのではないかと言うこと。

 だとしたら、スッピンの俺が先輩に身体を求められて来たとしても不思議はないしなんて考えながら、先輩の後ろに回って背広を脱がして寝室へと持って行った俺だった。

 手を洗ってダイニングテーブルに座った先輩の視線を感じながら、台所にエプロン姿で立った俺は手早く野菜サラダを水切りすると盛り付けてテーブルに置いた。

 その瞬間だった! 突然先輩が俺の手を握り締めて「お前、結構美人だな♪ いいもんだな女が家にいるってのは♪」と、椅子に座りながら俺を見上げた。

 握られた俺の手に伝わる先輩の体温が何故か俺の心を暖かい気分にさせ、ジッと手を握られたまま立ち尽くしていると、突然先輩の片方の腕が俺の腰を抱き寄せた。

 腰に伝わる先輩の腕の感触に俺の心臓はドキドキドキと破裂寸前へと急上昇した。
身体の中に入られるのは痛くてイヤなのに、何故か先輩に女として扱われていることが俺の心を満たして行くように思えた。

 数分間、俺の腰に腕を回し俺の左腕に頬を寄せて来た先輩は、まるで恋人に甘える男のように俺腕に頬の温もりを伝えていた。

 俺は恥ずかしさからか自分の頬が熱を帯びていることを知り先輩に「ごめんなさい… 食事の仕度するから…」と、先輩を振り切ろうとした。

 その時だった! 突然先輩の腕が俺を力強く抱き戻した! 気がつけば俺は先輩の両足の上に乗せられ先輩に抱かれていた。

 恥ずかしさで一杯になり先輩の腕の中で無言のまま俯いていると、先輩が俺に「少しだけこうしていてくれないか…」と、俺の耳元で囁いた。

 黙って小さく頷くと先輩は俺の右頭に自分の額をくっ付けて何も語らずにただジッとして時間だけが経過した。

 先輩の腕の中に居る俺はスカートの中でパンティーが濡れているのを感じていた……

 趣味ではなかった女装だったが、大好きな先輩の腕の中に抱かれ俺の中に何かが芽生え始めた瞬間だった「俺のこと好きか?」と、突然先輩の口から出て来た言葉に俺は無言で頷いた。

 先輩の唇が静かに俺の右頬に迫るのを感じた時、先輩の唇は俺の右頬に密着し二人は無言の時間に吸い込まれて行った。


 俺の身体をギュッと自分へと抱き寄せた先輩だった……


 





◆◆◆◆◆9話







 晩飯を食っている時も、好きなビールを飲んでいる時も先輩は片時も俺から目を離さず、それでいながら俺は何も重圧を感じず時間は過ぎて行った。

 先輩に見られることに安心感を覚え、点いているテレビはその音さえも俺の耳に届くことはなく、ソファーに座る俺の横に来て静かに俺の左肩に腕を置く先輩からも安堵の表情が見られた。

 ソファーに並んでテレビを見るなんてことも無かったはずなのに、俺を自分の方に抱き寄せてはビールを傾ける先輩の口元は緩みを見せていた。

 まだ酔うには早い3本目のビール、今夜の先輩は帰宅した直後から普段の先輩とはまるで違う雰囲気で俺の心の中に「まさかこのまま!?」なんてベットを想像してしまった。

 先輩に抱き寄せられ俯く俺の視線は否応なく、先輩の股間の膨らみを確認し「まだ大丈夫だ♪」と、一安心していた。

 何を話すわけでも無い二人の時間が流れていた時、先輩が3本目のビールを一気に飲み干すと俺の頭の上で「そろそろ寝るか~ 偶には早く寝るのもいいだろ」と、小声で語り掛け来た。

 突然の先輩の申し出に「え? 何でだ?」と、思っている俺に更に先輩が「お前も一緒に… いいな!」と、少しだけ口調を強めた先輩だった。

 慌てた俺が先輩に「えっ?」と俯いたまま聞き返すと、先輩は「俺はお前を女として認めている」と、先輩は更に俺をギュッと抱き寄せた。

 左腕で俺を抱き寄せた先輩の右手が俺の左足に置かれたと思うと、先輩の右手はストッキングの上を這うように、俺のスカートの中へと滑りこんで来た。

 一瞬の出来事に俺が「キャッ」と、小さい声で驚いて両脚を閉じると、先輩が「今夜、俺のものにしてやるから… いいな!」と、豪気した。

 先輩の手は俺の太ももを何度も上下左右に滑り更に上の方に来たとき「なんだぁ、濡れてるじゃないか~♪」と、微笑して俺の先っぽを親指で回し始めた。

 パンストの上からパンティー越しに先っぽを親指で回された俺は、全身をビクンッと何度も繰り返し俯いたままで「ア… ァ…ン」と、小声で身体を硬直させた。

 何度も全身をビクつかせられた俺が先輩に「そこは…」と、恥らいながら囁くと先輩は「ここはクリだろ♪」と、優しい口調で囁いた。

 先輩に何度も先っぽを弄られ反応を必死で隠していると、俺の中から大量に愛液が溢れてパンティーを濡らし、それに気付いたのか先輩が「さぁ、ベットへ行こう…」と、俺の右耳に舌を入れて来た。

 そしてスカートから手を出した先輩は無言のままで立ち上がって、俺を立てとばかりに優しく上に引き上げた。

 「恥ずかしいの…」と、俯いたまま全身で吐息する俺の腰に左手を回すと、先輩が「さぁ、行こう…」と、寝室へと歩き出した。

 寝室のドアの前で躊躇した俺が先輩に「先に行ってて… お水飲んでから行くから…」と、立ち止まって囁くと先輩は「うん… 待ってるよ」と、小さく呟いた。

 ところが、喉が渇いたと言う俺の言葉に先輩も「あぁ、そうだな」と台所に向かい冷蔵庫からビールを2本取り出すと一気に飲み干して結局、5本ら量が達した。

 先輩は台所から戻ると、無言のまま寝室に入って行き、俺はそれを見届けてから台所へ行って鏡に映った自分をみながら水を飲み干した。

 もう駄目だ… 「シラフの先輩が本気で俺を抱こうとしている」と、観念して寝室に向かおうとした時だった。

 玄関からノブを回す音が聞こえ咄嗟に俺は彼女の存在を思い出し「マズイ!」と、心の中で叫んだ瞬間、パタパタとゆっくりした足音でこっちに向かって来た彼女。

 そして俺はとんでもない光景を目の当たりにした! 「なんてことだぁ!」と、彼女の顔を見れば俺と瓜二つの化粧顔になっていたのだ!

 俺をニッコリして微笑む彼女に、彼女の留守中の一部始終を話して聞かせると、彼女の目を大きく見開いて俺に「うん… 私に任せて!」と、俺の目を見詰めた。

 彼女に言われるがまま、おれは彼女と服をその場で交換すると、彼女が俺に「行って参ります!」と、真剣な表情を見せた。

 部屋の明かりを落として俺に化けた彼女は寝室へと静かに入って行ったのを見届けた俺は、ソファーの背凭れの後ろに身を潜めた。

 そして5分後くらいだったろうか、中から「アァーン… アッァァァン…」と、彼女のヨガリ声が聞こえその声は次第に大きくなった。

 俺は彼女のヨガリ声に驚き両耳を手で塞いだが、何故か気になっては手を耳から離したりを何度も繰返していた。

 彼女の鳴き声は寝室のドアを打ち破るのではないかと思うほどに激しく、二人の肌の打ちつける音がパーンッ! パーンッと響いていた。

 先輩が腰を振っているのだろうか、コンクリート製のマンションだと言うのに地響きのように床が振動し続けた後、彼女の声がけたたましく俺の耳に届けられた。

 「イクウゥゥゥゥゥゥーー!!」と、聞こえた瞬間! 「いくううううぅぅぅぅーー!!」と、先輩の叫びも聞こえた。


 二人がイッた後、部屋の中は静寂を迎えた……

 




◆◆◆◆◆10話





「私、帰るから…」寝室から出て来た彼女はフラフラと居間へ来ると俺にそう言って、持って来たスーツを着衣しながら「これ、借りておくわ」と、俺の前で着始めた。

 俺が彼女に「先輩は?」と、聞くと彼女はストッキングに片脚を通しながら「イビキかいて寝てるわ」と、俺をチラッと見た。

 ストッキングに脚を入れて屈んだ瞬間、スリップの下に見えた彼女の胸に目を奪われた俺に気付いた彼女が「アナタも味見する? 私の身体? うふふ♪」と、俺に微笑む。

 彼女のジョークに驚いて目を反らすと彼女は俺に小声で「もうねぇ、想いって言うか願いが叶ったし…」と、両脚に履いたパンストを上げながら俺に呟いた。

 ブラウスに袖を通し、スカートに脚を通した彼女は手馴れた感じでスルスルっと着衣すると「明日、また来るから… 会社では普段どおりに私には接してね♪」と、俺の目を見た。

 昼間は先輩と一緒に男として会社に行き、夜は彼女を招き入れ俺の変わりに先輩の相手をしてもらう、そんな生活が数日続いた頃、会社での先輩の評価はメキメキ上がった。

 そんな折、彼女が体調不良を訴え止む無く彼女は会社を休むことに… 会社で働いて深夜の眠い時間帯を先輩に費やした生活が祟ったらしかった。

 俺に再び深夜をトイレで過す日々が待っていた。 思えば彼女の献身には頭の下がる思いだったが、俺にも何か出来ないかと考え抜いた挙句に思い立ったのは、ネットで調べることだった。

 同性愛で調べ、ホモ行為で調べ、パートナーと言う言葉も覚えた俺は知らずの内に見入っていた記事があった「彼を受け入れる準備」と、言う記事に目を奪われた。

 書かれていた内容には「痛いだけじゃなく、実は気持ちいいホモプレイ」と、言う箇所の記事を何度も読み返してはリンクを重ねて行った。

 プレイする前に浣腸をして腸内から糞を出し切る… 四つん這いの角度は○○度に姿勢を保ち、待つだけではなく自ら彼の肉棒を気持ちいい場所に導くき入れられる前は肛門の力を全て抜きさる。

 俺は猛勉強していた… ネットの記事には…
彼に早くイって欲しい時は肛門を緩めたり閉めたりを繰り返し、目を閉じて彼の唸り声に耳を澄ましながら肛門の締め付け度合いをコントロールする。

 そして彼に抱かれている女性になりきる、心から自分は女性なんだと信じきって彼の求めに応じる姿勢を整えよう。

 フェラチオも当然、男女なら普通の行為だから、身も心も女性化していればフェラチオも恐れることはなくなるはずである。

 また、肛門の調子が悪い時にはフェラチオなどで彼に気付かれないように出してあげれば彼は戦意を喪失するのは男手ある皆さんにも理解できるはずである。

 この記事を数時間も読んでいた俺の頭に蘇った、顔の真上にあった先輩の生臭い肉棒と滴る愛液が俺を嘔吐に導いた。

「こんなんじゃ駄目だ! 想像程度で嘔吐してたら本番の時に苦しむだけだ! 完全に女になりきれなきゃ駄目なんだ!」と、俺は頭の中でイメージトレーニングに励んだ。

 そして俺はスーパーからキュウリやナスに太目のサラミを買い込み、ゴムを被せては一人、先輩の目を盗むようにフェラチオの練習に只管、時間を費やした。

 ネットの舌使い講座を勉強し模擬実践を何度も重ねた俺は遂に、舌捌きを会得し更に俺は生臭さを受け入れるために、自らのオナニーで出て来た愛液を指で撫で取り、それを自分のの口の中へと運んだ。

 塩味のネットリとした愛液から漂う男の肉棒風味は俺を震撼させた! 「オエェェェー! ゲロゲロゲロ!」俺は何度も挑戦し遂に愛液にも慣れることに成功した。

 苦難に立ち向かうスポーツ根性漫画のヒーローに成り切ってのホモの奥義を次々にクリアし、最後の決戦とも言えるゴムを被せた太目のサラミにゼリーを付けゆっくりと猛学通りに実践。

 力を抜いて少しずつ挿入した瞬間! 「痛てぇー イテテテテッ!」と、思わず緊張からか肛門に力を入れてしまった。

 俺はネット記事をもう一度最初から読むと記事の中に「最初は細いもので試し徐々に太さに慣れて行こう」と、言う記事が目に入って来た。

 飛ばし読みした自分が恨めしかったが、記事通りに最初は丸みを帯びたサインペンのキャップの部分から始め、次に少し太めのと徐々に大きさに慣れサラミの太さに近づくまでに10段階を経た。

 どんな風に入って行くのか気になりだした俺は、見てはいけない物を鏡で見てしまった! 「俺… 何やってんだろう…」と、仰向けで両足を広げて肛門にサラミを入れる自分に脱力感を覚えた瞬間だった。

 止め処なく流れる涙は俺の惨めで情けない青春の1コマを象徴するかのようだつた。
俺はホモの練習をする前に自らの心を強くする必要があると、心底涙ながらに我が身を振るい立たせると、鏡の前で様々なポーズを取り、オナニーまでして恥辱を受け入れようと必死になっていた。

 そんな時だった、何気に自身をシュッシュと扱きながら右手で左乳首を抓んだ瞬間だっ!「アァァーン♪」信じられないヨガリ声を部屋に響かせてしまった。

 自分で自分の乳首を摘んで、女のようにヨガリ声を上げた自分が信じられず、何度も確かめるように繰返した俺の脳裏に、先輩に抱かれている時の記憶が鮮明に映し出された。

 どうやら、俺は先輩から知らずの内に調教されていた事実を目の当たりにし、俺の身体の手の届く範囲をオナニーしながら、空いてる手の中指で、軽くタッチさせて滑らせると俺は「アンッ♪」と、鏡の前で恥ずかしい声を上げていたことに気付く。

 俺の身体は全身が先輩からの度重なる愛撫で性感帯になっていたことを思い知らされた。

 それからと言うもの、俺は女装オナニーにホモレッスンを取り入れメキメキと上達し、今ではネットで買ったアナルバイブじゃ物足りず、先輩のと同様の太さのバイブまでOKになってしまった。

 今の俺なら先輩を受け入れられると心底思えたのは、彼女が会社を休んで療養してから5日目で、同時に俺の姿した彼女を抱けなくなって眠れないとボヤき始めた先輩のために遂に俺は決断をした。

 俺は今夜、先輩を受け入れることを決断し目を閉じていてわからんだろうが、ネットで事前に購入していた、フェミニンな下着を身に纏い、透け透けのネグりジェを羽織って心身ともに女として寝室に入って行った。


 今の俺は初夜を迎える新妻の心境だった……

 

 


◆◆◆◆◆11話






 心を落ち着かせ、深呼吸して寝室に入ると先輩は熟睡しきって横になって眠っていた。
眠る先輩の前で立ち止まり「先輩、宜しくお願いします」と、心の中で呟きながら両手を前で組んで軽く頭を下げた。

 薄暗い部屋の時計は先輩が夢遊病に入る5分前を指し、軽く呼吸を整え心を落ち着けて自分のベットへと身体を沈めた。

 先輩がいつ来てもいいようにと、手の届くところにコンドームを数枚置いて、先輩が来るのを今か今かと待ち侘びる。

 事前に肛門の中にゼリーを針のない注射器で注入した所為で、内側に違和感を度々感じゼリーが漏れないようにと肛門に力を入れた。

 数分後、目を閉じて待っていると人の気配に閉じて目を軽く開くとベットの横にフラフラと立っている先輩が居た。

「来た!」と、思わず心の中で囁いた俺だったが、この日のために猛学し準備して来たせいかドキドキすることもなく神妙だった。

 ベットの膝たちして俺を跨ぐと、先輩の両手が俺のネグリジェを手先で確認するように脱がし、脱がした部分に唇を静かによせると軽く舌先を踊らせた。

 久しぶりの先輩の舌は俺に「ァ…」と言う小声を出させ、脱毛した太ももを覆うロングストッキングの上を優しく先輩の片手が滑ると「ァ…ァ…ン」と俺を唸らせた。

 目を閉じたマブタの外が急に暗くなると、俺の唇に先輩の唇が重なりザラついた舌が俺の口の中へと入って来た。

 俺の舌にネットリと絡みつく先輩の舌は先輩に愛されていることを俺に実感させるように優しく丁寧に口の中を彷徨っていた。

 口から離れた先輩の唇は俺と先輩の唾液を糸引かせ、別れを惜しむように糸は俺の唇の下へと伸びて消えた。

 首から徐々に下った先輩の舌は、俺の胸を目指して俺の肌に唾液の痕跡を残しながら滑り落ちて行った。

 太ももを優しく滑っていた先輩の手は、膝に到達しそして裏側を数本の指先で摩りながらフクラハギへと移動し足の指へも中指を滑らせた。

 心地よさと快感が交互に俺の全身に火を放ち、次第に俺の口から女の鳴き声を漏らさると先輩の吐息も徐々に荒々しさを見せて行った。

 乳首を吸う先輩はヒートアップを見せ、コロコロと転がしながら乳首を吸い、そして軽く指先で摘んでは赤ん坊のように時折り「チュッ!」と、音を漏らした。

 吸われる度に、転がされる度に、そして摘まれる度に全身を仰け反らせ俺を反応させる先輩の愛欲に俺は女の喜びを感じずにはいられなかった。

 俺の片脚を膝たてさせて外側から荒々しく、そして嵐の後の静けさのように優しく撫でる先輩の温もりが俺の女心を満たして行った。

 胸、首筋、肩、二の腕、脇の下、脇腹、腰、そして背中と忙しく舌位を替えた先輩は、獣が子羊の肉を貪るように俺の身体を味わっていた。

 正常位、バック、横位と軽々とそして自然に俺の体位を替え、愛欲に燃える先輩に身悶えを繰り返した俺のパンティーは既にグショグショに濡れていた。

 パンティーの上から俺自身の先っぽを親指を押し付けて左右へと回し、人差し指で軽く摘んでは左右に回し、俺の中から愛液は止め処なく溢れて行く。

 パンティーラインに沿うように滑る先輩の舌先に「アァァー!!」と激しく鳴き声を発し身悶えする俺を、押さえつけるように両脚を持ち上げ内モモを舐めまわす先輩に、身悶えを封じられた俺は「アァァァァァーーーー!」と、絶叫してしまった。

 動きを封じられれば封じられるほどに俺は激しい愛欲の壷の中に、引き摺りこまれ沈んでいく我が身を止めることすら出来なかった。

 先輩は両手で俺からパンティーを荒々しく剥ぎ取ると、愛液に覆われた俺のクリトリスに恥ずかしい音を立て貪り付いた。

 俺の愛液と先輩の唾液が絡みついた瞬間、俺は両脚を持ち上げられたまま前後左右上下にと激しく全身を震わせた。

 悶え、ヨガリそして喘ぐ俺のクリトリスから離れた先輩の口は、俺の大陰部(たま)の間を優しく何度も上下に往復し、蟻の門渡りにこれでもかと貪りついた。

 激しい快感に俺からはヨガリ声は完全に消え、苦痛に耐えるような唸り声のみが部屋の中に響き渡って行った時、先輩はクルリと体位を替え、俺の唇の上に自身の肉棒の先を押し付けて来た。

 無意識に開いた口の中に先輩の硬く脈打つ肉棒が雪崩れのように入りこむと、俺は無意識に両手で肉棒を持ち舌を絡めシャブリ着いていた。

 先輩の低い男のヨガリ声が聞こえると同時に、俺は首を上下に振って先輩の愛欲に必死で答えると先輩の肉棒から愛液が濁流のよう流れ落ちてきた。

 先輩の愛液と俺の唾液が絡み合い、そして俺の乾いた喉に流れるように落ちて行くと突然俺を四つん這いにさせた先輩は、俺の肛門を押し広げるように舌先を入れた。

 最早、俺には思考回路はなく先輩にゴムを渡すことも忘れていた頃だった、ヌプ! ヌプッと硬いゴムのような物が俺の肛門に何度か当たると「ヌプヌプヌプッ!」と、俺の中に入って来た。

 猛学したはずの体位も真っ白になった俺の頭には何も浮かばす、ひたすら入って来る硬い物に痛みを覚えた瞬間! 先輩の手の平が俺の背にピタリと張り付き俺の体位を変えさせた。

 先輩に背を押され両手と顔をベットに沈めると、スルスルスルッと先輩の肉棒は俺の中へと入って来た! その瞬間だった!「抜かなきゃ… 力を…」と、俺の頭に浮かんだ一言に俺は肛門から力を全て抜いた。

「パンッ! パンッ! パンッ!」と、俺の尻肉に先輩の肌がテンポ良く当たった瞬間「気持ち… 気持ちいい…」と、無意識に俺の口から出た一言。

 俺の呟いた一言が先輩の耳に届いたのか「パンッ!パンッ!パンッ!」と、テンポ良く先輩の肌は俺の尻肉を打ち付けると同時に、俺の身体の外側から先輩の両手が乳首をコリコリしだした。

「アァァァァーン! アァァァァーン!」と、俺は何度も大きな鳴き声を部屋に響かせると先輩の俺を打ちつけるスピードが徐々に上がっていった。

 俺の激しい鳴き声は、俺の尻を打ち付ける音に重なるように部屋にコダマし「気持ち… 気持ちいいのぉぅー!!」と、俺はベットに半身を沈めながら叫んでいた。

 先輩の俺を尻を打ちつけるスピードが更に加速した瞬間! 「いくうぅぅぅぅぅーーーー!!!」と、先輩が低く鈍い声を上げた瞬間! 俺の中に熱い物が飛び散った。

 俺の中で先輩がイッタ瞬間、俺の目から涙が溢れ落ち、声にならない泣き声を心の中であげていた… 

 その時流した涙は初夜を向かえた新妻の涙だった。

 先輩と結ばれた嬉しさから止め処なく流れる涙を毛布で隠そうとした時、突然寝室のドアが開けられた。
「えっ?」先輩はまだ俺の中に入っていて両手を俺の外側のベットの上に着いて居る… 「えっ?」と再び思っていると突然「ヤッタじゃーん! 課長!」と、聞き覚えのある声が聞こえギョッとした。

 聞き覚えのある声の主は尻を突き出して先輩と合体している俺の横へ来ると「ヤッホー♪ よかったねぇー♪」と俺の背中をポンっと軽く叩いた。

 涙で霞んだ目を見開くと「どう♪ 女になった感想は?」と、俺の目を見て嬉しそうに笑顔して、俺の目線に屈んだ彼女の顔が見えた。

 すると先輩が俺から出ると「おいおい! 来てたのかぁ!」と、先輩が彼女に話しかけると彼女は、ニコニコしながら先輩に「見てたよ♪ ぜーんぶ見てた♪」と、万歳して見せた。

 ベットから降りて下半身をタオルで覆い隠した先輩が自分のベットに腰を降ろして煙草に火を点けると彼女が先輩に「これで死んだ兄貴のこと忘れてくれるかなぁ~♪」と、先輩の横で彼女は両手を前に組んで腰を左右に振って見せた。

 俺は尻を突き出したまま、二人の様子をうかがっていると彼女が「ちょっとぉー いつまでそうしてるつもりー♪ うふふふふ♪」と、俺の尻に毛布をかけた。

 何がなんだか解らないまま、俺はその姿勢で眠ってしまったようだった。

 翌朝、味噌汁の匂いで目を覚ました俺がベットを降りてトランクスを履いていると「おっはー♪ 朝ごはんの仕度出来てるからぁー♪」と、何故か彼女が入って来た。

 頭を抱えそうになった俺に彼女が「課長のこと好きって言った言葉に嘘は無いよねっ!」と言う彼女に俺が「うん」と答えると、彼女は俺に全てを話してくれた。

 先輩の死んだ彼女と言うのは、性同一性障害者で彼女の実の兄さんだったと言う。
二人に間には法的な結婚は出来ないながらも、両方の親も認めた間柄で性転換手術を受けるために外国へ行ったものの、強盗に遭い死亡したと言う。

 そして、悲しみに暮れていた時に、たまたま俺が新入社員として先輩の目に止まり、俺を見た彼女も死んだ兄貴と見間違ったと言う。

 忘れかけていた思い出に涙する日々を繰返した先輩を助けようと彼女の企てが始まった。
俺をルーメートに選び先輩に話させたのも彼女、先輩の箪笥にあった下着や衣類は俺に女装を目覚めさせるために用意し、話しを作るために彼女に言われた先輩が引き出しから出して俺に見せた。

 バイブや鞭に手錠は俺が見るであろうことを前提に、雰囲気を出すために彼女がネットで買ったもの。
彼女の企てに、まんまと乗せられた俺は女装に目覚め化粧するまでに上達、そして何より最初に俺の身体を求めて来た先輩は、夢遊病患者なんかではなく、ちゃんと意識を持って俺を抱いたと言うこと。

 あの性転換の医師と言うのは、最悪俺がシラケた時に、俺を性同一性障害者だと認識させるために仕組んだことで医師でも何でもないことが解った。

 そして、俺の化粧顔にそっくりな美人が会社に居たと言うのも真っ赤な嘘で、全ては俺を同性愛に導くための彼女が考え出した作戦だったと言うこと。

 俺は入社時から既に彼女の恐ろしい計画に乗ったまま、今日まで悩み続けて来たと言うことだったが、俺に対する先輩の気持ちに嘘はなく、そして俺の先輩に対する愛もこれまた嘘はなく、ただ先輩の夢遊病を何とかして上げたいと言う気持ちが、知らず知らずの内に愛に変っていたことに気付かなかったのは俺だったと言うこと。

 更に俺が先輩を愛し始めていることに、彼女はこの部屋に来た時から知っていたと言うこと。

 俺は彼女の仕組んだ企てに、まんまと乗せられ同性愛に導かれたと言う嘘のような話しはここで終わることにするが、なんせしつこい! 

 会社を退職して主婦として彼(せんぱい)と本腰入れて暮らすことになってからと言うもの、土日は最悪で朝から晩まで何度も求めてくるから、俺の肛門は緩みっぱなしで最近じゃ糞が滲み出てきちまうんだ。

 だからいっそのこと性転換しようかなんて考え始めてるんだが、ちょっと厄介なことになっちまったんだ! 俺と先輩が愛し愛されて暮らしていると言うのに、どうも彼女が俺にに惚れてしまったらしい。

 まぁ、好かれることは悪い気はしないんだが、俺と結婚してくれなんて言う始末で、先輩が会社行く時間を見計らってはここに来て俺を誘惑しに掛かって、正直困りはてているんだ。

 平日は彼女から逃げ、土日は彼から逃げで殆ど眠っていないから俺の寿命はドンドン磨り減ってる気がする。

 だけど、見ればみるほど似てるよなぁー 彼女の兄貴と俺って……

 自分で言うのも何だが、ウットリしちまうよ自分に。



 完了

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